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72衆議院 社会労働委員会 第20号

○住委員 ただいま参考人から、現在審議中の雇用保険法案についてたいへん貴重な御意見を拝聴したのでございますが、私の意見は別といたしまして、この法案は大体いいのじゃないか、こういう岩尾、大宮両参考人については別といたしまして、非常に批判的な意見を述べられました谷参考人、大木参考人にお伺いしたいわけでございます。 この雇用保険法案では、基本的にいままでの失業保険法と給付の性格が変わったのじゃないだろうか、こういうようなニュアンスの御意見がご…

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○住委員 よくわかりました。制度としての性格というものは、私は現在の失業保険法と雇用保険法案とは変わってないと思うのですが、実際上の取り扱いあるいは行政判断による問題、いろいろな問題点があるということは承知をしておるのでございます。そういうことで理解していいかどうか。 それから第二の問題といたしましていわゆる三事業、この点についてやはり批判的な見解が披瀝されたのでございますが、やはり失業状態が生じたときそれをどうやって保障してやるか、こ…

谷正水 の発言をすべて見る →春闘共闘委員会雇用・失反対策委員会事務局次長1974/04/24

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○谷参考人 先生のおっしゃるように、就職の促進や失業の予防というところまで機能を及ぼしていくという制度、私たちはそのことを否定するものではないわけであります。ただ先生のおっしゃるような、あるいは私どももそう理解するような意味に三事業がはたしてとれるかどうかというところであります。私どもはどうもそうはとれない。もしかりにヨーロッパの先進国の制度をモデルにする、あるいはモデルにしたというぐあいに私ども聞き及んでいるわけでありますけれども、か…

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○田中(覚)委員 ただいま四人の参考人の方の御意見を伺いましたが、岩尾、大宮両参考人は、今度のこの雇用保険法案というものの提出の過程におきまして、研究会や審議会の委員として参画をされた経緯もございまして、その必要性を積極的に認めておられると同時に、改正の方向や内容についてもおおむね御賛成のように拝聴をいたしたわけであります。それに対しまして大木、谷両参考人は、今度の制度改革のこの法案の内容に対しましては多くの疑問を出されまして、むしろ本…

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○川俣委員 参考人の先生方にはたいへん長時間御苦労さんですが、私はこの雇用保険法案を最初に見て、これはひどいというかむちゃだという率直な感じを受けました。これは非常に研究会、審議会に研究していただいた問題で恐縮なんですけれども、しかし、私たち社会党は、いまの失業保険ではどうしても改正をすべきだという立場に立っておるわけです。このままじゃいかぬという立場です。したがって、たとえば先ほどの御意見にもありましたように、諸外国並みに八割給付とい…

大宮五郎 の発言をすべて見る →日本労働協会理事1974/04/24

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○大宮参考人 この雇用保険法全体を考えますときに、まず前提としましては、今後の長期的傾向を見きわめた上に立ってそれぞれの問題を考えることになっております。これにつきましては、私も最初の意見開陳のところで述べましたように、労働力の需給関係は、失業保険施行当時から見ると根本的に変わってきておる。それは、一方においては需要の問題があると同時に、他方においては労働力の供給の問題があるわけでございます。 需要のほうにつきましては、まず今後経済成長…

谷正水 の発言をすべて見る →春闘共闘委員会雇用・失反対策委員会事務局次長1974/04/24

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○谷参考人 先生おっしゃいますように、私どもも、五十五歳以上を優遇する措置をとったものであるというのが法案の特色とされているというわけでありますけれども、問題なのは、いわゆる四十代といいますか、四十五歳以上の中高年齢者、ここの雇用問題というのが非常に重要な問題であるという先生の御意見に同感であります。この問題は、給付で既得権が削減されるということばかりではなくて、問題はかなり広範なところに存在していると考えております。中高年齢労働者の雇…

大木一訓 の発言をすべて見る →日本福祉大学助教授1974/04/24

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○大木参考人 いまの問題については、こういうふうに考える必要があろうかと思います。 一つは、たとえばこの法案説明の中でも出されておりますように、今回の法案が成立をいたしますと、労働省の試算でもこれはそうだったと思いますが、大体八百三十四億円ぐらいの給付額の大幅な削減があるということが試算として出ているわけですね。こうした一方での給付額の削減を予定するからこそ、実は三事業への一定の額の、事業へ使う金が出てくるわけでありまして、もしそういう…

大宮五郎 の発言をすべて見る →日本労働協会理事1974/04/24

72衆議院 社会労働委員会 第20号

○大宮参考人 私は、雇用保険法が現在かかえておる雇用問題、それに関連した社会的な問題を全面的に解決できるものとは思っておりません。やはりそういう問題は別途、雇用関係の法体系のほうでいえば雇用対策法とか、あるいは政府として衆知を集めた産業構造政策とか、そういうものによって大筋はやっていかなければならないものと思っております。しかし、そういった大筋をいろいろ考えてみましても、その基本に流れる長期的な労働力需給関係の動向という点からすれば、現…

