第211回 参議院 本会議 第25号
○国務大臣(鈴木俊一君) 矢倉克夫議員から、まず防衛力強化資金を創設する理由等についてお尋ねがありました。 防衛力強化のための財源確保に当たっては、税外収入の確保などに最大限取り組むこととしておりますが、税外収入等につきましては、年度によって変動が生じ得るものであり、必ずしも当該年度に必要となる防衛力強化のための歳出額と見合うものになりません。 このような税外収入等を防衛力の整備に安定的、計画的に充てられるようにするためには、このタイミ…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○国務大臣(鈴木俊一君) 矢倉克夫議員から、まず防衛力強化資金を創設する理由等についてお尋ねがありました。 防衛力強化のための財源確保に当たっては、税外収入の確保などに最大限取り組むこととしておりますが、税外収入等につきましては、年度によって変動が生じ得るものであり、必ずしも当該年度に必要となる防衛力強化のための歳出額と見合うものになりません。 このような税外収入等を防衛力の整備に安定的、計画的に充てられるようにするためには、このタイミ…
○国務大臣(浜田靖一君) 矢倉克夫議員にお答えいたします。 防衛予算増による国内防衛産業育成が経済や財政に与える影響についてお尋ねがありました。 昨年末決定した防衛力整備計画の防衛力整備の水準は、四十三兆円のうち約八割程度が国内向け支出です。防衛産業は、プライム企業のみならず、多数の中小企業の下請企業から成るサプライチェーンを構成をしております。関連する産業も含めて波及効果や雇用創出の効果があると予想されます。 また、例えば、F2戦闘機…
○梅村聡君 日本維新の会の梅村聡です。 私は、会派を代表しまして、ただいま議題となりました法律案について質問をいたします。 G7広島サミットの中でも大きな論点となった日米同盟について、バイデン大統領は、日米両国は基本的価値を共有しており、日米同盟はかつてなく強固だと述べ、総理はそれに対し、日米は共通の価値観の下で行動していることを誇りに思うと再度確認をされました。また、ロシアのウクライナ侵略をめぐっては、対ロシアの制裁とウクライナ支援の…
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 梅村聡議員からの御質問にお答えいたします。 G7広島サミットを踏まえた防衛力整備の計画についてお尋ねがありました。 国民の命や暮らしを守り抜く上で、まず優先されるべきは外交努力です。G7広島サミットでは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くとのG7の強い意志を示すことができました。 同時に、外交には裏付けとなる防衛力が必要です。今般の防衛力の抜本的強化については、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境…
○国務大臣(鈴木俊一君) 梅村聡議員の御質問にお答え申し上げます。 まず、必要な防衛力整備のための財源を捻出できない場合の対応についてお尋ねがございました。 新たな防衛力整備計画では、防衛力整備の水準として四十三兆円程度と定めるとともに、令和五年度から令和九年度までの五年間の防衛関係費の増額分の財源確保の方針を示しており、具体的には、歳出改革、決算剰余金の活用、税外収入の確保、税制措置によってその財源を確保していくこととしております。 …
○大塚耕平君 国民民主党・新緑風会の大塚耕平です。 会派を代表して、ただいま議題となりました我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案について、総理並びに財務大臣に質問します。 今回の法案の検討は、昨年八月十日の記者会見において総理が防衛力を五年以内に抜本的に強化すると述べたことから始まりました。抜本的に強化するとは具体的にどのような装備品、どのような内容を指しているのか、伺います。 その内容は、その時点…
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 大塚耕平議員からの御質問にお答えいたします。 防衛力の抜本的強化についてお尋ねがありました。 今回の防衛力強化の検討に際しては、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙していく中で、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを行いました。率直に申し上げて、現状では十分ではありません。 例えば、近年、我が国周辺では、質、量共にミサイル戦力が著しく増強され、既存のミサイル防衛網だけで完全に対応するこ…
○国務大臣(鈴木俊一君) 大塚耕平議員の御質問にお答えいたします。 まず、特別会計から一般会計への繰入れ及び独立行政法人の国庫納付金の納付に関する規定についてお尋ねがありました。 特別会計からの繰入額については、特別会計の歳出予算としても計上されていることから、予算の金額の範囲内に限り支出権限が付与されているという歳出予算の性格等も、性質等も踏まえ、繰り入れることができると規定しているところです。 他方、国立病院機構等からの国庫納付額に…
○小池晃君 日本共産党の小池晃です。 会派を代表して、軍拡財源法案について岸田首相に質問します。 法案の前に、G7サミットについて聞きます。 開催地が広島となったことから核兵器廃絶に向けた前向きのメッセージが期待されましたが、完全に裏切るものとなりました。広島ビジョンが核兵器による威嚇によって他国を抑えようという核抑止力論を公然と正当化する一方、核兵器禁止条約を無視したことに失望と批判が広がっています。 被爆者のサーロー節子さんは、自国…
