本会議 第6号
- 発言数
- 31 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1974/12/25
会議録
○議長(河野謙三君) これより会議を開きます。 日程第一ないし第四の千九百六十七年七月十四日にストックホルムで署名された世界知的所有権機関を設立する条約の締結について承認を求めるの件 外三件の条約 (いずれも第七十二回国会内閣提出、第七十四回国会衆議院送付)を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。外務委員長二木謙吾君。 〔二木謙吾君登壇、拍手〕
○二木謙吾君 ただいま議題となりました条約四件につきまして、外務委員会における審議の経過と結果を御報告いたします。 まず、世界知的所有権機関を設立する条約は、工業所有権、著作権等の知的所有権全般の保護を促進し、あわせてこれらの保護に当たっている諸同盟間の協力を維持するため、世界知的所有権機一関を設立することを定めたものであります。 次に、工業所有権の保護に関するパリ条約のストックホルム改正条約は、ソ連、東欧等で採用されている発明者証の制度による出願を、特許による出願と同様に、優先権主張の基礎として認めるとともに、パリ同盟機構の近代化をはかったものであります。 次に、原産地虚偽表示の防止に関するマドリッド協定のストックホルム追加協定は、世界知的所有権機関の設立に伴い、マドリッド協定及びその後の改正協定の加入書の寄託にかかる事務を、従来のスイス政府からこの機関に移管することを内容とするものであります。 最後に、文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約のパリ改正条約は、著作者の権利の保護に関する諸原則、ベルヌ同盟の組織及び運営の近代化措置、翻訳権と複製権についての開発途上国の特権等について規定したものであります。 委員会における質疑は会議録によって御承知願います。 昨二十四日質疑を終え、別に討論もなく、採決の結果、四件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより四件を一括して採決いたします。四件を承認することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、四件は全会一致をもって承認することに決しました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第五 地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。公職選挙法改正に関する特別委員長中西一郎君。 〔中西一郎君登壇、拍手〕
○中西一郎君 ただいま議題となりました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案は、全国多数の地方公共団体の議会の議員または長の任期が昭和五十年三月から五月にかけて満了することとなっている実情にかんがみて、これらの選挙の期日を都道府県及び指定都市の議会の議員及び長の選挙は昭和五十年四月十三日、指定都市以外の市及び町村の議会の議員及び長並びに特別区の議会の議員の選挙は四月二十七日に統一することとし、それに伴う所要の規定の整備を行なおうとするものであります。 委員会におきましては、別に発言もなく、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第六 雇用保険法案 日程第七 雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案 日程第八 労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上三案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長山崎昇君。 〔山崎昇君登壇、拍手〕
○山崎昇君 ただいま議題となりました三法律案について、社会労働委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、雇用保険法案は、現行の失業保険法にかえて、雇用に関する総合的機能を持つ雇用保険制度を創設することを内容とするものであります。 その骨子は、第一に、失業者の生活の安定をはかり、その就職を促進するために失業給付を行なうほか、労働者の職業の安定に資するために雇用改善、労働者の能力開発及び福祉増進の事業を行なうものとすること。 第二に、従来、当然適用外に置かれていた零細企業の労働者及び農林水産業の労働者をも含めて、すべての労働者に適用すること。 第三に、給付日数等の面で中高年齢者等就職の困難な者に手厚く措置するとともに、全国的に失業状況が悪化した場合の給付延長制度の新設など失業補償機能の強化をはかること。 第四に、季節、短期雇用労働者に対する失業給付を、五十日分の一時金にするとともに、資格要件を最低四カ月二十二日とすること。 第五に、雇用改善事業として高齢者の雇用の促進や不況の際の一時休業に対する援助によって失業の防止をはかること。 第六に、保険料については、失業給付に充てるべき千分の十は労使が折半して負担することとし、雇用改善事業等の二事業に充てるべき千分の二は使用者の負担とすること。また、高齢者に関する労使の保険料負担を免除すること等であります。 次に、雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、雇用保険法案の施行に伴って必要とされる関係法律の規定の整備及び経過措置を定めるものであります。 次に、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案は、労災保険及び船員保険の給付をILO百二十一号勧告の水準に合わせることを目途として、障害者に対する補償年金及び補償一時金を約一二%、遺族に対する補償年金を約一三%、それぞれ引き上げること。また、これらの前払い一時金について賃金水準の変動に応じてその額を改定すること等を内容とするものであります。 委員会におきましては、以上三案を一括議題として慎重に審議を進めましたが、質疑を終結し、まず、雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について討論に入りましたところ、日本共産党を代表して沓脱タケ子委員から原案に反対して修正案が提出されました。続いて、公明党を代表して柏原ヤス委員から修正案に反対、原案に賛成の討論があり、社会党を代表して須原昭三委員から原案、修正案ともに反対の討論が行なわれ、民社党を代表して柄谷道一委員から修正案に反対、原案に賛成の討論が行なわれました。修正案について政府から反対の意見が述べられたあと、採決に入り、まず沓脱委員提出の修正案を問題に供しましたところ、賛成少数で否決することに決しました。 次いで原案についてはかりましたところ、雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、いずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案については、討論もなく、全会一致をもって、原案どおり可決すべきものと決しました。 