第74回 参議院 社会労働委員会 第2号
○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。 雇用保険法案についてのお話でありますが、私はこれまでの経済の成長によりまして雇用情勢は著しく増大しており、また量的にはほぼ完全雇用に近い状態に達しておったと、こういうことはお認めいただけると思います。今後におきましては、いまのような経済変動もありまして、一時的には労働力需給の緩和はある。しかしながら、その中に若年労働者数は絶対的にはこれは減少しております、たとえば中学校卒業生。そういうことか…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。 雇用保険法案についてのお話でありますが、私はこれまでの経済の成長によりまして雇用情勢は著しく増大しており、また量的にはほぼ完全雇用に近い状態に達しておったと、こういうことはお認めいただけると思います。今後におきましては、いまのような経済変動もありまして、一時的には労働力需給の緩和はある。しかしながら、その中に若年労働者数は絶対的にはこれは減少しております、たとえば中学校卒業生。そういうことか…
○政府委員(遠藤政夫君) 日雇い労働者の実態は、一般の常用労働者につきましても、こういう深刻な不況の影響を受けまして、雇用の状況が必ずしも思わしくないことは御指摘のとおりでございます。しかしながら、現行の失業保険法におきましても、新しい御審議中の雇用保険法案におきましても、被保険者としての資格は従来どおりでございまして、前二カ月に二十八日、つまり平均いたしますと月間十四日ということでございます。前二カ月間に二十八日ということは、一つの月…
○国務大臣(長谷川峻君) 私も出かせぎ地帯でございまして、非常に御同情、御支援いただきますことを心から敬意を払うわけであります。それだけにまたこういう雇用保険法案によって一方手当てをしながら、そしてまた、全体の雇用率というものを上げるために万全の対策を整え、そのためには熱意をもって御激励いただいたのにこたえる覚悟で懸命にやりたいと思っております。
○政府委員(遠藤政夫君) 確かにいま先生御指摘のように出かせぎに出た方はいろいろな形がございますけれども、一つの形としては出かせぎから帰って農業に従事される。まあ帰って田植えをして取り入れが済んだらまた出かせぎに出る。こういうことでございまして、少なくともそういう農業に従事している限りは本来的には失業給付の対象にならないわけでございます。そういったことがいろいろ問題になりまして、一般の労働者との、他の産業に従事しておられる労働者との不均…
○片山甚市君 雇用保険法案についてはまた須原理事のほうからも私の足りないことは言ってもらえると思いますし、時間が制約されていますから、別の労災法についてちょっとお聞きをしたいと思います。 労災法改正に関連して脊損障害者の問題について一点だけお尋ねし、その善処を要望したいと思います。 労災障害者の中でも脊損障害者の皆さんは、最も不幸な方々であると私は思います。すなわち、その傷病は現代医学をもってしても不治とされている傷病で、そのほとんどは…
○片山甚市君 時間がございませんから、いまの答弁について不満ですから、引き続きこのことについてはお尋ねをしていき、よくしていただきたいと存じます。 最後に大臣、私が申し上げたのは出かせぎのことだけに限定しているように思われるかもしれませんが、そうではなくて、血のある、あたたかみのある政治をするならば、このような法案でなくて、三法を別にして、失業保険の問題について至れり尽くせりするのが当然だろうという立場でありましたし、特に短期給付、短期…
○委員長(山崎昇君) ただいまから社会労働委員会を再開いたします。 午前に引き続き、雇用保険法案、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。 質疑のある方は順次御発言を願います。
○沓脱タケ子君 それでは、ただいま上程をされております雇用保険法案に対しまして最初にお尋ねをしたいと思います。 この雇用保険法案に対しましては、七十二国会に上程をされたころから、ずいぶんいろいろと異論のあるところでございます。そして、この法案については、これは社会政策学会の有志などからも、いろいろと意見が出ております。これは七十二国会の審議の際にも、若干審議の過程に出たかと思いますけれども、この学会の学者の方々の反対の声明の内容にも、非…
○政府委員(遠藤政夫君) ただいま御質問ございました衆議院の社会労働委員会において修正されました二つの項目のうちの、第二の項目につきましては、今回御審議いただいております雇用保険法案の中の雇用改善事業のうちで、いわゆる経済不況で一時休業、操業短縮といったような事態を生じまして、さらに進みますと人員整理、解雇という事態を招きかねないと。こういう場合にできるだけ失業を予防するという観点から解雇、人員整理に立ち至る前の段階で、操業短縮による休…
○政府委員(遠藤政夫君) 今回の修正によりまして、一月一日から繰り上げ実施になります項目につきましては、その対象となる休業期間中に労働基準法によります休業手当の支払いの義務が課せられるものもありますし、休業手当支払いの義務が課せられないものもあるわけでございます。したがいまして、私どもはこういう事態に対してできるだけ失業をなくす、予防するという観点から、この雇用改善事業の中の一つの事業として取り上げたわけでございます。本来、雇用保険法案…
