長谷部恭男
会議録に記録された「長谷部恭男」の発言を集計しています。会派・役職は直近の発言から推定した値です。同姓同名の別人が含まれる場合があります。
出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗- 総発言数
- 185 件
- 直近の所属会派
- —
- 直近の役職
- 早稲田大学大学院法務研究科教授
- 直近の発言日
- 2001/11/08
政策テーマ別の発言量
テーマ代表語との共起件数- 半導体0 件
- AI0 件
- GX・脱炭素0 件
- 経済安保0 件
- 宇宙0 件
- 医療0 件
- 農業0 件
- 地方創生0 件
- 防衛0 件
- 防災0 件
- こども・子育て0 件
- 教育0 件
- デジタル行政0 件
- 労働・賃金0 件
- エネルギー0 件
- 観光・インバウンド0 件
- 住宅・不動産0 件
- スタートアップ0 件
- 社会保障・年金0 件
- 通商・貿易0 件
※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。
よく発言している会議
直近 100 件の標本- 憲法審査会100 件・100%
※ 全 185 件のうち直近 100 件のみを集計した標本値です。
発言履歴
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 これは消極的な形で言うことは非常に簡単でございまして、よく言われるところの理の府という機能を果たしていくためには、余り政党色が強くてはいけないだろう。つまり、先ほど私が申し上げましたような、客観的な公益を目指すような公開の場での濶達な討議、そして所属している組織に縛られないような多数決というものが要求されるわけでありますので、政党の力が余り及んではいけないはずです。ただ、それが、現在は、参議院の権限が強過ぎるために、必ず…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 どうもありがとうございます。 三権分立というのは、御指摘のとおり非常に長い伝統のある概念でありますが、その中身につきましてはかなり多様な理解の仕方がございます。 モンテスキューが「法の精神」の中で説いたのが三権分立に関する古典的な理解でありますけれども、あそこでモンテスキューが言っていること自体は、国の権限を立法、行政、司法の三つに分けて、一つの国家機関がそのうち二つを独占するようになっていてはいけないという、それ自体と…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 通常の議院内閣制の場合ですと、先生の御指摘の、社会の中のいろいろな利害なり価値観なり意見なりを集約するという役割は政党が担っておりまして、しかも、そうやって集約したいろいろな利害なり意見を一貫した政策の形に組み上げて、それを自分たちの首相候補とワンセットで総選挙の際に有権者に提示する、そういう役割を果たすんだろうと思います。 ところが、首相公選制を導入してしまいますと、実はその役割を政党はもう果たす必要がなくなってしまう…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 これは、私、冒頭のお話の最後のところでしゃべったことと関連をしている話かなと思います。 つまり、こういう政治の場を通じていろいろな仕組みなり制度なりをつくっていくときに大事なことは、社会常識から考えまして二つあるのかな。 一つは、きちんと筋が通っている、大義名分にのっとっている、そのとおりの筋の通った制度や仕組みになっているということも大事でありますが、それと同時に、直接その制度や仕組みの運用に携わる、それに関与する人々…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 この小選挙区と比例代表を並立させるという制度は、なかなか理解の仕方の難しい制度でありまして、つまり、有権者に一体何を聞いているのかがよくわからない制度であるということだろうと思います。 つまり、小選挙区で選択の対象になる人は、これは小選挙区の本来の制度の論理からいたしますと、一番当選に近そうな上位の二人、非常に有力な上位の二人の中からどちらを選ぶかという選択になりますが、比例代表の方は、そうではなく、自分の本来の支持する…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 大統領制をとったときに生じ得る問題は、アメリカ以外で大統領制をとっている国々によく見られるいろいろな問題点が起こってくるかなと思っているんですけれども、それは、何しろ行政府と立法府とが厳格な形で分立しているということでございますので、仮に両者の考え方が非常に厳しく対立したということになりますと、もう政治のプロセス自体が非常に大きなデッドロックにぶつかってしまいまして、国政が本当に停滞してしまう。そういった局面で非常に心配…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 現在の日本国憲法のもとでだれが元首なのかという点につきましては、実は学界の中でもかなり意見が分かれております。これは御案内のことかとは思いますけれども、天皇が元首であると言う人もいれば、外交関係を実質的に担っている内閣という合議体が元首なんだという主張もございますし、また、内閣と天皇とが両方元首なのだという考え方もあれば、いや日本には元首と言えるような機関は存在しないのだ、そういう理解もあります。 ただ、これは少なくとも…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 この点についてなんですけれども、私自身といたしましては、天皇は儀礼的、形式的な機能を果たす、それから、公選で選ばれる首相は統治活動の実質に携わる、そういう切り分けは可能ではないかなという感じを持っております。 ただ、これは、先ほども申し上げたことの繰り返しになりますけれども、公選で選ばれる首相というのは、民意を背景とするある種のカリスマを持つことになってしまいまして、イギリスのトニー・ブレア首相がそうであるような形の圧倒…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 申しわけありません、国民性について私は余り専門知識がありませんので。 ただ、首相公選制が余りうまく働かない可能性が高いというところは、それは先生と恐らく同じ意見になるかなというふうに思っております。 