P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ ☆
中央大学(法科大学院開設準備室)教授衆議院参議院
総発言数
68 件
直近の所属会派
—
直近の役職
中央大学(法科大学院開設準備室)教授
直近の発言日
2004/02/19

政策テーマ別の発言量

テーマ代表語との共起件数

※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。

よく発言している会議

直近 68 件の標本
  • 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会36 件・53%
  • 法務委員会17 件・25%
  • 地方行政・警察委員会15 件・22%

※ 全 68 件のうち直近 68 件のみを集計した標本値です。

発言履歴

68 件中 20 件を表示
中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 御紹介いただきました内野正幸でございます。 お配りしましたもののうち、三枚とじで、その1、その2、その3となっております「〔改訂版レジュメ〕現憲法下で差別撤廃策の推進を」というものに即しまして、これをアレンジした形で話していきたいと思います。 先ほどの御紹介の中で一票の格差の問題などなどを含むという御指摘がありましたけれども、これはあくまでも含むということでございまして、それを中心とするという趣旨ではございませんので、あら…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 御指摘の意味はよくわかるところでありますけれども、そもそも憲法とは何かという場合に、歴史的に見ても今日的に見ても、公的機関による侵害に対して人々の人権を保障する、いわば国家権力を制限することによって人々の権利を保障するというのが憲法の最も重要な任務であると考えますので、そのような憲法のそもそもの任務に照らしますと、権利規定が非常に多くて国民の義務の規定が非常に少なくなるというのは、いわば自然の成り行きであるというふうに考え…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 今の質問に対して今すぐきれいに反応するような答えができる自信はないのですけれども、社会契約説のような発想でいった場合であっても、政府の側の権限を制限するというタイプの契約だというのが憲法に対する私の理解でありまして、御指摘のような点は、一般の人々に対してさまざまな法典でどのようなメッセージを発すべきかという文脈では、有意義な指摘が含まれていたと感じます。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 私は、陳述の中では、不利な立場の人々、いわば社会的弱者という言い方をしまして、私自身も弱者という言葉を積極的に使おうとは思っておりません。便宜上、このような短い言葉を使ったわけであります。 それで、強い、弱いという言い方を、有利、不利というふうに言いかえましても、依然としてどのような判定基準なのかということが問われると思うわけです。ですから、仮に不利な立場の人々というふうに私が言いかえましても、依然として何をもって不利だと…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 参議院につきましては、どこら辺から違憲と見るかについての判定基準は、私は述べなかったわけですが、正直言って迷っているところであります。 一つ参考になりますのが、憲法学者の佐藤功氏の意見や元最高裁裁判官の園部逸夫氏の意見でありまして、都道府県別選挙区を前提とした場合に、人口の最も少ない選挙区との比較というところでは相当程度の格差は許さざるを得ないであろうと。つまり、一人区といいますか、両方合わせて二人区といいますか、一番小さ…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 自己責任という発想が強まってくることに伴って、結果の不平等がふえてくるとしましても、憲法十四条違反にはなりにくいだろうと考えております。もたらされた結果の不平等は、立法や行政の力で政策的に解決を図っていくべきものだと思います。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 十四条一項の列挙事由が限定的であるという考え方は、学界ではごく少数であります。ただ、列挙事由に特別の意味を認めるという見解はかなりあるとは思いますけれども。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 将来の課題として、私は、憲法の条文を一切いじくってはまずいというふうには考えておりません。当面、人権領域に関して憲法改正の必要性は少ないと申し上げたにとどまるわけです。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 憲法の条文を解釈するだけではわかりにくいところがあるという御指摘も確かに言えるところがあるのですけれども、憲法改正を考える場合の基本的視点は、憲法のそれぞれの条文について、この条文を改正する必要性があるのか必要性はないのか、そういう視点からまず考えるべきだと思うわけでして、御指摘の憲法裁判所につきましては、憲法改正をしなければできないという意見と、現在の憲法のままでもできるという意見があるわけでして、そういう点も踏まえて検…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 選挙権を十八歳に引き下げるということは立法政策として望ましいことだと思いますが、憲法がそういうふうにせよと命じているわけでありませんで、その意味で、この文脈では憲法十四条違反の問題も生じないと考えます。