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212回国会参議院2023/12/07

経済産業委員会 第3号

発言数
120
登壇者
20
会派数
7
開催日
2023/12/07

会議録

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、石井章君が委員を辞任され、その補欠として青島健太君が選任されました。     ─────────────

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に岩本剛人君を指名いたします。     ─────────────

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、人事院事務総局人材局審議官原田三嘉君外十二名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 経済、産業、貿易及び公正取引等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 立憲民主・社民の古賀之士でございます。今日は質疑の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  まず、通告に従って、順にお尋ねをさせていただきます。  まず一番目は、政務三役の資質についてお尋ねをさせていただきます。まず、自民党の派閥による政治資金パーティーの件でございます。  まず一点目は、いわゆるノルマというものがあり、そしてそのノルマに対するキックバックというものがあったのかなかったのか。二つ目は、そのキックバックに対してどのような処理をされてこられているのか、事実関係を伺いたいと思っております。西村大臣始め、自民党所属の三役の皆様方にお願いをいたします。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) まず、個々の政治団体に関するお尋ねでありますので、政府にある立場としてお答えすることは差し控えたいというふうに思います。  その上で、岸田総裁からですね、各派閥の関係団体における政治資金収支報告書について、訂正が必要な場合は適切に訂正を行うとともに、丁寧に説明するよう指示が出ております。それぞれの政治団体におきまして、事実関係を確認の上、必要な対応がなされるものというふうに承知をしております。

岩田和親自由民主党・無所属の会経済産業副大臣・内閣府副大臣

○副大臣(岩田和親君) お答えをいたします。  個々の政治団体に関するお尋ねでございますので、政府に役職を持つ立場といたしましてお答えは差し控えさせていただきます。

酒井庸行自由民主党経済産業副大臣・内閣府副大臣

○副大臣(酒井庸行君) 古賀委員にお答えをさせていただきます。  個々の政治団体に関するお尋ねについて、政府にある立場としてお答えを控えさせていただきたいと存じます。

石井拓自由民主党・無所属の会経済産業大臣政務官・内閣府大臣政務官

○大臣政務官(石井拓君) 個々の政治団体に関するお尋ねについては、政府にある立場としてお答えすることは差し控えたいと思います。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 それでは、お尋ねをいたします。  コメントを控えるというお立場の皆さんたちということですが、それでは、この経産省の委員会の前に個別で取材等で受けられていて、それに対するコメントで同様の発言以外の発言をされている場合は、それをどのようにおっしゃったのかお伝えいただけないでしょうか。また、それを撤回されるというおつもりなのでしょうか。よろしくお願いいたします。

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) これは全員。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 はい、全員の皆様方にです。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 個々に、まあ様々取材を受けておりますので全てを今記憶しているわけではありませんけれども、今私は政府に入っておりますので、派閥を代表する立場にないという趣旨のことは申し上げました。代表という言葉か管理する立場と言ったかちょっと記憶が定かではありませんけれども、そういう立場ではありませんので、派閥において事実関係を精査をして、その上で適切に対応されるものというふうに承知をしているという発言をしたことはあると思います。

岩田和親自由民主党・無所属の会経済産業副大臣・内閣府副大臣

○副大臣(岩田和親君) ここの委員会での答弁も含めてでありますが、もう一貫して、個々の政治団体に関するお尋ねについて、政府にある立場としてお答えは差し控えさせていただいているところでございます。

酒井庸行自由民主党経済産業副大臣・内閣府副大臣

○副大臣(酒井庸行君) 古賀委員にお答えをいたします。  古賀委員から、ほかにインタビューを受けたという話でございましたけれども、全くそのことはございませんし、今何度も申し上げますけれども、個々の政治団体に関するお尋ねについては、政府にある立場として差し控えさせていただきたいと存じます。

石井拓自由民主党・無所属の会経済産業大臣政務官・内閣府大臣政務官

○大臣政務官(石井拓君) 繰り返しになるかもしれませんが、個々の政治団体に関するお尋ねについては、政府にある立場としてお答えすることは差し控えさせていただきます。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 分かりました。  では、事実関係を伺ったところで、次の質問に移らせていただきたいと思います。  まず、国家公務員の通勤の手当について、まず人事院にお尋ねいたします。今日、人事院も来ていただいていると思います。  国家公務員の新幹線、そして特急を使った通勤手当、これは事実確認でございますが、片道分のみ支給と聞いておりますが、間違いございませんか。

役田平人事院事務総局給与局次長

○政府参考人(役田平君) お答え申し上げます。  国家公務員が官署を異にする異動などに伴いまして新幹線や特急などを利用する場合の一か月当たりの通勤手当については、最大五万五千円の通常の運賃に加えまして、二万円を限度として特別料金の二分の一の額を支給することとしております。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 つまり、現状、五万五千円までの通常の通勤手当のほかに、いわゆる、これ、二万円までというのは、これはあくまで片道分である、つまり、特急料金や新幹線料金が四万円まで掛かっていたら、二万円までは支給しましょうということでよろしいですね。

役田平人事院事務総局給与局次長

○政府参考人(役田平君) ただいまの二万円の上限というのは、片道、往復ということではございませんで、全体の額の二分の一の額ということでございます。したがいまして、仮に総額四万円でございましたらば、片道分になるということでございます。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 人事院では、たしか今年の夏の人事院の勧告に向ける前で、この国家公務員の皆さんたちの特急料金や新幹線による通勤の手当については前向きなお考えがあるというようなお話も伺っておりましたけれども、これについてはどうしてこの夏できなかったのか、あるいはまた来年に向けてどのような今検討がなされているのか、お尋ねします。

役田平人事院事務総局給与局次長

○政府参考人(役田平君) まず、公務におきましては、全国で行政サービスを提供するため広域的な人事異動を行う必要がありますが、近年では、夫婦で協力して育児を行っている職員のように、勤務地を異にして異動する場合でも転居が困難な職員が増えてきております。そういった中で、広域的な異動の円滑化の観点から、新幹線等による遠距離通勤のニーズが高まっていると承知をしてございます。  ただ、遠距離の通勤者に対してより高額の手当を支給することにつきましては、民間企業における通勤手当の支給状況も踏まえまして、各方面の理解を得ながら合理性や納得のある、納得性のある内容とするよう必要な検討を進める必要があるということでございます。  そういった中、現在、人事院におきましては、社会と公務の変化に応じた給与制度の整備に向けて取り組んでいるところでございまして、その一環として、新幹線等を利用する場合の通勤手当の額についても、令和六年に成案が得られるよう検討を進めてまいります。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 では、資料の一枚目を是非御覧ください。  西村大臣、この資料の一枚目は、これは人事院の提出しました民間給与の実態の中にあるものです。大臣のお立場とはいえ、人事院に対してあれこれ給与のことですとか通勤手当のことは言えない立場ではございますが、ただ、民間の少なくとも企業においてはどの程度の遠距離通勤が行われているのか、あるいは新幹線や特急を使っての通勤が行われているかというのは、これは人事院が出してくれております。  五百人以上の規模ですと、実に三一・八%遠距離通勤者がいると。つまり、もう三割遠距離通勤しているんですよ、大規模企業。そして、百人から五百人未満でも九・〇%、それから五十人以上百人未満でも四・七%というような数字が出ております。  したがって、特に大企業を中心に遠距離通勤というのは、言ってみればある程度日常化していると言っても言い過ぎではないと思います。三人に一人の方が遠くから新幹線や特急を使って通っていらっしゃる。  実際に、先ほど、国家公務員の皆さんたちは半額までが特急料金、新幹線通勤の手当として支給されていますし、民間では、確かに満額で支給されているという割合もとてもまだまだ十分とは言えない状況ではあります。しかし、三割の方が遠距離通勤を実際にやっていらっしゃる。そして、いわゆる経産省としては、いわゆるこういう皆さんたちの仕事の改革、それから地方への、東京一極集中への、どんどん働き方を変えていきながら、住みやすいところ、東京ももちろん住みやすいところではあるんですけれども、地方に移住をしてそこから仕事をしていく。なかんずく、ネットなどを活用して週に一回出てくればいいというのも、これはもう都会でも地方でもあり得る話でございます。  こういった、今、新幹線に向ける、あるいは特急料金を使った部分に関しての手当というのは、もう釈迦に説法でよく御存じだと思いますが、民間企業においては月十五万円まで控除をされております。つまり、満額だったら十五万円まで控除適用できるんですよ。もう企業は痛まないわけですよ。それを活用しているからこそ、大手の企業の皆さんたちというのは新幹線や特急を使ってどんどん通勤をされているという現状があるんですね。  これをやはり、国家公務員や地方公務員の皆さんたちもやはり活用していった方がよろしいんではないかという提案も含めてでございますが、西村大臣、こういった今の現状を踏まえて、働き方改革、あるいはネットを使った働き方、それから通勤の、こういったものを考えると、民間で結構です、お立場だと、国家公務員はなかなか人事院の難しい部分もあります、だから要望も含めてですが、受け止めをお話しいただけないでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のように、私もコロナの担当大臣をしておりましたけれども、あのときにテレワークというものを、最大首都圏で七割ぐらいの人がテレワーク、同じ時期に経験するということで、ITツールが非常に発展、発達しましたので、様々な働き方が可能になっているものというふうに思います。その意味で、職場の近くに住んでいなくても、やや離れた遠隔地であっても、テレワークも利用し、そして必要なときだけ通勤をするという働き方ももうかなり一般的にもなってきております。  一方で、対面で実際に議論を交わすことの有益性、情報共有の有益性なども指摘をされておりますので、民間企業それぞれの業種、業態にもよると思います。エッセンシャルワーカーはそうしたことはなかなかかないませんので、それぞれの業種、業態に応じて工夫をしながら、新しい多様な働き方をそれぞれ実現していっているものと思います。  厚労省でテレワークへの補助などもあります。私どもも、いろんな企業の取組を、新しい働き方、そして、それによって有為な人材がそれぞれの場で活躍できる、そうしたことに対して、経産省として常に何かできないか、応援することはできないかと考えていきたいというふうに思います。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 では、まずは隗より始めよで、少なくとも経産省の本庁でお勤めの中で新幹線の通勤の方というのは実はいらっしゃらないそうなんですね。ですので、そういう部分も含めると、やはりしっかりとした今後指針なり、あるいは経産省さんから率先してそういうことを始められて、なおかつ月十五万円の通勤手当の税額控除というものをやはり有効に活用していって、様々な経済政策を実現する一つのてことして活用されるというお考えを伺いたいと思っておりますが、いかがでしょう。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) かつて金融庁長官が新幹線で通勤をしておられました。もう御自身も言っておられるので、言ってもいいと思いますけれども。ですから、恐らく軽井沢か高崎か群馬かその辺り、長野か群馬だったと思いますが、そういう意味で、できないことはないということであります。  もちろん、国会への対応などありますので、どちらが自分にとって利便性が高いのか、ワーク・ライフ・バランス、どちらがそれを適切にできるのかということをそれぞれ考えながらだと思いますが、実際、本庁には新幹線通学おりませんけれども、希望する者はいるようでありますし、また地方局ではそれぞれ何名かずつはいるようでありますので、先ほど申し上げましたように、テレワークなども活用しながら多様な働き方の時代になっております。  経産省として、意欲ある有為な人材を是非確保していきたいと思っておりますので、そうした観点の中でできることを考えていきたいと思いますし、もちろん人事院が、公務員につきましては一定の権利の制約がある代わりに一定の処遇をしていくということの考え方の下で人事院の決定に我々基本的に従ってやっていくことになります。人事院も民間の働き方を参考にしながら取り組まれていると承知をしておりますので、新しい働き方が民間で広がってくることを踏まえて人事院で是非考えていただき、そして私どもとしても何ができるか、より多様な働き方、そして生産性が上がっていくように努力を続けていきたいというふうに考えております。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 大臣、ですので、是非民間の働き方を求めるためにリーダーシップを是非発揮していただきたいのは、やはり経産省であり、西村大臣のお立場だと思いますので、是非その辺をしっかりお願い、取り組んでいただきたいということと、それと人事院にお尋ねしますが、こういう状況の中で、来年度に向けてこの新幹線通勤のいわゆる手当の問題というのはどのように感じたらよろしいんでしょうか。前向きな答弁を期待しているんですが、いかがでしょうか。

