第155回 参議院 憲法調査会 第3号
○参考人(戸波江二君) 先ほど申しましたように、社会権は十九世紀の自由主義経済のもたらした社会問題、貧富の差だとか富の偏在だとか、いろいろそういう社会問題が出てきて、それを克服するために社会権の考え方が出てきた。第二世代の人権というふうに言われていますけれども、その元では、国家が何もしない、市民社会の自由に任せるんだというだけではやはり社会の中の矛盾が解決できないという思想があり、やっぱり社会的、経済的弱者を保護すると。そうしないと社会…
衆参両院の本会議・委員会の会議録を全文検索します。発言者・会派・時期で絞り込み、政策テーマがいつ誰に語られたかを追えます。
出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○参考人(戸波江二君) 先ほど申しましたように、社会権は十九世紀の自由主義経済のもたらした社会問題、貧富の差だとか富の偏在だとか、いろいろそういう社会問題が出てきて、それを克服するために社会権の考え方が出てきた。第二世代の人権というふうに言われていますけれども、その元では、国家が何もしない、市民社会の自由に任せるんだというだけではやはり社会の中の矛盾が解決できないという思想があり、やっぱり社会的、経済的弱者を保護すると。そうしないと社会…
○平野貞夫君 その点は私も同じ意見でございまして、先生の専門の労働法の世界だけでなくて、一番日本国憲法の形骸化しているのは国会運営なんですよ。日本の議会制民主主義というのは本当に九条よりかひどいですよ、隔離しているのは。それはおっしゃるとおりです。 最後に、戸波先生、昨日も人権擁護法案の参考人質疑で塩野先生に申し上げたんですが、人権委員会というのは、本来法務省の外局なんというものじゃなくて憲法機関だと思うんですよね、実質的に。将来、憲法…
○川橋幸子君 丁寧な御報告をありがとうございました。 国連人権委員会の方の作業部会のペルーの方の議長の感触、大変心強いものがあると思いますし、やはり小泉総理も国際協調の中で核の問題もこうした人道への問題も解決していかれるということであるといたしますと、今後とも政府としてのサポートをよろしくお願いしたいと希望させていただきます。どうもありがとうございました。 以上で拉致の話を一応終わりまして、次に人権擁護法案と男女共同参画会議等の問題につ…
○政府参考人(吉戒修一君) 人権擁護法案でございますが、現在、参議院の法務委員会で御審議中でございます。今日も朝から参考人の質疑が行われているところでございます。 人権擁護法案につきましては、先生御案内のとおりだと思いますけれども、この法案によりまして新しく設置される人権委員会でございますが、これは国家行政組織法第三条第二項に基づいて設置される独立の行政委員会でございます。しかも、委員長及び委員の任命方法、これは国会の同意を経まして内閣…
○政府参考人(吉戒修一君) 今、委員御指摘のメアリー・ロビンソン前国連人権高等弁務官から小泉総理あての手紙の件でございますが、これは人権擁護法案に関しまして、今年三月と六月と二度にわたりまして書簡が寄せられているところでございます。 これらの書簡におきまして、今、委員御指摘のような、法務省の下に置かれる人権委員会では真に独立性は保てないというような懸念が表明されたという事実はございません。恐らく委員の御指摘は、六月の二通目の書簡に、日弁…
○川橋幸子君 先日、これは十月三日の決算委員会でございまして、最高裁、法務省が審査の対象省庁でございました。この問題につきまして私はその場で質問をさせていただいたわけでございますけれども、かねて我が国司法の独立性の問題から最高裁がこの人権B規約選択議定書の締結に反対している、女子差別撤廃条約も含めてそうした個人通報制度については反対しているということを一般に言われていたものですから、最高裁の方にお尋ねしてみたんです。最高裁が一番この問題…
○黒岩宇洋君 とにかく、私、この前申し上げましたけれども、新潟の救う会に行ってきました。そこでやっぱり御家族の方とかそのほか拉致被害者の学校の先生とか、そういう方にお会いするわけです。そうすると、本当に、今まで平穏で幸せだった生活が本当にひどい悲惨な事件で不幸に陥れられたと。とにかく、今はどうなっているんだ、とにかく事件のことは解明してほしいと。私は、ともすれば、今非常に彼らの感情というのも危険な状況になっています。本当に、言うこともか…
○国務大臣(福田康夫君) 幾つか御質問ございました。 障害者等に対する不当な差別的取扱いの禁止については、今国会で御審議をいただいております人権擁護法案で手当てをいたしております。また、政府としては、障害者の社会参加を促進するために、平成十四年度中を目途に障害者等にかかわる欠格事由の見直しを行うことといたしておりまして、これまでに対象六十三制度中五十八制度の見直しを終えました。今回におきましても警備業法の改正について御審議をいただいてい…
○委員長(魚住裕一郎君) ただいまから法務委員会を開会いたします。 人権擁護法案を議題といたします。 本日は、本案の審査のため、お手元に配付の名簿のとおり、六名の参考人から御意見を伺います。 まず、午前中に御出席いただいております参考人は、東亜大学通信制大学院教授塩野宏君、日本民間放送連盟報道問題研究部会部会長・日本テレビ放送網株式会社報道局長石井修平君及び弁護士・全国犯罪被害者の会代表幹事岡村勲君でございます。 この際、参考人の方々に…
