第169回 参議院 法務委員会 第13号
○国務大臣(鳩山邦夫君) ただいま千葉先生から御提案された附帯決議が可決をされましたことにつきまして、私は大きな喜びを感じます。 と申しますのは、その附帯決議の内容すべてが、この保険法案をなぜ提出したかと、その心を十二分に理解し、その内容を強化する、そういう性質のものだからでございまして、我々政府の一員は皆この附帯決議の精神を胸に、これから立場の比較的弱いと思われる保険契約者等の保護を目指して頑張っていきたいと思いますし、とりわけ金融庁…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○国務大臣(鳩山邦夫君) ただいま千葉先生から御提案された附帯決議が可決をされましたことにつきまして、私は大きな喜びを感じます。 と申しますのは、その附帯決議の内容すべてが、この保険法案をなぜ提出したかと、その心を十二分に理解し、その内容を強化する、そういう性質のものだからでございまして、我々政府の一員は皆この附帯決議の精神を胸に、これから立場の比較的弱いと思われる保険契約者等の保護を目指して頑張っていきたいと思いますし、とりわけ金融庁…
○委員長(遠山清彦君) 保険法案及び保険法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の両案を一括して議題といたします。 本日は、両案の審査のため、三名の参考人から御意見を伺います。 御出席いただいております参考人は、日本大学法学部教授福田弥夫君、社団法人日本共済協会基本問題委員会副委員長小野岡正君及び金融オンブズネット代表・埼玉大学経済学部非常勤講師・金融審議会金融分科会第二部会委員原早苗君でございます。 この際、参考人の方々に一言ごあい…
○参考人(福田弥夫君) 日本大学法学部の福田弥夫でございます。 本日は、法務委員会における保険法案の審議に当たりまして、私の考えを述べさせていただく機会をちょうだいいたしました。優れた保険法研究家の諸先輩方が多数おられる中、若輩者の私が御指名いただき、大変光栄に存じます。名前で選ばれたのかもしれません。厚く御礼申し上げます。 今回の保険法案は、明治三十二年に制定されてからほとんど改正を加えられることなく現在に至っております商法中の保険に…
○参考人(小野岡正君) 社団法人日本共済協会基本問題委員会副委員長の小野岡正でございます。法務委員会においてこのような機会を設けていただきましたことに、共済団体を代表して御礼を申し上げさせていただきたいと存じます。 日本共済協会基本問題委員会は、各共済団体の共通課題に関する基本政策を審議する委員会でございます。 まず、意見を申し述べる前に、社団法人日本共済協会について御紹介させていただきたいと思います。 共済事業は私たちの生活を取り巻く…
○鈴木寛君 民主党の鈴木寛でございます。 福田参考人、小野岡参考人、原参考人、それぞれ大変貴重な御発言をいただきまして、誠にありがとうございます。心から御礼を申し上げたいと思います。 今日それぞれの参考人の皆様からの議論でも浮き彫りになったわけでありますが、この保険の在り方というのは、本当にこの社会の在り方そのものと極めて連動した大変難しく深遠な問題だと思っています。と申しますのも、実は私は以前、「ボランタリー経済の誕生」という本を書い…
○参考人(小野岡正君) ありがとうございました。それでは、私の方からお答えをさせていただきたいと思います。 まず、共済と保険との違いは端的に言うと何かという御質問をいただきました。 保険と共済の違いは、一般的には組織の違い、それから運営の違いであります。共済というのは、特定の団体の構成員を対象としたものでございまして、その構成員は、出資をし、かつ運営に参加をし、事業を利用すると、こういうことで共済事業の運営者と、こういう位置付けも持って…
○参考人(福田弥夫君) まず第一点ですが、各国比較法制はちょっと残念ながら私詳しくございません。ただし、会社が保険金を取得しているところを禁止している国があるということを聞いたことがございますし、あと被保険者証の発行が義務付けられている国もあるというようなことは聞いております。 現行の団体保険の問題は何かというと、特にこのヒューマンバリュー特約のところなんだろうと思うんですね。このヒューマンバリュー特約を含めて従業員全員を被保険者とする…
○参考人(福田弥夫君) ありがとうございます。 非常に難しい問題でして、まず被保険者証の問題ですけれども、これは外国法制では先ほど説明いたしましたように発行を義務付けている国もあると。日本でも発行して差し支えないとは思いますが、ただ保険法案ではこの被保険者証の交付は義務付けてはおらないわけです。 実際に、会社それぞれいろいろあるとは思うんですけれども、社内のいろいろなネットとかで契約内容を確認できるようになっている場合もあれば、労務担当…
