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筑波大学教授衆議院参議院
総発言数
47
直近の所属会派
直近の役職
筑波大学教授
直近の発言日
1996/02/23

政策テーマ別の発言量

テーマ代表語との共起件数

※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。

よく発言している会議

直近 47 件の標本
  • 大蔵委員会13 件・28%
  • 法務委員会公聴会10 件・21%
  • 国民生活に関する調査会9 件・19%
  • 予算委員会公聴会8 件・17%
  • 規制緩和に関する特別委員会7 件・15%

※ 全 47 件のうち直近 47 件のみを集計した標本値です。

発言履歴

47 20 を表示
筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 宮尾でございます。 私は、お配りした経歴から見ていただけるように、海外での研究の期間が大変長うございまして、十年ほど海外で経済的な問題を研究し、教えてきた立場から、この問題のいわば本質というものが非常に私自身よく見えるというふうに、この問題に関しては自負をしておりまして、きょうは、この問題の本質は何かという私なりのお話をさせていただきたいというふうに思います。 この問題の本質は、決して国内の金融問題や国内の税金問題じゃない…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 全くそのとおりだというふうに思います。 例えば、よくアメリカの例を引きますが、アメリカとの差は明らかですね。アメリカは、FRB、今回の大和銀行に象徴されるように、あれだけの大きな権限を持っている。それに対応したのは日本は大蔵省だったわけです。本来あれは日銀が対応すべき問題であるのが、日銀と大蔵省がそれぞれ監査とか考査をしてやる。まあよく大蔵省日銀局と言われているようですが、そのような状態。 ヨーロッパはどうか。これも、例え…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 これは先ほどのお話でも多少触れた点ですが、基本的な考え方は、先ほど強調いたしましたように、大蔵省の中で全く異質なものが混在をしていて、その混在が単なる混在ではなくて、人脈とか考え方とかスタイルによってお互いにマイナスの面を出しているのが今の日本の現状であって、それが財政面でも金融面でももはや大蔵省がコントロールできない状態にまで立ち至ったというような状況にあるというふうに思います。 したがって、改革の方向は明らかですので、…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 私は、既に私の考えをある程度申し上げましたので、それを繰り返すことは避けて、もう少し戦略論、どうしたらいいかということに踏み込みたいと思います。 私がさっき比喩的に申し上げましたように、どうやってネズミが猫に鈴をつけるかという問題ですが、これはこのままこの場で議論して終わってしまってはまたしりすぼみになってしまいます。この問題の指摘がやはり海外発で出てきたということを認識することが非常に重要で、実は今アメリカ議会の会計検査…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 また再びちょっと戦略論的になって恐縮なのですが、また初めの話にちょっと戻るようなのですが、私は、今回の問題を、大蔵省の中の銀行行政が問題だからというふうに問題を特定化して、小さくして、その延長線上でほかの金融問題もというふうにやっていくのは、出口がないと思います。そういうものはある程度議論はできますけれども、全然実際的に意味を持たないというふうに思います。 したがって、私は、これは戦略論的には、むしろ大蔵省の解体ができるぐ…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 私は、海外がこの問題について見ている見方に、二つのポイントがあると思います。 一つは、既に出ましたように、日本の制度や、特に金融行政のあり方というものがおかしいというかなり構造的な長期の問題が一つあります。これは何もここ一、二年始まった問題じゃなくてもうずっと続いておりまして、年々日本に対する批判が強まってきております。大蔵省の問題というのは以前から海外で問題にしていた、そこがここまでひどくなってきたという側面が一つござい…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 今やりとりを伺っていて率直に私の感想を申し上げますと、この議論がなぜ九二年あるいは九三年の二月までに行われなかったのかということを悔やみます。そのときであれば、今のような議論は十分可能でした。そして、それがあの当時から深刻であったほかの不良債権問題についての筋道を立てるという議論は非常に正論でございます。しかし、もうその段階を超えております。 そしてその後、実はもう手おくれになっているのですが、それでも手おくれになる段階以…

