第74回 参議院 本会議 第6号
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 まず、雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 まず、雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○委員長(山崎昇君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。 雇用保険法案、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案、以上三案を一括議題とし、質疑を行ないます。 質疑のある方は順次御発言を願います。
○柏原ヤス君 雇用保険法案につきましてお聞きしたいと思います。 まず、基本的なことですが、今回失業保険法が新たに雇用保険法に変わるわけですが、名前が変わると同時に失業保険法の精神まで変わってしまうのではないかということを心配しております。なぜ法律の名称を変えたのか、その点をお尋ねしたいと思います。
○政府委員(遠藤政夫君) 今回御審議いただいております雇用保険法案によりまして、現行の失業保険法が廃止され、新しく雇用保険法による制度が発足することになるわけでございます。これは、ただいま御指摘のように、なぜ失業保険法という名前を雇用保険法に変えたのか。したがって、そういうことによって失業保険法に盛られた趣旨が没却されることになるのではないか、こういう御趣旨かと思います。で、最近のわが国の雇用・失業の情勢は、もう先生御承知のとおりでござ…
○政府委員(遠藤政夫君) ただいま申し上げましたように、今回の雇用保険法案の中のいわゆる失業給付に属する事業、この事業に関する限りは現行の失業保険法に盛っております、いわゆる失業補償の機能を強化するということで私どもは考えております。 ただいま先生御指摘のように求職活動を容易にする等就職を促進するという条項はございますけれども、これは現行の失業保険法の考え方と何ら異なるものではございません。求職者が、失業した人が求職をされる場合に、あく…
○柏原ヤス君 雇用保険法案は失業した場合の労働者の生活の安定、それが一つ、雇用の促進、これが一つ、及び三事業の、この三つを目的として取り上げておりますが、失業給付による生活の安定と雇用の促進と、いずれに重きを置くものか。先ほど申し上げましたように第一条第十条、こういうところに従前の労働条件より悪いところへ雇用促進するのではないかということが心配されます。といいますのは、社会情勢も、解雇されて失業する者が非常に多くなってくるということが現…
○柏原ヤス君 次に、季節出かせぎなどの短期雇用の労働者についての特例についてお聞きしておきたいと思います。 季節労働者についてはILOの四十四号条約、ここで特例を認めているのは六カ月未満のものに限るというふうになっております。その他に政府の出している雇用保険法案を見ますと、短期特例は六カ月以上ということになっています。なぜ特例を設けたのか、その理由がわからないわけです。条約では特例として別扱いにしてはならないということになっているわけで…
○説明員(関英夫君) 季節的な労働者あるいは季節というふうには特定しておりませんでも、短期の循環雇用を繰り返す労働者につきましては一般の日本の雇用慣行のもとにおきます常用労働者と異なりまして、毎年毎年ある一定期間働き、そして、その働いた期間のほかは仕事をしないという形態を繰り返しております。そのために、他の一般の継続的な雇用関係にあります労働者から見ますと、納付した保険料と受ける給付との間に非常なアンバランスがございます。六カ月ないし十…
○説明員(関英夫君) 雇用保険法案の六十八条の第二項に、三事業には千分の十三のうちの三の費用をもって三事業に充てるということを明記してございます。したがいまして、私ども毎年度の予算をこれから考えます場合には、その千分の三の範囲内の予算を国会にお願いし、その範囲内でしかいわば支出権が認められないわけでございます。ただ、先生の御質問が、そうやって組んだ予算をオーバーするような事態になったらどうするかということでございますが、三事業の中身をず…
○政府委員(遠藤政夫君) この出かせぎ労働者、いわゆる毎年夏場あるいは冬場、二通りの型がございますけれども、主として農閑期あるいは漁閑期に出かせぎに出る、こういう人たちが現行の失業保険法の制度の中におきましても相当数を占めております。こういう方たちのいわゆる保険給付のあり方につきましていろいろと各方面から御意見がございました。本来、こういう人たちは農業に従事しながらその合い間に出かせぎに出る。出かせぎから帰ってくると本来的な農業なり漁業…