役田平人事院事務総局給与局次長

○政府参考人(役田平君) 先ほども申し上げましたけれども、令和六年におきまして成案を得ることを目指して取り組んでまいりたいというふうに考えております。  その際の具体的な見直しの内容につきましては、まさしく民間企業における通勤手当の支給状況も踏まえて必要な検討を進めていきたいと考えております。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 人事院、今年の夏、やはり期待をしていたという公務員の皆さんたちは相当上っているんですね。その期待をある意味一回もうパスしちゃっているわけなんですよ。だから、もうちょっと前向きな答弁いただけないでしょうか。お願いします。

役田平人事院事務総局給与局次長

○政府参考人(役田平君) 繰り返しになりますけれども、令和六年に成案を得るということを目指して取り組んでまいりたいと思います。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 二度目はないということを期待をしておりますので、よろしくお願いをいたします。  ちなみに、やっぱり最近若者の皆さんたちの、まさしくいみじくも大臣がおっしゃいましたが、働き方改革の中で、やっぱり国家公務員の皆さんたちの採用の状況を見ていると、やはり右肩下がりなんですね。それをやっぱりしっかりとデータでも裏付けているわけですから、その職場環境を整えていくためにやっぱり通勤しやすい環境を整えるというのはやっぱり人事院の大切なお仕事だと思いますし、それから若者の間で今はやっているのは、コスパならぬタイパ、タイパという言葉がはやっています。これは、コストパフォーマンスだけではなくて、タイムパフォーマンス、つまり時間を有意義に使おうという若者たちのやっぱり動きですね、お金は多少払ってでも。そういうことをやはり国なり民間企業もしっかりとやっぱり分かった上で採用していく、そしてその働いている皆さんたちに何かその時間を活用して、その分有意義にやっていただきたいというふうに感じておりますので、大臣はもちろんですけれども、人事院もよろしくお願いいたします。うなずいていただいたんで、そう確信しております。  では、次の質問参ります。  次は、チャットGPTのことです。まさにこれは様々な、省内での職場はもちろんでしょうけれども、お仕事を外でされるケースもあるかもしれません。  まず、大臣にお尋ねしますが、あるいは参考人でも結構ですが、チャットGPTでの省庁内での規定というのはあるのでしょうか、ないのでしょうか。あるとしたらどのような規定なのか、教えてください。

上村昌博経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官

○政府参考人(上村昌博君) お答えいたします。  経産省内に生成AIなど、その外部のクラウドベースのサービスを利用するための規定はございます。そこにおいては、機密性のあるような情報は扱わないということですとか、その上で、この外部サービスを有効に活用する際には留意点も必要だということでありまして、保存された情報を自由に利用されてしまうおそれがあること、あるいは国がそれを使うことによって国民一般に安全、安心なサービスだと、推奨と受け取られるおそれがあるということ、外部サービス提供者が何かあったときに一切の責任を負わないおそれがある、こういったことを考えながらリスクを評価するということであります。そのために、外部サービスの名称であったり、じゃ、どのようにその利用目的、職員が使うのか、またその際の情報の格付などなどについてきちんと確認をし、利用の可否を決する、そのような規定になってございます。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 機密性のあるものは扱わないという御答弁でしたけれども、機密性のあるものの可否はどなたが下すんですか。

上村昌博経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ・情報化審議官

○政府参考人(上村昌博君) 基本的に各情報については所管の課室というものがその情報の重要性等について判断をしますので、そこの課室長が一義的な責任者になってまいります。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 時間がありませんので、またこれは深掘りしてまいりますが、このチャットGPTに関しても、やはり様々な情報漏えいのおそれがあるという認識がやはり最近持たれております。検索したワードがそのまま使われたり、あるいは検索した答えもしっかりとできる、サイバー上、セキュリティー上、これ様々な問題も出てくるかと思いますので、これはまた後日深掘りさせていただこうと思っております。ありがとうございました。  では、次の質問参ります。  特定技能二号及び技能実習生の問題についてですが、先頃政府の諮問機関で、前向きなといいますか、バージョンアップを果たしていくということでの様々な記事が出ております。これは、今日、資料を提出しております二枚目と三枚目、御覧いただければと思っておりますが、これは新制度のイメージとして実際に出されている、公的になっているものと、それに関する毎日新聞の記事が一面トップになっております。その記事のトップの内容は、技能実習は育成就労に代わっていくと、技能実習生ではなく育成就労という形で有識者会議が提言をして、最終的な報告書をまとめていく予定だということです。  この技能実習生と、それからいわゆる特定技能については、当然経産省の管轄ではない部分もあるんですけれども、とはいえ、実はそれぞれの民間の事業体などでは外国人の働き手なしにはもう経営が成り立たない、事業が成り立たないということがもうかなり前から言われております。そうすると、やはりこれは看過できないと思っておりますので、まずこの一連の政府の有識者会議の受け止めを西村大臣からまずお話をいただけたらと思っております。お願いします。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 全国でもう人口減少の中、過疎化もあります、人手不足がもう喫緊の課題と、特に中小企業にとってはもう非常に厳しい課題だというふうに認識をしております。  その上で、これまでの間は女性の活躍あるいは高齢者の活躍で何とかカバーしてきていたわけですが、女性の活躍についてはもう一段、非正規の方々が非常に多いですから、意欲があって正規になりたいという方々の正規化を強力に進めることによってもう一段の供給、経済学で言うと供給、労働供給、女性の活躍ですね、これが期待できるものと思いますし、高齢者も、高齢化が進んでおりますけれども、健康で意欲ある高齢者も多いですから、そうしたところの活躍を更に期待をしたいと、そのための環境を整備していかなきゃいけないと思っております。  あわせて、今回、省力化投資をかなり、補正でも五千億円を用意をして、ロボットを使ったり、無人決済の仕組みをしたり、オンラインでやったり、様々な支援策を用意しておりますので、是非これも活用いただいて、何とか人手不足を乗り越える努力をしていただきたい、取組を応援していきたいというふうに思っておりますが、それでもなお足らない業種については、一定のルールの下で、このような形で、私、基本的には特定技能で一定の技能を持った方に特定の分野で活躍いただくのが、管理をした上、しっかり管理をしてですね、するのがいいんではないかと思いますが、新しい仕組みで技能実習に代わるこの育成就労という仕組みを考えていくということでありますので、経産省としても、どういった業種が人手不足で困っているのかということを含めてこうした議論に参画をしているところでありますので、今後もこうした制度、より良い制度になるように取り組んでいきたいというふうに考えております。

古賀之士立憲民主・社民

○古賀之士君 今日は時間がありませんので問題の提起にとどめさせていただいて、またこれは議論をさせていただこうと思っております。  ちなみに、今おっしゃったその特定技能二号も枠が広がりました。御家族を呼び寄せることも可能になりました。いわゆる家族滞在という制度もあります。ただ、その家族滞在で配偶者の方を呼んでも、残念ながら今の制度では週二十八時間以内のアルバイト的な労働しかできないというような問題も上がっていて、いや、これだったら家族は呼べませんというところで逆にその経営者の方が頭を悩ませているという実態もございます。  また、特定二号、特定技能二号の枠が広がっていくのはいいことなんですが、そういう細かい部分にわたってはかなり問題があります。  それとあと、今の円安で、正直給料がやっぱり上がっていないわけですよね。それで、やっぱりもう東南アジアの中でももう本当に限られた数か国しか今、日本を選んでくれないという実態も受けております。そうなると、やはり、ジャパンかつてパッシングと言われましたけど、まさに日本を素通りするような外国人労働者の実態も出てくるわけです。  御存じのように、日本で働くために、手数料として業者の方に百万円とも百五十万円とも言われている手数料の問題、それで、例えば二十万円の給与をいただいたうちに五万円は借金を返済、五万円は家族に仕送り、残りの五万円でしっかりとした生活を営みなさいと言われている実態もここにあるわけです。  時間になりましたけれども、こういった問題を一つ一つ、最終報告が出たものですから、経産省としても様々な事業体をリサーチしていただいて、この問題を深掘りしていただきたいという要望で、今日のこの時間の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 立憲民主・社民の田島麻衣子です。  本日は官房副長官にもお越しいただいております。ありがとうございます。大臣、関係者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  私は、冒頭、同様に自民党派閥の政治資金パーティー問題について伺いたいんですが、政務三役の今答弁伺っていまして、偶然とは思えないほど同じ答弁を繰り返していらっしゃると。個々の政治団体に関するお尋ねについては、政府の立場でお答えすることはできないとおっしゃっているんですね。  西村大臣、大臣は特別な立場にあられますよ。二〇二一年十月から二〇二二年八月まで清和会の事務総長を務められております。こうした特別な立場にある大臣がこのような答弁をするということ、国民は納得し、誠実だというふうに考えているとお考えになりますでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) できる限り説明責任を果たしていかなきゃいけないというのは、常に私、心掛けていることであります。ただ、その期間、事務総長を十か月ほどですかね、務めましたけれども、まさに今はその派閥を代表する立場にはありませんので、派閥の方で今様々な過去の事実関係など精査をしているというふうに聞いております。それを踏まえてですね、適切に対応されるものというふうに思います。是非この点は御理解いただければというふうに思います。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 国民は理解はしないと思いますよ。  私、大臣の過去の答弁、いろいろ見てまいりました。二〇一一年にこれは再生可能エネルギーの電気調達に関する特別措置法の議論がなされていまして、大臣、国会でこのような答弁を答弁者としてなされているんですね。私の政治資金報告書に全て記載をしておりますから是非御覧をいただければと思いますし、何らやましいところはございません。これは、平成二十三年八月二十五日、参議院の経済産業委員会、農水委員会、環境委員会の連合審査というふうになっています。  大臣に伺います。  この全て記載をしている、これは収入と、それから支出と両方ともだと理解しますが、全て記載をしていて、何らやましいものではないという二〇一一年の答弁は、今このときも正しいでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 私自身は、今御紹介のあった答弁、私自身それを明確に記憶しているわけではありませんが、議事録に残っているとすればそう申し上げたと思いますし、まさにその気持ちで政治資金については取り組んでまいりましたので、その思いは変わりはございません。  ただ、今捜査が行われているというふうに、これは報道で承知をしておりますので、私自身の政治資金についてもですね、いま一度、もう一度確認の作業をしております。これは、これ報道ですので分からないんですけれども、報道によると過去五年の分が報道されていますので、これ帳簿の保存義務を超えたものもありますので確認できないものもありますから、そうしたことも含めてですね、今確認の作業は念のために行っているところでございます。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 過去五年間にわたりまして、収入、それから支出、全て記載をしているという理解でよろしいですか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 今申し上げましたとおり、うちの事務所の秘書からはそのような報告を受けておりますけれども、念のために、今捜査が行われているというふうに報道がなされておりますので、私自身は念のためにもう一度確認をするようにということで、帳簿の保存義務がもうないものも過去ありますので、それも遡ってですね、その点も含めて確認の作業をしているところでございます。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 あしたからまた予算委員会が始まりますから、しっかりと確認して答弁していただきたいなというふうに思っております。  次に、大阪・関西万博について伺います。  石川県知事の馳知事が、二〇一三年に開催が決まった東京オリパラの招致活動において官房機密費を使ったということを発言されています。  副官房長官に伺います。  この大阪・関西万博の招致に当たりまして日本政府が官房機密費を使ったという事実はありますでしょうか。

