第180回 参議院 外交防衛委員会 第2号
○佐藤正久君 全然頭の中が整理されていないからぐちゃぐちゃでしょう。あったかどうかを聞いているんですよ。 明確に、これまでの防衛力で動的でない防衛力はあったか、なかったか、明確にお願いします。
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出典: 国会会議録検索システム API(国立国会図書館) ↗○佐藤正久君 全然頭の中が整理されていないからぐちゃぐちゃでしょう。あったかどうかを聞いているんですよ。 明確に、これまでの防衛力で動的でない防衛力はあったか、なかったか、明確にお願いします。
○佐藤正久君 今まで、防衛力の中では動的でない防衛力はあったというのが大臣の認識だと。 私は違うと思いますよ。今までは基盤的防衛力あっても、それぞれ有事に、何回も言う、部隊を運用するんですよ。部隊を運用して、そこの正面に充当するんですよ。動的でない防衛力で、基盤的防衛力、そこだけで動くわけないじゃないですか。だから、最初の基礎配置、事前配置の意味と動的、全然違いますよ。全く分かっていない。 しかも、基盤的防衛力というのは、単にエキスパン…
○国務大臣(田中直紀君) 同じか違うかというお話でございますけれども、私は、今までいわゆる我が国の防衛力というものを整備していく段階で、そういう面ではいろいろな防衛の整備……(発言する者あり)今までの装備品の充実を図ってきたわけでございますけれども、その運用が新しい安全保障環境の中でもっと展開をしていかなきゃいけないと、こういうことで動的防衛力というものが位置付けられたわけでございます。
○佐藤正久君 この辺の議論はまだ、今度、実は大綱、中期を民主党政権は国会にまだ報告していないんですよ。これから多分、本会議等でも始まると思いますけれども、この部分、議論これからですから、とことんやりますけれども。今、大臣は、過去に動的でない防衛力はあったと明確に答弁されました。私は違うと思いますし、基盤的防衛力構想は物買いだけじゃないんですよ。全然分かっていない。 舛添委員の昨日の質問に対してのやり取りの中でも、ちょっと違うなと、大臣分…
○国務大臣(田中直紀君) 専守防衛と戦略守勢との違いについての御質問でございます。 専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときに初めて防衛力を行使し、その対応も自衛のために必要最小限にとどめ、保持する防衛力も自衛のための必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいうものであり、我が国の防衛の基本的な方針でございます。 お尋ねの戦略守勢という用語は、我が国の防衛力の運用において専守防衛と同じ意味において使用…
○国務大臣(田中直紀君) 先生の御指摘のような安全保障環境になった場合のことは、まずは我が国としてもその対応をしていかなきゃいけないというふうに認識をいたしておりまして、大綱、中期防でその整備をしていくということは間違いないわけでございます。 しかし、いざというときには、先生も御存じのとおり、ガイドラインで日米の協力ということがございますし、攻撃力についてはその中で考慮していただくということが日米のガイドラインで決めていただいているわけ…
○内閣総理大臣(野田佳彦君) 基本的にはいわゆる質、量に置いた防衛力、従来の基盤的防衛力の整備という考え方を改めて、運用のダイナミズムによって動的防衛力という観念の下に新しい防衛計画を作りました。大綱を作りました。新中期防を作りました。 それを踏まえながら、これ、一挙に全部というお話はちょっと今極端な事例だと思いますけれども、そうならないための外交努力をしながら、まず専守防衛は、今の範囲の中で動的防衛力構想をしっかりと着実に進めていくと…
○国務大臣(田中直紀君) シーレーンと専守防衛についてのことでありますが、政府としては、従来より、我が国に対する武力攻撃が発生した場合に、周辺数百海里、航路帯を設ける場合においては、おおむね一千海里程度の海域において、自衛の範囲内で海上交通の安全を確保し得ることを目的に海上防衛力の整備を進めてきたところであります。現大綱においても、このような地理的な範囲における海上交通の安全を確保する能力を維持することといたしております。 こうした防衛…
○宇都隆史君 結局、今答弁をいただいたように、我が国が武力事態が起こって戦う戦場というのは、我が国の海岸線あるいは野山なわけですよね。つまり、専守防衛という言葉を使うと国民の皆さんには非常にいいように聞こえるかもしれないけれども、我が国は、いざとなったら本土決戦をするというのを初めから決めているんですよ。 陸上戦力が我が国は非常に多いですよね。前回の大綱でも、陸上戦力を減らして空海戦力にウエートをシフトしようというようなことを動的防衛力…
