決算委員会 第1号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2023/12/11
会議録
○委員長(佐藤信秋君) ただいまから決算委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る八日までに、柴田巧君、加田裕之君、滝波宏文君、三宅伸吾君、生稲晃子君、佐藤啓君、比嘉奈津美君、宮崎雅夫君、森屋宏君、山田太郎君、竹詰仁君、石川博崇君、上田勇君、三浦信祐君、高橋光男君、柳ヶ瀬裕文君、高木真理君、三上えり君、鬼木誠君、野田国義君及び今井絵理子君が委員を辞任され、その補欠として石井浩郎君、森まさこ君、高橋はるみ君、太田房江君、豊田俊郎君、小野田紀美君、清水真人君、上田清司君、下野六太君、山本博司君、里見隆治君、若松謙維君、梅村聡君、串田誠一君、古賀千景君、村田享子君、岸真紀子君、徳永エリ君、星北斗君、白坂亜紀君及び藤井一博君が選任されました。 ─────────────
○委員長(佐藤信秋君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が六名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(佐藤信秋君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に石井浩郎君、高橋はるみ君、森まさこ君、徳永エリ君、下野六太君及び梅村聡君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(佐藤信秋君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(佐藤信秋君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(佐藤信秋君) この際、岡村会計検査院長及び挽検査官から発言を求められておりますので、これを許します。岡村会計検査院長。
○会計検査院長(岡村肇君) 九月十二日付けをもちまして会計検査院長を拝命いたしました岡村肇でございます。 国の財政事情が厳しい中、国民の皆様の会計検査院に対する期待は大変大きなものであり、重い責任を感じているところでございます。 微力ではございますが、誠心誠意務めてまいる所存でございますので、御指導、御鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
○委員長(佐藤信秋君) 挽検査官。
○検査官(挽文子君) 九月十一日付けで、九月十一日付けをもちまして検査官を拝命いたしました挽文子でございます。 職務を全うするため、誠心誠意務めてまいる所存でございます。御指導、御鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ─────────────
○委員長(佐藤信秋君) 令和四年度決算外二件を議題といたします。 まず、令和四年度決算、すなわち一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書につきまして、また、引き続き、令和四年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに令和四年度国有財産無償貸付状況総計算書につきまして、財務大臣から概要説明を聴取いたします。鈴木財務大臣。
○国務大臣(鈴木俊一君) 令和四年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書、国の債権の現在額、物品の増減及び現在額、国有財産増減及び現在額総計算書並びに国有財産無償貸付状況総計算書を会計検査院の検査報告とともに国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の決算につきましては、歳入は百五十三兆七千二百九十四億円余、歳出は百三十二兆三千八百五十五億円余であり、差引き二十一兆三千四百三十九億円余の剰余を生じました。 この剰余金は、財政法第四十一条の規定により、既に令和五年度の一般会計の歳入に繰り入れております。 なお、財政法第六条の純剰余金は二兆六千二百九十四億円余となります。 次に、令和四年度における十三の特別会計の決算でありますが、これらの決算の内容につきましては、特別会計歳入歳出決算のとおりであります。 次に、国税収納金整理資金の受入れ及び支払につきましては、同資金への収納済額は九十六兆四千九百五十九億円余であり、支払命令済額及び歳入組入額は九十五兆六百十八億円余でありまして、差引き一兆四千三百四十一億円余が年度末の資金残額となります。 次に、政府関係機関の決算でありますが、その内容につきましては、それぞれの決算書のとおりであります。 次に、国の債権の現在額につきましては、年度末における国の債権の総額は二百四十四兆七千四百五十八億円余であります。 次に、物品の増減及び現在額につきましては、年度中における純減少額は七百九十一億円余であり、この結果、年度末における物品の総額は十四兆八千四百億円余となります。 次に、国有財産増減及び現在額総計算書につきましては、年度中における国有財産の純増加額は五兆二千八百六十二億円余であり、この結果、国有財産法に基づく年度末現在額は百三十一兆八千三百四十七億円余であります。 次に、国有財産無償貸付状況総計算書につきましては、年度中における無償貸付財産の純増加額は二百二十八億円余であり、この結果、国有財産法に基づき無償貸付をしている国有財産の年度末の総額は一兆二千四百三十七億円余であります。 なお、これらの国有財産の各総計算書には、それぞれ説明書を添付しております。 最後に、令和四年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用や経理の適正な処理に努めてきたところでありますが、会計検査院から三百四十四件の不当事項等について指摘を受けましたことは誠に遺憾であります。 今後とも、予算の執行に当たっては一層配慮をいたし、その適正な処理に努めてまいる所存であります。 以上、令和四年度の一般会計歳入歳出決算等について御説明申し上げました。 何とぞ御審議のほどお願い申し上げます。