森屋宏自由民主党内閣官房副長官

○内閣官房副長官(森屋宏君) 今先生お尋ねにいただきましたのは、内閣官房報償費についてのお尋ねであるというふうに思います。  この報償費につきましては、今国会におきまして松野官房長官が度々答弁をさせていただいているところではございますけれども、国の機密保持上、その使用、使途等をですね、明らかにすることは適当ではない性格の経費として使用されてきており、その個別具体的な使途に対するお尋ねにつきましてはお答えを一切差し控えさせていただいているところでございます。  いずれにいたしましても、取扱責任者でございます内閣官房長官の判断の下、そして責任の下で、厳正で効果的な執行を行っているものと承知をしております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 十二月四日、TBS世論調査ですけれども、この五輪招致について官房機密費が使われたか政府・自民党はしっかり調査すべしという、すべきという国民世論は七六%、八割弱なんですね。今の官房副長官の御説明は国民の信頼を得る答弁であると思われますか。

森屋宏自由民主党内閣官房副長官

○内閣官房副長官(森屋宏君) 重ねての答弁で恐縮ではございますけれども、内閣官房報償費につきましては、内政、外交を円滑なお効果的に遂行するために内閣官房長官のその都度の判断で機動的に使用する経費であると承知をしております。  国の秘密、機密保持上、その使途等を明らかにすることが適当ではない性格の経費として使用されておりまして、取扱責任者でございます内閣官房長官の判断と責任の下において、厳正で効果的な執行を行っているものと承知をしております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 お答えにならない。  残念ですが、官房副長官への質問は以上になりますので、御退席いただいて構いません。

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) では、森屋副長官は御退席いただいて結構でございます。お疲れさまでございました。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 大阪・関西万博の途上国支援について伺いたいと思います。  皆様にお配りしております資料二を御覧ください。  これは、二〇一八年に経済産業省がBIEに提出したプログラムより抜粋しております。これを読みますと、途上国に対する支援というのは二億千八百万ドルということになっていまして、当時、私、赤線を引っ張っておりますが、ノートの三番、為替レートにして約、一ドル日本円にして百十円の換算でこれを金額を出しているということなんですね。現在は、もう非常な円安でして、異常なほどの円安でして、昨日時点の為替レート百四十七円、これで計算しますと大体三百二十億円程度になるんですね。この大阪万博の途上国支援、本当に二百四十億円の予算内で収まるんでしょうか。

茂木正経済産業省大臣官房商務・サービス審議官

○政府参考人(茂木正君) お答え申し上げます。  まず、先生御提出のこの資料二の読み方でございますけれども、こちらは、日本政府のコミットメントは円ベースで行っております。それを当時のレートの百十円で換算した数値をこちらの表に出しているということでございますので、登録申請書に明記され、その旨が登録申請書に明記されているということですので、為替レートの影響を受けることはございません。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 ということは、途上国の方々が受ける支援の額というのは減るということなんですよね。それはちゃんと説明できていますか。

茂木正経済産業省大臣官房商務・サービス審議官

○政府参考人(茂木正君) 途上国への支援については、総額をこのような形でお示しして、これを途上国の方々にお使いいただくということで、当然この総額の中で御支援をするということは各国承知をしているところです。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 本当に大丈夫ですかね。途上国の皆さん、二百十八ミリオンというところ注目されると思いますから、日本の信頼を損なわないようにきちんと説明していただきたいなというふうに思います。  次に、大阪・関西万博の日本館建設について伺いたいと思います。  資料三の方を御覧ください。  こちらの方は、経済産業省からいただいた資料を基に積算をしてまいりました。これまでの説明で、日本館は、日本政府館は三百六十億円の予算内でやるということなんですね。これまでの当初予算等の予算を掛け合わせますと、あと九十七億円しか積み上げる余地がないということなんですね。  これまでの予算というのを概算で見てまいりましたけれども、決まっているのは建設七十七億円、これはもう契約も行われているんですが、三百六十億円の予算を掛けて建設する日本政府館、七十七億円が建設ですから、それ以外というのは一体どういったものに使われるんでしょうか。

茂木正経済産業省大臣官房商務・サービス審議官

○政府参考人(茂木正君) お答え申し上げます。  日本政府館は、大阪・関西万博のテーマであります「いのち輝く未来社会のデザイン」をホスト国政府としてプレゼンテーションする拠点になります。着物を何代も使う日本が誇る循環型の文化ですとか、それからサーキュラーエコノミーを象徴するような様々な展示を行う予定でございます。  今般成立しました日本政府館建築等に係る補正予算の方は、これ百七十一億円ということが計上されております。既に契約済みの建築費の三十億円を除いた百四十億円、今御指摘あった百四十億円でございますけれども、こちらには、今後契約予定の上部構造等の建築費、それから内部の電気設備、それから壁、床等の内装工事、こういった建築費用が含まれております。このほかに、今後、仕様の精査を行った上で、追加予定である展示の制作費や日本館の運営、広報等に係る費用を想定しているところでございます。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 委員の皆様にお配りしている資料四番を御覧ください。  赤枠で囲っておりますのは、これは二〇二一年度に執行された額です。何に使われたかといいますと、ドバイの万博の際の日本館の出展に関わる契約なんですね。これ、ちょっと見にくくなっていて申し訳ないんですが、一番下の左側、これムラヤマというふうに書いてあるんですね。こちら、ほかの会社と合わせて八億円ぐらい受注しているんですが、ムラヤマといえば桜を見る会で連続して受注した企業、また国葬のときに受注をしていたのがムラヤマであるというふうに理解しているんですね。このように、桜を見る会や国葬だけではなくて、万博の日本館の出展に係る契約というのもこうした企業が継続して受注をしてきたと。  今、私申し上げました全体の三百六十億円のうちで決まっている出費というのは本当に一部分でしかなくて、これから契約が行われているものと理解しております。今後、契約を入札、公募等をする上できちんとやっていただけるのか、また、我々がこの企業の名前聞いたことあるなという企業ばかりが随意契約で入札を受けていく、このようなことはないということを、大臣、大臣の口から約束していただけないでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 日本政府館のこの躯体工事等に係る建築については、二〇二三年一月に入札を行ったんです、公告を行ったんですが、その後不調となったものですから、清水建設と七十六億七千八百万円で契約を結んだということであります。その発注に当たっては、足場とかあるいは仮設物など工事インフラの効率的な利用に係る費用削減とか、そうしたものもやった上で、契約の方法も含めどのような、今後の建設関係の発注についてはですね、どのようなやり方が良いか、国民負担が最小になるよう検討していきたいというふうに思います。  その上で、この展示の企画段階においても、一般競争入札若しくは企画競争によって適正に事業者を選定を行ってきたというふうに承知をしております。令和二年度の基本構想策定業務においても一般競争入札で決定がされています。  この運営計画の策定と事務的な検討を開始する本年度については、会場全体との一体検討のための博覧会協会に委託を、ため博覧会協会に委託をしておりますが、再委託先の決定に当たっては、各業務内容を踏まえ、公募若しくは随意契約で事業者選定を行っているというふうに承知をしております。  今後も、業務内容を踏まえて適切に事業者選定、そして予算執行を適切に行っていくということで、国民負担が最小となるよう取り組んでいきたいと考えております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 日本館の三百六十億円のうち、既に決まっているもの、また支出されたものはほんの一部なんです。執行済みは七・七億円、そして日本館の建設は七十七億円です。全体が三百六十億円で、ほかの残りがまだまだこれから契約していくものなんですね。その契約の際に、本当に公正にやっていただきたい、また同じような企業の名前ばかりこれが出てくるということは避けていただきたいというように私は思っております。  次に、大阪・関西万博のチケット料金について伺いたいというふうに思います。  資料五番目を御覧ください。  これは二〇一九年に経済産業省がBIEに提出した資料で、赤で四角で囲ってあるところを見ていただきたいんですが、普通券の価格は四十四ドルに想定しているということなんですね。実際に売り出されたチケットの額は、一日普通券で七千五百円なんです。これ、今の超円安の為替レートで計算しても六千五百円なんですね。愛知万博の券というのは四千半ばだったと思います。  これ、七千五百円は私高いと思うんですが、どうして七千五百円に設定されたんでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) このチケット価格につきましては、来場者数の確保、それから安定的な経営、この両面から両立させるべく、テーマパーク等の料金水準などの変遷も勘案しながら、本年六月十四日の博覧会協会の理事会で決定されたものというふうに承知をしております。  ちなみに、東京ディズニーランドが一万円、一万九百円、それからユニバーサル・スタジオ、USJが九千八百円と承知をしております。この二〇〇五年から比べて、当時両方とも五千五百円でしたので、倍近く、倍、二倍ぐらいになっているということも踏まえて検討されたものと聞いております。  その上で申し上げれば、前売りを利用していただくと、開幕から二週間は四千円でもありますし、七月中旬まででも五千円、また、会期中一回いつでも入場できる、これは十月六日までに買っていただければ六千円ということでありますので、また、夏の間何回も行けるものは一万二千円ということで、非常に前売りが有利になっておりますし、また、子供料金を四歳から十一歳まで、開幕券千円とか前期券千二百円とか、多くの子供たちにも来てもらえればということで、そうした価格体系をしっかりつくって前売りを用意をしておりますので、しかも、チケット購入された方はスマートフォンでいろんなパビリオンの観覧予約ができるということもありますので、並ばずに多くのパビリオンを回っていただけるということも含めて、様々勘案してこの価格が設定されているものというふうに承知をしております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 ありがとうございます。  国が比較をするのは東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオではなくて、ほかの万博だと思いますよ。愛知万博は四千円台で券売っていますから、この大阪万博の七千五百円、私は高いと思うんですね。  この資料五、引き続き見ていただきますと、一番右側の下段になりますけれども、来場者数を二千五百万人として試算をしており、この場合でも収支バランスが取れることが確認できるということを書かれています。  もし来場者数が二千五百万人に満たずにこれ損失が発生した場合、その損失はどのように国や地方、民間団体と負担していくものなんでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) この万博の運営については博覧会協会が担っておりますので、協会においてこの万博の最終的な損益が赤字にならないように取り組んでいくというふうに承知をしております。  経産省としては、この博覧会協会を監督する立場から、協会による適正な業務運営、それに確保に努めてまいりたいと考えております。先ほど来、料金についても議論がありましたけれども、この前売り券などの安い、比較的安く設定しているものも含めて、来場者数を確保し、そして、安定的な経営を両立させ、黒字を達成させたいと思います。最終的には事業実施主体であります博覧会協会が業務執行責任を負うということが大前提でありますけれども、赤字にならないように経産省としてもしっかりと指導監督していきたいというふうに考えております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 赤字にならないように指導するのはそのとおりだと思うんですが、赤字になってしまった場合、国はその損失を負担しない、こうした理解でよろしいですか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) この責任は、事業実施主体である博覧会協会が業務執行責任を負うことが大前提でありますので、経産省が補填をすることは考えておりません。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 国としてはどうでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 国としても補填することは考えておりません。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 大阪・関西万博で赤字が出たとしても国としては補填することはない。今、うなずいていらっしゃいます。答弁いただきました。  質問通告九番に移らせていただきます。  大阪・関西万博のスポンサー選定や公式ライセンス商品の販売なんですが、東京オリパラを考えますと、これは大きな汚職事件が起こりました。有罪判決も出ております。同様に、この大阪万博のスポンサー選定や公式ライセンス商品の販売契約において汚職事件はないと。これは、経済産業省は、大臣は監督責任を負っていらっしゃるというふうに理解しておりますので、こうしたことはないようにきちんと指導を徹底していくということを答弁いただけますでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 博覧会協会の役員及び職員は、刑法その他の刑罰の適用について、東京オリンピックでも措置された制度と同様に、法令により公務に従事する職員とみなすというふうに規定されておりますので、いわゆるみなし公務員として、協会の役員、職員には刑法の収賄罪等の適用があります。  また、博覧会協会のコンプライアンスの規程では、協会の役員及び職員は、法令等を遵守するとともに職務を公正かつ誠実に執行しなければならない旨を規定しておりまして、具体的には、御指摘のように、点も含めてですね、反社会的勢力との一切の関係及び取引や、汚職や贈収賄その他の不適切な行為などの禁止、それから内部通報窓口の設置、そしてコンプライアンス推進体制の整備、コンプライアンス研修の受講義務などを定めております。  東京オリンピックでああした事件も起こっておりますので、それも踏まえて、引き続きコンプライアンスが徹底されるよう、経産省としても、また自見大臣とも連携しながらしっかりと協会を監督指導していきたいと考えております。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 よろしくお願いいたします。  最後の質問になります。二〇二二年の公認会計士法等の改正と中小監査法人の合併について伺いたいというふうに思います。  二〇二二年に公認会計士法が改正されまして、いろいろ要件が課されまして、中小企業、中小の監査法人というのは非常に苦しいという現実があり、いろいろ合併が起こっているというように、特に名古屋を中心とした東海地方で、理解しております。私も大学卒業後、監査法人で国際企業の、多国籍企業の監査やっておりまして、この業界のことをすごくよく思い出すんですが、大手監査法人は監査報酬がたくさん取れる企業をやはり選んでいくもので、例えばスタートアップですとか上場間もない小さな企業に対して、なかなか監査報酬が払えないような企業はなかなか監査をしてあげようという気持ちにならないというような傾向が見られるんじゃないのかなというふうに思うんですね。  しかしながら、スタートアップの皆さんや中小、大規模にならない企業も大事ですから、監査サービスというのは受ける必要があるということで、この中小監査法人の合併と、それから、いかに監査難民と言われるような企業さんを減らしていくか、防止していくか、そうした観点で国の対応の方針を伺いたいと思います。