なお、雇用保険法案に対しては、 一、零細企業への適用拡大のための実施体制を整備すること 一、不安定雇用を解消するための総合的施策を進めること 一、雇用改善事業等の三事業について、失業給付との経理区分を明確にし、労使の意見を反映 すること 一、中小企業の倒産等による不払い賃金の救済制度等を検討することなどを内容とした十二項目にわたる附帯決議を付することとし、 また、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案については、 一、給付の一そうの改善 一、労災保険給付と他の社会保険給付との適切な調整を検討すること 一、被災労働者の社会復帰対策を充実すること等を要望する百項目にわたる附帯決議を付することに決しました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。 まず、雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 過半数と認めます。よって、両案は可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 次に、労働者災害補償保険法等の一部を改正する法律案の採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第九 国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律案 日程第一〇 文化功労者年金法の一部を改正する法律案 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。文教委員長内藤誉三郎君。 〔内藤誉三郎君登壇、拍手〕
○内藤誉三郎君 ただいま議題となりました二法律案につきまして、文教委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、国立及び公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案は、国立及び公立の幼稚園並びに盲・聾・養護学校の幼稚部の教育職員についても、小・中・高等学校の教育職員と同様に、教職調整額を四月一日にさかのぼって支給しようとするものであります。 委員会におきましては、学校事務職員の性格とその処遇改善、私立幼稚園教育職員の待遇改善と私立幼稚園振興策及び幼・保一元化など幼児教育のあり方等各般にわたる問題につきまして質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。 質疑を終わり、討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、文化功労者年金法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案は、最近における経済情勢にかんがみ、文化功労者年金の額を百五十万円から三百万円に引き上げようとするものであります。 なお、衆議院において、文化功労者年金の額を昭和五十年度から政令で定めることとする規定等を削除する修正が行なわれたことを申し添えます。 委員会におきましては、文化功労者年金の性格と年金額のあり方、わが国における文化の現状と今後の方向等の問題につきまして質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。 質疑を終わり、討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより両案を一括して採決いたします。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、両案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) この際、日程に追加して、 日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長山崎昇君。 〔山崎昇君登壇、拍手〕
○山崎昇君 ただいま議題となりました日雇労働者健康保険法の一部を改正する法律案について、社会労働委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、日雇労働者健康保険の給付を健康保険の給付に準ずる内容とするための改正案でありまして、 第一に、家族療養費等の給付割合を五割から七割に引き上げるとともに、高額療養費の支給を行なうこと 第二に、傷病手当金、出産手当金、埋葬料、分べん費等について給付の改善を昭和五十一年四月までに段階的に実施すること 第三に、保険料を第一級五十円から第四級二百円までの四段階とされているのを、第一級六十円から第八級六百六十円までの入段階に改定し、昭和五十一年四月までに段階的に実施すること等を内容とするものであります。 委員会におきましては、審議を進め、採決の結果、全会一致をもって衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、 一、医療制度の抜本対策を樹立すること 一、五人未満事業所の従業員に対する被用者健 康保険の適用をはかること 一、賃金日額の区分について一そうの検討を行 なうこと等の要望を内容とする六項目にわたる附帯決議を付することに決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
○議長(河野謙三君) これより採決をいたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(河野謙三君) 総員起立と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決されました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 日程第一一より第四七までの請願及び本日、公害対策及び環境保全特別委員長外六委員長から報告書が提出されました国の公害行政の抜本的改善に関する請願外千百十七件の請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。
○議長(河野謙三君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。 ─────・─────
○議長(河野謙三君) この際、委員会の審査を閉会中も継続するの件についておはかりいたします。
○議長(河野謙三君) 本件は、各委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(河野謙三君) 御異議ないと認めます。よって、本件は各委員長要求のとおり決しました。 —————・—————
○議長(河野謙三君) 今国会を終了するにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 今国会は短期間でございましたが、連日にわたる各位の熱心な御審議に対し、深く敬意と感謝の意を表する次第でございます。 内外の情勢多端のおり、各位におかれましては御自愛の上、ますます御活躍くださるようお願いしてやみません。 これにて散会いたします。 午後一時六分散会