第165回 参議院 法務委員会 第4号
○近藤正道君 ありがとうございました。 稲葉さんがこの新会社法に示した批判が、今回論議の対象になっております信託法案等についても当たりはしないかと、当たるところがあるんではないか、そういう懸念を言わば持って今の質問をさせてもらったわけでございます。もちろん、会社法と信託法というのは別個の違う法律でありますので、また別の仕組みでありますので、そっくり稲葉さんの指摘を信託法に横滑りさせるということはしかしできないわけでございますけれども、し…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○近藤正道君 ありがとうございました。 稲葉さんがこの新会社法に示した批判が、今回論議の対象になっております信託法案等についても当たりはしないかと、当たるところがあるんではないか、そういう懸念を言わば持って今の質問をさせてもらったわけでございます。もちろん、会社法と信託法というのは別個の違う法律でありますので、また別の仕組みでありますので、そっくり稲葉さんの指摘を信託法に横滑りさせるということはしかしできないわけでございますけれども、し…
○国務大臣(長勢甚遠君) 今回の信託法案を策定するに当たりましては、法務省は、法制審議会に諮問して、審議会が行いました答申、信託法改正要綱に基づいて法案を作成してまいりました。法制審議会においては、専門の学者や実務家等による調査、審議を行ったほか、パブリックコメントの手続も行い、広く一般の御意見も聴取してきたものと承知をしております。したがって、今御指摘のような信託の本質や体系との整合性、弊害の防止といった点で十分審議を尽くして問題のな…
○近藤正道君 一番最後でありますんで、もう皆さんがいろいろ質問をされておられますけれども、準備をしてきましたんでやらさせてもらいたいと思います。 今ほどのお話もありましたけれども、この信託法案の最大の問題点は、やはり自己信託の問題ではないかと、こういうふうに思います。衆議院におけるこの法案の審議の中で、ある参考人の方が、信託の歴史は濫用との戦いの歴史でもあったと、こういうふうに言っておられます。これは度々出てくる言葉でございますが、この…
○委員長(山下栄一君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(山下栄一君) 連合審査会に関する件についてお諮りいたします。 信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について、財政金融委員会からの連合審査会開会の申入れを受諾することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早川委員 自由民主党の早川忠孝でございます。 斎藤参考人におかれましては、大変御多忙のところ、御出席賜りまして、心から厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。 まず、本日お越しいただいた趣旨を御説明するために、まず、信託法案及びその整備法案についての衆議院法務委員会における審議経過を御説明しておきたいと思います。 信託法案及びその整備法案につきましては、本年十一月十四日、衆議院法務委員会において、自由民主党、民主党・無所属クラブ…
○斎藤参考人 今般の臨時国会におきまして、自己信託、事業信託等の新しい信託制度の導入を含む信託法案が成立を目指して審議されるということ、また、さきに成立いたしました金融商品取引法におきましては、一定の信託受益権が新たに有価証券とされまして、これらについて公募等を行った場合には、その信託に係る財務諸表の開示や監査が必要になると見られますこと、これらを踏まえまして、会計問題を早急に検討し、会計基準等を整備するために、特別目的会社・信託専門委…
○早川委員 ありがとうございます。 大変丁寧な手続でもって検討をお進めになるということであり、しかも、今月から既に具体的な検討に入られるというふうに理解をいたしました。 それでは、引き続いて、会計基準についての具体的な内容に関する質問に入らせていただきます。 先ほども申し上げましたけれども、信託法案におきましては自己信託という制度を新設しております。この自己信託が行われた場合の会計処理がどうなるのか、当委員会における質疑でもいろいろな議…
○大串委員 本日は、法務委員会での質疑の時間をいただき、ありがとうございます。 そして、きょうは、先ほど来議論もいただいておりますけれども、企業会計基準委員会の斎藤委員長にもおいでいただきまして、これまで審議をいたしました信託法案、そしてその留意点等々について議論をさせていただければというふうに思う次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 先ほど来議論がありましたように、今回の信託法の改正におきましては、自己信託という新しい制…
○斎藤参考人 現在、まず連結原則というものがございますが、そこでは、会社、組合、それからこれに準ずる事業体、これらが連結の対象となっております。 しかしながら、信託につきましては、基本的に財産管理の制度でございまして、現物資産の信託を行って受託者に移転しても、受益者が自分だけの単独であります場合、この場合には自分が信託財産を持っているものとして会計処理を行っておりますので、先ほど早川先生の御質問にも申し上げましたけれども、これまでは、信…
○委員長(山下栄一君) 信託法案及び信託法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案の両案を一括して議題といたします。 まず、両案について政府から趣旨説明を聴取いたします。長勢法務大臣。
○国務大臣(長勢甚遠君) 信託法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、最近の社会経済の発展に的確に対応した信託法制を整備する観点から、受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備するほか、多様な信託の利用形態に対応するための新たな諸制度を導入するとともに、表記を現代用語化し、国民に理解しやすい法制とするものであります。 第一に、この法律案は、信託制度について受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備することと…
○委員長(山下栄一君) この際、信託法案の衆議院における修正部分について、修正案提出者衆議院議員早川忠孝君から説明を聴取いたします。衆議院議員早川忠孝君。
○衆議院議員(早川忠孝君) ただいま議題となりました信託法案に対する衆議院における修正部分につきまして、その趣旨を御説明いたします。 政府原案においては、公益信託以外の受益者の定めのない信託は、当分の間、政令で定める法人以外の者を受託者としてすることができないものとされておりますが、本修正は、公益信託以外の受益者の定めのない信託は、別に法律で定める日までの間、当該信託に関する信託事務を適正に処理するに足りる財産的基礎及び人的構成を有する…
○委員長(山下栄一君) 以上で両案の趣旨説明及び信託法案の衆議院における修正部分の説明の聴取は終了いたしました。 両案に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。 午前十時五分散会
○議長(扇千景君) これより会議を開きます。 日程第一 信託法案(趣旨説明) 本案について提出者の趣旨説明を求めます。長勢法務大臣。 〔国務大臣長勢甚遠君登壇、拍手〕
○国務大臣(長勢甚遠君) 信託法案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 この法律案は、最近の社会経済の発展に的確に対応した信託法制を整備する観点から、受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備するほか、多様な信託の利用形態に対応するための新たな諸制度を導入するとともに、表記を現代用語化し、国民に理解しやすい法制とするものであります。 第一に、この法律案は、信託制度について受託者の義務、受益者の権利等に関する規定を整備することと…
○国務大臣(長勢甚遠君) 前川議員にお答え申し上げます。 まず、約款の自由の規制に関する基本的認識についてお尋ねがありました。 御指摘のとおり、消費者等が委託者又は受益者となって信託を利用する場合には、これらの者と受託者となる事業者との間の情報量の格差等によって、約款等に基づいて締結される契約の内容が、合理的な限度を超えて受託者にとって一方的に有利となる場合があり得ることも否定できません。そこで、このような場合につき、消費者等の利益を保…