新発田龍史金融庁総合政策局参事官

○政府参考人(新発田龍史君) お答え申し上げます。  いわゆる監査難民の問題にどう対応していくかというお尋ねでございますけれども、先生御指摘のスタートアップ企業の監査につきましては、企業が成長プロセスに応じた監査を適切に受けられることと、そうした監査の信頼性を確保していくこと、この両立を図っていくことが重要だというふうに考えてございます。  このための取組といたしまして、日本公認会計士協会におきまして、IPO監査の担い手となる中小監査法人のリストを作成して公表してございます。それから、中小監査法人の会計士に対しまして、IPO監査の実務ですとか、あるいは大手の監査法人が培ってきたノウハウといったものを共有、研修なんかを通じて共有すると、そういう取組を通じてやってございます。そういう中で、最近では中小監査法人にもスタートアップの監査の担い手というものが、実際、受嘱件数で見ると少し増えてきているようなところでございます。  先生先ほど公認会計士法の改正の話言及されましたけれども、今回、上場会社等監査人登録制度というものが導入されますが、それと併せまして、公認会計士協会において、中小監査法人に対する監査の品質向上支援ですとか、そのための人材育成ということで、監査基盤の強化に向けた各種支援の取組を行っているところでもございます。  金融庁としては、引き続き、日本公認会計士協会と連携をしながら、企業の様々な監査のニーズに応じた質の高い監査が十分提供されるように、こうした取組をしっかり後押ししてまいりたいというふうに考えてございます。

田島麻衣子立憲民主・社民

○田島麻衣子君 是非とも現場の中小監査法人が淘汰されてしまわないような御配慮、それから支援の方をよろしくお願いします。  以上で私の質問を終わりにさせていただきます。

東徹日本維新の会

○東徹君 日本維新の会の東徹でございます。  私も本当はJOGMECを質問しようかなと前回思っていたんですが、ちょっと今日は、また途中になってもいけませんので、もう大阪・関西万博のことのみについて質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、二〇三〇年の万博、決まりましたですね、二〇三〇年の万博。これ十一月二十八日ですかね、国際博覧会、BIEの総会があって決まりました。これ、手を挙げていたのは、サウジアラビアの首都リヤドと、それから韓国の釜山、それからイタリアのローマ、この三つが手を挙げていたわけですね。これ、結局投票で決めますから、圧倒的にサウジアラビアのリヤドが決まったということで、日本は恐らく韓国を応援していたというふうなことが報道でも出ておりましたけれども、なかなかこの万博を誘致するというのは大変な努力がなかったらできないというふうに思っております。  ちょうど今から五年前ですけれども、二〇一八年十一月の二十三日ですかね、ちょうどBIEの総会があって、このときは、日本と、それからロシアのエカテリンブルク、それからアゼルバイジャンのバクー、この三つが手を挙げていて、一回の投票では決まらなかったんですよね。で、最終的には日本とロシア・エカテリンブルクで決選投票みたいな形になってようやく決まったというふうな、大変血のにじむような努力をですね、恐らく誘致に向けてかなり経済産業省の皆さん方も努力されてきたというふうなことを私も聞いて、見てまいりました。  ただ、私は、この二〇二五年の大阪・関西万博を誘致できたのは本当に奇跡的なことだったというふうに思っておりまして、その前は、この三つが手を挙げる前までは、実はパリも手を挙げていたんですよね。パリも手を挙げていて、パリは、御承知のとおり、BIEの本部がパリにありますから、まあこれはもう間違いなくパリに決まるんだろうなと、もう万博発祥の地とも言われておりますから。ところが、奇跡的にパリが手を下ろすことになったんですよね。何で手を下ろすことになったかというと、二〇二四年のオリンピックが決まったから。で、パリが奇跡的に手を下ろすことになって、まあ何とかそこからスタートになって日本が勝ち取ったというふうな万博だというふうに思っております。  そういう、経済産業省の皆さんも大変な努力をしてきて誘致を勝ち取ってきた万博を何としても成功させないといけないというふうな思いでおります。  五十五年前、一九七〇年の万博のときのちょうど五百日前の記事が見付かりましたので、今日お付けさせていただいております。ちょうど一九七〇年の万博のときも五百日前からチケットを販売し始めているということで、銀座にはあのソニービルのところにその販売の特設会場みたいなものが出てきて、で、佐藤首相が買いに行ったというふうな記事が出ておりました。  そこで、西村大臣にお伺いをさせていただきたいと思いますが、今回の大阪・関西万博、西村大臣、チケットを購入されたのかどうか、まずお聞きしたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 発売日であります十一月三十日、開始された日にですね、私は通期のパス、私自身の通期パスと家族の分も含めて購入をさせていただきました。

東徹日本維新の会

○東徹君 私も、ちょっと一日遅れまして、実はなかなかスマホがうまいこといかなくてちょっと一日遅れたんですけれども、まず自分の通期パス、三万円ですけれども、それを買うことができました。結構大変ですね、あれね。ID登録をしたりとかやっていくのに結構大変なんですけれども、させていただきました。  もうこれ、もうチケットがもう販売し出していますから、もう僕は、もうこれ本当に風評被害をやっぱり出しちゃいけないというふうに思っています。多くの方々が、やっぱり万博って本当にすばらしいものだなということを理解してもらってチケットを購入していってもらわないといけないと思っているんですが。  十一月二十一日の朝日新聞の報道では、万博に賛成が四五%、反対が四六%という世論調査の結果が出ておりました。反対の中には、万博を中止せよとか、そしてまた延期せよとかいうふうな方々もおられるというふうなのは承知をいたしておりますが、近年の大阪・関西万博と同じ登録博ですけれども、こういった登録博において中止した国というのはあるんでしょうか。

茂木正経済産業省大臣官房商務・サービス審議官

○政府参考人(茂木正君) お答え申し上げます。  今委員から御指摘ございましたとおり、大阪・関西万博は五年に一度開催されます大規模な万博でございます登録博というのに該当いたします。  近年、こうした登録博が中止になった事例はございません。中止、延期になった事例もございません。済みません、中止になった事例はございません。失礼いたしました。

東徹日本維新の会

○東徹君 こういった登録博で中止した国はないということなんですよね。これはもう本当に中止したら、もう大変なことになると私も思います。  ところが、ドバイの万博はたしか一年延期しましたですね。これは、日本も東京五輪、一年延期しましたけれども、結構この万博の場合は何か手続が要るというふうに聞いております。万博をこれ延期するにおいてはどういうふうに手続がなされるのか、お伺いしたいと思います。

茂木正経済産業省大臣官房商務・サービス審議官

○政府参考人(茂木正君) お答え申し上げます。  国際博覧会条約によりますと、万博の開催期間、これはBIEの総会において登録申請の承認をもって確定されます。そこで確定された開催期間というのは、BIEの同意がある場合を除くほかは変更することができないというふうにされています。  その上で、開催期間の変更に関してBIEから必要な同意をどうやって得るかということになりますが、このBIEの総会におきまして、出席し、かつ投票権を有する代表団の三分の二以上の多数による議決によって承認される必要があるという手続が必要になります。

東徹日本維新の会

○東徹君 今回、日本においては、これ遅れた一つの原因は、やっぱりドバイの万博が一年遅れたから結構期間が短くなっていて、それでなかなか準備が大変になっているというふうな状況がありますが、ただ、この大阪・関西万博も、もしこれ延期しようとすると、これまた大変な手続が、三分の二以上の議決がなかったらできないということです。  私も、この大阪・関西万博とかに、いろいろ建築とかに、まあ直接関わっているのかどうか分かりませんが、これ延期したらどうなるんでしょうねというふうなことを聞くと、延期したら延期したで大変らしいですね。何が大変かといいますと、コストが掛かるというんですね。何でコストが掛かるかというと、これ夏、夏がメインですから、結構やっぱり冷房仕様になっているらしいですね。冷房仕様を今度また暖房仕様に変えようと思うと、またこれ発注がもう大変になってくるというふうなこともお聞きしたりとかしました。これは合っているかどうか分かりませんけれども、民間の方からそんなお聞きをいたしました。延期というのは、これはまた大変なことなんだなというふうに承知をいたしております。  今、これまでも、予算委員会をこの間、先日も見ていましても、いろいろと批判されておりますのが大屋根リングですね。この大屋根リング、三百五十億円これ掛かるわけですけれども、これが世界最大の木造建築物であるというふうなことが言われております。万博のこれシンボルにもなるというふうに言われておりますが、僕は、この大屋根リングですね、これ、本当に完成したらすばらしい、もうこれだけでも見てみたいと思うようなものができるんじゃないかというふうに思います。  是非、この大屋根リングの意義をきちんと、またその設計士の、設計された藤本壮介さんという方の思いとか、そういったことをもっと国民に伝えていかないとこれ理解が深まらないのじゃないのかなというふうに思っておりまして、これはもう西村大臣に是非その辺のところを頑張っていただきたいと思っておりますけども、大臣に御答弁いただきたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 私も同じ思いを持っております。  土曜日、十二月二日の日に視察をさせていただきまして、三五%程度、三分の一ぐらいできているということで上に上ってみました。おっしゃったように、世界最大の木造建築であるということで、驚くような、もうびっくりするような、私自身は初めてピラミッドを見たときのような、それに匹敵するような思いを持ちました。これができ上がれば世界中の人がこれは見に来るに違いないと。まさに、木造建築の、日本のこれまでの伝統的な技術、文化、ボルトとかくぎをできるだけ使わない貫工法でやっている。これも含めてこんなにでかいものができる。眺望もすばらしいです。私の地元の淡路島もきちんとすばらしく、美しく見えます。是非、早く全貌ができて、多くの人に見ていただきたいという思いであります。  それで、このまさにリングを造った意図も、世界が分断をされていく、あちこちで紛争が起こっている中で、世界が一つだという、まさにリングでそれを示し、その輪っかの中に世界中のパビリオンが入る。上からもそれが、全景が見える。まさに分断を超えて世界は一つだということを示す。私は、本当にすばらしい大屋根のリングができるものというふうに思いますし、世界中の人が見に来てくれると。  そして、それぞれのパビリオンでは、特に日本の関連では、日本の最先端の技術、もう人間そっくりのアンドロイドがしゃべる、そして対話ができる。あるいは、iPS細胞、関西はこの再生医療のメッカであります。心臓のシート、iPS細胞からできたシートがどくどく動く。私も手のひらの上に乗せてみましたけども、本当にどくどく動く。こんな小さな細胞、これを心臓に付けるのかと、それで再生医療が成り立つのか、そんな経験もされることになると思いますし、空飛ぶ車、もう飛ぶのか飛ぶのかと批判いただいていますけれども、必ず飛びます。必ず飛びます。着実に今進んでおりますので、そう遠くない将来試験飛行も行えるものと思いますし、是非これも見ていただきたいし、三十一か国語の同時翻訳の仕組み、世界中の人が集まるわけですが、その多くの国の人と英語、ほかの国の言語ができない方同士であっても会話ができる、こんなすばらしい技術も是非味わっていただきたいと思います。  いずれにしても、世界中の人が、そして国内の多くの人が来たいと思う万博に是非していきたいというふうに考えております。