○内閣総理大臣(岸田文雄君) 小池晃議員の御質問にお答えいたします。 核兵器のない世界の実現に向けた取組についてお尋ねがありました。 今次サミットでは、核軍縮に関する初めてのG7首脳独立文書となるG7首脳広島ビジョンの発出により、核兵器のない世界に向けた国際社会の機運、いま一度高めることができたと考えています。 我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しくなっています。国民の生命、財産を守り抜くため、現実を直視し、国の安全保障を確保しつつ、…
○委員長(石井準一君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 まず、本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会において協議いたしました結果、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案につき、本日の本会議においてその趣旨説明を聴取するとともに、自由民主党一人十分、立憲民主・社民一人十五分、公明党、日本維新の会、国民民主党・新緑風会及び日本共産党…
○事務総長(小林史武君) 御説明申し上げます。 本日の議事は、最初に、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案の趣旨説明でございます。まず、日程に追加して提出者の趣旨説明を求めることを異議の有無をもってお諮りいたします。異議がないと決しますと、鈴木財務大臣から趣旨説明があり、これに対し、北村経夫君、横沢高徳君、矢倉克夫君、梅村聡君、大塚耕平君、小池晃君の順に質疑を行います。 次に、日程第一ないし第三を一…
○国務大臣(渡辺博道君) 今回の防衛力強化に係る財源確保のための税制措置は、防衛力強化のための新たな付加税をお願いすることに伴いまして、現下の家計の負担増にならないよう、復興特別所得税の税率を引き下げるとともに、課税期間を延長するものであります。 復興庁といたしましては、復興事業に影響を及ぼさないことが最も重要であり、そのための復興財源の総額の確保が大前提であると考えております。この点、今回の措置における課税期間の延長幅は、復興財源の総…
○政府参考人(森田稔君) お答えいたします。 防衛力強化に係る財源確保のための復興特別所得税の措置に関しましては、大きく二つの御指摘あるいは御懸念をいただきます。そのことを申し上げさせていただきます。 一点目は、やはりこの復興特別所得税を防衛目的に転用するものであって、復興予算の確保に影響があるのではないかといった点、二点目が、単年度での税収が減少するという影響が出ますので、毎年の復興事業の執行に支障を来してしまうのではないかといった点…
○議長(細田博之君) 御報告することがあります。 永年在職議員として表彰された元議員中山太郎君は、去る三月十五日逝去されました。痛惜の念に堪えません。謹んで御冥福をお祈りいたします。 中山太郎君に対する弔詞は、議長において去る十日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。 〔総員起立〕 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され さきに憲法調査会会長 日本国憲法に関する調査特別委員長の要職につき またしば…
○議長(細田博之君) 日程第一、我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案を議題といたします。 委員長の報告を求めます。財務金融委員長塚田一郎君。 ――――――――――――― 我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案及び同報告書 〔本号末尾に掲載〕 ――――――――――――― 〔塚田一郎君登壇〕
○塚田一郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、財務金融委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、令和五年度以降における我が国の防衛力の抜本的な強化等に要する費用の財源に充てるため、外国為替資金特別会計等からの繰入金、独立行政法人国立病院機構等の国庫納付金及び国有財産の処分等による税外収入を確保するとともに、これらを活用した防衛力強化資金を設置するものであります。 本案は、去る四月六日、本会議において趣旨…
○道下大樹君 立憲民主党・無所属の道下大樹です。 私は、会派を代表して、ただいま議題となりました我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案について、断固反対の立場から討論いたします。(拍手) 冒頭、G7広島サミットを終えられた岸田総理に一言申し上げます。 各国首脳やゼレンスキー大統領が平和記念資料館を訪問し、慰霊碑に献花を行いました。首脳らが被爆の実相に触れ、核兵器の惨禍を二度と繰り返さない、核兵器による…
○越智隆雄君 自由民主党の越智隆雄でございます。 私は、自由民主党・無所属の会を代表して、ただいま議題となりました我が国の防衛力の抜本的な強化等のために必要な財源の確保に関する特別措置法案に賛成の立場から討論を行います。(拍手) 現在、我が国は、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面しています。昨年二月、ロシアがウクライナを侵略するなど、戦後、西側諸国が中心となって築き上げてきた既存の国際秩序が揺らぎ始めています。我が国の周辺国、地域に…