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○野原委員長 これより会議を開きます。 雇用保険法案、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、国有林労働者の雇用の安定に関する法律案並びに失業保険法及び労働保険の保険料の徴収等に関する法律の一部を改正する法律案の各案を議題とし、質疑を行ないます。 質疑の申し出がありますので順次これを許します。加藤紘一君。

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○加藤(紘)委員 今回の雇用保険法案についてはいままで何回かにわたる審議が行なわれ、同僚議員からも総括的な御議論があったわけですけれども、私はその第二陣として、いままでの質疑の中で浮き彫りにされてきた幾つかの問題点について具体的に、より詳細に現実の問題をお聞きしてまいりたいと思います。 もちろん私は、今回のこの雇用保険法案がいわゆる失業保険制度研究会の学者の各先生それから行政官の方たちがより公正な、より公平な運営をという観点からいろいろ…

遠藤政夫 の発言をすべて見る →労働省職業安定局長1974/04/23

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○遠藤(政)政府委員 現行失業保険法におきましても、失業保険の目的は、労働者が失業した場合に失業期間中の生活の安定をはかると同時に一日も早く再就職をさせる、そのためのいろいろな事業、施設が行なわれる、これが現行の失業保険法の目的でございます。その点は今回御審議いただいております雇用保険法におきましても全く本質は変わっておりません。失業期間中の生活の安定、その再就職の促進、それにさらに加えて積極的に失業を予防するという制度をこの新しい法案…

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○加藤(紘)委員 確かにアルバイト程度にはなるかもしれませんが、それを完ぺきにペイするだけの金額であるかといったら、これは完全にそうではないと思うのです。現実にこれから雇用保険法を適用する、全面適用でいい保険法案でございますというのであるならば、その実効を担保するためにも、もうちょっといろいろなこまかい手を事務組合に打たれるということが必要であるし、またそれが法案に魂を入れるようになると思うのですけれども、大臣、もうちょっと……。

関英夫 の発言をすべて見る →労働省職業安定局失業保険課長1974/04/23

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○関説明員 新しい制度の場合は昭和五十年度になりますので、そのときの出かせぎ先の賃金額というものによって給付額がきまってくるという形になります。賃金額をどの程度どういうふうにアップするかということが、五十年度を想定することは非常にむずかしゅうございますが、現在の雇用保険法案の成立後の賃金日額、これを、出かせぎ者は非常に賃金日額は高いほうでございますので、一日たとえば六千円くらいと想定いたしますと、保険金日額が三千六百円、したがって三十日…

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○加藤(紘)委員 満六カ月ということだと思うのです。これは実は一時金制度に変わって、それが三十日に減るか減らないかというよりももっと重要な問題だと私は思うのであります、もともと受給資格がなくなるわけですから。いままで四カ月二十二日で、十一月の下旬から出かせぎに来て、四月の中旬に帰る。大体、きのう、きょう上野の駅に行きますと切符買えません。いまがその出かせぎ四月分の十一日か十二、三日分を終わって帰る時期なもんですから、切符が買えないらしい…

関英夫 の発言をすべて見る →労働省職業安定局失業保険課長1974/04/23

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○関説明員 雇用保険法案におきましては、特例被保険者を多数雇用する建設業、農林水産業、清酒製造業、こういった産業につきましては保険料率を千分の十八、それで事業主のみの負担の千分の三を別にいたしますと、千分の十五を折半負担ということですから、労使それぞれ千分の七・五の負担、こういうことに相なります。現行制度は千分の十三の折半でございますから六・五ずつの負担、そのほかに特別の保険料というのを事業主に納めていただきますが、そういうことに相なっ…

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○加藤(紘)委員 ただ、この雇用保険法案は、研究会の答申でもありますように、最近の石油事情云々というようなこともあって、こういうように急いでつくろうとしたわけですし、それから確かに三事業のためのお金がまだ集まり始めてないという議論もわかりますが、しかし御承知のように、失保会計には、何千億という貯金があるわけなんです。そこは、大臣、ちょっとうんとふんばれば、何とかなる筋合いのものじゃないでしょうか。

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○加藤(紘)委員 どうもありがとうございました。 まだ、就職支度金とか日雇いの問題、いろいろお聞きしたいことがありますが、時間をちょっと早目に繰り上げろということですので、この程度でやめますが、ただ、今回のこの雇用保険法案をじっといろいろこまかく見てみますと、確かに行政的、学者的な良心、また公正感、公平感からいったら、なるほどこれが筋だと思われるものが非常に多いわけであります。しかし現実には、なかなか、それを適用すると困る。それで、言う…

関英夫 の発言をすべて見る →労働省職業安定局失業保険課長1974/04/23

72衆議院 社会労働委員会 第19号

○関説明員 御質問の趣旨を取り違えておったのをまた御訂正させていただきたいと思うのですが、雇用保険法案の七千五百円という賃金日額、これを考えた根拠というようなことであろうかと思いますが、七千五百円といたしましたにつきましては、一つは月額に直しますと二十万円をこえる賃金月額、ほかの社会保険や何かのことも考え、かつ、失業者に対する給付として最高のところがその辺まで考えてあれば十分ではなかろうかというふうなことから日額として七千五百円、そこを…