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 政治的平等という場合に、憲法上の要請としての政治的平等というのが一方であり、他方で立法政策的に望ましいという意味、緩やかな意味での政治的平等があるわけでして、選挙年齢十八歳引き下げというのは後者の方に属すると思います。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 憲法の四十六条によりますと、「参議院議員の任期は、六年とし、三年ごとに議員の半数を改選する。」となっているわけです。こう定めています以上、特定の、一つの選挙区から偶数の参議院議員を出す。ですから、ある年一人選んで三年後に一人という意味で二人、最低二人選ぶということが憲法上の要請になると思います。この点については一部に異なった意見もあるんですけれども。 このような一選挙区偶数選出の要請というのが、参議院の衆議院とは異なった特…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 質問は二点あったかと思います。 憲法十四条の二項及び三項という長い文章は削ってもいいのではないかという御指摘です。確かに時代の産物という側面がありまして、十四条と言う場合に、一項の方が二項や三項よりも重要視されるわけでありますけれども、もしも将来、仮に憲法十四条の文言を直すということが課題になった文脈では、二項や三項を削除を含めて見直すということがあり得るかもしれないと思います。 また二点目で、十四条一項の列挙事由が仮に例…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 ただいま御指摘の責任ですけれども、個人の側の責任なのか行政の側の責任なのかという問題がありまして、少なくとも個人の側の責任ということは、憲法の人権領域におきましては、先ほど述べたのと同じ理由で、重視して挿入すべき性格のものではありません。 行政の責任というのは、個人の人権や権利に対応するものとして、何らかの形で盛り込むことは理屈の上で十分考えられますけれども、当面、今それを憲法に盛り込むことが必要であるとまでは考えておりま…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 二点質問がありましたけれども、私が、プライバシーなどの明文化も含め人権領域では憲法改正の必要性は少ないという文脈でプライバシーなどと掲げたのは、人権領域で挿入せよという声が割と顕著なものの例としてプライバシー権と環境権が挙げられるからであります。 プライバシー権に関しましては、個別的なプライバシー保護法の制定というのが依然として課題になり続けておりますし、また、環境権につきましては、どのように表現するかの問題もありますけれ…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 そもそも、憲法をどういうふうに理解するかという問題が絡んでいるのですけれども、憲法の条文にあることを規定するということは、裏からいいますと、その規定に違反する事態は憲法違反であるという含みを伴っているはずだということが前提としてあります。 ですから、その意味で、憲法がこうせよというふうに命じていることと、憲法はそこまで命じていないけれども政策としてこうすることが望まれるということを区別して議論すべきだと考えます。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 詳細な人権保障規定という御指摘がありましたけれども、その詳細なという意味は、一つは憲法三十一条以下で刑事手続関係の規定が比較的詳しく触れられているということと、それから憲法二十五条以下で社会権に関する明文があるということが主な話だと思うわけです。これは、戦前の明治憲法下で日本の人々の人権が十分保障されていなかったということの反省に基づいて、やや詳しい規定を設けたということと、それから、日本国憲法が制定された段階で自由権の考…

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 二十五条、二十六条、二十七条の諸規定は、国から積極的な給付を求めるという権利は法的権利として解釈できると思うわけです。これは、広い意味では実質的平等に関連する話ではあるんですけれども、憲法十四条そのものは実質的平等を命令するという趣旨を含んでおりませんで、実質的平等を実現するために形式的平等を犠牲にするということを許している、その限りで憲法十四条が実質的平等の趣旨を含んでいると言うことはできます。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 立法や行政に立ちおくれが生じている原因は、今この場で簡単に申し上げることは難しいのでありますけれども、一つのファクターとしましては、伝統的な日本社会がマイノリティーに対して差別的偏見を抱きやすいという同質性社会の傾向がありまして、その傾向というものを立法や行政に携わっている人たちも多かれ少なかれ反映させて持っている可能性があろうかと思います。

中央大学(法科大学院開設準備室)教授2004/02/19

第159回 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第1号

○内野参考人 これまでの裁判例の流れですと、男女雇用機会均等法が制定されるよりも以前における企業内での男女差別的慣行については、憲法十四条の精神に反しても公序良俗違反とまでは言えないから、法的救済の対象にならないという流れが定着してきたわけです。私が言及した画期的な和解というのは、このような流れを変えるというところが大きいと思います。