○沓脱タケ子君 そこが理解のしにくいところなんで、私はそのことをやることがいいとか悪いとかいう論評を加えようと思っていないんですよ。法的に矛盾がないかどうかということをただしているんです。というのは、私が理解しにくいと言っておる点は、もう少し言いますと、たとえば今度の雇用保険法案でも、一時帰休の賃金補償分、つまり雇用促進三事業ですね、これの費用というのは、労働者の負担分の金を使わずに、いわゆる資本家負担分とされる千分の三でまかなうことに…
○沓脱タケ子君 それで、私は、これで矛盾があるのではないかということと、理解がたいへんしにくいということを申し上げた内容は、いま雇用保険法案の一番問題点になっておりますいわゆる雇用促進三事業、それがいわゆる資本家負担の千分の三でやるんだと、労働者の掛け金は使わないんだ、使わないんだということをずっと言われてきているんですよね。時と次第によったらやっぱり使うじゃないかという実例になってきているわけですよ。ということになりますと、これはいま…
○政府委員(遠藤政夫君) 沓脱先生は、この三事業は使用者の負担する千分の三でまかなわれるんだと言っているけれども、それはいつごまかされるのかわからぬと、こういう御指摘のようでございますけれども、私どもは、従来、現行失業保険法によります二十七条の二の「福祉施設」におきまして、労使負担の保険料で各種の福祉施設が行なわれてきております。この点につきまして衆参両院の社会労働委員会その他におきまして、こういった形は決して好ましいことではない、これ…
○説明員(関英夫君) 雇用保険法案の六十八条のところで、この三事業はその千分の十三のうちの三の部分で、この三事業に要する費用に充てるものとする。——ということを六十八条の二項で書いてあります。そういうことによりまして、私どもとしてはたとえば毎年度予算を組む場合にも、この千分の三以外の費用を持ってきてこれに充てた予算を国会に提出することはとうてい考えられないわけでございますので、千分の三の範囲内で予算も組み、その予算に従って支出もやってい…
○沓脱タケ子君 いや、私、特にこれをお聞きしたのは、冒頭に修正部分についての見解で申し上げたようなことがあるので、かってにはできないんだなあということをきっちり伺っておきたかったわけです。 で、いわゆるこの雇用改善事業についてお伺いをしたいわけですけれども、雇用調整交付金の適用というのは、これは新しい制度ですね、今度の雇用保険法案に基づく。これを適用というのは、企業規模、いわゆる中小企業、大企業差別なく、区別なく適用するんですね。
○政府委員(遠藤政夫君) 定年延長の奨励のための助成につきましては、現在は細々と中小企業だけを対象にして実施いたしております。しかし、この雇用保険法案が成立いたしますと、国は大企業も含めて全体として定年延長を実施したい、かように考えております。特に定年延長という問題は大企業ほど定年のワクが非常にきびしいというのが実態でございます。したがいまして、大企業に率先して定年を延長してもらうように私どもとしては政策指導もいたしますし、助成制度も適…
○政府委員(遠藤政夫君) この雇用福祉事業の中でいろいろな施設を予定いたしておりますが、これは先ほど沓脱先生から御指摘ありましたように、大企業に片寄って中小企業はその恩典を受ける可能性がきわめて少ないんじゃないか、こういうお話でございますが、この福祉事業につきましては、従来から失業保険法によります福祉施設として行なっておりますのは、大企業はいろんな福祉施設を持っております。しかし、中小企業につきましては、こういったいわゆる福利厚生施設と…
○政府委員(遠藤政夫君) 先般の当委員会におきまして、パートタイマーの保険適用のお話、問題が御指摘ございました。私は現行法におきましては、確かにパートタイマーその他いわゆる臨時的な労働者につきましては適用が除外されている。これはいろいろ理論的な問題もありますし、当事者からの希望もあってそういう扱いになっておりますけれども、本来、こういった短期雇用の労働者を含めまして、当然雇用保険の対象として適用すべきであると、私どもこう考えております。…
○沓脱タケ子君 何とかせにゃいかぬということをこれは大臣も局長もおっしゃっているのです。ただ、私はほんとうにもう一日一日がたいへんだという状況なんだから、雇用調整交付金でも、それこそ一月一日にこれは資本家に助成する金でさえもそういうふうな緊急措置までおとりになるということになっているんだからね、賃金をもらえなくて何ともならぬと、労働債権がどうにもならぬというふうな状況というのは、これはまさに正月を目の前に控えて実に深刻ですよ。少なくとも…
○高田浩運君 次に、失業、雇用対策ないし失業防止の問題がございますが、これらの対策のために重要な雇用保険法案の審議に労働大臣が出かけておられますので、この点は省略をいたしたいと思います。 次に、現在大きく取り上げられなければならない問題として、社会的不公正の問題があると思います。この点は三木総理が所信表明、本会議等でたびたび決意を表明されておりますので、質問は避けます。ただ、インフレに伴って国民の各層に所得のアンバランスが生じておること…