三輪定宣
会議録に記録された「三輪定宣」の発言を集計しています。会派・役職は直近の発言から推定した値です。同姓同名の別人が含まれる場合があります。
出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗- 総発言数
- 109 件
- 直近の所属会派
- —
- 直近の役職
- 千葉大学教育学部教授
- 直近の発言日
- 1988/05/20
政策テーマ別の発言量
テーマ代表語との共起件数- 教育1 件
- 半導体0 件
- AI0 件
- GX・脱炭素0 件
- 経済安保0 件
- 宇宙0 件
- 医療0 件
- 農業0 件
- 地方創生0 件
- 防衛0 件
- 防災0 件
- こども・子育て0 件
- デジタル行政0 件
- 労働・賃金0 件
- エネルギー0 件
- 観光・インバウンド0 件
- 住宅・不動産0 件
- スタートアップ0 件
- 社会保障・年金0 件
- 通商・貿易0 件
※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。
よく発言している会議
直近 100 件の標本- 文教委員会38 件・38%
- 文部科学委員会27 件・27%
- 文教・科学委員会26 件・26%
- 文教科学委員会9 件・9%
※ 全 109 件のうち直近 100 件のみを集計した標本値です。
発言履歴
第112回 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(三輪定宣君) 先ほどの御質問の中で事例を出されましたけれども、木下先生の処分でも教頭メモというものが具体的な分限処分の証拠資料になっているわけですね。これはコピーを全部見せてもらいましたけれども、六月のある時点からもう毎日のように本人の挙動、言動がノートに記録され、しかもほとんど他の教員のことは抜きにして、その方のことばかりが記載される。公私にわたって、言葉は適切ではないかもしれませんけれども、いわばスパイ行為まがいのことがや…
第112回 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(三輪定宣君) 私どももこういう進行する教育政策については、研究者のくせと申しますか、絶えず歴史的な背景とのかかわりで考えるという態度をとりますので、そのような問題意識の中で私の考えているところの一端を申し上げてみたいと思います。幾つかの例を、点でございますが、挙げさせていただきます。 まず明治十年代の例で申しますと、教員政策が急速に強化されてきますのは、自由民権思想の教育を取り締まるということが転機になりまして、明治十四年には…
第112回 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(三輪定宣君) 外国の試補制度の現状でございますが、最初のところでも申しましたように、試補制度というのは教員養成がまだ未整備な段階で教員の身分を保障するために制度化されていったという歴史的な経緯があるわけですので、したがいまして、教員養成が充実して、特に年限が延長し、またその中で教育実習も充実していくようになりますと、当然これは試補を廃止していく、そういう見直しの機運が出てくるのは当然でございますね。 例えば、フランスでは一九八…
第112回 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(三輪定宣君) 事例の一端をお話しいただいてすぐ正確に答えるということは非常に至難なことでございます。ですが、今の問題については、当然、子供に事故等のないという配慮は、これは必要であろうと思いますね。しかし同時に、そういう行動をとらざるを得ない原因についてはまた反省を要するわけでして、そういう態度をとらざるを得ない形で教員政策なり教育政策なり労働政策なりが進展していくという、そのあたりの意思疎通の欠如が現場にいろいろな混乱を引き…
第112回 参議院 文教委員会 第12号
○参考人(三輪定宣君) いろいろ教員の力量については考え方がございます。私は資質という言葉はどの辞典を見ても同じように定義ございますが、生まれつきの性質という定義になっているわけですね。こういう発展性のない言葉をこういう重要な政策の基調に据えるということ自体に政策の貧困さを感ずるわけです。教育という仕事は、要するに基本的には人間をつくっていくことだし、人間自体が教育によってつくられていくわけですね。ですから、その教師は何よりも人間らしさ…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 千葉大学教育学部の三輪でございます。教育行財政学、教育法学を専攻しております。 私は、本法案に反対の立場から若干の所見をあらかじめ述べさせていただきます。 私の専門は教育財政、したがいまして奨学金問題は当然研究上の重要なテーマでございますが、また、大学の教師として日常学生たちに接しております。また、学生部長として全学的にこの問題を扱った経験もございます。さらには、私自身が高校から大学院までの十二年間、奨学金のお世話になって…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 御質問でございますが、奨学金制度が給与制を根幹にすべきであるということは当然でございますが、同時にそれは、すべての教育段階における授業料を初めとする諸経費の無償制ということを伴う必要があろうかと思います。 特に大学の奨学金制度が問題になっておりますが、私は、三つの原則に基づく制度の創設が必要ではないかと思います。 その一つは、基本的には全員給与制にするということです。一定の必要学生生活費というものは、実態調査あるいは理論研…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 教育の機会均等という言葉は、法令上は教育基本法の第三条に規定してございます。注意して読んでいただきますと、この教育の機会均等という概念は、ただ教育の機会をオープンに開放するというだけにとどまらないで、特に経済的に困難な者に積極的に奨学の措置を講ずるという原則なのでございます。この点は法文の次のような規定に明確であります。 第三条は「すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであっ…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 教育と公費の関係についての御質問でございます。 私は、教育費は原則として公費で負担されるべきだし、真に教育的な教育費は公費でしかあり得ないというぐらい強く、教育と公費の関係について認識を持っております。 