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102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 それはおかしいと思うんだな。無理やりどこかから妨害があったとかというふうなことならばいざ知らず、ちょっと私は急にスローダウンをしていると思うんです。 そこで伺いたいのは、今月の二十日付の日刊工業新聞でありますが、ここに持ってまいりました。そのトップで、「先端産業の環境調査へ 七月にも「委員会」 通産 溶剤など影響懸念」、こう言っております。この中で立地公害局は、「主に半導体製造業を対象に、洗浄などに使う溶剤、ガスなどの使用…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 大臣にお伺いしたいんでありますが、従来ややもすると、通産省は例えば環境汚染だとか公害問題などについて非常にいわば消極的だと、そして企業にどちらかというとべったりだという非難も私耳にいたしております。ある意味ではこれは当たっている面もあるのですね、残念ながら。とすると、今の問題について私は、ここに述べているような半導体産業のイメージダウンにつながるということでこういう調査に対して難色を示しておるということは、木下さんはないと…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 そこで、本論である法案に入るのでありますが、時間も限られておりますので、私は逐条論的でなしに、論点を浮き彫りにするような形で質疑をさしていただきたいと思います。 まず、本法案の提案に至る背景と経過についてでありますけれども、アメリカが去年の十一月に半導体チップ保護法を成立させ、日本に同趣旨の立法化をしなければアメリカで日本製のチップを保護しないという、相互主義的立場で日本政府に立法化を迫った。政府は、これに応じて昨年の十月…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) まず、この法案を御提出申し上げる経緯について申し上げますと、昨年 の秋にアメリカの法律が成立したということはおっしゃったとおりでございますけれども、その前、一昨年の秋に、日米先端技術産業作業部会というのが通産省とアメリカの商務省及び通商代表部との間でずっと開かれておりまして、その作業部会において半導体につきまして提言をまとめたわけでございます。その提言をまとめた中で、日米両国で世界の九割を占める半導体産業につい…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 先日、私どもも日立武蔵の工場に視察に参りまして、非常に勉強になりました。そのときにもお互いの実感として、やはり日本の高度の技術力の前進ということをそこで見聞もしてまいりました。しかしなお、アメリカに一日の長があるという実態であることもまた事実だと思うんですね。 もう一つ確認したいのは、日米経済摩擦の問題でありますが、午前中来同僚委員も質問いたしましたが、具体的に半導体の貿易問題で日米間に摩擦が生まれているのかどうか。この点…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 先ほど申し上げました作業部会で議論するきっかけになったのは数年前のことでございますが、半導体の貿易について、それが世界全体の経済に寄与するように、健全な発展をするようにお互いに話し合っていこうということになったわけでございまして、そのために、結論といたしましては相互に半導体の関税率をゼロにするという合意もいたしまして、その合意はことしの三月から実施に移されているというようなことがございます。 したがいまして、今…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 そうしますと、技術的にも日本は大いに進んできてはおるけれども、アメリカの方に一日の長がある。それから貿易面でも深刻な摩擦が生まれてはいない。にもかかわらず、なぜこの本法案が必要なのかというそこの問題なんですが、今、木下さんもおっしゃったように、アメリカの半導体産業を見ますと、現在需要が落ちている、需要が伸び悩みと、こうおっしゃったけれども、要するに供給過剰で不況状態を抜け切れていないということは、これは紛れもないんですね。…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 半導体はそのコストが過去十年間に急速に下がったということもありまして、その需要は毎年大きな勢いでずっと伸びてきましたし、今後も技術進歩により、またその需要分野が広がるに伴い需要は着実に伸びていく性質のものだと考えております。 昨年の秋からことしの初めにかけて、特にアメリカにおきまして需要が少し停滞しましたのは、言ってみれば、品不足の事態になると各需要家先とも争って物を買おうとする。それで一応供給が潤沢になったと…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 若干の指標を見てみますと、アメリカの半導体メーカーが現実に不況対策を今とっております。インテルは七工場のうち二工場の操短をやり、従業員も九百人を解雇しております。テキサス・インスツルメンツは、週六日操業の工場は五日操業に、そして週五日のところは四日操業にいたしております。そして、去年の十二月には二千名を一時解雇、レイオフしているのですね。モトローラは、一万五千人を対象に一週間に半日ないし二日の帰休、千人の自然減と契約社員の…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) この法律の目的は、アメリカの半導体チップ保護法も同じでございますけれども、半導体のレイアウトを保護して開発者の利益を守る。したがって、逆に言いますと、新しい技術をもって新しい半導体を開発しようとする人たちに対して、保護の可能性を与えることによってそれにインセンティブを与えていくという考え方でございますから、むしろ新しい、性能のいい半導体の開発を促進して、その促進した結果、経済界全体がそれによって恩恵を受けるとい…