○参考人(塩野宏君) 塩野でございます。本委員会において審議中の人権擁護法案について意見を申し述べる機会を与えられ、大変光栄に存じております。お言葉に甘えまして、着席のまま発言させていただきます。 私は、人権擁護施策推進法に基づき設置されました人権擁護推進審議会の会長として、同審議会の進行を仰せ付かったものでありますが、人権擁護法案は、審議会の人権救済制度の在り方に関する答申を踏まえたものと理解しております。 そこで、本日は、審議会答申…
○参考人(石井修平君) 本日は、意見表明の機会をいただきまして、魚住委員長始め当委員会の委員の皆様に御礼を申し上げます。 報道被害につきましてはいろいろ厳しい御批判、御指摘を受けておりますけれども、その重みを十分受け止めつつ意見の陳述を行いたいと存じます。 では、座って失礼をさせていただきます。 私は、本日、民放連の報道問題研究部会の部会長という立場で意見を述べさせていただいております。この報道問題研究部会といいますのは、表現の自由、報…
○参考人(岡村勲君) 岡村でございます。本日はわざわざお呼びいただきまして、誠にありがとうございました。 それでは、着席したまま発言させていただきます。 犯罪被害者は様々な被害を受けるのでありますけれども、その中でも報道被害というのは実に立ち上がれないような痛みを与えるものでございます。 私の例で申しますと、私は、仕事の上で私を逆恨みした男によって私の身代わりに家内が殺害されたのでありますけれども、私が夜中に帰ってみますと、玄関のところ…
○参考人(石井修平君) どのポイントでお答えしたらいいかちょっと迷いますけれども、私は、マスコミ倫理、取材する人間としてやはり取材される側の気持ちを十分考えながら取材するということについての基本的な教育が是非必要であるし、私はそういう教育について、我が社だけではなくて我々メディア業界全体がやっぱり心すべきだろうと、更に強化し更に発展させていく必要があるというふうに考えております。 正に、報道被害を受けた方からの、何度も申し上げております…
○浜四津敏子君 公明党の浜四津敏子でございます。 本日は参考人の皆様、御多忙の中いらしていただきまして大変ありがとうございます。 本法案の大きな議論の対象となっている点は主に二つございます。一つは人権委員会の独立性について、また二つ目は報道機関についての規定でございます。ちょっと順序を変えまして、まず報道機関についての規定について、石井参考人にお伺いいたします。 報道機関の自主的規制の取組の現状について今御答弁がございましたけれども、今…
○平野貞夫君 三人の参考人の先生方から大変大事なことを教えていただきまして、そんなに認識において差はなかったというふうに考えますが、私は憲法を作られた金森徳次郎先生の「憲法遺言」の中にある言葉に非常に感激しておるんですが、人権というのは国家よりももっと根本にある人間が決めた原理だと。それから、法律をもって人権を制約はできないと。ですから、基本的人権にかかわることについては多数が人権を制限するようなことがあってはならぬということで、国会も…
○平野貞夫君 塩野先生、会長になられて、人権擁護推進審議会で大変きめ細かな答申を出されて、その答申が土台になって現在の法案が出されておるわけでございますが、それは大変な御労苦であったと思って評価するものでございますが、私、先ほど来申し上げました人権というものの本質からいって、この審議会を作るまでの政治過程といいますか、立法過程に極めて問題があったということを指摘したいわけなんです。 私、国会議員になって今年で十年になるんですが、ちょうど…
○委員長(魚住裕一郎君) ただいまから法務委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、人権擁護法案を議題とし、参考人から御意見を伺います。 午後に御出席いただいております参考人は、弁護士・日本弁護士連合会国内人権機関に関するワーキンググループ座長藤原精吾君、全国自由同和会会長茗荷完二君及び人権フォーラム21事務局長・新潟大学法学部教授山崎公士君でございます。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用のところ本…
○参考人(藤原精吾君) 弁護士の藤原でございます。 基本的人権の擁護をその職業的使命とする弁護士、弁護士会が人権擁護法案に反対するというパラドックスが生じております。なぜでしょうか。そのことをともに考えていただきたいと思います。 私は、これまで約三十五年にわたる弁護士としての経歴を主として人権擁護活動に費やしてまいりました。九八年度には、日本弁護士連合会人権擁護委員長として国連自由権規約委員会の日本政府報告書の審査に立ち会い、今回の法案…
○参考人(茗荷完二君) 私、全国自由同和会の茗荷でございます。 本日は、このようにこの法案を審議する場にお呼びをいただきまして、意見を述べる機会をいただきましたことにまずもって感謝を申し上げたいと、このように思います。 懸案のこの本法案、人権擁護法案でございますけれども、私ども全国自由同和会を代表いたしまして、人権擁護法案に賛成の立場から意見を述べさせていただきたいと思います。 私ども全国自由同和会は昭和六十一年に結成、十七年前でござい…