第72回 衆議院 本会議 第19号
○国務大臣(長谷川峻君) 雇用保険法案について、その趣旨を御説明いたします。 現行失業保険法は、第二次大戦直後の経済混乱を背景に深刻な失業問題に対処するため、昭和二十二年に公布、施行されて以来、わが国の雇用失業対策の柱として、重要な役割りを果たしてまいりました。しかしながら、この間に、わが国の雇用失業情勢は、若年層を中心に急速に労働力不足の傾向が進むなど、基本的変化を遂げるに至っております。今後におきましても、長期的に見て、若年労働力を…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○国務大臣(長谷川峻君) 雇用保険法案について、その趣旨を御説明いたします。 現行失業保険法は、第二次大戦直後の経済混乱を背景に深刻な失業問題に対処するため、昭和二十二年に公布、施行されて以来、わが国の雇用失業対策の柱として、重要な役割りを果たしてまいりました。しかしながら、この間に、わが国の雇用失業情勢は、若年層を中心に急速に労働力不足の傾向が進むなど、基本的変化を遂げるに至っております。今後におきましても、長期的に見て、若年労働力を…
○川俣健二郎君 私は、日本社会党を代表し、ただいま提案されました雇用保険法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 提案趣旨によりますと、昭和二十二年制定以来の失業保険法をここで破棄しまして新たな法案をつくろうとするのは、あたかも、労働者を失業の恐怖から守り、画期的な雇用安定対策を目的とするがごとく思われます。しかし、その内容を吟味いたしますと、まず、保険料を値上げして、失業者の既得権である保険金をもぎ取り、加えて諸手当などは…
○内閣総理大臣(田中角榮君) 川俣健二郎君にお答えいたします。 まず第一は、雇用保険法案は既得権の侵害にならないかという趣旨の発言でございますが、本法案は、失業保険制度を改善、発展させ、失業保険機能の強化をはかっておるわけでございます。また、真に対策を必要とする失業者に手厚い措置を講ずることとしており、さらに、雇用機会の不足している地域は積極的に安定した雇用機会を創出し、不安定な雇用を解消する等、雇用構造の改善も積極的に推進する考えであ…
○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。 第一番は、給付日数、若年者の給付切り下げ等でございますが、私たちの雇用保険法案におきましては、若年者の再就職が容易であるのに対して、高年齢者の再就職はなかなか困難でございます。そういう労働事情にかんがみまして、今後における人口構成の高齢化を考慮して、原則として、年齢等の就職の難易度に応じて所定給付日数を決定するということでございます。若年者の場合でも、その受給実績や若年者の労働力需給の逼迫の…
○中川利三郎君 私は、日本共産党・革新共同を代表して、ただいま提案されました雇用保険法案について、総理並びに関係閣僚に質問するのであります。 現在、わが国の社会経済情勢は、第二次大戦直後の混乱期、あるいは第一次大戦直後、米騒動が起きた時期に匹敵する緊急異常な事態といわれ、とりわけエネルギー危機を契機として新たな失業問題が深刻さを加えているこのとき、政府があえて本法案を提出したことはきわめて重大であります。そこで私は、まず、本法案の基本的…
○内閣総理大臣(田中角榮君) 中川利三郎君にお答えいたします。 まず第一は、今回の法改正と憲法との関係等についての御発言でございますが、本法案は、全産業の雇用労働者を適用対象にしており、また、失業給付につきましては、最近の雇用失業情勢に即した改善を行なうほか、付帯的に労働者の雇用福祉のための諸事業を行なうこととなっておるわけでございます。その内容は、憲法に定める生存権、職業選択の自由及び勤労権の趣旨に即して、これをよりよく実現しようとす…
○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。 第一番は、失業雇用情勢が量から質へと基本的に変化を遂げたという認識はおかしいじゃないかということでございますが、まさに、昭和四十年までわが国の失業率というものは一・四、ほんとうに完全雇用でございます。そしてまた、こういう石油危機といわれながらも、一・七が求人率でございます。そういうふうにしておりながらも、こういう石油危機等々のこともございますので、量的にはこんな情勢でございますが、さらに、お…
○大橋敏雄君 私は、公明党を代表いたしまして、先ほど労働大臣から趣旨説明されました雇用保険法案につきまして、総理並びに関係大臣に質問いたします。 このたび提出されました本法案は、わが国の社会保障制度の一環として重要な役割りを果たしてきた失業保険制度を全面的に変質させることを内容とするものであります。 その中におきまして、幾つかの新しい発想は見られるものの、労働者の雇用と失業を保障する制度のあり方として多くの問題を含んでおり、さらに、この…
○内閣総理大臣(田中角榮君) 大橋敏雄君にお答えいたします。 まず第一は、雇用保険法は、失業保険法を変質させるものではないかという趣旨の発言でございますが、本法案は、高齢化社会への移行やエネルギー問題に見られるような、内外要因による経済変動に伴う雇用問題にも的確に対処し得るよう、今後の経済社会の動向に処して失業保険機能について格段の強化をはかったものでございます。したがって、今後不測の事態が起こった場合にも、十分対処し得るものと考えてお…