東徹日本維新の会

○東徹君 空飛ぶ車の試験飛行は来週だったんじゃないですかね。たしか、あったんじゃないかなというふうに思っておりますけども。  今大臣から御答弁がありましたが、大屋根リングですね、この世界的建築家と言われている藤本壮介さんのいろいろとコメントを見ていると、大臣が今おっしゃったように、「多様でありながら、ひとつ」なんだということで、世界はいろんな人種もあれば言語もあれば違いもあるんだけども、やっぱり、多様であるけどもやっぱり一つなんだと、それを表しているのがこのリングであるというふうなことも言われております。  建築工法も、おっしゃったように、日本の伝統的な建築工法、本当に、何か清水の舞台を思い出すような、ああいった建築工法を取っておりまして、本当にすばらしいなと思いますし、また、上へ上がると、一番高いところが二十メートルですから、大体五、六階ぐらいになるんですかね、のところで、上に上がると、おっしゃったように淡路島も見れれば、そこは夕日が沈むところも見えますので、本当にすばらしい景色が上からは眺めることができますし、また、下は、いろんな人が、夏ですから、もう本当に暑い中で万博会場を回るのに、やっぱりあのリングの下を通っていくことによって熱中症対策にもやっぱり十分なり得るというふうに思います。  すばらしいリングで、藤本壮介さんという世界的建築家の方も、このリングが世界をお迎えする舞台になるんだというふうなこともやっぱりお話をされておりまして、私は、もう本当にこのリングこそ、大屋根こそが今回の大きな大阪・関西万博のシンボル的な存在にもなると思いますし、そういった木材を使ってこういった建物が、建築物ができるということがこれからのSDGsにもやっぱりつながっていくというふうにも思います。  是非、この大屋根リング、三百五十億円、確かに費用はやっぱり掛かるわけでありますが、掛かるわけでありますが、もちろん削るところは削っていくというのは、これはもう大臣もかなり厳しく指示をされておられましたけれども、やっぱりそういったことをやりながら、やりながらこの大屋根リングの意義をしっかりとまた西村大臣の方から発信をしていっていただければというふうに思います。  もう一つ気になっておりますのがパビリオンですね。パビリオンの中でも、やはりタイプAと言われている、当初五十か国というふうに言われておりましたが、タイプAのパビリオンですね。自分のところで設計して建築するというふうなタイプAのパビリオン。  これ、先日、十一月九日のこの経済産業委員会の方で私お聞きしました。御答弁は、五十か国程度のうち二十四か国が既に建設事業者を決定しているというふうな答弁がございました。あれからちょうど一か月がたとうといたしておりますが、現状どうなっているのか、お伺いをしたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のタイプAパビリオンですね、海外の国々それぞれが用意をするということで計画をされたものについて、約六十あるわけですけれども、一か月前御質疑いただいたときには二十四か国が建設事業者決定ということでありましたが、その後増えまして、三十一か国が建設事業者決定となっておりますので、残り三十について引き続き働きかけなどを行っていきたいと思っております。  これまでも様々なルート、外交ルートを含む働きかけや情報提供、建設業者とのマッチングですね、協力要請なども行ってきておりますし、私自身も担当閣僚と会う機会、あるいは電話、手紙、いろんな形で働きかけ行っております。国土交通省にも協力をお願いしながら、建設業界とマッチングを進めてきております。  その上で、それぞれの国の事情を今後もしっかりと聞きながら、建設予算を増加ができるのか、デザインの簡素化ができないのか。また、支援策として、こちらで用意するタイプXの提示、これもしっかりと行って、タイプXも、かつてそのような形で日本館やアメリカ館も造っていますので、何かみすぼらしいことは全くありませんので、すばらしいものができますから、そういったことも含めてしっかりと説明していきたいと思いますし、参加国の支払の不安を抱える建設事業者の方もおられますので、万博保険という形でしっかりと支払を支える仕組みも用意をしております。  こうしたことを含めて丁寧に説明しながら、今マンツーマンで各国、そして建設事業者とのマッチングなども進めてきておりますので、是非できるだけ早期にめどが付くように取り組んでいきたいというふうに考えております。

東徹日本維新の会

○東徹君 増えましたからね。百五十二か国から百六十か国に増えたということで、これ、これまでの参加国からいったら一番、日本では最大の参加国になるわけですよね。残り三十一か国ですかね、しっかりと間に合わせるようにやっていただきたいと思っておりますが。  過去の、私、上海万博とかミラノ万博だとか、過去どうだったのかというのを新聞報道でちょっと検索をしてみました。何か上海万博では参加国の一割がこれもう出展を断念したとかいう記事が出ておったりとかするんですね。それから、上海万博のときも、工事の遅れも目立つということで、欧州の国家館が建ち並ぶ区域などでは外壁工事を急ぐパビリオンが複数ある、一〇%に満たないパビリオンの開幕まで完成が間に合わない可能性がある、こんなことの報道が、これ日経新聞の記事ですけども、ありました。  ミラノ万博、直近ですよね、二〇一五年ですからまだ最近ですけども、五月一日の開幕まで一か月を切った状態で、最近どこにでもある準備の遅れが懸念されているそうですと、展示の中核を成す開催国イタリアの三十四施設のうち七割以上が未完成との報道もあって、関係者からは開幕時に半分のパビリオンが未完成かもしれないという声が出ているというふうな記事が出ておったりもしました。とはいえ、万博はやっぱりしっかりと間に合わせていただきたいというふうに思います。  そんな中で、例えば、今回でも、オランダのパビリオンについては、マーク・カウパース総領事が、万博は日本と世界にとって一大イベントだと、開幕までには完成させたいというふうな発言をしたことが報道もされておりました。  もちろん、アメリカもカナダもそうだったと思いますけども、国によって国民性の違いなど温度差があれど、パビリオンの建設を間に合わせるという意向を表明している国々もこれあるわけでありまして、万博まで五百日を切って建設の遅れをどのように対処していくのか、お伺いしたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のとおりでありまして、国際博覧会事務局のケルケンツェス事務局長、BIEの事務局長も度々言及してくださっていますけれども、何か特段に遅れていることはないと、このぐらいのことは万博の通常の準備で普通のことだと、しっかりと取り組んでもらえれば開幕間に合うという趣旨のことをおっしゃってくれておりますので、それに我々安穏とする、楽観視するつもりはありません。むしろ危機感を持って今対応しておりますけれども。  おっしゃったように、これまでの万博もそうしたことが指摘されながらそれぞれにしっかりと対応されていますので、我々も各国の状況を、特に残り約三十ぐらいの国々の自分で建設するというところですね、それ以外はもうB、C、Xで確保大丈夫ですので、その残りの国々の方針を早く、引き続き自分でやるのか、そのときどういう形で進めるのか、日本の建設業者をどう使うのか、どうマッチングするのか、そしてタイプXに行くところが出てくるのかですね、それもお勧めをしながらこれは早期に方向性を出していきたいというふうに思っております。  引き続き、マンツーマンで各国に働きかけを強化しながら、幾つかの主要な国々には私もレターを出そうというふうにも考えておりますし、また、必要に応じて電話でお話をしたりということも含めて、それぞれの事情、もういろんな事情が入ってきておりますので、それに我々として応えれるように対応を進めていきたいというふうに考えております。

東徹日本維新の会

○東徹君 是非間に合わせるように努力をお願いしたいと思います。  万博の経費と経済効果についてお伺いをさせていただきます。  これは、先日、補正予算の賛成討論で、我が党の金子道仁議員が質問、質問というか討論をしていたときの内容でもあるんですけれども、万博の開催にはコストを上回るメリットがあるというふうに考えます。特に万博開催による経済効果、これは二〇一六年の経済産業省の試算では約二兆円の経済効果があるというふうに見込んでおられました。これには物価高の影響は含まれておりませんし、今試算をやり直せば更に大きな経済効果が見込まれるのではないかというふうに考えます。  関西以外の地域でも、例えば高知では万博に合わせて国際線を飛ばそうとしていますし、香川や岡山では、香川県や岡山県では万博に合わせて国際芸術祭を行う予定であります。万博に来られた観光客に足を伸ばしてもらうことでより多くの来場者を見込んでいるという、各地で万博に合わせた準備も進んできています。これによって、開催以外での万博による経済効果も拡大していくというふうに考えております。  経済産業省において、改めてこれは経済効果の試算をやり直してもう一度公表すべきというふうに考えますが、西村大臣のお考えをお聞きしたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘の経済波及効果でありますけれども、二〇一六年度ですね、二〇一七年三月に産業連関表を用いた試算で約二兆円ということを公表しております。また、二〇一八年三月には周辺のインフラ工事なども含めたこの産業連関表を用いた試算も行っておりまして、その結果が五・八兆円ということで、これは鉄道の、地下鉄の延伸であるとか中之島新線の延伸であるとか、そういったものを含めて試算をしたものであります。当時、開催国として立候補するに当たって、そのメリットも示すという観点からお示しをしたものであります。  再試算について、どういうふうにしていくのか今後検討していきたいというふうに思っております。投入するインフラ整備の予算は当然増えておりますので、普通に考えればこのときの試算よりも上振れすることが考えられます。どういった範囲でどういう試算をしていくのか、これ少し検討したいというふうに思っております。  いずれにしても、当時の試算で二兆円はありますし、広くインフラを見れば五・八兆円ということでありますので、それが更に上振れすることも期待できますから、そのことも頭に置きながらですけれども、まずは万博の魅力をですね、先ほど申し上げたような、あるいは御質問にあったような魅力をしっかりと発信して、多くの人に来ていただいて、より大きな効果がある、そして何よりも、若者や子供たち、全ての人が未来に向かって何か挑戦していこうと、やってやろうと思う、そういう万博にしていきたいというふうに考えております。

東徹日本維新の会

○東徹君 ありがとうございます。是非試算をもう一度やっていただきたいと思います。恐らく三兆円ぐらい、三兆円超えるんじゃないかというふうに思われておりますが。  これは、万博は、この建築コストも決して大阪府・市と国が払うだけじゃないんですよね。民間の人たちだってこれお金を払うわけですよね、三分の一は。ですから、物すごいお金も掛かっているし、この万博には、全国から、例えば催事、いろんな日本の伝統文化をこの万博で広めたいということで、いろんな人がやっぱり申し込んでこられるわけですよ。そんな人たちもおられる中で、もう本当に、もうこの風評被害だけはもうやめていただきたいというふうに思います。  是非、そういった万博の全体の建設コストも大事ですけども、そういった民間の人たちがどれだけお金を投資してこの万博に参加されるのか、こういったコストも是非見ていっていただきたいということを要望いたしまして、私の質問とさせてください。  ありがとうございました。

礒崎哲史国民民主党・新緑風会

○礒崎哲史君 国民民主党・新緑風会の礒崎哲史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  本日は、今皆さんのお手元の資料ということで配らさせていただいておりますけれども、そこに記載を、資料の名前のところに記載をしておりますけれども、再エネ賦課金の減免制度というものがありますので、この制度について、今日テーマにひとつ質疑をさせていただきたいというふうに思います。  まず、この再エネ賦課金の減免制度について、制度の概要について御説明をいただければと思います。

井上博雄資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長

○政府参考人(井上博雄君) お答え申し上げます。  再エネ特措法における賦課金の減免制度でございますけれども、国民負担の公平性と国際競争力維持強化の双方のバランスを踏まえまして、FIT・FIP制度における例外として、国会での御審議を経て措置された制度でございます。  毎年度、年度の開始前に認定を受けることで賦課金の減免を受けることができるというものでございまして、その対象事業者の要件などにつきましても国会での御審議を経て設定されており、売上高に比べ著しく電気使用量が多い事業者を対象としております。

