第102回 衆議院 商工委員会 第13号
○岡村説明員 昨年の十月にアメリカの議会で半導体チップ保護法が成立いたしました。これは著作権法の中に第九章をつけ加えるという格好での改正であったものでございます。そこで、私ども文化庁といたしまして、半導体集積回路と著作権法による保護の関係について著作権審議会の第一小委員会で御審議願ったところでございます。 その結果、回路配置の設計図面につきましては、これは著作権法に言う学術的性質を有する図面ということで著作権法の保護の対象になることは明…
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○岡村説明員 昨年の十月にアメリカの議会で半導体チップ保護法が成立いたしました。これは著作権法の中に第九章をつけ加えるという格好での改正であったものでございます。そこで、私ども文化庁といたしまして、半導体集積回路と著作権法による保護の関係について著作権審議会の第一小委員会で御審議願ったところでございます。 その結果、回路配置の設計図面につきましては、これは著作権法に言う学術的性質を有する図面ということで著作権法の保護の対象になることは明…
○木下政府委員 日本において半導体集積回路の生産に従事している企業は二十八社くらいあるわけでございまして、事業所の数はもっとたくさんあります。それで日本の企業の場合にはお互いに切磋琢磨してよりよい製品をつくろうということで競争しておりますので、技術水準はほぼ大体肩を並べていると考えていただいてよろしいかと思います。 今先生御指摘のありました点は生産技術等についての問題でございまして、例えば一・五ミクロンの微細加工の技術を持っている企業で…
○木下政府委員 メモリーの半導体の場合には、たしか先生が今おっしゃったように技術進歩によって集積度が非常に高まって、そのテンポも非常に速いという実態がございますが、ロジックあるいはマイクロプロセッサーというような論理計算を行うようなものであれば一つの集積回路について非常に独自の回路配置ができて、それが非常に生命が長いというものもあるわけでございます。 それで今御指摘の点はむしろ生産技術、加工技術が進んできたことによって例えば集積度も高ま…
○工藤(晃)委員 この法案の内容で非常に疑問に持たれるのは、たった一つの種類の工業製品のために、工業所有権でもないあるいは著作権でもない、まさに第三の男を独立してつくらせるということ、それでしかも内容的に言いますと、さっき言った日本の十社、アメリカの十社でほとんどを占めてしまう。そういう少数者のための立法という感じがしてならないわけであります。しかも、工業所有権とかあるいは著作権で守られるところは守られている、その上にそれぞれの企業は、…
○木下政府委員 特定の工業製品だけを対象として、法律により保護することになった例はこの法案が初めだというふうに私どもも考えておりますけれども、ただ半導体集積回路といいますのは、機械器具に非常に広く使われるようになってきておりまして、私どもは産業の米というふうに言っておるような重要な産品ということになってきているわけでございます。 それで、そういう重要な産品につきまして、しかも高度の先端技術を使ってつくられる製品につきまして、まねをするこ…
○粕谷委員長 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。 半導体集積回路の回路配置に関する法律案につきまして採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○田原委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 半導体集積回路の回路配置に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法施行に当たり、次の諸点について適切な措置を講ずべきである。 一 回路配置利用権の法的性格にかんがみ、回路配置創作者の適切な保護に留意するとともに、本制度の創設に伴い、事業者の積極的な独自技術による開発の促進を図ること。 二 指…
○大倉説明員 大変広範なお尋ねでございますが、まず実態の方から申し上げますと、先ほど伊藤委員おっしゃいましたように、私どもの担当しております輸入金融が、最近貸付額が減少を示しておりますが、私どもの輸入金融は、ほんのおととしまではいわゆる資源開発輸入というものを専ら担当しておりました。例えばインドネシアで天然ガスを掘って、現地で冷却して冷凍船で日本へLNGで持ってきて電力、ガスをたくというようなことをお考えいただければいいわけですが、これ…
