外務委員会 第1号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2024/12/11
会議録
○堀内委員長 これより会議を開きます。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 この度、外務委員長に就任いたしました堀内詔子です。よろしくお願いいたします。 近年、ロシアによるウクライナ侵略や我が国周辺における力による一方的な現状変更の試みによって、既存の国際秩序は重大な挑戦にさらされています。 中東においても厳しい情勢が続いており、事態の鎮静化や更なるエスカレーションの回避、人道状況の改善に向けた努力が求められています。 また、グローバルサウスと呼ばれる途上国、新興国の台頭により、国際社会の多様化が進む一方で、国境や価値観を超えて対応すべき課題が山積しております。 このような中、当委員会に課せられた使命は誠に重大です。 委員長といたしましては、委員各位の御指導と御協力を賜り、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいる所存でありますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ――――◇―――――
○堀内委員長 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い、現在理事が三名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀内委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 それでは、理事に 中曽根康隆君 星野 剛士君 及び 山田 賢司君 を指名いたします。 ――――◇―――――
○堀内委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 国際情勢に関する事項について、本会期中国政に関する調査を行うため、衆議院規則第九十四条の規定により、議長に対し、承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○堀内委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ――――◇―――――
○堀内委員長 この際、岩屋外務大臣、藤井外務副大臣、宮路外務副大臣、松本外務大臣政務官、生稲外務大臣政務官及び英利外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。外務大臣岩屋毅君。
○岩屋国務大臣 外務大臣の岩屋毅です。 堀内委員長を始め、理事、委員各位に外務大臣としての所信を申し述べます。 ウクライナ侵略が国際秩序を揺るがし、安全保障環境も厳しさを増す中、日米同盟の強化、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた同盟国、同志国との連携、グローバルサウスとの連携の三点を重視し、我が国の平和、地域の安定を実現し、国際社会を分断から協調に導いてまいります。 私は先月、APEC閣僚会議及びG7外相会合に出席し、同盟国、同志国との協力を確認するとともに、ウクライナを訪問し、日本はウクライナと共にあるとの変わらぬ姿勢を伝えました。侵略の現場を訪問し、力による一方的な現状変更は世界のどこであれ許されないとの思いを強くいたしました。 外交と防衛は国の根幹を成すものです。外交の失敗は国を誤るとの認識の下、緊張感を持って職務に当たってまいります。 我が国の外交、安全保障の基軸である日米同盟については、石破政権の最優先事項として、充実強化に取り組んでまいります。米国の現政権、次期政権との間でも、強固な信頼関係を構築し、日米協力を更に深化させてまいります。 日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化、拡大抑止の信頼性と強靱性の強化、在日米軍の態勢の最適化に向けた取組を進めます。同時に、普天間飛行場の一日も早い全面返還を目指して辺野古移設を進めるなど、沖縄を始めとした地元の負担軽減と米軍の安定的駐留に全力を尽くしてまいります。 また、外交、安全保障と経済を一体として議論していく観点から、貿易、投資の拡大や経済安全保障協力の強化など、経済分野での協力を更に拡大、深化させてまいります。 また、重層的な人的交流も一層強化してまいります。 自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、G7、ASEAN、豪州、インド、EU、NATOなどとの協力関係を更に強化し、日米豪印、日米韓及び日米比を始め、実践的な協力を広げてまいります。テロ、暴力的過激主義や国際組織犯罪の対策の協力も推進してまいります。 