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木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) アメリカの法律の場合には、これはこのチップ保護法だけに限りませんが、民事上の争いが起こって損害賠償を提起する場合に、実際に損害を受けた額以上の、いわゆる三倍賠償というようなことで、三倍の額を要求することができる場合があるわけでございます。例えば独禁法に関連する訴訟を起こした場合には、損害額の三倍を要求することができるというようなことがあります。 したがいまして、アメリカ法におきましては、そういうような経済上の制…

102参議院 商工委員会 第16号

○福間知之君 社会的道徳性に基づいて刑事罰ということのようですが、ほかにもそういうことはあるわけだから、これだけが特異だとは申しませんが、だからなるべくそういうことが発生しないようにすることが大事だ、こういうふうに思うわけですね。 時間も参りましたので、最後に大臣にちょっとお伺いしておきたいと思います。 先ほど来いろいろ触れていますように、半導体あるいは回路配置というこの高度な技術の開発というものは、国際的な広がりをもって今進んでおりま…

村田敬次郎 の発言をすべて見る →自由民主党・新自由国民連合通商産業大臣1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○国務大臣(村田敬次郎君) お答え申し上げます。 御指摘のように、現在半導体に関する先進国と申しますか、日本とアメリカでありまして、まだ他の国にはそれがそれほど普及をしていない。そして、米国法では相互主義を採用しております。相互主義を採用した場合には、米国以外に回路配置を法的に保護している国がない現状では、他のすべての国に属する外国人の創作した回路配置は本法案によって保護されない、こういうことになります。これでは余りに保護の範囲が狭過ぎ…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 半導体集積回路の本法案に入ります前に、いささか唐突でございますけれども、石炭炭鉱問題について少し大臣の御意見を伺っておきたいと思うんでございますが、私が国会議員になりましてからもう三度目になるわけですね。非常にびっくりしているわけでございます。 個々のケースについていろいろ調べるということも大事だと思うんでございますけれども、しかしこれだけ続いて大災害が起こりますと、もっと大きな線で物事を眺める必要があるのではないかという…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 また具体的に……。 それでは本論に返りまして、半導体集積回路の保護に関する法案について御質問申し上げたいと思います。 前にも村田大臣には私のフィロソフィーを申し上げたんですが、私は法三章主義でございまして、余計な法律はつくらない方がいいという建前でございますので、なぜ今度の法律をつくらなきゃならないのかという観点からいろいろ御質問申し上げたいと思います。あらかじめそういうつもりで聞いていただきたいと思うのですが。 この半導…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 半導体集積回路といいますものは、非常に歴史の短いものでございまして、急速に発展してきた産業でございます。今から十年前、一九七五年ごろは日本での生産は約千百億円ということだったわけでございますが、昨年はそれが一兆九千億、ほとんど二兆円になるまでに至ったわけでございまして、十年間で二十倍近い生産額になっております。それと同時に、技術が非常に進歩いたしまして、十年前の集積回路の集積度とそれから現在の集積度とは比べ物に…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 どうもありがとうございました。 そういう背景で、何かそれが保護さるべきであるという観点が出てくるんだと思うのですが、しかし何か半導体チップについていざこざが起こった、過去においてそういうことがあったので何か法律をつくらなければならなくなったといったような、何か具体的な動機といったようなものがあるのではなかろうかと思うのですが、それについて説明していただきたいということ。 それからまた半導体チップの保護というものがアメリカで…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 半導体集積回路がこれだけ産業にとって重要な存在になってきたということが、基本的には過去になかったこういう保護の法律の必要性が出てきた背景になってくると私どもは考えております。 それと同時に、半導体集積回路自身、つくりますというのか、開発いたしますのに大変に時間と資金を要するのに対して、模倣が非常に比較的容易になってきた、しかも模倣すること自身もやはりこういうコンピューターや何かを使いました技術の向上によって、そ…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 失礼申し上げました。 アメリカにつきましても同じような事情があるわけでございまして、日本とアメリカとの間で半導体につきまして日米先端技術産業作業部会でいろいろ議論しておりますときに、お互いに同じような事情が出てきたから、そのための何らかの形での権利を保護する立法措置が必要ではないかというような議論が行われたわけでございます。 それで、アメリカは昨年の秋に法律ができております。アメリカにおきましてもやはり模倣が行…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 日本の事情を承りたいと思うんですが、法務省の方に、こういう半導体チップに関する何か犯罪的ないざこざが起こったことがあるのかと伺いましたところ、ほとんど知らないというようなお話でございましたんですが、現に何か半導体チップについてどこかの会社のやつをほかの会社が盗んだといったようなケースがあったんでしょうか、どうなんでしょうか。