○委員長(佐藤信秋君) 次に、令和四年度決算検査報告及び令和四年度国有財産検査報告につきまして、会計検査院長から概要説明を聴取いたします。岡村会計検査院長。
○会計検査院長(岡村肇君) 令和四年度決算検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。 会計検査院は、令和五年九月一日、内閣から令和四年度歳入歳出決算の送付を受け、その検査を行って、令和四年度決算検査報告とともに、令和五年十一月七日、内閣に回付いたしました。 令和四年度の一般会計の決算は、歳入百五十三兆七千二百九十四億余円、歳出百三十二兆三千八百五十五億余円でありまして、会計検査院はこれらの決算を確認いたしました。 令和四年度の特別会計につきまして、会計検査院は十三特別会計それぞれの歳入、歳出の決算を確認いたしました。 また、国税収納金整理資金は、収納済額九十六兆四千九百五十九億余円、支払命令済額二十一兆四千百九億余円、歳入組入額七十三兆六千五百八億余円でありまして、会計検査院はこれらの受払額を検査完了いたしました。 令和四年度の政府関係機関につきまして、会計検査院は四政府関係機関それぞれの収入、支出の決算額を検査完了いたしました。 令和四年度の歳入、歳出等に関し、会計検査院は、国、政府関係機関、国の出資団体等の検査対象機関について、在庁検査及び実地検査を実施いたしました。そして、検査の進行に伴い、関係者に対して五百余事項の質問を発しております。 検査の結果、検査報告に掲記した不当事項等について、その概要を御説明いたします。 まず、法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認めた事項は、合計二百八十五件、九十七億六千三百七十五万余円であります。 このうち、収入に関するものは、六件、九億三千七百七十八万余円であります。 その内訳は、租税の徴収が適正でなかったもの、保険料等の徴収が適正でなかったものなどとなっております。 また、支出に関するものは、二百七十五件、五十七億二万余円であります。 その内訳は、会計経理が適正を欠いていたもの、医療費の支払が過大となっていたもの、補助事業の実施及び経理が不当なもの、交付税が過大に交付されていたもの、介護給付費等の支払が過大となっていたものなどとなっております。 以上の収入、支出に関するもののほか、財務諸表の表示が適正を欠いていたものなどが、四件、三十一億二千五百九十四万余円あります。 次に、令和四年十一月から令和五年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十四条又は第三十六条の規定により意見を表示し又は処置を要求いたしましたものは二十件であります。 その内訳は、高度無線環境整備推進事業により整備された伝送用専用線設備の利用状況等に関するもの、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(医療分)(感染症検査機関等設備整備事業に係る分)により整備した次世代シークエンサーの使用状況に関するもの、後期高齢者医療広域連合による高齢者保健事業の実施に対して交付された補助金等の効果及び高齢者保健事業における診療情報の活用に関するもの、水田活用の直接支払交付金事業の実施に関するもの、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による物品配布等事業等の実施に関するものなどとなっております。 次に、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項は二十八件であります。 その内訳は、特定の支出等のために国立大学法人に交付された運営費交付金による積立金の規模に関するもの、畜産・酪農収益力強化総合対策基金等事業(機械導入事業)の成果検証に関するもの、コンテンツグローバル需要創出促進事業における交付額事後調整の対象外とする要件等に関するもの、水害ハザードマップにおけるアンダーパス等の情報の記載に関するもの、被災中小企業施設・設備整備支援事業に係る貸付原資の滞留に関するものなどとなっております。 次に、不当事項に係る是正措置の検査の結果につきましては、昭和二十一年度から令和三年度までの検査報告に掲記した不当事項のうち、是正措置が未済となっているものは三十省庁等における三百四十六件、百五十三億千九百九十六万余円、このうち金銭を返還させる是正措置を必要とするものは三十省庁等における三百四十三件、百五十一億五千九百三十七万余円となっております。 次に、令和四年十一月から令和五年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十条の二の規定により国会及び内閣に対して報告いたしましたものは三件であります。 その内訳は、新型コロナウイルス感染症患者受入れのための病床確保事業等の実施状況等に関するもの、東日本大震災からの復興等に関する事業の実施状況等に関するもの、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種事業の実施状況等に関するものとなっております。 次に、令和四年十一月から令和五年十月までの間におきまして、国会からの検査要請事項に関し、会計検査院法第三十条の三の規定により検査の結果を報告いたしましたものは四件であります。 