首相公選制をとることによって、首相の政治的な指導力が強まるかというと、むしろ弱まるというのが私の理解でございますし、また、社会の中のいろいろな利害や意見というものを少なくとも大義名分に沿った形の一貫した政策に仕組み上げて、そ…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 先生御指摘の点につきましても、実は憲法学界の中でさまざまな見解がございます。 一つの立場は、やはり二大政党制というものを組み上げて、言ってみれば対決型の政治をするのがいいのだという考え方があるんですが、こういった対決型の政治をしている、念頭に上がるのはアメリカ合衆国とかイギリスなんですが、こういった国の政治の中身を見てみますと、大抵の場合において政治の対立軸がかなり一元化してくる、主に社会経済的な政策上の対立という形で一…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 御指摘の点でございますが、確かに、衆議院と同じことをやっているのでは参議院の存在意義が余りないのではないかという御指摘はそのとおりであるかと思います。 ただ、これは冒頭のお話の中で申し上げたんですが、現在の参議院の権限をフルに使うということになりますと、制度の論理からして両者が同じことをやることになってしまう、そういう自然な流れがございますので、そこのところは何とかいろいろな工夫が必要になるかなという気がしております。 …
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 どうもありがとうございます。 議会制民主主義のあり方という点につきましては、私は冒頭の話の中で御説明したところなんですけれども、ばらばらの部分利益の実現を目指すというのではなくて、やはり客観的な、社会全体に行き渡る公益というものをいかにして実現するのか、そのための手段は何なのかというものを公の場で理性的に討議する、そしてそれを決定して執行していくというのが、これが非常にざっくりとしたところの議会制民主主義の本来の姿である…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 特定の法案についての審議のあり方というのは、私も事情をよく存じていないところもありますので、発言は差し控えさせていただきたいと思うのですが、確かに、重要な問題であればあるほど慎重な審議が必要であるということは、一般論としては先生のおっしゃるとおりであるかと思います。 ただ、ここのところはなかなか一筋縄ではいかないところがございまして、結局のところ、先ほども冒頭のお話の中でいたしましたとおり、公開の場での議論とは申しまして…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 小選挙区比例代表並立制という現在衆議院でとられている選挙制度のありようにつきましては、これは先ほど申し上げたことの繰り返しになってしまいますけれども、有権者に対して一体何を問わんとしているのかという点で、制度の論理としてどうもわかりにくい点があるというふうに私は考えております。 それから、これまたざくっとした一般論から申しますと、選挙制度というのも、これは代議士の先生方の職業生命にかかわる問題でございますので、先ほどの一…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 私自身も国家公務員ですので、果たして第三者的な公正中立な話になるかどうか、ちょっと自信がないのですけれども、実は、これまた先ほど申し上げました一般論で、言ってみれば常識論のような話ですけれども、こういう制度をどうやってつくっていくか、どうやって運営していくかというときには、大義名分として筋の通った論理がなくてはいけないということは当然のことですけれども、制度の運用にかかわる人々の利害を全く無視して制度をつくっていくという…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 私は、実は、そういう世論調査をしたこともありませんし、個別の人の意見を聴取したということもありませんので、現実の人々の感じ方についてはお答えする能力を欠いていると思うのですけれども、確かに、直接公選で自分たちも首相の選択に参加したいというときに、そういった人気投票的な感覚もその中に要素としては含まれるという傾向は当然あり得ることではないかなというふうに考えております。
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 首相のリーダーシップがこれから強化されるべきなのか、強化されるべきでないのかというのは、一般論として申し上げるのは非常に難しい論点ではないかなというふうに思います。 というのは、これは、個別の政策上の課題に応じて、強いリーダーシップが期待されるべき問題と、そうではなくて、ここは国家十年なり五十年なりの計であるから、もう少し慎重にいろいろな人々の意見を聞いた上で物事を決めなくてはいけないというところも当然ある話だろうと思い…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 これは、バランスのとり方の問題もあるかなと思います。 官僚機構にすべてお任せということでは、もちろん現在でもないはずですけれども、かなりの部分を官僚機構に頼って立法活動を進めざるを得ないというのは、これは日本に限らず、先進各国、いろいろな国で見られる話でありまして、情報を収集してくる能力でありますとか、それぞれの役所で研究会なり懇談会なりをつくって各界の意見を集約するシステムですとか、それこそ文案の作成の能力等につきまし…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 これは、私の考えというよりも、小泉首相御自身が、たしかこの憲法調査会の席上で、憲法改正の筋道を示すということがこの首相公選制を導入するねらいの一つであるということをみずから明言しておられることだと思います。 ただ、そのこと自体は、私自身としては、少なくとも大義名分のレベルでは余り筋が通らないかなというふうに考えております。つまり、憲法改正自体が自己目的化するということはなかなか理解することが難しいところでございまして、改…
第153回 衆議院 憲法調査会 第3号
○長谷部参考人 先生御指摘の知的水準と民主主義の円熟度との関連で具体的に小泉首相が提言をしておられるという経緯であるというふうには実は私は伺っておりませんでして、もう少し違う説明が、先ほど申し上げましたような説明が小泉首相御自身によってなされているところかなと思います。ただ、知的水準の高い国民ないし有権者の存在を前提といたしましても、その上で果たしてうまく機能する制度なのかということになりますと、それは恐らく別のレベルの話になるかなと思…