○粕谷委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、半導体集積回路の回路配置に関する法律案を議題といたします。 これより質疑に入ります。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田原隆君。
○田原委員 二十一世紀の幕あけを目前に控えた今日、我が国の経済社会は大きな変革期にありますが、我々はこの変化を先取りした適時適切な施策を積極的に展開し、我が国の経済社会の発展基盤を揺るぎないものとするとともに、さらなる発展を図り、国際社会の有力な一員としてその地位にふさわしい役割と責任を担っていかなければなりません。この意味において、新たな技術開発への挑戦、広範かつ急速に進展する情報化への対応、さらには激化する通商問題への対応を今こそ積…
○木下政府委員 半導体集積回路は、今先生おっしゃったように、急速に過去十数年の間に伸びてきた産業でございますが、その中でも米国及び日本における発展が著しいものがございます。 自由世界全体の半導体集積回路の生産は、ドルで申し上げて恐縮でございますが、外国の資料でございますのでドルで申し上げますと、一九七八年には六十一億ドルであったものが一九八四年には二百五十八億ドルと、年平均二〇%の伸び率を示しております。こうした中で我が国の半導体集積回…
○田原委員 今、日米の半導体産業の伸びについて詳しくお話がありましたが、日米の半導体集積回路産業の技術上の競争力についてどのように認識しておられるか、お聞きしたいと思います。
○木下政府委員 半導体集積回路は一九五〇年代にアメリカで初めてつくられ、それが発展してきたものでございまして、技術的にはアメリカの方がはるかに歴史があり、高いわけでございます。 ただし、最近は日本の半導体も急速にアメリカに追いつくような傾向を示しておりまして、技術的に見ますと、我が国は良質の労働力、すぐれた品質管理技術を生かした高度かつ信頼性の高い生産技術を誇っております。これはほかの分野の産業とも共通するところでございますが、半導体に…
○田原委員 半導体集積回路の分野において日米通商摩擦はどういう現状でありますか、要点をお答えいただきたいと思います。
○木下政府委員 半導体集積回路は、従来日本がアメリカから輸入をたくさんするというような形になっておったわけでございますが、八一、二年ごろからその地位が逆転して、日本の方が金額的には、アメリカに対する輸出量の方が輸入量よりもふえているという状況になっております。昨年におきましては、日本の対米輸出は日本の統計で三千七百二十二億円で、対前年比二〇二%、ちょうど二倍に伸びておるわけでございますが、一方、輸入の方は千六百二十六億円ということで、五…
○田原委員 やや技術的になるかもしれませんが、半導体集積回路の設計から製造までずっと考えていきますと、いろいろ工程があるわけですが、その工程をチャートにするといわゆるフローチャートができるわけです。そのフローチャートに従って少し説明していただきたいと思うのですが、今度問題になっております回路配置、レイアウトというのは、そのフローチャートのどの辺を指しておるのですか。
○木下政府委員 半導体は数ミリ角のチップの中にたくさんの素子を生成させるというようなものでございまして、非常に細かい技術を要してつくられるものでございます。半導体をつくりますときの工程を大きく分けますと、設計工程と製造工程ということに分かれるわけでございますが、その設計工程も幾つかの段階に分かれております。 まず第一には、その要求の仕様に応じたシステムをつくっていく、いわゆるシステム設計の段階でございます。そのシステム設計をやりますと、…
○木下政府委員 設計工程の中でレイアウト設計の直前はトランジスタの回路設計というものでございますが、これは私も中学、高校で物理を習ったときに、物理の教科書なんかに出ているいわゆる電気の回路の図でございますが、そういうものをつくって、それで一つの半導体集積回路全体のものができ上がるわけでございますが、それぞれは単に、それは一応理論的な考え方を示した配置でございますので、それを実際上半導体集積回路、半導体の中にそういうものを生成させていく工…
○木下政府委員 今申し上げたような回路配置の開発には、多大のコストを要するわけでございます。人手もたくさんかかりますし、複雑な半導体集積回路をつくりますためには、投入資金が数億円かかって開発期間も二年、三年を要するということでございますけれども、他方、そういう開発をしてでき上がった集積回路の製品を見まして、その製品のでき上がったものを解析して、どういうような形でつくっていったかということをやる技術というのが非常に進んできておりまして、先…