第155回 参議院 法務委員会 第4号
○政府参考人(吉戒修一君) 人権擁護法案と同様の法律で、報道機関による人権侵害を救済対象としている諸外国の例は承知いたしておりません。 しかしながら、パリ……
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○政府参考人(吉戒修一君) 人権擁護法案と同様の法律で、報道機関による人権侵害を救済対象としている諸外国の例は承知いたしておりません。 しかしながら、パリ……
○江田五月君 冒頭申し上げましたとおり、私どももしっかりした人権委員会を作りたいと思っておる、法務省、法務大臣始め皆さんもそう思っておられる。しかし、今まだまだ私、これ、ところどころ同僚委員にと言いましたけれども、たださなきゃならぬことが山ほどあるんです。これはやっぱりそこをきっちりただして、すばらしいものを作るためにお互いに努力していきたい。 委員長におかれても、是非これは精力的にこの人権擁護法案については十分な審議をするということを…
○委員長(魚住裕一郎君) ただいまから法務委員会を再開いたします。 休憩前に引き続き、人権擁護法案を議題とし、質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言願います。
○浜四津敏子君 公明党の浜四津でございます。 それでは、人権擁護法案につきまして、条文に沿った形で質問をさせていただきます。 まず、第一条、立法の趣旨及び目的についてお伺いいたします。 日本にはこれまで一般的、包括的な人権救済法は存在しませんでした。そういう意味で、今回の法案は、差別や虐待に代表されます人権侵害の禁止をうたい、人権侵害の防止、救済を図るための体制整備を定める一般的、包括的な人権救済法と理解しております。すなわち、この立法…
○浜四津敏子君 この法案につきましてはまだ幾つか課題を抱えておりまして、これで終わりというわけにはいかないと思いますので、さらにこれからも誠実に関係の方々の御理解が得られるような努力を続けていただきたいことを要望いたします。 次に、第二条に入ります。人権擁護法案における人権とは何かということにつきましては、この第二条一項の定義の中にも、「「人権侵害」とは、不当な差別、虐待その他の人権を侵害する行為をいう。」とだけ規定されておりまして、差…
○浜四津敏子君 これは、ある著名なジャーナリストの方やあるいは作家の方の批判でございますけれども、犯罪の疑惑を抱かれている人物に対する取材活動のほとんどが違法行為となり、罰せられることになる、今回のこの法案によると、そういう取材行為が違法行為であり、処罰されることになるんだと、こういうふうに批判をしております。また、これも著名な方ですけれども、人権擁護法案では、張り込みなんかしたら間違いなく報道機関として罰せられることになると、こういう…
○浜四津敏子君 是非、真剣な検討を開始していただきたいと思います。 今のお答えの中で、国民的議論の動向を見ながらというお答えがありましたが、人権問題につきましては、これは世論がどうとかという問題も一面大事なこととは思いますけれども、むしろ世論をリードしていかなくてはいけない責任が立法にはあるかと考えております。 本来、人権が不当に侵害されているという状況があるのであれば、それを法の解釈あるいは立法によってきちんと救うというのが本来の責任…
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。 この人権擁護法案は、各界の強い反対の中で継続審議になってきました。反対世論の中で、読売新聞の修正試案なるものまで出た異例の法案であります。しかも、今、与党内での修正の動きも報道をされておりまして、本格審議を前に政府案の不備を認めたものだと私は思います。報道されている修正の中身も、いわゆるメディア規定部分の凍結ということで、法案の重大な問題点についてはそのまま残すものであり、到底修正の名にも値しな…
○井上哲士君 現行の様々な法律では、行政機関のプライバシー侵害は罰則なしということでありまして、現にああいう事件が起きております。実際、やはり法律の作りとしては、こうした公権力のプライバシー侵害は軽視したということを私は指摘せざるを得ないんですね。 一方、法案は、メディアの方は、六十条で取材行為をやめさせて、予防するということまで規定をしております。しかも、公人を除く規定がありませんので、様々な政治家の汚職の粘り強い取材が規制をされると…
○平野貞夫君 人権擁護法案は三月八日に提出されまして、当法務委員会の実質審議が始まるのは本日が初めてでございます。 これは誠に異例なことだと思います。私たちも意図的に延ばしていたわけじゃございません。国民世論の力でこういう状態になったということを御認識いただきたいと思うんですが、なぜかといいますと、やっぱり内容がひどいんです。政府案は、人権委員会をやはり法務省のコントロールの利く外局とすることと、それからメディア規制がやはり民主主義社会…
