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日本弁護士連合会公害対策委員会委員長衆議院
総発言数
35
直近の所属会派
直近の役職
日本弁護士連合会公害対策委員会委員長
直近の発言日
1972/05/17

政策テーマ別の発言量

テーマ代表語との共起件数

※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。

よく発言している会議

直近 35 件の標本
  • 公害対策並びに環境保全特別委員会20 件・57%
  • 産業公害対策特別委員会8 件・23%
  • 法務委員会7 件・20%

※ 全 35 件のうち直近 35 件のみを集計した標本値です。

発言履歴

35 20 を表示
日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 紹介を受けました日本弁護士連合会の公害対策委員長関田政雄でございます。 本日、参考人として意見を述べるべく要請されました議案は、大気汚染防止法及び水質汚濁防止法の一部を改正する法律案という非常に長い名称になっておりますが、提案理由を拝見いたしますと、「今回の改正法案は、このような要請に対処して、人の健康に有害な一定の物質が大気中、または水域等に排出されたことによって、人の健康に係る被害が生じた場合における事業者の無過失損害…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 一つは、判例の積み重ねがあるのだから、不完全な法律ができてもそれはプラスになるのであって、マイナスにならぬではないかという問題点が一つあると思います。ものは見方ですから、そういう見方もできないではありませんが、判例の積み重ねが全然ないときに、新しい法律で一歩前進するということは確かにプラスです。ところが、判例では、第二水俣病訴訟などは、ずいぶん因果関係の推定というものについても思い切った判断をしておられます。しかし、これは…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 いまのは因果関係の推定の問題でございますね。イタイイタイ病訴訟につきましては、控訴審は、ほとんどの鑑定なり証人を却下しましたから、あの学術論争は終始符を裁判上は打たれました。しかし、これは学者の説によりますと、萩野医師などは、あるいは岡山大学の小鉢教授などは、カドミウムによってイタイタイ病が発生したのだ、こういう鑑定でありますけれども、神戸大学の喜田村正次教授などは、これはビタミンDの不足による、したがって、自分はカドミウ…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 ちょっと聞き取りにくかったのですけれども、日弁連の試案要綱のどこをいま御指摘になっていますか。

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 日弁連の第十二と申しますのは、「強制的損害賠償措置」ですね。

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 その徴収方法についてまではまだ具体的にさほど確定的なものはないようですが、前に被害賠償の問題についての公害基金というものを経済団体の寄付にたよられたことがありますね、そういう一時期がありました。こういうような基礎薄弱なものではなくて、公害基金に対して公害税というような形で出すか、いろいろな形で出損してその基金を積み立てておく。判決がおりた場合には、その基金から一応支出して被害の確保をする。あとはその基金から実際の加害者に請…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 最後のほうが少しわかりにくかったのですが、日弁連の案と、それから環境庁の原案と大同小異であるという……

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 私のほうで申しておりますのは、その排出による損害が生じ得る地域内というような表現にいたしますと、損害が発生し得る汚染物質の濃度が常に論争の的になる、そういう意味で、その論争を避ける意味で日弁連のような表現にしたのであります。

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 この因果関係の推定規定が削除されましたことについては、先ほども少し触れました。裁判の判例の積み重ねでは、裁判所は事実上因果関係の推定をして責任を負担させておるわけであります。それが逐次積み重ねてまいりました。その積み重ねてまいられたときに因果関係の推定を法文化してさらにこれを推進せしめ、法的基盤を与えるということが、法制定の行き方でなければならぬと思っております。しかるに、今回、せっかく環境庁原案として因果関係の推定規定を…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 日弁連が出しました意見書の中には、この不遡及の原則には大反対をいたしております。遡及せしむべしという意見なんです。これは刑法の領域では、遡及せしめることは人権侵害上重大問題でありますから、これは厳格に守らるべきものと考えます。しかし、他の法律では、民事上の法律では、遡及しないということが原則でありましょうけれども、何も絶対的なものではありません。現に借地法附則第六項では「この法律による改正後の規定は、各改正規定の施行前に生…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 もし今度の無過失賠償制度を健康と生命だけに限ったら、物的損害についていかなる判例上の影響を及ぼすか。これは実現してみないとわかりません。わかりませんが、少なくとも二つの影響があると思うのです。抗弁は勇敢に出し得る。従前裁判所は少々先走りなさって物的損害についても無過失責任制度をお認めになったが、今度できた法律は明らかに生命と健康に限られてある、従前の裁判所は行き過ぎではないか、いま我妻先生も公害に関してあらゆること云々とい…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 ちょっといまことばが走りまして、我妻先生、えらい恐縮でございます。片りんが見えたという意味は、あらゆるものを法律によって公害を規制するということは無理だという意味のことに私はちょっと触れておったのです。 それから、この政府原案の中で、われわれとしてぜひ欠けておると考えますものは、差止請求であります、規制措置であります、それから遡及の原則、因果関係の推定、これが切れておることでございますね。