○参考人(福田弥夫君) まず同意の拡大の問題ですが、私はまず、ただし書の削除が行われたことによって今までよりは明確に、拡大ではなくて逆に必要なところが明確になってきたんではないかというふうに理解しておりましたので、原参考人とはその点ちょっと意見が異なります。 もう一点は、医療保険の恐らく始期前発病の問題でしょうか。これは保険金不払の温床になっているので禁止すべきじゃないかとか、そういういろいろな意見があることは分かるんですけれども、どう…
○近藤正道君 最後に、原参考人にお尋ねをいたします。 冒頭の御発言の中でも部分的に出たんだろうというふうに思っておるんですが、最後でありますので、団体生命保険の問題点が先日の審議の中でもかなり出ておりましたし、今日も福田参考人の方から先ほどお話がございましたけれども、原参考人としてはこの団体生命保険、ヒューマンバリュー特約の問題も含めて、問題点をどのように考えておられるのか、今回の保険法案とのかかわりにおいて御意見があったらお聞かせいた…
○委員長(遠山清彦君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 保険法案及び保険法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の審査のため、本日の委員会に警察庁刑事局長米田壯君、金融庁総務企画局審議官細溝清史君、金融庁総務企画局参事官三村亨君、法務省民事局長倉吉敬君、法務省刑事局長大野恒太郎君及び財務大臣官房審議官川北力君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あ…
○委員長(遠山清彦君) 保険法案及び保険法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案の両案を一括して議題といたします。 両案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。 質疑のある方は順次御発言願います。
○政府参考人(倉吉敬君) 保険金の不払問題、今委員から御指摘ありました。支払事由に該当するにもかかわらず該当しないといって保険金を支払わなかったとか、それから、告知義務違反による解除が認められないケースなのに告知義務違反だといって保険金を支払わなかったもの等々があると、このように聞いております。 保険法案では、保険契約締結時の告知についての規定をまず見直しまして、保険募集人による告知妨害等があった場合には、保険者は告知義務違反を理由に保…
○前川清成君 その今例で挙げておられたように、相当な期間が三十日なのか何日なのかがはっきり分かっていたら、倉吉局長のおっしゃるとおりですよ。でも、その三十日かどうなのか分からないんでしょう。山本副大臣がおっしゃるように、三十年が相当な期間かもしれないんでしょう。そうしたら、結局は、保険会社が支払うと決めるまではいつまでたっても遅延損害金は発生しないという立法になってしまうのではないかと、こういうふうに申し上げているわけです。 そこで、保…
○松野信夫君 民主党の松野信夫です。 私の方からも保険法案について質疑をさせていただきたいと思いますが、その前に少し確認をしておかなければならない事件が発生をしております。今日の新聞各紙に大きく載っております。現職の宇都宮地裁の裁判官がストーカーをしたという容疑で逮捕される、こういう事件であります。 実は、昨日の夕方、この事件の発生を知りましたので、急遽これ質問するということで最高裁の方にも御通知申し上げて、今日は来ていただいているかと…
○松野信夫君 志布志についてはまたいろいろと御質問したいと思います。 今日は保険法案でありますので、これについて御質問したいと思います。 まず、私の方からは、他人の生命に掛ける保険、これを質問したいと思います。 よく会社が従業員のために団体生命保険というものを掛ける、これはよくあることであります。そういう他人の生命に掛ける保険についての質問でありますが、これまでこうしたケースで掛けられた場合に、被保険者である従業員が亡くなったというとき…
○国務大臣(鳩山邦夫君) 会社が従業員の身体、生命に保険を掛けるといういわゆる団体生命保険というような形のものについて、特に何がこうだという規定を置いているわけではないと思いますが、要は保険法案の第三十八条で、当事者以外の者を被保険者とする死亡保険契約、つまり従業員に死亡保険契約を掛けるような場合には、その被保険者の同意というものを効力の要件としているわけでございますから、同意がないと契約は効力を失うということでございます。したがって、…
○松野信夫君 保険法案の三十八条の解釈はそのとおりで、同意がなければ効力を生じない、こういうふうに規定があります。ですから、同意がきちんとなされるかどうかというのは重要なポイントであります。 ただ、これまでの実態を見ますと、大臣も今少しお話しされたかと思いますけれども、どうもきちんとした形、保険契約の内容、期間がどれだけでどういう特約が付いている、どういう場合に保険金が下りる、保険金額は幾らだと、そういうような具体的なところまできちんと…