その内訳は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組状況等に関するもの、放射性物質汚染対処特措法三事業等の入札、落札、契約金額等の状況に関するもの、防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策に関するもの、予備費の使用等の状況に関するものとなっております。 次に、本院の検査業務のうち、検査報告に掲記する必要があると認めた特定の検査対象に関する事項は四件であります。 その内訳は、国から個人事業者を対象として支給された持続化給付金の申告状況等に関するもの、食料の安定供給に向けた取組に関するもの、燃料油価格激変緩和対策事業の実施状況に関するもの、株式会社日本政策金融公庫等が中小企業者等に対して実施した新型コロナウイルス感染症特別貸付等に係る貸付債権等の状況に関するものとなっております。 次に、国民の関心の高い事項等に関する検査の状況として、これまで御説明いたしました事例などを整理し、検査報告に掲記しております。 最後に、特別会計に関する法律に基づき、令和四年十一月に内閣から送付を受けた令和三年度特別会計財務書類について検査した旨を検査報告に掲記いたしました。 以上をもって概要の説明を終わります。 会計検査院といたしましては、機会あるごとに関係各省庁などに対して適正な会計経理の執行について努力を求めてまいりましたが、なお、ただいま申し述べましたような事例がありますので、関係各省庁などにおいても更に特段の努力を払うよう望んでいる次第であります。 次に、令和四年度国有財産検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。 会計検査院は、令和五年九月一日、内閣から令和四年度国有財産増減及び現在額総計算書及び令和四年度国有財産無償貸付状況総計算書の送付を受け、その検査を行って、令和四年度国有財産検査報告とともに、令和五年十一月七日、内閣に回付いたしました。 令和四年度末の国有財産現在額は百三十一兆八千三百四十七億余円、無償貸付財産の総額は一兆二千四百三十七億余円になっております。 検査の結果、国有財産の管理及び処分に関しまして、令和四年度決算検査報告に掲記いたしましたものは四件であります。 その内訳は、不当事項といたしまして、政府出資等に係る不要財産の国庫納付に関するもの、意見を表示し又は処置を要求した事項といたしまして、多重無線回線の機能維持に必要な通信鉄塔及び局舎の耐震性等の確保に関するもの、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項といたしまして、学校施設の用に供する国有地の減額貸付けに関するもの、国会からの検査要請事項に関する報告といたしまして、防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策の実施状況等に関するものとなっております。 以上をもって概要の説明を終わります。
○委員長(佐藤信秋君) 以上で令和四年度決算外二件の概要説明の聴取は終わりました。 令和四年度決算外二件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 鈴木財務大臣は御退席いただいて結構でございます。 ─────────────
○委員長(佐藤信秋君) 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査のうち、国会法第百五条の規定に基づく本委員会からの会計検査の要請に対する結果報告に関する件を議題といたします。 会計検査院長から説明を聴取いたします。岡村会計検査院長。
○会計検査院長(岡村肇君) 会計検査院は、国会法第百五条の規定に基づき令和四年六月十三日付けで参議院議長から会計検査及びその結果の報告の要請がありました「令和二年度一般会計新型コロナウイルス感染症対策予備費及び一般会計予備費(新型コロナウイルス感染症対策のために使用したものに限る。)のうち翌年度に繰り越した経費並びに三年度一般会計新型コロナウイルス感染症対策予備費」につきまして、関係府省等を対象に検査を行い、会計検査院法第三十条の三の規定に基づき五年九月十五日にその結果の報告書を提出いたしました。その報告書の概要を御説明いたします。 検査しましたところ、予備費の使用決定により予算が配賦されるなどした八府省等は、実務上の取扱いとして、事業を単位として予算の執行管理を行うなどしていました。事業によって、複数ある財源のいずれから支出等を行うこととするかという財源選択の順序の整理方法等が異なるものの、いずれの事業も、予備費使用額を財源とする予算額に相当する予備費使用相当額の執行状況を区別できるようになっていました。事業別の予算の執行状況等について見たところ、予備費使用相当額の全額が翌年度に繰り越されているものが見受けられました。また、二府省の四事業においては、予備費使用決定日から年度末までの日数を超える期間等を用いて予備費使用要求額を積算していました。 検査の結果を踏まえた会計検査院の所見といたしまして、政府は、事業ごとに予備費使用相当額の執行状況を公表し、また、財源選択の順序の整理方法等を明示すること、予備費使用相当額について多額の繰越しが生じた場合には予備費使用決定時の想定等を丁寧に示すことなどに留意するなどして、予備費使用相当額の執行状況等の公表の在り方について引き続き検討し適時適切に国会及び国民への情報提供に取り組んでいく必要があると考えております。 会計検査院としては、予備費の使用決定により配賦された予算が適正かつ適切に執行されているかについて、今後も引き続き検査していくこととしております。 これをもって報告書の概要の説明を終わります。
○委員長(佐藤信秋君) 以上で説明の聴取は終わりました。 本日はこれにて散会いたします。 午後四時八分散会