井手英策
会議録に記録された「井手英策」の発言を集計しています。会派・役職は直近の発言から推定した値です。同姓同名の別人が含まれる場合があります。
出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗- 総発言数
- 72 件
- 直近の所属会派
- —
- 直近の役職
- 慶應義塾大学経済学部教授
- 直近の発言日
- 2017/03/09
政策テーマ別の発言量
テーマ代表語との共起件数- AI1 件
- 住宅・不動産1 件
- 半導体0 件
- GX・脱炭素0 件
- 経済安保0 件
- 宇宙0 件
- 医療0 件
- 農業0 件
- 地方創生0 件
- 防衛0 件
- 防災0 件
- こども・子育て0 件
- 教育0 件
- デジタル行政0 件
- 労働・賃金0 件
- エネルギー0 件
- 観光・インバウンド0 件
- スタートアップ0 件
- 社会保障・年金0 件
- 通商・貿易0 件
※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。
よく発言している会議
直近 72 件の標本- 予算委員会公聴会44 件・61%
- 予算委員会17 件・24%
- 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会11 件・15%
※ 全 72 件のうち直近 72 件のみを集計した標本値です。
発言履歴
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) まず、そもそもの話としまして、市場化をすれば経済が成長するのか、人々の所得が増えるのかということを考えなければいけないと思います。私の知る限り、一九六〇年代、七〇年代、八〇年代というように、先進国ではなく世界全体の経済成長率を見てまいりますと、実は、新自由主義化が進む七〇年、八〇年、九〇年、二〇〇〇年、年を追えば追うほどに平均的な成長率は下がっております。したがいまして、まず、そもそもの問題として、自由化、市場化…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 大きく二つの方向性があるように思います。 一つは、まずは今日も論点になっておりますけれども、あらゆる人々、あらゆる子供たちがきちんと教育を受けられるようなチャンスを保障していくということだと思います。そうすることによって、イニシャルインカム、当初所得の段階での格差を小さくしていこうという戦略であります。つまり、貧しいということによって教育を受けられない、そして質の高い労働者になれないというような問題を回避していく…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) まず、格差が小さくなれば経済が成長するということについては、ちょっと誤解があるように思います。それは二つ目の質問とも関係をしております。 私の基本的な発想は、人々の、これは人々です、貧しい人だけではなくあらゆる人々の生活を保障していきましょうということです。そうしますと、結果的に格差が小さくなるというだけであります。これは格差を小さくするためにやっているのではありません。 二つ目に、その格差がもし小さくなったとす…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 一つ目に、小泉政権期に日本企業の海外進出が大分進んだ結果、円安、輸出増、経済成長という経路が基本的に機能しなくなっていると思います。したがいまして、今もし急激な円安が起きたとしても、それがそのまま私たちが思っているような経済成長に結び付くかどうかは分からないということがまずあろうかと思います。 〔理事二之湯智君退席、委員長着席〕 二つ目に、成長するとき、潜在成長率を考えるときには幾つかの要因がございます。一つは設…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 私も今の稲葉公述人と基本的に同じ発想を持っておりますが、社会保障という言葉にこだわる必要はないというふうに思っております。それはどういうことかと申しますと、例えばお金をあげる、あるいはサービスをあげるということだけでは私たちの生活が本当の意味では守られないのではないのかという気持ちがするからです。 例えば、アルコール障害があって生活保護をもらっている人がいたとしたときに、その人に、生活保護であれ何であれ、現金を渡…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 今の議論の前提としまして、困っている人を助けるということがまず大事だという発想があるように伺いました。そこは私はちょっと距離があります。 どういうことかといいますと、一つは、セーフティーネットをたくさんつくっていきましょうということがございます。それは一つの方向性です。私はこう考えます。世の中にたくさん落とし穴があって、そのたくさんある落とし穴に人々がはまって落ちていくときにネットがなければならないという議論では…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 今議論が進行中でございますので、小田原市の方が、だから、その中身を何かぺらぺらしゃべっていいものかどうかは分かりませんが、現時点でオープンになっている情報を基礎に申し上げれば、一つはまず、保護のしおりという、生活保護をお考えの方がお役所に来られたときに、とにかくあのしおりを読む限りは、もう一体、生活保護の仕組みがいかなるものなのか何なのかさっぱり分からない、難しい言葉がだあっと並んでいるわけです。したがって、ちゃ…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 低所得層向けとして住宅を提供してしまうと、一種のレッテル貼りになってしまうと思います。そこに住んでいる人たちが貧しいということが分かってしまう。したがって、現物給付でやるのであれば、中間層まで含めて大胆にやらなければいけない。しかし、これは大転換ですので、当面は家賃補助をやっていくというような形で、誰がどこに住んでいると分かりにくいような形にしていくような工夫が必要かもしれません。