礒崎哲史国民民主党・新緑風会

○礒崎哲史君 ありがとうございます。  今、概要を御説明をいただきました。更に詳細のその考え方等についてはその資料の方に記載をさせていただきましたけれども、実際に電気使用量と売上高を比べまして、それを、業界の平均値というものも調べた上で、その平均値をですね、ある水準を超える事業者に対してその減免制度を導入していくというもので、先ほど、今御説明をいただきましたけれども、電気、電力の多費消事業者の競争力の維持向上という観点ということでありました。  実際に今どういうことが起きているかといいますと、コロナからの景気回復があって、事業が徐々に回復してきている、取引が増えてきた。加えまして、現在の足下の様々な物価上昇、原材料価格、エネルギー価格、さらには今労務費の価格に乗せていくということで、この価格転嫁を進めようという中でだんだんだんだんやっぱり売上げが回復してきているんですね。  この売上げが回復してきている中で、まさにここの資料の中の、今、先ほど説明しました電気使用量と売上高の関係の中で、売上高が増えてきていることによって、結果的には、この計算をすることでだんだんだんだん数値が、自分のところの数値が変化をしてきて、仕事そのものの業態が変わったわけではないんだけれども、基準値に満たないという状況が生まれ、結果的にはこの減免制度が受けられないという事態が発生しているということなんです。  そこで、大臣の方にお伺いしたいのは、今申し上げました原材料価格ですとか労務費、あとはエネルギー費の価格転嫁が進んだ結果として認定基準を外れる企業が出てきているということに対する認識についてお伺いしたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 実は、この制度、民主党政権の下で提案がなされ、元々この賦課金の制度ですね、提案なされる中で、私が修正の提案者となってこの制度をつくった一人だということで自負をしているところであります。当時も大きな議論がありました。  再エネ賦課金という形で国民全体に広く薄く負担をお願いしながら、しかし、今も説明ありましたとおり、電気を多消費する産業についてはやはり厳しいので、負担が非常に大きくなるものですから、そこを減免をすると、減らすという代わりに、そうすると、全体の量は変わりませんので国民負担が上がるわけですね、少し上がっていくわけですので、そういう意味で、この国際競争力も含めた産業の支援という観点と国民の負担というこのバランスを考えて、ここにありますような仕組みで、原単位の八倍を超える事業者であるという、事業であるということを明確にするということで、これ、それも含め透明な制度にするために法律にこのことも書かせていただきました。  ということで、これまで適切に運用してきておりますが、御指摘のように、売上げが伸びてきている中でなかなかこれに当てはまりにくくなってくる、きた企業があるということは承知をしております。そうした中で、個別に相談を受けて、幾つかの企業は、電気を使用しない型代、型代などを控除するとか、使用しない部分を少し除いた形で売上げを考えるとか、少し工夫もしながら、相談を受けながら、しかし、これはもう公平に適切に公正にやらなければいけませんので、そうした中で、この法律に基づいて、国民負担全体とこの国際競争力の維持というバランスを考えながら今対応してきているところでございます。

礒崎哲史国民民主党・新緑風会

○礒崎哲史君 ある程度その状況については把握をされているということで御答弁をいただきました。  今いただいたお話は事前のレクでも聞かせていただいているんですけれども、先ほど申し上げましたとおり、原材料価格ですとか労務費、エネルギー費の価格を、価格転嫁を進めていくというのは、ある意味適正な取引を率先してやっていただいているんですよ。率先して適正な取引を実現できたグループに属している方たちが残念ながらこの計算式に当てはめると適用から除外されてしまうというのは、まあ、ちょっと言い方としては悪いのかもしれませんけれども、何か正直者がばかを見てしまうような形の制度になっているんじゃないかなという印象として受け止められてしまうのは、ちょっと現状ではやむを得ないんじゃないかなというふうに思います。  やっぱり、この計算式を置いて、かつ、この〇・七、そしてその八倍の五・六という、こういった原単位の置き方そのものにやはり問題があるのではないかというふうに思います。  この原単位の決め方はどうやって決めたのかという推移ということで、皆さんにはお手元の資料の二番、これは実際に十年ほど前にこれを決めるとき、まさに大臣が今おっしゃられました、私も担当してということでおっしゃられました、そのときに、実際にやはり多くの皆さんに影響があるがゆえにパブコメを取っているんですね。そのパブコメのときに添付されていた資料で、実際に下の方の赤囲みで出しました。こういう原単位の数値の四年間の推移を踏まえて、その平均値の中の小数点第二位を四捨五入して〇・七ということに決まっております。  直近、この数字幾つになっていますかということでお伺いをしたのが、添付資料の一に戻ってください、添付資料の一の左のところに四角い青の囲みで書きました〇・六六という数値がここ直近の四年間の平均になっているそうです。ということは、当時から比べますと、もう〇・〇六ぐらい推移してきているということからすると、こういう数字の置き方そのものにもちょっと問題があるんじゃないかなというふうに私は感じています。  そこで、改めて大臣にお伺いしたいんですが、やはりある意味、デフレ下で物価が動かなかった、賃金が動かなかったことによって大きな問題が顕在化しなかった制度になっているんじゃないかなというのが私の問題意識です。そこから考えますと、やはりこの制度上の問題があるというふうに私は捉えていますので、是正に向けた検討、これの必要性について、大臣、いかがお考えいただいていますでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) まず、繰り返しになる部分もありますけれども、この賦課金の減免制度は、国民負担全体で広く薄く負担していただくということ、その国民負担の公平性、それから国際競争力維持強化の視点と、両方のバランスを踏まえて措置をされたものであります。そして、見直しを行う場合には、国民負担全体がどうなっていくのかということも考慮しなきゃいけない部分があります。  一方で、再エネをめぐる状況、あるいは賦課金をめぐる状況、そしてエネルギー全体の状況、そして御指摘のあった物価の動向、あるいは価格転嫁の状況など、大きく変化もしてきておりますので、そうしたこともよく踏まえながら、また御指摘の点も踏まえながら、この再エネ賦課金の制度については、八倍を超えるというところは法定をしておりますので、場合によっては法律改正しないと変わらない部分もありますのでなかなか難しい部分があるんですけれども、御指摘の部分も含めて将来を見据えて不断の見直しを行っていきたいというふうに考えております。

礒崎哲史国民民主党・新緑風会

○礒崎哲史君 是非不断の見直しをいただきたいと思います。  今、大臣御発言の中で、やはり一般の方とのバランス、そうだと思います。バランス大事だと思います。だからこそ、バランスとしてそれがころころ変わらないように、あるいは大きな変化をしないように、例えば今〇・七と設定されているものを、小数点以下第一位ではなくて第二位までを基準にするということにすることによって小刻みな見直し掛けられますよね。じゃ、ころころ変わることが問題だということであれば、じゃ、毎年の変更はしません、三年おきに変更しますとか四年おきに変更しますとか、ある程度の期間を設定するというのも私は考え方の一つだと思います。  さらに、もう一つ言えば、ここで、今計算式で、電気使用量と売上高という関係にしています。もしここに、分子の部分に電気使用量じゃなくてエネルギー価格高騰分の電気代ということを項目にして計算をすると、エネルギー価格高騰代というのはこの変化の中で分母、分子で相殺されるから変化率少なくなるはずなんですよね。とか、いろいろ多分考えればアイデア出てくると思うんです。  ですので、今日は御提案だけにしますので、是非御検討をいただきたいと思います。不断の見直しをするということで大臣お答えをいただきましたので、これはお願い申し上げます。  続いて、次の質問に移りたいと思います。  がらっと変わりまして、先日、十一月二十九日に、労務費の適正な転嫁のための価格交渉に関する指針というものが公取さんの方の御努力によって既に発表されております。この内容についてお伺いしたいと思います。  まずは、このこうしたガイドラインが示されたことは、適正取引、この価格転嫁に向けた環境整備として前進が図られたというふうに受け止めておりますので、私は一歩前進だというふうに思ってございます。やはり、大事なのは、今後、実際の交渉現場においてこのガイドラインが効果を発揮するということが大変重要だと思いますので、その観点で御質問をしたいと思います。  二つ質問を用意しましたが、二個目の方の質問、これは公取委員長と、あと大臣の方に、両方に、お二方にお伺いしたいと思います。  この指針の中で、発注側、受注側双方が取るべき行動ということで、交渉記録の作成と双方での保管という、こういうものが示されています。せっかくそういうものを保管するということを示したのであれば、例えば、この指針に従った取引が実際に実行できているのかどうかというチェックがしやすくなったということですから、そのチェック体制を強化してはどうか。  そもそも、これ、チェックって誰がやるのか。公取がやるのか厚労省さんが、失礼しました、経産省さん、特にだから下請Gメンですね、これが担っていくのか。どちらかがこういうチェック体制の強化を行っていくのかどうかということをお伺いしたいと思います。やはり、賃上げをサポートする体制として何らかの強化が必要だと思いますので、その観点も含めてお答えいただければと思います。

古谷一之公正取引委員会委員長

○政府特別補佐人(古谷一之君) ありがとうございます。  御指摘の指針につきましては、まずは産業界や労働界の協力も得まして、政府全体でこの指針を周知徹底していくことが重要であると考えておりますけれども、それに加えまして、公正取引委員会としましては、毎年かなり規模の大きい調査を実施しておりますけれども、その調査につきまして、来年は、本指針も踏まえまして、この労務費の上昇分の価格転嫁について重点的に状況把握をしてフォローアップをしていきたいというふうに思っております。  さらに、本指針で記載をしました発注者側が取るべき行動あるいは求められる行動、これに沿わないような行為がありまして公正競争を阻害するおそれがあるという場合には、公正取引委員会において独占禁止法や下請法に基づいて厳正な対処をしていきたいというふうに考えております。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 今御説明ありましたけれど、今般の労務費の指針が出されましたので、これについて、私どもとしてはその発注側、受注側双方に積極的な周知、呼びかけを今行っております。既に所管の約九百の業界団体には通知をいたしました。また、全国の相談窓口での対応を含めて、商工会議所、商工会などとも連携をし、引き続きこの指針を活用してもらえるように取り組んでいきたいというふうに思っております。  そして、これに沿わない行為については、今お話ありましたとおり、公取、公正取引委員会としても厳正に対応すると、調査を行い対応するというふうに聞いております。私どもも、下請法を共同に執行する立場から厳正に対処していきたいと考えております。  御案内のとおり、この価格交渉月間の三月、九月の後に調査を行っておりまして、今、三十万社に発送して調査を行っておりますが、回収できている企業、回答率が約一二%で、三万五千社程度でありますので、より多くの企業にまたこの指針を使って交渉した結果をどうであったのかも是非教えていただきたいと思いますし、下請Gメンも三百名体制で対応しておりますけれども、引き続き、この指針に基づいた交渉についてどういう結果であったのか、これについてもしっかり把握をしていきたいというふうに考えております。  これまでも、しっかりと対応していない企業については指導、助言、延べ九十社に対して行ってきておりますし、リスト、企業の状況、どれだけ発注側の企業が対応してくれているかという評価についても百数十社、ここ二回公表してきております。  今まさにこの九月の調査結果を精査をしているところでありますけれども、引き続き、こうした調査を踏まえて対応してまいりたいと思いますし、公取、公正取引委員会とはこうした内容を含めて緊密に連携を取ってしっかりと対応していきたいというふうに考えております。

