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東京大学名誉教授、原子力委員会原子力災害補償専門部会長衆議院参議院
総発言数
175
直近の所属会派
直近の役職
東京大学名誉教授、原子力委員会原子力災害補償専門部会長
直近の発言日
1972/05/17

政策テーマ別の発言量

テーマ代表語との共起件数

※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。

よく発言している会議

直近 100 件の標本
  • 科学技術振興対策特別委員会40 件・40%
  • 商工委員会18 件・18%
  • 公害対策並びに環境保全特別委員会16 件・16%
  • 農林委員会11 件・11%
  • 行政監察特別委員会7 件・7%
  • 予算委員会4 件・4%

※ 全 175 件のうち直近 100 件のみを集計した標本値です。

発言履歴

175 20 を表示
東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案、長い名前ですが、上程されておる法律案とでも簡単に申そうと思いますが、これに対する参考人の意見を要約いたしますと、この法案には不満の点はあるが、それでもなお相当の効果をあげることができるから、ぜひ成立させて、これを出発点として、漸次理想に近いものとするように努力すべきであるというのであります。 いま申しました私の要約した意見について、二、三申し上げます。 不満の点はある…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 因果関係の推定の規定は、私の考えの結論を言いますと、訴訟の促進のためにぜひほしい、しかしそれは万能こうじゃないので、これがあればすべてが救われるものでもないし、今度は逆に、これがあるからといって非常な不利益を企業者側に与えるものでもないということなんですね。だから、ちょっと講義めいてはなはだ申しわけないのですが、あの水俣病の訴訟については、御承知のように、カドミウムか有機水銀か、とにかくああいう有機化合物が原因であるという…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 私は、さっき名古屋と川崎の例をあげましたのは、新聞や何かで問題にしている例をとってあげたので、つまり、有害物質が到達し得る、あるいは損害を生じ得る区域内でといって、遠く離れたときのことを問題にしておるものですから、それを例にあげて説明したので、現に川崎の区域内ならどうだとおっしゃれば、それはほとんど推定の必要がないだろうとお答えしてもいいと思いますけれども、詳しく分析すると、おっしゃるとおり、複合のときなんかはやはり推定が…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 御指摘はごもっともだと思うのですが、私のは、立法の趣旨にも考える余地があるのじゃないだろうかということを言っているのですね。最初に、その原因力が著しく小さいときには「額を定めるについて、しんしゃくすることができる。」というのを、適用を具体的に申し上げますと、一千万円の損害が生じておる、ところが、大きな煙突から多量の煙を出しているものがA、B、Cと三つある、それからDは非常に小さいというときに、A、B、Cは一千万円で、Dは百…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 二つの質問のうちの、初めの差止請求権のほうは、常に操業をやめろと、こう言えば、わりあいに簡単かもしれぬですけれども、損害の生ずることを防ぐ措置ということになりますと、一つ一つの煙の出てくるのを何とかする措置とか、それから放流する有毒物質を含んでいる水に対して何らかの中和作用をするとか、そういうこともあり得るだろう。そこで、損害の発生を至急とめる措置ということには相当バラエティーがあるので、それを、いまいきなり、その他適当な…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 おっしゃるような意味もあると思いますけれども、民法は過失主義の大原則をとっているからと一般に言われることは、民法と五十年生活をともにしてきた私にとってはすこぶる遺憾なのでありまして、なるほど、七百九条だけ見ますと、これまた「過失ニ因リテ」と書いてはありますけれども、その後の判例の変遷でその故意、過失というものの内容が相当変わっておるのです。その次に「他人ノ権利ヲ侵害」するという点なんかも非常に変わっているのですね。その変わ…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 御推察のとおりです。最も不満な点と言ってあの推定の規定をあげましたから。もし国会で修正をなさるというなら、ぜひ入れていただきたいと思うのです。ただ、私がこれでもと申しましたのは、それを入れることのために全部くずれるというようなことになってはたいへんですから、だからそういう場合には、このトカゲのしっぽを切っても法案は通すべきだ、こう言っているのです。