○柄谷道一君 私は、去る十一月十四日の社労委員会で、雇用情勢の現状と展望について質問しまして、現行失業保険制度を抜本的に改正し、失業給付のほか、これと三事業の経理上の区分を明確にするということを前提として、西ドイツの雇用促進法などの例を引きながら、雇用改善能力開発、雇用福祉等を含めた積極的、総合的雇用政策を推進する必要があることを指摘いたしました。そして、多くの民間産業労働組合や中小企業団体の切実な要望にこたえて、第七十四回臨時国会に雇…
○国務大臣(長谷川峻君) 先生からこの雇用保険法案についての評価をいただきましたことは役所としてはありがたいと思っております。前国会に御審議をいただきながら今日に至り、その間にもだいぶ雇用・失業情勢がきびしくなって、皆さんが御心配くだされているところであり、また、私などもその責任を感じて奔走につとめているところであります。そういう雰囲気の中におきまして衆議院あるいは参議院においても実施をする場合には早く繰り上げるべきじゃなかろうか、雇用…
○政府委員(遠藤政夫君) ただいま御指摘のように、私どもは一般的にはこういう不況下におきましても、若年労働者の就職は比較的容易である、過去の実績におきましてもその実例がございますし、最近の事態におきましても、まだまだそういう状態は続いておるんじゃないかと、かように考えております。しかしながら、こういう不況によります雇用・失業情勢が深刻になってまいりますと、一般的にはそういうことを言えても部分的にはいろいろ大きな問題が出てまいります。そこ…
○柄谷道一君 雇用保険法案が本国会で成立いたしますと、失業の予防には相当の効果を期待することができると思います。しかし、企業倒産、特に中小企業の倒産時における労務債権の確保に対する救済措置はきわめて不十分であると言わなければならないと思います。 実体法上民法三百六条の第二号、商法二百九十五条等では共益の費用に次ぐ一般の先取り特権として労務債権を認めておりますけれども、しかし、それは追及力に欠け、特別担保権者に対抗できません。いわゆるしり…
○柄谷道一君 御検討されるんではないかという受け身的な姿勢ではなくて、ほんとうに労働大臣、いまこれはたいへんなんです、家族労働者の現状は。これはゆっくりと検討しておっていいという種類の問題ではないと思います。ひとつ大臣、この問題については熱意をもって、むしろ労働省が積極的にこの問題解決のために動くという気魄をもってひとつこれは臨んでいただきたいと思います。 次は、私は、雇用保険法案の成立、施行という問題は、新しい日本の雇用政策を展開する…
○国務大臣(長谷川峻君) 雇用保険法案について評価していただいたことに敬意を払います。今度の雇用保険法案が何といたしましても新しい労働政策である、すなわち従来のように高度経済成長の時代、完全雇用の形はとりましたものの、しかし、日本は老齢、高年齢者の諸君が多くなりまして、地域的な問題あるいはこういう方々の問題、なかなかばらつきがございます。さらにまた農林水産にまで適用するという新しい制度、こういう問題によって私はまさに幕あけだという評価は…
○委員長(山崎昇君) ただいまから社会労働委員会を再開いたします。 午前に引き続き、雇用保険法案、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案、以上三案を一括議題とし、質疑を行ないます。 質疑のある方は御発言を願います。
○政府委員(遠藤政夫君) ただいま先生から御指摘のありました点でございますが、わが国の雇用法制はいわゆる雇用対策法を中心といたしまして、雇用対策法の中に盛られております各般の雇用面の施策を、職業安定法、職業訓練法あるいは身体障害者雇用促進法、中高年齢者等の雇用促進に関する特別措置法、あるいは駐留軍、炭鉱離職者の臨時措置法、こういった法律によってその基準を定め手続を施行いたしておるわけでございまして、今回のこの雇用保険法案におきますいわゆ…
○須原昭二君 以上、基本的な今日的な問題点を指摘をいたしたわけですが、時間の関係があって非常に残念ですが、詰めてまいりたいと思うのです。時間が許しません。したがって、私は一応一般的な基本的な問題点だけを指摘しておいて、きょうは最終でありますから、特に非常に大きな世論が巻き起こっておりますこの雇用保険法案の問題について、とりわけ総括的にお尋ねをいたしておきたいと思うのです。これはこの当委員会で同僚議員から多くの問題点が指摘をされております…