102参議院 商工委員会 第16号

○市川正一君 じゃ時間が参りましたので、最後にレイアウト保護のあり方について一問お伺いいたします。 私は、本来すぐれた半導体回路のレイアウトの保護に決して反対するものではありません。しかし今回の法案の提出にはいろいろの問題をはらんでいると思うんです。 その一つは、この法案が国民的な視点での検討といいますか、そういう中から生まれたものではなしに、先ほど来指摘しておりますように、日米経済摩擦を背景としたアメリカのいわばお仕着せで立法されたと…

井上計 の発言をすべて見る →民社党・国民連合1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○井上計君 同僚議員から詳細にわたって質疑が行われております。それを伺っておりまして、私がもう質問をすることは全くないなと、こういう感じがいたしますが、せっかくの機会でありますので、二、三ひとつ感じましたことをお尋ねをしてまいりたい、こう思います。 先ほど来伺っておりますと、我が国の半導体集積回路産業の非常な飛躍的な発展ということについてはよくわかりました。ただ、問題はこれからでありますけれども、産業の米と言われておりますし、また事実こ…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 今、井上先生おっしゃいましたように、半導体集積回路産業は中核的な産業として今後ますます重要性を増してくると思いますが、昨年度は対前年度比七三%という非常に大きな伸びを示したわけでございますけれども、最近ちょっと一服ぎみでございますので、今年度は昨年ほどの伸びは期待できないと思います。ただ、中期的に見ましてここ数年間の伸びを予想いたしますと、やはり年率二〇%程度の伸びは十分確保できるんではないかというふうに考えて…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 確かに昨年度の半導体産業の設備投資額は七千億円にも達するということで、非常に大きな規模になったわけでございますし、一つの半導体集積回路を開発するのに、非常に難しいものであれば数億円かかるというようなものもございます。そういう意味で、相当大規模な装置産業的な形態を持っておるわけでございますけれども、今回の法律を制定していただくことによりまして回路配置の法的保護が図られ、回路配置の開発者の独自の努力の成果物が無体財…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 指定登録機関のあり方あるいは運営の仕方等について高い御見識に基づく御意見を賜りまして、非常にありがたく存じております。 私どもが今後法律が施行されますときに、指定登録機関をどうするかという点につきましては、先生のお話等も十分頭に入れさせていただきまして、その運営がおかしくならないように十分配慮していきたいと考えております。 それから人材の点につきましては、確かに先生おっしゃいますように、特定のメーカーで経験のあ…

井上計 の発言をすべて見る →民社党・国民連合1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○井上計君 それらの点については、十分ひとつ御検討いただけるものと、こう考えますけれども、あえてひとつ、そういうふうな危惧を若干実は持つようになった、いい意味での危惧といいますか、今後の問題としては、私は必要があれば、 朝令暮改というとおかしいですけれども、やっぱり法案の中身というものが改善をされることが必要であろう、こういう感じがしております。 最後に、これは大臣にお伺いしたいのですけれども、この半導体分野において、日米間の相互協力と…

村田敬次郎 の発言をすべて見る →自由民主党・新自由国民連合通商産業大臣1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○国務大臣(村田敬次郎君) お答え申し上げます。 半導体分野というのは、ハイテク産業、特にエレクトロニクス産業を支える重要な基盤をなすものでございまして、今後世界的に見てますます拡大をしていくだろう。そして現状は、御指摘になりましたように日米で大体九〇%を占めておりまして、特にアメリカが非常に先進国でありますが、日本も一生懸命努力をすることによって、まさに世界の中で一番進んだ二つの国になったわけでありますが、御指摘のようにアメリカの場合…

井上計 の発言をすべて見る →民社党・国民連合1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○井上計君 大臣のお答えでよくわかりました。ただ、今大臣お答えの中で、私が申し上げた、アメリカでは当然これが軍事目的に利用されるであろう。また特にアメリカは、軍事目的、軍事用の機器をさらに性能をよくするためにこういうふうなものの産業についての技術開発がさらに進むのはこれは当然だと思うんですね。したがって、その点今後我が国とアメリカとの技術交流あるいは共存のためのいろんな産業界の交流等によって我が国の技術がアメリカへ行って、それが軍事目的…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 最初の御質問のアメリカにおける日本の半導体の保護の問題でございますけれども、アメリカの半導体チップ保護法によりますと、アメリカにおいて最初に商業的に利用されたものはアメリカで保護されるということになりますので、日本のメーカーが使ったものでも、アメリカにおいて最初に商業的利用を始めたものであれば保護を受け得るわけでございます。それが一つございます。 それから、日本で開発され、日本で利用されているものがアメリカに輸…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) アメリカの半導体企業も日本にテキサス・インスツルメンツを初めといたしまして、たくさんの企業が日本に進出して半導体をつくっておりますし、また今先生おっしゃいましたように、日本の企業もアメリカに進出して半導体の製造等始めております。 それで従来は、半導体の製造設備はどちらかというとアメリカ製のものが多かったわけでございますが、最近は日本製でもいい機械ができてきたというようなこともございまして、そういういい機械を使っ…