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 そういう意味では私は、元来半導体チップをおつくりになる会社というものは、半導体チップをつくるためには相当の資金を投入しなければならないわけでして、相当規模の会社で なければつくれないわけですね。したがって、それをつくっている会社というものはごく限られたものであろうと思うんですが、まずその数を伺いましょう。どのくらいの会社が半導体チップを生産しているか。

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 現実にそういう事態を私どもは承知しておりませんが、ただ、リバースエンジニアリングというようなことで、販売されております半導体を入手して、それを解析することによりまして同じようなものをつくる技術というのが非常に容易に高まってきておりまして、したがって模倣の可能性が非常に強くなってきておるわけでございます。先ほど申し上げましたように、現実にそういう模倣だということでの問題になっているわけじゃございませんが、いろいろ…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 必ずしも納得のできる御説明ではなかったと思うんですが、殊にリバースエンジニアリングというような新しい言葉を使いますと、何か事柄自身が新しいように思えるんですけれども、日本の多くの企業の初期の時代には、例えばモートルを外国から買ってきて、それを完全に解体いたしまして、銅線がどのくらいの太さで何巻き巻いてあるといったようなものをそっくりコピーしてつくったといったような過去の事実もございまして、リバースエンジニアというのは明治時…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) アメリカで成立いたしました半導体チップ保護法と、今度の私どもが御提案申し上げているこの法案との間の主要な違っている点は三つあるわけでございます。 一つは外国人の扱いの問題でございまして、アメリカの法律では相互主義というような形をとっておりまして、アメリカの法律と同じような法律で保護をしている国の半導体集積回路については、アメリカの市場においてその権利を保護するというような考え方をとっておりますので、もしアメリカ…

木下博生 の発言をすべて見る →通商産業省機械情報産業局長1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(木下博生君) 半導体を世界で生産しております国としては、アメリカと日本が一番大きなシェアを占めておりまして、両国で約九割のシェアを占めておるわけでございます。したがいまして、そういう生産国である日本とアメリカでそういう権利の保護をする必要があるだろう、将来は条約等を結んで世界全体で同じようなやり方で保護をしていったらどうだろうかというような考え方において意見が一致したわけでございまして、それによってアメリカも立法措置をやりま…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 それではまた問題を変えまして、私は最初に申し上げましたように、法律はできるだけ数が少ない方がいいと思っておりますので、どうして今までの特許関係の法律あるいは著作権関係の法律といったようなものの中に今度の件を包摂することができないのかということを伺いたいと思います。 まず、半導体チップというのは物体ではございますけれども、その物体をつくる上でのいろいろな技術があってその物体がつくられるわけです。その技術はいわゆるマスクでもっ…

102参議院 商工委員会 第16号

○政府委員(志賀学君) 実は機械情報産業局の方におきまして、この半導体チップの保護につきましていかなる法制で保護をすべきかという点について、産業構造審議会情報産業部会に諮られまして検討したわけであります。その過程におきまして私どもの方にもいろいろ御相談がございました。 端的に申し上げますと、特許にしろ実用新案にしろ、それで保護をいたしますのは技術的思想の創作、さらに詰めて申しますと技術的思想、それが保護の対象でございます。そういった技術…

伏見康治 の発言をすべて見る →公明党・国民会議1985/05/23

102参議院 商工委員会 第16号

○伏見康治君 一応理由があるようにもうかがえるんですが、そうすると、半導体チップの場合に保護されるものは、要するに素子的なものを並べる並べ方、それをつなぐ針金のつなぎ方といったようなものではないかと思うのです。しかし、それは今経験的なエラー・アンド・トライアルの方法で、そういうできるだけ小さなところにびっしりと組み込むということなんですが、そこにはおのずからやはり、今効率的という言葉を表現されましたが、効率的というのは、例えば信号の伝達…