我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中、国家安全保障戦略の下、特に、防衛装備の移転、政府安全保障能力強化支援、OSAの着実な実施や、サイバー安全保障の推進に取り組んでまいります。 サプライチェーンの強靱化や経済的威圧への対応、重要・新興技術の保全、促進など、経済安全保障にも取り組んでまいります。 偽情報の拡散といった国際的な情報戦に対しては、情報の収集、分析、適時適切な発信とともに、情報セキュリティー基盤の構築、強化にも取り組んでまいります。 近隣諸国などとは、難しい問題に正面から対応しつつ、安定的な関係を築いてまいります。 日本と中国の間には、様々な可能性とともに、尖閣諸島情勢を含む東シナ海、南シナ海における力による一方的な現状変更の試みや、我が国周辺での一連の軍事活動を含め、多くの課題や懸案が存在しています。また、台湾海峡の平和と安定も重要です。さらに、中国の人権状況や香港情勢についても深刻に懸念しています。 同時に、日中両国は、地域と世界の平和と繁栄に対して大きな責任を有しています。戦略的互恵関係を包括的に推進するとともに、建設的かつ安定的な関係の構築を日中双方の努力で進めていくことが重要です。 先般、中国での短期滞在に係る査証の免除措置が再開されました。日中関係の基礎である両国の国民間の交流が一層円滑化されることを期待しています。 ALPS処理水の海洋放出と日本産水産物の輸入規制に関する日中両政府による発表に基づき、中国による日本産水産物の輸入回復を早期に実現するよう引き続き求めてまいります。また、拘束されている邦人の早期解放、在留邦人の安全確保にも全力を尽くしてまいります。 日本政府として、今般の韓国国内の一連の動きについては、引き続き特段かつ重大な関心を持って事態を注視してまいります。また、現地の状況が早期に落ち着くことを期待しており、引き続き高い緊張感を持って在留邦人の安全に万全を期す考えです。 韓国は国際社会の様々な課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国であり、現下の戦略環境の下、日韓関係の重要性は変わりません。韓国側とは、引き続き緊密に意思疎通してまいります。 竹島については、歴史的事実に照らしても、国際法上も、日本固有の領土であるとの基本的な立場に基づき、毅然と対応してまいります。 日ロ関係は厳しい状況にありますが、政府として、北方領土問題を解決し、平和条約を締結するとの方針を堅持してまいります。 日ロが隣国として対処する必要のある事項については、引き続き適切に対応してまいります。北方四島交流訪問事業の再開は最優先事項の一つです。ロシア側に対し、引き続き、特に北方墓参に重点を置いて事業の再開を強く求めてまいります。 北朝鮮の核・ミサイル開発は断じて容認できません。また、北朝鮮兵士のウクライナに対する戦闘への参加といったロ朝軍事協力の進展は、ウクライナ情勢のみならず、我が国周辺地域の安全保障に与える影響の観点からも深刻に憂慮しています。 国連安保理決議の完全な履行に向け、国際社会と緊密に連携してまいります。 日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を実現するとの方針は変わりません。 とりわけ、拉致被害者やその御家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致問題は、ひとときもゆるがせにできない人道問題であるとともに、その本質は国家主権の侵害であり、政権の最重要課題です。全ての拉致被害者の一日も早い御帰国を実現するとともに、北朝鮮との諸問題を解決するため、総理自身の強い決意の下、総力を挙げて取り組んでまいります。 ロシアによるウクライナ侵略を止め、一日も早く公正で永続的な平和を実現するため、G7を始めとする国際社会と連携して、ウクライナ支援と対ロ制裁を強力に推進してまいります。 ウクライナの復旧復興支援についても、官民一体で取組を強化してまいります。 中東情勢は、引き続き予断を許しません。シリアで一刻も早く暴力が停止し、全てのシリア人が基本的人権を享有し、自由と繁栄を享受できるようになることを強く望んでいます。イスラエルとレバノンの停戦合意の完全な履行と、ガザにおける人質解放及び停戦を強く求めてまいります。 引き続き、G7及び国連安保理の一員として、中長期的な地域の平和と安定の確立に向け、外交努力を重ねてまいります。 グローバルサウスとの連携も重要です。来年八月の第九回アフリカ開発会議を始め様々な機会を通じて、また、ODAやOSAも活用し、丁寧な対話を通じたきめ細かな外交を進めてまいります。また、OECDによる取組も通じて、東南アジアなどとの連携を進めてまいります。 日本経済の成長や地方創生に貢献すべく、日本企業の海外展開、日本産食品の輸出拡大、対日直接投資の推進を後押しします。