○福島瑞穂君 社民党の福島瑞穂です。 世界じゅうに、あるいは日本の中にたくさんの人権問題があります。部落差別、女性差別、外国人差別、先住民族差別、婚外子差別、様々あるわけですし、それ以外の人権侵害もまだたくさんあります。人権のためには人権救済システムの確立と人権啓発の両方が必要なわけですが、今回出されています人権擁護法案は、世界の水準から見て本当に人権救済機関とは認められない内容のものであると考えております。 国際人権規約B規約は、一九…
○政府参考人(吉戒修一君) 基本的に国内人権機関の在り方につきましては、それぞれ法律制度あるいは人権状況が違いますので、ある国がこうだからこうだという議論は当てはまらないものと考えます。 まず、今おっしゃいました韓国の人権委員会のことでございますが、私どもが承知している限りの事情を申し上げますと、韓国の法務部、これは日本の法務省に相当するというふうに聞いておりますが、が立案いたしました人権委員会を設立する法案の内容に関しまして、当初、一…
○福島瑞穂君 ただ、韓国で法務部の中に置いていたものが独立した経過があります。 それから、先ほども江田委員からもありましたけれども、メアリー・ロビンソンさんが人権擁護法案に懸念ということで、元国連高等弁務官のメアリー・ロビンソンさんですが、なぜこのような親書が送られたのか。それは正しく、国際人権規約B規約が勧告をして、きちっとした独立したもの、入管や警察などの人権侵害を取り上げることができる人権救済の機関を作れということを言ったにもかか…
○政府参考人(吉戒修一君) メアリー・ロビンソン前国連人権高等弁務官から小泉総理あてに、本法案に関しまして本年の三月と六月と二度にわたりまして書簡が寄せられております。 基本的には人権高等弁務官は、何か技術的な支援ができることがあればどうぞというようなスタンスでのお手紙と思いますけれども、二通目の書簡に、日弁連やNGOから人権擁護法案の一部規定がパリ原則と完全には合致していないとの強い指摘を受けたと、法案の非公式の訳を入手したが、同法案…
○福島瑞穂君 このブライアン・バーデキン国連人権高等弁務官特別顧問に私もお会いをしました。パリ原則の観点から、やはり国連の、国連が認める、国連が考える人権救済機関についてパリ原則についてのきちっとした説明があり、人権擁護法案についての懸念が表明をされました。メディア等についても、もちろん彼はこの法案に賛成反対ということは立場上言えないとは思いますが、パリ原則の観点からの懸念は何度も表明をされていると考えます。 私は、今のままこの人権擁護…
○福島瑞穂君 では、この数について、三年分しか教えていただかなかったんですが、また教えてください。 それで、この公表の方法、人権擁護法案の第三者機関とも関係があるのですが、イギリスでは刑務所の中で人が死亡すると陪審をやって、責任の追及ではなく事実の確認をやると。それは必要なことで、もちろん病死される人や、いろいろ理由はあるかもしれません。しかし、刑務所などで人が亡くなったときに、何か不審な死があるんじゃないかということで、きちっと第三者…
○福島瑞穂君 保護房、革手錠の件に関して、名古屋は十三年は五十三件、十四年は百四十八件と三倍になっていて、非常に増えています。新通達ができ、革手錠、保護房が問題にされている中でなぜ増えるのかという点について、調査の上、また御意見をお聞かせください。 報道によれば、刑務所の独自調査では暴行はしていないという報道があります。今国会に提案されている人権擁護法案に基づく人権委員会なのですが、私はこういう状況、要するにさっきおっしゃいましたように…
○政府参考人(吉戒修一君) お答え申し上げます。 人権委員会は国家行政組織法三条第二項に基づく独立の行政委員会として設置されるわけでございまして、高度の独立性を確保されております。したがいまして、その職権の行使に当たりましては、法務大臣の指揮命令は一切受けることはございません。 お尋ねの事案でございますけれども、法案の中で、差別や虐待など特に救済の必要性の高い一定の人権侵害につきましては、事実関係の解明を的確に行いまして、実効性ある救済…
○森山国務大臣 委員御指摘のとおり、我が国の人権擁護行政を充実発展させるためには、人権擁護委員に適任者を確保するということが大変重要であると私も考えます。 昨年十二月、人権擁護推進審議会から、人権擁護委員の適任者確保の方策など、人権擁護委員制度の今後のあり方について御答申をいただきました。この御答申を踏まえまして国会に提出させていただいております人権擁護法案においては、幅広い人材の中から人権擁護委員としての適任者を確保するために、一定の…
○植田委員 社会民主党・市民連合の植田至紀です。 きょう、三十分の持ち時間でお伺いしたいのは、テーマとしては国内人権機関の創設についてということでございますが、参議院の方が先議になっています人権擁護法案にかかわって、一般質疑のこの場所をおかりして幾ばくかお伺いをしたいと思っております。ただ、別に、これは何も私が早いことこの法務委員会で人権擁護法案の審議をしたいとうずうずと待っているというわけではなくて、できることであればもっと装いを新た…