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) ゴールということでございますけれども、私は、多くの人々の将来不安を払拭するということがゴールではないかと思います。そして、もし、指標という御質問ございましたので、それにお答えするならば、内閣府の調査で、ちょっと古いデータになりますが、二〇一一年だったと思いますが、老後は不安ですかという質問に対して国民の八五%が不安だと答えているというデータがあったように記憶しております。したがいまして、こういったデータが改善して…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) 地方と都市部の格差、格差といってもいろいろございますけれども、それは確かに極めて重要な点だと思っております。 その中で、一つ目に、人々のニーズがもう余りにも多様化していっているこの状況の中で、行政が全てにきめ細やかに対応していくということが本当にできるかということがまず問われているように思います。 その意味で申し上げたいのは、私があらゆる人々に普遍的にサービスを給付していこうと申し上げるときには、行政の役割が言わ…
第193回 参議院 予算委員会公聴会 第1号
○公述人(井手英策君) もう数年前になるんですけれども、突然電話が掛かってきましてスウェーデン大使館に呼ばれたことがありまして、元大蔵大臣の方と急遽面会することになったことがありました。その方が悲しそうな目をして私におっしゃったのが、日本の皆さん、大変ですねと。つまり、アジアの国々の人たちが作れるような、つまり経済的に言うと若干遅れた国の人たちが作れるようなものを自分たちも作って競争をなさるんですねと。私たちスウェーデン国民は、スウェー…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 慶應義塾大学の井手でございます。本日は、意見陳述の機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。 本日は財政再建の方向性についてお話をさせていただこうと思うのですが、結論と申しますか、私が一番今日申し上げたいことを先に申し上げますと、財政再建と申しましたときに、立ち所に、歳出を削減するという見解と、あとは歳入を増やす、つまり増税をするという見解とが鋭く対立するようになってまいります。しかしながら、今日申し…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) どうもありがとうございます。 御指摘のとおりで、税をどのように上げるかということを国税と地方税というふうに分けて考えないといけないと思うんですね。そのときに、国税というのは、つまり国の仕事のための税ですから、基本的には生存保障を行っていると思います。それは、困っている人や貧しい人を助ける、そういう視点からは累進性をどんどん強くしていく、国税の中でも累進性を強くしていって、困っている人を助けるという税でいいと思いま…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 今の御指摘は私も全く同意見でありますが、一点だけ注意しないといけないことがあると思っています。ただ、このことはちょっと後でお話しします。 まず、軽減税率との関係で考えたときに、軽減税率の第一の目標は格差を是正することだと思うんですね。しかしながら、もう既にこれはいろんな指摘があるように、まずそもそも税収の漏れが大きくなり過ぎる。これはもう、ヨーロッパが今一番苦しんでいるのは本来入ってくる税収が入ってこないというこ…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 私も同じ考えです。おっしゃるように、内助の功なのかどうかはちょっと分かりませんけれども、そもそも、もうその女性とか男性というような差別、差別というか区別をしていくことですね、そのことがそれぞれの対立を生んでいくということにもっと目を向けるべきだと思うんですね。だから、そうではなくて、やっぱり基本的な人間として扱っていく。だから、基礎控除ということであれば、それは人間として扱うわけですね。しかしながら、今のような話…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 二つあると思うんですね。 一つは、今日お話を申し上げたように、まず特定の誰かを受益者にしないようにしましょうと。ですから、出すときには所得制限を付けずにあらゆる人々に出していくという方向性をまず考える。これは恐らく世代内の対立を弱めていくと思うんですね。つまり、ある世代の中で、ある人は受益者である人は負担者になっていくということを弱めていくと思います。 まずこれが大きな方向性としてありながら、もう一つが今おっしゃ…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) ありがとうございます。 先ほどもちょっとお答えしたんですけれども、税というのは基本的に国の税金と地方の税金というのを分けないといけないと思うんですね。そのときに、人間の生存を保障するような、困っている人や貧しい人を助けるような、そういう役割を担っている国の税金であれば累進性を設けるとか、あるいは大企業に税を掛けるとか、そういうことはやっていいんだと思います。 その国税のレベルで今法人への課税が非常に弱くなっている…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 普遍主義を一気に実現できるのかという、あるいはそうではない漸進的な変化なのかという御質問でしたが、私はずっと日本の農山村回っておりまして、その中でしみじみ感じることなんですが、家族とか共同体とか、そういったものを大切にする日本人の価値というのは非常に強くて、そのような中でいきなりみんなが必要とする社会保障を例えばみんなで税金で払いましょうといったところで、なかなかそれが受け入れられないという現実が一方にあるような…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) 直間比率のお話なんですけれども、そもそも、例えばフランスのように間接税の割合が非常に大きい、逆にアメリカのように直接税の割合が非常に大きいところもありますが、でも、例えば最近フランスの場合は直接税のウエートがどんどん大きくなっていったり、アメリカでは、出たり消えたりしますけれども、消費税を導入するしないという議論がずっと続いたりということで、結局望ましい直間比率の姿というのはそもそもないと思うんですね。 この問題…
第189回 参議院 国民生活のためのデフレ脱却及び財政再建に関する調査会 第3号
○参考人(井手英策君) ドイツの健全財政の背景についての御質問だったと思うんですが、一つは、ドイツというのは、まず増税をするときに、増税のそれぞれ、先ほど、資産、所得等のバランスのことを、消費のバランスのことをおっしゃっていましたけれども、まさにそこを重視しているんですね。 あるとき、消費税を大きく上げようとするんですが、国民から強い反発を受けます。その中で、じゃ、所得税の最高税率をこれぐらい、もっと上げることで消費税の上げ幅を落として…