礒崎哲史国民民主党・新緑風会

○礒崎哲史君 是非お願いしたいんですけれども、やはり人員体制なんです。私、下請Gメンの人たち本当に一生懸命頑張ってくれているんで、もう本当にいつも感謝はしているんですけれども、ただ、下請Gメンの存在そのものであったり、あるいは下請Gメンが来られることで逆に不利益になるんじゃないかと思っている経営者さん、まだいっぱいいるんですよ、実は。そういう状況の中で、調査に行きますということに対して拒否するとかということも十分現状あり得るわけで、そうすると、調査したくてもできないということもあり得ると思うんですね。  であれば、今回もせっかくガイドラインを示されました。記録が保管してくださいということもほぼ義務化されているんです。だったら、保管されているシートをチェックしますというチェック隊が大手を振ってチェックして回るってやった方が、よっぽど受け入れられる方だって素直に受け入れられるし、一気にローラー作戦のようにチェックすることもできると思うんですよね。  そうすることで実効性も高められると思いますので、是非そういったことも、今後、実効性を高めていくというその現場の動きの多分計画も作られると思いますので、是非そういった観点も取り入れた形での実効性の向上に向けて御努力いただけますことをお願い申し上げまして、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 日本共産党の岩渕友です。  ドバイで開催をされているCOP28では、深刻化する気候危機をいかに食い止めるかが差し迫った焦点になっています。産業革命前からの気温上昇を一・五度以内に抑える世界目標達成のために、再生可能エネルギーの設備容量を二〇三〇年までに世界全体で三倍にする目標に日本を含む百十八か国が賛同をいたしました。  日本は、元々再エネの導入量も目標も低いので、大幅に引き上げる必要があります。ところが、再エネによって発電した電気を捨てる出力抑制が今年度急増をしています。今ある再エネさえ生かすことができず捨てているということは、これ大問題です。  二〇二一年度、二二年度、そして二三年度の四月から十月末までの再エネの出力抑制電力量はそれぞれ合計で幾らになるでしょうか。

井上博雄資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長

○政府参考人(井上博雄君) お答え申し上げます。  本年十一月の集計時点では、二〇二一年度は九州エリアでのみ発生しまして五億三千四百八十九万キロワットアワー、二〇二二年度は北海道、東北、中国、四国、九州、沖縄エリアの合計で五億七千三百二十五万キロワットアワー、二〇二三年度四月から十月末までは北海道、東北、中部、北陸、関西、中国、四国、九州、沖縄エリアの合計で十五億七百十万キロワットアワーとなっております。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 資料の一を見ていただきたいんですけれども、今の答弁の中身が資料として提出しています。今年度は十月末までなんですけれども、答弁にあったように大幅に増えているんですよね。既に、前年同時期と比較をすると、何と七倍以上にも上っているんです。  資料の二も見ていただきたいんですけれども、出力抑制の日数で見ても、直近のデータで前年同期比と比べて三・五倍になっているんですね。昨年度の実績を見れば、今年度更に増えるということが予想をされます。実際、二三年度の出力抑制予測では十七・六億キロワットアワーというふうになっています。市民団体によれば、これは約四十一万世帯分の年間消費量に相当をするもので、家庭の平均電力料金で試算をすると約四百七十五億円もの価値を捨てているというふうに指摘をされています。諸外国と比べても再エネ導入率が低いのに、これほど高い抑制力、抑制率の国はありません。  大臣、再エネの出力抑制を減らすための対応、これがすぐにでも求められているのではありませんか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) まさにおっしゃるとおり、再エネの更なる導入拡大に向けては、この出力制御する量を可能な限り抑制することが重要だということで、私も就任以来強い問題意識を持っておりまして、事務方にももっとできることがあるんじゃないかということを指示してきたところであります。  そうした中で、これまでも、需要、供給両面での対策、それから系統増強ですね、足りていないところに送ればいいわけですので、これも含めてこれまでの対策を更に深掘りした出力制御対策パッケージを年内に取りまとめる予定にしております。  具体的には、需要面の対策において、まず蓄電池をできるだけ導入支援していきたいと、これも補正予算で一定程度確保しております。また、需要家のディマンドレスポンス推進のための電気料金メニューの多様化、これも、制御しなきゃいけないときに、例えば洗濯とか、ふだん夜やるものをそこでやれるものがあればやっていただけるとうまく需給がバランスできますので、電気料金メニューの多様化も推進していきたいと思います。予算と制度面両方の対応をしていきたいと。  また、供給面では、この火力の、火力発電の最低出力の引下げ、これを私も指示、検討を指示して徹底をしていきたいというふうに考えております。また、地域間の連系線の整備、系統増強、こうしたことにも取り組んでいきたいと思います。  いずれにしても、切れ目ない対策を講じることで再エネの出力制御量の最大限抑制に取り組んでいきたいというふうに考えております。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 今答弁の中で、火力の最低出力の引下げについても要請しているというお話だったんですけれども、既設の火力の引下げについては協力のお願いにすぎないというのが実態なんですね。また、既に最低出力を三〇%まで下げているところが多いというふうにも聞いています。この程度の対応では、再エネの出力抑制を減らす効果上がらないというふうに思うんですね。  今年三月の検討会の資料を見てみますと、供給対策として、電源ⅠからⅢの火力発電設備の最低出力を二〇%というふうに仮定した試算が行われているんです。全ての火力について最低出力の深掘りが必要であり、出力が大きく減らせない旧式の石炭火力は止めるべきだと思いますが、大臣、いかがでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 先ほど少し言及しましたその対策パッケージにおける供給面の対策として、新設火力の最低出力について、現行の五〇%から三〇%に引き下げると。それから、既設の火力についても同等の引下げを求めることとしております。こうした対策の実効性を確保するために、二〇二四年度中のガイドラインの改定を待たず、本年九月に資源エネルギー庁から発電事業者に対して協力依頼の文書を発出しております。今後、審議会において状況のフォローアップを行うなどしながら、各社における対応を徹底していきたいと考えております。  そして、御指摘の石炭火力についてでありますが、他の火力発電と同様に、停止した場合に再起動に時間を要するために、出力制御が発生する昼間に停止をすれば太陽光などの発電がない夕方から夜間にかけて安定供給に支障が生じる可能性もあるということでありますので、このため完全に停止することは困難でありますけれども、再エネの出力制御のその量の抑制に向けて最低出力の確実な引下げを求めていきたいというふうに考えております。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 COP28でも、いつまでも化石燃料にしがみついているというその姿勢に世界から厳しい批判が寄せられているわけですよね。そのCOP28で日本は既に二回も化石賞を受賞しているわけです。その受賞理由は、岸田首相が演説で世界の脱炭素に貢献をするんだと、こういうふうに言いながら石炭火力でアンモニアを混焼する方針を掲げている、そして石炭火力を使い続けるということを宣言したからです。さらに、このアンモニア混焼を東南アジアの国々に売り込むアジア・ゼロエミッション共同体を拡大する意向を明らかにしたということも、東南アジアの国々の再エネへの移行を遅らせるんだということで厳しく指摘をされています。  出力抑制での原発の扱いについてどうなっているのかと伺いたいんですけれども、優先給電ルールに基づく対応では、原発を含む長期固定電源の出力抑制は最後ということになっています。原発の出力抑制を行った実績はあるでしょうか。

久米孝資源エネルギー庁電力・ガス事業部長

○政府参考人(久米孝君) お答え申し上げます。  原子力につきましては、水力や地熱と同様に、現状では短時間での出力制御は難しいという技術的な特性等がございますため、優先給電ルールにおいて太陽光や風力よりも後に出力制御をすることとしてございます。その上で、原発の出力を下げて出力制御を行った場合、出力が回復するまでの間、代替の火力発電で需要を賄う必要があり、CO2やコストが増加するといった課題もございます。  そういったことも踏まえまして、これまでのところ、我が国で原子力の出力制御を行った実績はございません。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 今の答弁にあったとおり、実績はないということなんですよね。  国際的に見ると、このベースロード電源という考え方は古くなっています。日本では出力抑制は技術的に困難だというふうになっているんですけれども、フランスでは日常的に行われているというんですね。ドイツでも行われてきたと。日本と何が違うかというふうに言えば、再エネを中心に据えるかどうか、ここが重要になっています。ドイツなどでは限界費用の高い順に出力抑制が行われています。現状では再エネだけが電力会社の止めたい放題になっているということです。  内閣府の再生可能エネルギー等規制等総点検タスクフォースというものがありますけれども、ここでも、停止費用が高い電源には発電継続を認め、起動、停止費用が低い再エネを出力抑制し、しわ寄せしているというふうに指摘をされて、負の市場価格を導入し、現行の優先給電ルールに基づく出力抑制を徹底的に廃止することが提言をされています。これを真剣に検討をするべきです。  資料の三を見ていただきたいんですけれども、これは広島県福山市内の方の事例なんです。再エネの出力抑制によって電力購入金額が大きく減少をしています。個人も事業者も出力抑制が増加していることで収入が激減をして、返済、融資の返済も困難になっていると。実際に太陽光発電施設の売却が急増をしているんだという報告を受けています。同様の出力抑制が続けば今後十年の売電収入が二億から三億円吹っ飛ぶとか、九州電力管内では、電力十二万円販売しても、実際入金は二万円のみなど、その事業の見通しが持てずに手放さざるを得ない事業者も増えています。  大臣、これでは再エネの導入を増やすことができないと。出力抑制した分を補償するべきではないでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 再エネの出力制御は、供給が需要を上回ると見込まれるときに電力システム全体の安定供給を支えるべく、需給のバランスを保つために行われるものであります。  まずは、地域間の連系線を活用した市場取引を通じて余剰再エネを広域的に最大限活用していくと。その上で、地域内の蓄電池それから揚水によって余剰電力を有効活用する。さらには、先ほど来御議論になっております地域内の火力の出力を最大限制御するということ。そして、地域間連系線を通じてもちろん他地域にも送電をすると。それでもなお供給が需要を上回る場合に再エネを出力制御するものであります。  そして、上記のようなこうした工夫をしてもなおエリア全体で電気の余剰が発生している場合に、余剰電力を供給することができず経済的価値が付かない状況であり、国民負担により余剰電力に補償するということは妥当ではないと考えております。  なお、この発電事業者と一般送配電事業者の系統接続時の契約においても、出力の制御により生じた損害を補償しないということになっております。  ただ、いずれにしても、一方で再エネの拡大を図っていかなければなりませんので、出力制御量を可能な限り抑制することは重要でありますので、先ほど申し上げた、年内に取りまとめる出力制御対策パッケージに基づいて対策を徹底していきたいというふうに考えております。少しでも出力抑制がないように取り組んでいきたいというふうに考えております。