○宇都隆史君 専守防衛の質問、これで終わりますけれども、結局、私が言いたかったのは、専守防衛という枠組みに縛られて我が国の領土、領海を戦場にする限り、今の防衛力、防衛予算では守り切れないということを言っているんです。もっともっと増やして、もう日本全体を要塞化して、スイスのように全員がそこに、戦力発揮基盤になるような体制を取らなければ守れないんですよ。だったら、もっと戦略的に、戦術的なオプションというのを法的にも緩めるようなことをしなけれ…
○国務大臣(田中直紀君) 専守防衛とは、相手から武力攻撃を受けたときに初めて防衛力を行使し、その態様も自衛のために必要最小限にとどめ、保持する防衛力も自衛のために必要最小限のものに限るなど、憲法の精神にのっとった受動的な防衛戦略の姿勢をいうものであり、我が国の防衛の基本的な方針でございます。 先ほど申し上げましたこの機雷掃海についてはこの概念に当たりませんので、憲法九条が禁止する武力の行使に当たるため、許されないところでございます。(発…
○舛添要一君 今日は、野田総理と防衛の基本問題、防衛構想についてちょっと議論をしてみたいというふうに思います。 今日の委員会、二人の元自衛官の同僚が質問しました。しかし、私は、この場で聞いていますと、政府側の答弁、これは十分納得のいくものではなかったような気がします。それは、やっぱり我々政治家が反省しないといけないのは、特に日本において戦後、安全保障、国防、こういう問題についてしっかりと議論をしてこなかった嫌いがあると思うんですね。 そ…
○内閣総理大臣(野田佳彦君) これはかなり政治主導で議論をしました。これまでの基盤的防衛力という概念、基本的な構想と違って、動的防衛力という、まさにダイナミズムにも注目をした形での大きな計画を作っていこうということ、それについてのいろんな具体論というのはかなり政治主導で、党内でも意見がありましたが、政府内でも、当時の外務大臣、防衛大臣、財務大臣も入っておりました、などなど関係する大臣が集まりながら、随分夜中まで激論を交わしながら練ってい…
○舛添要一君 ただ、やっぱり国民が安全保障をしっかり考えるために、どうも動的防衛力というのはよく分からない。動的の反対は静的ですね。ダイナミックの反対は英語でスタティックですね。それじゃ、今までの基盤的防衛力整備構想というのは静的であったから動的に変えたんでしょうか。
○内閣総理大臣(野田佳彦君) 動の反対は静なんですけど、必ずしもその二極においてじゃなくて、まさに基盤的防衛力が防衛力の存在があることによって抑止力になっているという考え方だったんですよね。そうではなくて、陸海空いろいろ運用しながらダイナミズムを持って、それを持って機動的に対応していこうということもこれは防衛の質を高めていくことであると、そういう……(発言する者あり)まあまあ当たり前かもしれませんが、七六大綱からこういう修正の話はあった…
○舛添要一君 基盤的防衛力構想というのは一九七六年の大綱でうたわれました。中心になって作った防衛官僚は久保さんという次官です。私がちょうどヨーロッパで安全保障の勉強を終わって帰ってきたときだったものですから、相当議論をした。しかし、ヨーロッパの防衛の感覚からすると、何だこれはと、全く分からない。しかし、よく議論しますと、基盤的防衛力整備構想というのは、小学校の子供程度の学力しか日本の防衛力ないから全部底上げしようと、国語も算数も社会も理…
○舛添要一君 そこが基盤的防衛力整備計画と動的防衛力構想の決定的な違いだと私は思うので、決定的な違いの一つ。 つまり、もう前から脅威とは何ですかと言ったときに、ケーパビリティー、能力と、インテンション、意図、今おっしゃったとおりですよ。だけど、軍事力を、兵力構成を考えるときには、ミサイル飛んでくるんだから迎撃ミサイル、PAC3を持たないといけなくなるわけですよ、そうでしょう。そうすると、軍事力を考えるときに、意図なんか考えないで相手の能…
○舛添要一君 政治的なことを申し上げているのではなくて、純軍事的な対応ということを申し上げておるわけであります。 ですから、私はやっぱり防衛白書を読んでいて引っかかるところがあったんです。というのは、動的防衛力構想と基盤的防衛力構想のどこが違いますかというコラムがあります。後でゆっくり御覧になってください。そうしたら、動的防衛力構想は脅威にのみに対応しないと書いてある。それは基盤的防衛力構想をやったときだって脅威にのみ対抗したわけじゃな…
○内閣総理大臣(野田佳彦君) かつての冷戦構造のころのいわゆる基盤的防衛力ではなくて、今、南西諸島のお話が出ましたけれども、そういうところに機動的に対応できるような、その視点は私は統合運用の面では入っているというふうに思います。もちろん足りない点があるのならば御指摘いただきたいと思いますが、そちらに持っていこうという工夫、努力はしていることは間違いないというふうに思います。
○舛添要一君 それと、もう一つ大きく欠けているのは、二、三年前に議論したんでしょうから、動的防衛力構想については、そこまで及ばなかったのかもしれませんですけれども、米軍の戦略との統合というのをどうするか。 今、御承知のように、ジョイントエアシーバトルという構想が出てきています。これに対抗してというか、今度は逆に中国なんかはA2ADと、つまり、アンタイアクセスとエリア・ディナイアルということで、簡単に言うと、第七艦隊含めて日本を救援に来る…