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 もちろん、推定規定を置いたからといって反証をあげさせないという意味ではないんですね。したがって、推定規定を置けば、一応の推定をすれば、相手方がそのしからざるゆえんを主張せんと欲すれば、反対の証拠をあげてこれをくつがえさなければなりません。それだけの負担を加害者に課したことになるのです。先ほどからいろいろ問題になっています複合汚染の問題にしても、厳格な神の目から見れば、どっちかが過重な負担を受けなければならぬことになると私は…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 これから実際に裁判が起こりまして法廷で争われる被害は、この法律施行後のものでないことだけは明らかなんです。施行前に排出されたものの蓄積によって現在被害を受けている。イタイイタイ病にしてもしかり、水俣病にしても、ずいぶん長い時間の経過によって蓄積されたものですね。そうしますと、私から申しますと非常におもしろいことが生まれるのです。この法律がなくても、無過失賠償と同じような判決がたくさん出ている。ことばは過失だと言うていますけ…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 実務家として分析いたしますと、この法律がまず本日成立したとします。それからあした訴訟を起こす人は、これはこの法律施行後の原因によって生じたとは絶対に言えないと思いますね。これは過去の蓄積によって発生したということはきわめて明らかなんです。しかも法律は明文を置いて「従前の例による。」と書いてあるのですから、被告は、これは無過失責任は適用されると必ず抗弁すると思います。いま御質問のような問題の起こるのは、少なくとも一年先に発病…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 受忍限度論につきましては、私は戒能先生と同意見です。公害の問題に受忍限度論などは持ち来たすべきでない。 それから差止請求という問題については、これは無過失賠償責任と、それから因果関係の推定とをここでこそ活用すべきだ、こういう意味です。重ねて申しますが、公害の受けとめ方が、健康や生命に被害の生ずるところまで待っているという手は私はないと思います。あそこの工場でこういう有毒な物質を排出している、あるいは流しておる、これをいまと…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 いま非常に精細に分類なさいまして、挙証責任の転換、因果関係の推定、蓋然性の問題と、これがどんなふうに区別があるかは、ちょっといま急には正確に表現できないのです。 しかし、私はこういうことだけは言えると思います。いかに挙証責任を転換しようと、あるいは推定規定を置こうと、原告側は被害と加害行為の間に何らかの連絡をつけておかなくちゃいかぬ、この主張なしに挙証責任の転換も蓋然性もあり得ません。問題は、被害者は非常に被害を受けて泣い…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 自動車の問題につきましては、日弁連の案の中にもこれは触れませんでした。無過失賠償責任、因果関係の推定いずれも、あるいは差止請求にしても、相手の数が多過ぎて、単位が小さ過ぎる、不特定多数であって居所、住所不定であるということでありますから、そういう意味ではこれは別の規制を要するということで、これは別案に譲ったのです。 先ほどから、ないよりもあるほうがましだという議論が盛んに出ていますが、一歩前進のために戒能先生のおっしゃる自…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 共同不法行為についての問題ですが、日弁連の案は、共謀も要らなければ意思の疎通も要らない、客観的に共同不法を確保しておればその責任は連帯してとるべきだ、こういう議論です。先ほどからずいぶんこの議論が出ましたので、私は実際家の立場からこれを考えますと、ある意味では戯論ということになると思うのです。極端に言いますと遊戯である。だれが好んで寄与率の小さい加害者を被告にするでありましょうか。大企業と小企業があるときに、だれが好んで小…

日本弁護士連合会公害対策委員会委員長1972/05/17

68衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第17号

○関田参考人 日弁連の案はもう明確でございまするでしょうから、主張は明らかだと思います。ただ七百十九条というこの文言を持ち来たりますと、解釈上疑点が生ずると思います。しかし問題点は、そこよりも寄与度の問題です。したがって、寄与度の問題によってしんしゃくする点については、日弁連としては反対です。 ただ、いままでに一つも問題になりませんでしたが、その次の問題、ございますね、被害者に何か過失あるときはしんしゃくする。PCBが含まれておるかもし…