筑波大学教授1996/02/23

136衆議院 予算委員会公聴会 第2号

○宮尾公述人 大変重要なポイントを指摘していただきました。 実は、日本の空洞化というものとこの金融の問題というのは、我々が考えている以上に密接に絡まっております。それは、しばしば空洞化というのは、アジアのコストが安いところが云々という話がありますが、日本が物価が高い云々という話がありますが、実は本質は日本経済がこの五年ぐらい低迷に低迷を重ねてきたということの結果、企業活動が国内ではなくて成長性が高い海外に行っているという点が非常に大きい…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 筑波大学の宮尾でございます。 私のお話しするテーマは、お手元のレジュメにありますように「経済非常事態下における緊急措置に関する提言」という、ある意味では大変ショッキングな題名をつけておりますが、何分にも食事が終わった後で消化によくないといけないというので、まず別の切り口から入りますと、私が今愛読しております本に「マーフィーの法則」というのがございまして、これはアメリカにいるときに私は愛読をしておったのですが、今日本語訳が大…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 お答えいたします。 確かに日本の赤字国債の残高というのはGNP比で見ても、例えばヨーロッパの国をとりますと、どのヨーロッパの国よりも高い。アメリカよりは若干低いかもしれませんが、大変高い水準にあることは事実です。しかし、その趨勢、兆候、その動きというのを見ますと、日本の場合には、昭和六十一年、二年、一九八六年、八七年以降、基本的にはそれを償還する方向で政府全体としては動いてきているわけです。しかも、狭い意味での政府の収支で…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 大変長い御質問だったので、ほかの方の公平のために答えを短くいたします。 私もその点いろいろ実は研究中でございます。税については大変難しい問題があるということで、よく言われますのは、再評価益を資本として繰り入れるのか利益とするか。利益として損とうまく相殺すると不良債権の問題が解決すると言われていますが、その場合課税の問題が出てくる。非常にジレンマの面があるわけですが、私は、そのためにも特例緊急措置、期間というのが利用できるの…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 お答えいたします。 初めの方の問題は、一、二年あるいは非常に短期に限った赤字国債であれば今の情勢からして長期金利が上がることはほとんど考えられないと思います。これがまた構造的な国債の増発、残高の中長期的な増加になってまいりますと大変問題でございますが、今のように景気がこれだけ悪くて金利が下がっていっている状態では、むしろ早く全体の状況をかさ上げすることが目的でございますので、私は臨時の一、二年の発行であればほとんど長期金利…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 大変大きな問題で、短い時間でお答えすることはできないのですが、一言で申し上げますと、これは実は戦後の日本の積み残してきた問題をここで考えるという分岐点に今来ておるわけです。それは確かに、私が申し上げている臨時の緊急措置というよりは、むしろ本当の意味の改革の一環として位置づけられるべき問題だというふうに思うわけで、それはもともと一九九五年ないし九六年のシナリオという形で以前からスケジュールに上っておった課題のうちの二つの大き…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 核心に触れる御質問をいただきまして、簡単にポイントだけを申し上げます。 私が、本格的な不良債権対策の中で二つの柱、一つは証券化ということを申し上げました。一つは、公的な資金、財投の資金とか日銀特融というのを申し上げましたが、これはそれぞれ多少違った部分を念頭に置いてやるわけで、今銀行が自分たちの業界だけで共同債権買取機構というのをつくっているわけですが、ここに集まっている不良債権というのは比較的問題が少ない。不良と言われて…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 それでは端的に申し上げます。デノミは、はっきり申し上げて円高対策ですね。今、はっきり申し上げて円が高過ぎるわけです。円がなぜこれだけ高くなったかというと、政策の失敗です。国内の内需をこれだけへこませましたから。結局、日本は輸入すべきものが余りされてない。企業は一生懸命輸出しようとしますから、当然これだけの膨大な黒字がここ二、三年たまってしまっているわけです。失政によって円高になっているわけです。ですから、当然これはあらゆる…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 私、今筑波大学の社会工学系というのにおるわけですが、ちょっと別な話から始まるようで恐縮なんですが、その中の都市という専門のところに属しております。 都市というところは大変おもしろいところで、いろいろな寄り合い世帯なんです。どういう寄り合い世帯かと申し上げますと、私はソフト、経済学の方から都市をやっているわけですが、その対極には土木の方がいるわけです、土木専門という方。それから建築とか、いろいろの分野でバックグラウンドが違う…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 お答えいたします。 答えになるかどうかわかりませんが、まず第一の点です。 第二の点にも多少関係あるのですが、今回の政治改革絡みの話で大変興味深い議論がありましたね。大きな政府か小さな政府がという話がございました。その大きな政府というのは、政府がいろいろなことをやるのだ、そのかわりもちろん財政支出も大きくなりがちで、税も取って政府は一生懸命やっていく方向なんだ。一方、小さな政府というのは何かというと、これは夜警国家的になって…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 これは詳しく御説明する時間がないのですが、例えばアメリカの場合に、SアンドLという貯蓄貸付組合が破綻を来してアメリカ政府が何をしたかというポイントだけを申し上げます。それが一つのモデルになると思うのです。 一種の整理信託公社、精算公社のようなものが破綻したSアンドLを結局全面的にテイクオーバーというか、取り込むわけですね。それを取り込んで、そのSアンドLが持っている不動産なら不動産、債権なら債権、いろいろな証券化したものを…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 今のお話を伺っていますと、私が先ほど分類した病気説と、体力がどんどん悪くなってくるという方の、何となく体力が悪くなってくるという方の議論に聞こえます。このごろ官僚の言っていることと共産党の言っていることが大分似てきているという話がございますが、その一つの例がなというふうにちょっと思わざるを得ないわけです。まあ、ちょっとそれは冗談でお聞き流しいただきたいのですが、ポイントは、確かにこの不況の原因は何かというところで押さえない…

筑波大学社会工学系教授1993/11/10

128衆議院 大蔵委員会 第3号

○宮尾参考人 大変貴重な講義ありがとうございました。大変勉強になりました。 ちなみに、私の経歴を次のページで見ていただきますと、私はまさにおっしゃった七〇年代の初めにMITに参りまして、ノーベル賞をとりましたサミュエルソン先生とソロー先生の研究助手として勉強いたしまして、その後南カリフォルニア大学で教授をいたしました。南カリフォルニア大学の教授といいますと、先ほどお話に出たアーサー・ラッファーがおったところで、まさにレーガン税制のさなか…