在外公館では、公館長自ら先頭に立って、経済広域担当官も活用しつつ日本企業をバックアップするとともに、対日直接投資の推進体制を強化してまいります。 二〇二五年大阪・関西万博、二〇二七年国際園芸博覧会の成功に向けた取組や、文化外交、人的交流を通じた親日派、知日派の育成も推進してまいります。 ルールに基づく自由で公正な経済秩序の維持拡大も重要です。多角的貿易体制の一層の強化のためのWTOの改革、CPTPPの新規加入やハイスタンダードの維持強化、RCEP協定の透明性のある履行の確保、安全、安心で信頼できるAIの実現や、信頼性のある自由なデータ流通、DFFTの推進を含む新興分野での国際的なルール作りなどに取り組んでまいります。 来年、国連が創設八十周年を迎えるに当たり、安保理改革を含め国連の機能強化に取り組んでまいります。 人権外交や、女性・平和・安全保障、いわゆるWPSも引き続き推進してまいります。 核兵器のない世界の実現に向け、G7首脳広島ビジョンを強固なステップ台としつつ、ヒロシマ・アクション・プランの下での取組を実行していくことで、現実的で実践的な取組を強化してまいります。 ALPS処理水の海洋放出の安全性については、IAEAと緊密に連携し、科学的根拠に基づき、高い透明性を持って国内外に丁寧に説明してまいります。 気候変動、国際保健、防災といった地球規模課題については、SDGsの達成に向け、人間の安全保障の理念に基づく取組を進めてまいります。また、ポストSDGsを見据え、国際的なルール形成を主導します。国際機関における邦人職員の活躍も後押ししてまいります。 これらの取組に向け、人的体制の強化、財政基盤の整備、業務合理化・DXや働き方改革の推進など、外交・領事実施体制の抜本的強化に取り組んでまいります。 緊急事態対応や邦人保護、情報保全対策などに万全を期すため、在外公館の強靱化も推進してまいります。 以上の所信の下、これまで平和国家として築いてきた国際社会からの信頼に応えるべく、対話と協調の外交を全力で進めてまいります。 議員各位、そして国民の皆様の御理解と御協力を心よりお願い申し上げます。 以上です。
○堀内委員長 次に、外務副大臣藤井比早之君。
○藤井副大臣 外務副大臣を拝命しました藤井比早之でございます。 我が国の平和と安全、繁栄、国益を守っていくため、外交分野において全力を尽くす所存です。 宮路副大臣、三人の政務官とともに岩屋大臣をお支えしてまいります。 なお、二人の副大臣の中で、私が特に本委員会を担当することとなっております。 堀内委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力を心からお願いを申し上げます。
○堀内委員長 次に、外務副大臣宮路拓馬君。
○宮路副大臣 外務副大臣を拝命しました宮路拓馬でございます。 日本の国益や平和をしっかり守りながら、世界の平和と安定に貢献していくため、全力で取り組む決意です。 藤井副大臣、政務官とともに岩屋大臣をお支えしてまいります。 堀内委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○堀内委員長 次に、外務大臣政務官松本尚君。
○松本大臣政務官 外務大臣政務官を拝命しました松本尚でございます。 グローバルな課題が山積する中でございますけれども、国民の皆さんの期待に応えられるような外交を展開してまいるために一生懸命努力をしたいというふうに思います。 なお、三人の政務官のうち、私が本委員会を担当することになっております。 委員長を始め、理事、そして委員の皆様からの御支援、御協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ありがとうございます。
○堀内委員長 次に、外務大臣政務官生稲晃子君。
○生稲大臣政務官 外務大臣政務官を拝命しました生稲晃子でございます。 日本の国益を守り抜くため、外交という重責に全力で取り組んでいきます。 岩屋大臣、両副大臣をお支えし、両政務官とも協力して外交の推進に尽力してまいります。 堀内委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○堀内委員長 次に、外務大臣政務官英利アルフィヤ君。
○英利大臣政務官 この度、外務大臣政務官を拝命しました英利アルフィヤでございます。 国際秩序が乱れる中、国際社会の平和と繁栄に貢献すべく、また、我が国の存在感のより一層高まる方針に貢献すべく、努力する決意でございます。 岩屋大臣、両副大臣をお支えし、両政務官とも協力して日本の存在感を高めてまいります。 堀内委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力、また御指導を心からお願い申し上げます。
○堀内委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十九分散会