岩渕友日本共産党

○岩渕友君 FIT制度で優遇しているじゃないかというような話もあるんですよ。でも、元々FIT制度は、再エネ事業者の内部収益率を一定にするという原則に基づいて買取り価格や買取り期間を定めた制度です。出力抑制に対する補償がなければ、その前提が崩れてしまうということなんですね。  原発事故の後、危険な原発ではなくて、脱炭素に逆行する火力発電でもなくて、再エネで地域経済に貢献をしたいという思いで取り組む方の話を伺いました。地域に貢献したいということで基金を拠出していたんだけれども、困難になったという声も聞いています。出力抑制をするということは、こういう方々の思いを踏みにじることにもなるんですよね。  先ほど紹介をした内閣府のタスクフォースの再エネ提言が、現行の優先給電ルールは、停止費用が高い電源ほどより有利な投資収益をもたらす効果を持っている、このため、結果的に原発など長期固定電源の投資対象としての評価を再エネに比べ有利にしていると指摘をしているとおりなんですね。一方、原発は、GXの電源法によってこれまで以上に事業環境整備が進められているということで、再エネの投資対象としての評価を更に下げることになります。これでは、幾ら再エネの主力電源化というふうに言っても、再エネ導入を増やしようがないんですよね。再エネに取り組んでいる方々が事業から撤退をする、退出をせざるを得なくなるような事態は絶対に避けるべきです。  経済界からも日本の脱炭素の姿勢に注文が付けられているというような報道も今日されていましたけれども、原発から撤退をして、石炭火力発電を廃止をして、再エネの主力電源化にふさわしいエネルギー政策への転換を求めて、質問を終わります。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 平山佐知子です。よろしくお願いいたします。  まずはGDPについて伺います。  高度経済成長期以来、日本の名目GDPは世界二位ということでしたけれども、その後、二〇一〇年に中国に抜かれて、ずっと三位を保っておりましたが、先日のIMFの最新予測によりますと、二〇二三年は四位に転落する見通しだということです。  中には、円安ですのでドルベースで計算すると減少するのは仕方ないという声もあるんですけれども、やはり振り返ってみると、バブル崩壊から平成不況と、一九九〇年代からずっと我が国において好景気だという言葉はなかなか聞くことはありませんでした。  今回のGDP四位転落という見通しですけれども、この国力の低下であったり、それがずっと続いてしまうんじゃないかという懸念点、危機感にもつながりかねないと思うんですけれども、この四位に後退するであろうその要因と、まずはその大臣の所見を伺いたいと思います。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のとおりなんですが、足下でやはり為替レートが大きく影響しているというふうに認識をしておりますが、そうだとしても、やっぱり過去三十年間の日本の成長率が低かったということがこれは最も大きな要因であります。  この間、デフレの中で、全体として売上げも伸びない、また、岸田総理の言われるコストカット型でいろんなものを減らしていく、投資が行われない、むしろ内部留保で現金で持った方が企業にとっても、国民にとっても現金の価値が上がっていく経済でありますので、そうした中で、賃金も上がらない、売上げも伸びないという状況、これが最も大きな背景だったというふうに思います。  他方、今年は、まさに過去最大の国内投資が行われる見込みでありますし、賃上げの流れ、機運も継続をしております。世界の多くの投資家も、日本は大きな変化をしようとしている、変わってきているという評価をいただいていますので、まさにこの機会に投資を増やし、そして成長力を上げて、もう一度持続的な成長軌道に乗せていくという中で、当然、そうなってくれば、デフレから脱却をし、金利も上がってきます。  為替レートはいろんな要因で決まりますので一概に申し上げられませんけれども、日本の国力に対する評価が上がれば為替も変わってきますので、またそう遠くない将来ドイツを追い抜くということ、これは私は確信をしておりますので、しっかりとそうなるように取り組んでいきたいというふうに考えております。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 この機会を逃さずにということで、いつか必ずまた追い抜くというお話もありましたけれども、一方で、国民一人当たりこのGDP見てみますと、やはりこちらも二十一年間で二十七順位を落としています。人口減少が続く我が国ですから、近い将来、GDP、一人当たりのGDP共にやはり更に他国に抜かれてしまうというシナリオも十分にこれは考えられるというふうに思います。  他国と比較して生産性を高めるための設備投資がされていないであったり、高付加価値、利益率の高い産業に携われていないといった様々理由があると思うんですけれども、以前と違って今は労働時間がしっかりと決められていますので、この中で国民一人当たりのGDPを向上させていくには、やはりまずは生産性を上げること、これに加えて、年齢、性別問わず、より多くの方々にこの生産行動に関わってもらうということがこれからますます重要になってくるのかなということも考えています。  この点についてお考え、それから、そのためにはどういうふうな取組を行っていくのか、これ経産省に伺います。

菊川人吾経済産業省大臣官房審議官

○政府参考人(菊川人吾君) 御質問ありがとうございます。  委員御指摘のとおりでございまして、人口減少に直面する我が国が持続的に成長するためには、先ほど大臣からもこれからということのお話ございました、一人当たりの労働生産性をしっかりと向上させていって、また、委員からも御指摘あった労働参加率を高めていく、これ必要があろうかと思います。そのためには、やはり一人一人がやりがいを持って仕事ができる環境整備、これが非常に重要であろうというふうに考えている次第です。  例えば、女性について申し上げますと、我が国の女性の就業率では、先進国でもかなり高い比率にはなっております。しかしながら、結婚や出産、育児、そういったことを機に正規雇用率が低下していくという、こういう課題も残っておろうかと思います。このL字カーブの解消も含めて様々な対応を行うことで不本意な非正規社員となっている女性が更に活躍できていく、こういう可能性も残っているのではないかと思います。例えば、中小企業でも、短時間正社員制度、こういうようなものをつくって取り組んでいるような事例もございまして、柔軟に働ける取組を中小企業自身も工夫を凝らしている、こういうのは政府の事例集なんかでも紹介されているところでございます。  経済産業省といたしましては、人材を資本として捉えて、その価値を最大限に引き出すということで中長期的な企業価値向上につなげていこうという人的資本経営、これを推進してございます。その実践の場である人的資本経営コンソーシアム、ここで、社員の声に応じて転勤をしない働き方を認めていくような取組、そして、例えば地銀なんかでやっていますけど、地域に応じた、地域のクオリティーを上げていくような取組を全人事政策の中で開示をしていこうという、そういうような取組、こういった好事例をですね、挙がっておりまして、こういうものを共有するとともに広めていこうということでございます。  また、補正予算活用いたしまして、在職、個人を対象に転職を一体的に支援する事業も推進しているところでございまして、個々のニーズ、委員御指摘があった、ニーズに、働き方が得られるようなことを丁寧に支援をしていきたいというふうに思っております。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 一人一人のこの生産性を上げていくには、健康経営という考え方があって、これについては経産省も積極的に取り組んでいらっしゃって、これは承知しておりまして、私も評価しているところでございます。これを更に今後は深化をさせていくということも重要なのかなということを考えています。  先ほど女性という声もありましたけれども、来年度には女性の健康ナショナルセンター、設立されて、女性の健康問題を総合的に支援していく計画もあるというふうに伺っております。病気によっては男女間でやっぱり発症率偏りがあったり、特に女性の体調不良というのは多岐にわたっていまして、例えば月経による悩みであったり更年期の症状など、その時々で、この症状は産婦人科に行けばいいのか、それともこの症状は心療内科なのかということもよく分かっていないというところもあって、実際にやっぱり我慢をして仕事場に行ってしまう、そうするとなかなか生産性も上がっていかないということが現実にあると思っているんです。  せっかくこの認識が広がってきた健康経営という施策ですから、是非、省庁、ほかの省庁とか新たに立ち上がるそのナショナルセンターともしっかりと連携をして、更に効果的になるような、一歩前に進めた施策にしていくべきだと思うんですけれども、これについて、大臣、いかがでしょうか。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 経産省、これまでも、経営者がリーダーシップを取って従業員の方々の健康増進に取り組む、そうした組織、取り組むことで組織の活力あるいは生産性向上を目指すいわゆる健康経営というものに取り組んできたところであります。  例えば、そうした健康経営に取り組む法人を見える化をして機運醸成を図る健康経営優良法人認定制度について、毎年、厚労省を始めとする関係省庁とも連携しながら、多くの方の健康増進に資する環境整備を進めるべく制度の見直しなども行ってきております。これ、例えば今年からは、今年度からは、厚生労働省の協力を得て、四十歳以上を対象にした特定健康診断、特定健診、それから特定保健指導実施率なども評価をしてきていると、することとしたところであります。  そして、御指摘の女性の健康に関してでありますけれども、従来より、健康経営を支える重要な要素として位置付けております。  経産省として、先日、この女性のヘルスケア、フェムテックと言われるスタートアップなどの技術を使って女性の健康増進に貢献するというその展示をロビーで行いまして、私も視察をいたしました。うちの、私の妻が妊娠しているとき、よくおなかに、膨れたおなかに耳を当てて、どくどくといったり蹴ったりするのを見て、感じておりましたけれども、今やそこに動きを把握するパッチをひっつけてですね、そこで母体の健康あるいはその胎児の健康などもデータを取って、それで妊婦さんにアドバイスしていくというスタートアップの展示も見させていただきました。  まさに、これまで、心配になったら母親に聞いたり、おばあちゃんに聞いたりしながら経験や勘でやってきたことをデータに基づいて的確にアドバイスしていくと、こういうスタートアップも出てきておりますので、まさにこうしたことについてより広げていきたいというふうに思いますし、女性の健康に関する研修にやはり管理職が参加をして、特に、私ずっと申し上げていますけれども、日本のこれまでの成長、経済の中心は中年おじさん社会だったと、これを変えなきゃいけないという、まあ私もそうなんですけれども、そう思っておりますので、男性にとってはちょっと気恥ずかしい部分もあるんですけれども、やはり我々男性がしっかり理解をして女性の健康増進にもしっかりと取り組んでいきたいと。  経産省としてできること、御指摘のあった新しくできる女性の健康ナショナルセンターでのそうした知見も踏まえながら、各省と連携をして進めていきたいというふうに考えております。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 ありがとうございます。  本当に周囲の理解というのが一番大事で、これからこの健康という考え方は避けては通れないと思いますので、引き続きお願いいたします。  次に、物づくり産業について伺います。  地元、私の地元静岡県ですけれども、こちらでは、地理的な優位性もありまして、二〇一二年から十一年間の工場立地件数六百九十六件と全国一位となっているんですが、ただ一方で、基幹産業であって県内の出荷額の三割を占めていた輸送用機器ですけれども、リーマン・ショック以降低迷が続いていて、これは心配の声が出ています。経済を牽引していた産業が衰退するとなりますと、それらに携わる中小企業ですとかその従業員が失われてしまう可能性も考えられて、やはりこれ深刻だと思っています。  静岡県の事例挙げましたけれども、全国的にもやっぱり同じように厳しい状況になっている物づくり産業ですね、今後、経産省としては回復を支えていく方向性であるのか、それともまた、ほかの第三次産業などにある程度シフトしていく考えなのか、地方では産業構造転換の必要もあるのかといった心配もあると思いますので、その辺り含めて、大臣の考え、聞かせてください。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) 御指摘のように、静岡は物づくり産業の一大拠点であるというふうに認識をしております。私もこれまでスズキであるとか浜松ホトニクスであるとか視察をさせていただきましたし、もちろん、ヤマハ、河合、多くの企業が、物づくりの産業は静岡発祥で、まさに進取の気性があり、新しいことに挑戦をしていく、そうした県だというふうに認識をしております。  そうした中で、これまで培ってきた技術、これ集積がありますので、これをデジタル、デジタル化、それからグリーントランスフォーメーションを通じて更に新しい技術、スズキも電気自動車への取組も進めておりますし、浜松ホトニクスのレーザーの技術が核融合にも使われていくという可能性を秘めております。  こうした新しい取組を経産省としてしっかりと支援をしていきたいというふうに考えておりますし、一方で、静岡は東西のやはり大動脈でありますので、御指摘のあった運輸産業を始めとして、サービス業も、そして富士山始め観光地も非常にたくさんありますので、サービス業も集積があり、活発な投資も行われてきているところであります。是非、省力化投資であるとか、また浜松―沼津間で新東名で自動走行のレーンも造ったりしますので、そうしたサービス業においても新しい取組をしっかりと支援をしていきたいというふうに考えております。  いずれにしましても、大きな転換点でありますので、新しい技術への投資であるとか、あるいはそこに移動するためのリスキリングですね、円滑な労働移動が、失業なき労働移動が行われるように、そうした取組も進めていきたいというふうに考えております。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 最後に、もう一つ製造業について伺いたいんですが、コロナの影響もあって、政府では、製造業の国内回帰、進める方向性であると思っています。私もそれは同じ考えで、経済安保とか円安といった要因からも考えて、この機会にやはり海外転換していたこの工場をもう一度国内に呼び戻していくべきだというふうに思っております。  その製造業の国内回帰、進めることと同時に、やはり、何度も言っていますが、挑戦できる、そんな雰囲気つくり出す必要があると思いますけれども、最後、短くお願いいたします。

西村康稔自由民主党・無所属の会経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

○国務大臣(西村康稔君) まず、歴史的な円安ということもありますし、サプライチェーンのリスクを我々何度もコロナとこの紛争などを通じて経験しましたので、サプライチェーンをやっぱりしっかり持つために国内に回帰をする、円安も含めてですね、こうした動きが非常に強まってきております。その国内への投資を、しっかりと予算措置、あるいは税制、制度改革などを含めて、これを取り組んでいきたいというふうに考えております。

平山佐知子各派に属しない議員

○平山佐知子君 終わります。ありがとうございます。

森本真治立憲民主・社民

○委員長(森本真治君) 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後三時五分散会

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