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龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授参議院
総発言数
10
直近の所属会派
直近の役職
龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授
直近の発言日
2005/05/10

政策テーマ別の発言量

テーマ代表語との共起件数

※ 発言者名とテーマ代表語1語の共起件数です。全期間が対象ですが、表記ゆれや 同音異義語を含むため、関心の強さを厳密に測る指標ではありません。

よく発言している会議

直近 10 件の標本
  • 法務委員会10 件・100%

※ 全 10 件のうち直近 10 件のみを集計した標本値です。

発言履歴

10 10 を表示
龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 浜井でございます。 本日は、受刑者処遇についての発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。 今回、参考人として呼ばれましたのは、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律案に関して、矯正実務家の出身の研究者の立場から意見を求められているのだと思っております。 法案については、これまでの審議でいろいろと議論されてきたものと思いますし、内容といたしましても、受刑者の権利と義務、刑務官の権限等を法律によって明確にし…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 覚せい剤受刑者の問題につきましては、過剰収容のかなりのパーセンテージを覚せい剤受刑者が占めております。ただ、覚せい剤受刑者について考える場合、二点考える必要があると思います。 一つは、覚せい剤受刑者で後遺症ですね、つまりフラッシュバックであるとか妄想、幻覚がまだ始まっていない人ですね、それから既に妄想、幻覚が始まっていて、府中刑務所で行われているように保護房を出たり入ったりして非常に処遇困難となっている者、この二…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) お答えします。 覚せい剤受刑者につきましては、先ほど申したように、二種類の覚せい剤受刑者がございまして、心理的な依存のみで後遺症が出ていない者については、これは工場での働き手として非常に有能な方々が多くて、ある意味、もし覚せい剤受刑者をすべて今の刑務所から別な施設へ移してしまった場合、恐らく多くの施設で刑務作業に大きな支障が出るだろうというふうに思われます。覚せい剤受刑者で後遺症の出ていない人たちは非常に、ある意…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 非常に難しい質問で、私自身も刑務所に勤めているときに参観者の対応というのをよくやったんですけれども、学生さんの中ではやはり同じような感想を持たれる。悪いことをして刑務所に入ったのに、どうしてテレビが見られるんだ、どうしてこんないい食事が食べられるんだと言う人がいる一方で、非常に自由が少なくて、こんなところではとても私は暮らせない、環境が良くないという両極端な意見を、印象を持つ学生さんたちが非常にたくさんいて、どう…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) それでは、御質問の最後の部分ですかね、どういう矯正プログラムを刑務所がやってきているのかということについて簡単に御説明したいと思います。 やはり一番私が問題だと考えているのは、行刑の処遇の二本柱と教科書的に教えているのは、今回の法案でなくなりますけれども、累進処遇と分類処遇です。これはどちらも受刑者の特性に合わせた処遇を行う。受刑者が成長していけばそれに見合った自由を与えるという、ある意味では非常に優れた理念を持…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 法律案との関係で申しませば、法律案の中に受刑者の社会復帰に向けた処遇ということを明確な目的として入れていただいているという点で、いわゆる処遇プログラムを積極的に導入していきたいと考えている分類や教育の職員にとっては非常に心強いものになっていると思いますし、この範囲内でいかに有効なプログラムを開発していくのかということの方がより大事だと思っております。 そういう意味で、一番最初に私が御意見申し上げましたように、本当…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 基本的には同じですけれども、研究会としていろんな方向性を模索するということで何らかの提言を出されるということは、それはそれで意味があることだと思います。 ただ、問題なのは、その提言をまとめるだけではなくて、その後いかに有効なプログラムを目標を持って作っていくか。そういったプロジェクトチームですね、研究会ではなくて職員が中心となったプロジェクトチームですね、こういったものをつくって、その上で効果を検証して、それで効…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) 刑法の重罰化について、私も岩波の「世界」とかに非常に信仰に基づく刑事政策であるということで批判を展開したところでございますけれども、この辺は非常に、何というんですかね、デリケートで難しい問題ではないかというふうに思います。 治安そのものは、私も犯罪統計が専門で、犯罪白書も作っておりましたので、多角的に統計を見てみますと、世間の方が思われているほど治安は悪化しておりませんし、私が二〇〇〇年に実施して、昨年の犯罪白書…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) この問題は、私も実務家としていろんな形で精神障害の方々の面接もしましたし、カウンセリングもしましたし、それに対する措置入院の手続等も取ったことがございます。非常に難しい問題だと思います。 本当に、行刑の現場にいると、統合失調症の疑いの人、痴呆老人の人ですね、そういった人たちが、本当に責任能力あるのかなと思えるような人たちが刑務所に入ってくる。ただ、その過程を追っ掛けていくと、やはり先ほど御指摘しましたように、地域…

龍谷大学大学院法務研究科(法科大学院)教授2005/05/10

162参議院 法務委員会 第17号

○参考人(浜井浩一君) この辺はやはり難しい問題だと思います。 それで、恐らくそういった中間施設を造っても、そこが一杯になって詰まっていくという現象が起こると思います。 現実に、現在更生保護施設が受け入れてくれないのは、ある意味一つの条件としては、やはり社会全体として犯罪に対して非常に厳しくなっておりますので、更生保護施設に入っている者が何らかの形で地域住民に対して被害を及ぼすような犯罪が起きた場合、立ち退き運動が起きます。そういったこ…