その根本的な理由は、教育というものがかけがえのない人権であるということ、そして若い世代を社会の形成者に育て、社会の維持発展を図る、こういう共同の利益を実現するためのいわば社会の存亡をかけた事業、これが教育事業だと私は思いま…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 行政改革と教育の問題についての御質問でございます。 行政改革におきましては、行政責任の見直しという名において教育費等が削減をされる、そのための項目が三十数項目にわたって答申に盛られているという経過でございまして、教育行政、財政問題を研究する者としては大変残念なことでございます。 行政改革の基本的なねらいが、国の活力を回復して真に二十一世紀に向かって豊かな国づくりをする基礎を固めることにあるのだとするならば、一番その根幹に、…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 教育の中でも、特に大学教育というのは大変なお金がかかるわけです。したがいまして、現在、国民の世論調査などによりますと、自分の子供を高等教育まで進めたいという者は大体七割から八割くらいいるわけですが、実際には四割に満たないという現状でございます。その壁の大きなのが、これは言うまでもなく高い学費であり、膨大な学生生活費であるわけです。 もしこの奨学金の有利子化を拡大していきますならば、当然この一番の被害者は低所得の者でありまし…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 現在、大学進学率は三六%台で、一九七五年以来頭打ちになっているわけでございます。その背景には国の大学増設や定員増を抑制する政策があって、それは言いかえれば大学の教職員の採用を抑制しているということにもなります。一方では国家公務員の定員削減等が相当な数で進んでおります。千葉大学でも、職員だけでもこの五年間で数十名でございます。こういう採用の抑制と定員削減の中で、若い研究者の採用度が極端に減ってきております。一方では、研究者養…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 教育改革の基本は、何といいましても国を挙げて財源を確保して、そうして直接目に見えない、経済的な効果のない教育領域に多額を支出していくということが基本になるはずであります。 また、今後教育改革を進めるに当たってはどの程度の公費の規模の拡大が必要なのか、また今日、学習塾を初めとする教育産業によって受験競争が激化をする等、さまざまな教育荒廃が教育をめぐる商品化によって拡大をしつつあるという事実があるわけで、こうした事態を抜本的に…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 同感でございます。 アメリカの奨学金の名称の一つにも、教育機会給与奨学金というようになっておりまして、あえて「教育機会」という言葉が「奨学金」の前についているように、諸外国の奨学金の常識は低所得層の援助が重点になっておりますので、すぐれた者にだけ差別的な待遇を国家がするという趣旨ではございませんし、また、そのような理念は国際人権規約の「適当な奨学金」という言葉の中身にも含まれておるかと思います。
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 「有為な」という言葉の中身は、一条に出てきます優秀なる学生等ということでありまして、やはり英才主義の表現であることは多弁を要しないというふうに思います。 そういたしますと、有為な形成者のための選別とその処遇ということが当然に教育の機会均等の原則に反してくるとなると思います。そもそも能力ある者とか能力に応じて教育を受ける権利というのは、能力にさまざまなハンディキャップを負った者にこそより手厚い社会的な保護を与えて、そしてその…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 今回、特に優秀なる者が無利子、優秀なる者が有利子ということになった場合に、成績によって、より経済的に不利な者でも結局有利子の奨学金を受けざるを得ないという矛盾が出てくる。奨学金制度の中に優秀という基準を持ち込みますと、矛盾が次々に拡大していくわけですね。確かに財源等に一定の限度というものはありますけれども、それならば経済的に困っている者から順次重点的に支出していけばよいのではないかと思いますので、現実に奨学金でも、相対的に…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 国会で通過することも未確定な法案を条件にして奨学事務を停止するということ自体、行政当局として反省の余地が大いにあるのじゃないかというふうに思います。学生は蓄えができてないわけです。また、それが学生の特質でもあるわけですから。奨学金がこうして何カ月間も滞れば、当然学業に大きな支障が出ますし、それをカバーするには即アルバイトを始めなければならない。しかしそれも簡単に見つからないという状況で、学生たちは大変な苦境に立たされている…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 この点、先ほどの最初の発言でも指摘した点ですが、法案第二十二条二項によりますと、無利子の学資金というのは、「特に優れた学生」等で「著しく修学に困難があるもの」に貸与するとされているわけです。そうしますと、「特に」とか「著しく」というのはある意味で例外的な規定になりますので、そうすると、無利子の学資金の方が例外で、そしてそれ以外の利子つき学資金、第二種の学資金の方が一般的な、根幹的な奨学金になる、この条文を素直に読みますと当…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 法文について軽々に申し上げることはできないと思いますけれども、御質問がございましたので、念のためにということでお答えいたします。 一つには、「すべての国民は奨学助成を受ける権利を有する」というように、奨学金についての権利規定を明確にすべきだと思うのです。それを前提にした上で、「日本育英会」を「奨学会」とでも改称しまして、「優れた学生及び生徒であって」を削除して、「経済的理由により修学に困難がある学生及び生徒に対し、学資の給…
第101回 衆議院 文教委員会 第17号
○三輪参考人 十九世紀には「すべての者に中等教育を」というスローガンがあって、それがほとんど実現してまいりましたが、今後二十一世紀を目指しては、「すべての者に高等教育を」というスローガンが必要になってくるのではないか、また必要だというふうに思うのです。その形態はいろいろでございますが、人間が一人前に成熟するには、生物学的には二十年程度かかるというふうに言われておりますので、これは個々の親や子供の好みの問題というよりも、もっと社会的な配慮…