○佐々木委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出にかかる雇用保険法案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○藤野事務総長 まず、永年在職議員の表彰の件につきまして、ただいま委員長の御報告のとおりの順序で議事を進めます。 お二人の謝辞が終わりますと、次に、日程第一に入りまして、小浜沖繩特別委員長の御報告があり、全会一致でございます。 次に、ただいま緊急上程に御決定の中小企業信用保険法の一部を改正する法律案につきまして、浜野商工委員長の御報告があります。全会一致の見込みでございます。 次に、趣旨説明に入ります。長谷川労働大臣の雇用保険法案に対す…
○渡辺(栄)委員 第三分科会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本分科会の審査の対象は、昭和四十九年度一般会計予算及び昭和四十九年度特別会計予算中厚生省、労働省及び自治省所管のものであります。 〔委員長退席、櫻内委員長代理着席〕 審査は、自治省、厚生省、労働省の順に、去る五日から九日まで五日間にわたって慎重に行なわれ、各省当局から所管予算の説明を聴取した後、質疑を行ないました。 質疑者の数は延べ六十四名、質疑時間は約三十六時…
○岩崎説明員 ただいま先生仰せの育児のために——現在の失業保険法ですと、育児のためにやむを得ずやめるという場合、これが失業保険金の受給要件である働く意思があって、働く能力があって、かつ就職の機会を得られないということのいわゆる失業という要件に該当するかどうか、これが現在、一つは安定所の窓口でよく問題になるわけであります。その関係は、やはり育児をしていると、どうしても育児に専念したいということから、働く意思、能力がないといいますか、そうい…
○小沢(貞)分科員 これは大臣から御答弁いただきたいが、私はこの雇用保険法案が日の目を見ない心配も実はあるものだから、大臣に冒頭に言ったわけです。勤労婦人福祉法はおととしせっかくできたわけであります。それから「育児に関する便宜の供与」という項もとってあって、その終わりのほうの条文に、福祉施策だか何かもうたってあるわけであります。みんな仏だけはつくっておるけれども魂が入らないで、予算が何もないような法律で、精神訓話みたいな勤労婦人福祉法で…
○長谷川国務大臣 何といいましても、いまからは勤労婦人が数がふえますし、またそういう皆さん方が安心して働けるようにいろいろ手当てをすることが必要でございます。そんなことで、いまの雇用保険法案の問題の中に、先生が御提案されたことなども私たちはよく理解しながら、法案の審議の間に、どういうふうになっておるか、だんだん聞きながら研究してまいりたい、こう思っております。
○中村(重)委員 私どもは、いま政府三機関に対して金融引き締めでもって借り入れ申し込みが殺到しておるという事実の調査をいたしておりますが、五百億ということではどうにもならないというように考えます。しかし、この問題については次の信用保険法案の審議の際に、中小企業全般の問題としていろいろ意見を申し上げることにいたしたいというふうに思います。 それから、通産大臣が一時解雇や失業懸念の問題について意向表明もしていらっしゃるわけですが、金融引き締…
○遠藤(政)政府委員 今回御提案申し上げております雇用保険法案につきましては、従来から当委員会におきましても、失業保険の制度上の問題、運営上の問題につきまして、いろいろと御意見、御批判を承っておった問題でございます。たまたま四十四年に成立いたしました失業保険法の改正におきまして、当委員会で修正が行なわれまして、五十一年の一月末までに農林水産業について失業保険の全面適用をはかるようにという義務づけが行なわれております。この農林水産業への失…
○長谷川国務大臣 雇用保険法案は国会に提出いたしましたが、まだ御審議いただく段階でない、それにもかかわらず内容についての、また及ぼす全体の問題についての御心配、ありがとうございます。私も実は出かせぎ地帯の出身者でございます。そう自分が役所にいるからという意味でもありませんで、やはり長い間学者の方々あるいはまた、いま局長の申されたように、三、四年前から、農林水産全体に失業保険を適用すべしというふうなことを踏まえながら、学者の方々が御研究い…
○川俣委員 なろうかじゃなく、そのとおりなんでしょう。 そうしますと、農林大臣、これからどうするのでしょうかね。いま八十万人いるというわけだ。労働省がつかんでいるのが七十万人ですね。七十万人から八十万人が東北、北陸から出かせぎにやってくる。しかもその人方は米をつくっておる。いわば日本の国の台所を預かっておる土地の人方、この人方がいま現場で働いておる。これが失業保険にもあやかれないということになると、土地を放すか、いわゆる種まきをあきらめ…
○遠藤(政)政府委員 失業保険の四十四年の改正の際に、国会の委員会におきまして、昭和五十一年一月三十一日までに、農林水産業の労働者につきましても失業保険を適用するようにという修正が行なわれまして、私どもは、出かせぎの失業保険受給者と同じような考え方で、農林水産業に従事する労働者の方々に、失業保険の適用を拡大することが義務づけられておるわけでございます。 そこで、こういった人たちの扱いと同様な考え方で、五十一年の一月三十一日までは、本来の…