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 その問題もいろいろ考えてみたのですが、一方から言えば、公害の原因になるものが川にたまっているという場合に、それがこの法律の適用前のものだから救済が及ばないというのはいかにも残念なことで、遡及させることがこの法律の目的を達成するのに非常にいいだろうと思うのです。しかし、私は元来非常に穏健な性格でありまして、あんまり急激な変化は望まないのですけれども、こういうことも考えるのです。わが国は、戦後、国民総生産をふやすために、企業も…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 関連して答えたいことがあります。 ただいま、私のことばの中にも片りんが見えたということを言われましたが、どういう意味か理解し得なかったのでございますけれども、もし私が反対解釈をするであろうという意味で言われたのだとすれば、はなはだ心外であります。その前に、民法と五十年生活をともにしてきた私は、どこまでいわゆる無過失責任というものがモディファイされておるかということをよく知っておる。その基盤の上に生命、身体について特に無過失…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 先ほどは途中からよけいなことを申しましたので、私の趣旨が不徹底になったようでありますが、遡及さしてもかまわないと思います。遡及さしていかぬというのは、先ほども御指摘のありましたように、刑法ではやかましいのですけれども、民事の問題ではそんなにやかましくないのですから、法律で遡及させるのはちっともかまわないと思います。 それから、先ほど申しましたことをもう少しふえんしますと、野党からお出しになっている案は、いろいろごもっともな…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 いま量の問題をおあげになったようですが、幾つかの工場のそれぞれの出すものは非常に微量で、それ一つでは損害を生じないという例をおあげになりましたが、質の問題もあるのですね。その物質そのものでは幾ら多くても害を及ぼさない。しかし、ほかからそれと化合して有毒物になるのもあり得るという場合、量の場合でも質の場合でも、お読み上げになったそれは最高裁の裁判だと思いますが、相当因果関係の範囲内にというので押えているのだろうと思うのですね…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 私、御趣旨の中心点がちょっとはっきり理解し得なかったのですが、私が先ほど申し上げたことからいいますと、先ほどはイタイイタイ病の原因として、カドミウムという学説とビタミンのとり方が少ないという学説がある、そのときに、現在裁判所ではどっちの学説がいいかを決定するがごとき態度で——それはおそらく訴訟当事者から証人を申請するからだろうと思いますけれども、学説を決定しなくちゃならぬというようなことで裁判が非常に長引いているというのは…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 共倒れというよけいな心配を別にしてどっちがいいかという御質問ですが、話がそうなると非常に現実的になりますが、大部分そのままの野党の案でいいと思います。ただ注文しますのは、損害賠償の担保制度とかそういう新たな制度をつくる問題は、そのこと自体は非常にけっこうだと思いますけれども、内容は相当複雑なもので、野党が一体どこまでの準備をしておいでになるのか伺わないと、そのままでいいとはちょっと申し上げかねるというわけです。しかし、それ…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 損害賠償の措置というのに、野党案は「必要な措置を講じなければならない。」と書いてあるものですから、何か案がおありになるかとちょっと考えたわけです。 それから、日弁連の案ですか、それは特別の法律をつくろと、こう書いてあるのですね。しかし、いずれにしましてもそれが必要だと考えますことは、私が最初にきょう述べましたときに、政府案になくて、ほかの案にあるものを一通りあげまして、そのときに感想を述べました中で、損害賠償の保障という制…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 御質問は、民法七百十九条の共同不法行為になるなら、何も規定しないで、それにまかしておいていいだろう、それを寄与度の非常に少ないものは額を減らすということを規定するだけの目的で、わざわざあれを規定するという必要はないじゃないか、こういう御趣旨だろうと思うのですが、そのとおりだと思います。しかし、ただ前にも申しましたように、非常に大きな煙突を出している大企業が十ぐらいある中に非常に小さいものが一つ入っているときにも、それから出…

東京大学名誉教授1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○我妻参考人 黙っているとどういう意味に解釈されるかちょっとわからぬからあえて立ち上がりましたが、私は三党案のように七百十九条を持ってこないほうがいいと思うのです。ただ、七百十九条を持ってきても害にはなるまいということで、そのままのんでいるんでありまして、この第三の場合において「損害が二以上の事業者の事業活動によって生じたときは」と言いっぱなしのほうがすっきりしておると思っております。ただ、繰り返して申しますと、七百十九条についての判例…

東京大学名誉教授1971/03/20

65参議院 予算委員会 第19号

○参考人(我妻栄君) 憲法の二十四条と民法の夫婦の財産関係七百六十二条、それから相続分に関一する九百条というようなものの関係は、大臣がおっしゃったことに大体において賛成であります。つまり憲法が規定している男女の本質的平等という理念は、おそらく民法のいま私があげましたような規定をもっと改正するようなことを要望しておるように見えます。しかし、民法の規定をそのとおりに改めるということになりますと、またいろいろ支障を生じますので、現在の法では憲…

東京大学名誉教授1971/03/20

65参議院 予算委員会 第19号

○参考人(我妻栄君) 御質問は相続の相続分、御承知のとおり子供があるときには三分の一が妻、あとの三分の二は子供で分けるということになっておりますが、その妻の三分の一というのはどこからきたんだということにもなるだろうと思いますが、大学の講義のようでたいへん申しわけありませんが、非常に具体的にお答えいたします。たとえば夫婦と子供が五人ありまして、遺産が三千万円であったといたしましょう。そうすると、妻は三分の一で一千万円、あとの残り二千万円は…

東京大学名誉教授1971/03/20

65参議院 予算委員会 第19号

○参考人(我妻栄君) 離婚については、御承知のとおり財産分与ということがあります。そうして、その分与の標準としては、夫婦の協力によって得た財産を特に考えろということがここでははっきりメンションしてあります。もっともどれくらいの割合ということは書いてありませんですけれども、それも考えに入れるように言っております。そうしてこれも御承知のことと思いますが、夫婦別かれの場合には慰謝料という考えも加わってきますから、夫婦が協力して取得した財産とい…

東京大学名誉教授1971/03/20

65参議院 予算委員会 第19号

○参考人(我妻栄君) いまの御質問の前提があるのだろうと思いますが、それは民法の七百六十二条ですか、そこには夫婦別産制をとっている。しかし、あれは形の上だけで、実際は共有の実を持っているのじゃないか。したがって、贈与してもそれは元来共有であるものの名義をただ形式的に変えただけじゃないかというそういう御議論が中に入っているのだと思いますから、順序といたしまして、民法のいわゆる別産制の規定をちょっと説明させていただきます。 それは御承知のと…