北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
- 発言数
- 19 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 2019/11/27
会議録
○渡辺委員長 これより会議を開きます。 この際、菅拉致問題担当大臣、茂木外務大臣、武田国家公安委員会委員長、大塚内閣府副大臣、若宮外務副大臣、鈴木外務副大臣、藤原内閣府大臣政務官、中山外務大臣政務官及び中谷外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。菅拉致問題担当大臣。
○菅国務大臣 拉致問題担当大臣の菅義偉であります。 拉致問題をめぐる現状について御報告を申し上げます。 北朝鮮による拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、国の責任において主体的に取り組み、解決を目指すべき課題であります。日本政府は、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府の総力を挙げて最大限の努力を続けております。 しかしながら、北朝鮮に残されている拉致被害者の方の帰国が実現しないまま長い年月がたち、拉致被害者の方々そして御家族の皆様も一年一年と年を重ね、御高齢となられ、中には、肉親との再会がかなわぬまま亡くなられた御家族もいらっしゃいます。御家族の皆さんとは、さまざまな機会を通じて直接お目にかかり、もはや一刻の猶予もないという切迫感を共有させていただいているところです。 安倍総理も私も、そのような被害者及びその御家族の方々の思いを胸に、問題解決に向けてあらゆるチャンスを逃さないとの決意で臨んでおります。 これまでの米朝首脳会談において、トランプ大統領が拉致問題についての安倍総理の考えを金正恩委員長に直接伝えたことは大きな成果でした。 米国との間では、九月の国連総会に際しての日米首脳会談など累次の機会において、引き続き日米で緊密に連携していくことを確認しています。 また、八月のG7サミット、今月のASEAN関連首脳会議などにおいても、安倍総理から各国首脳に対して、拉致問題の早期解決に向け、理解と協力を呼びかけております。 拉致問題の解決のためには、米国を始めとする国際社会の理解と協力を得ることが不可欠であります。我が国としては、引き続き、米国を始めとする関係国と緊密に連携しつつ、あらゆる外交上の機会を捉えて拉致問題を提起していく考えです。 同時に、我が国自身がこの問題に主体的に取り組むことが重要です。安倍総理自身、九月の国連総会における一般討論演説で、条件をつけずに金正恩委員長と直接向き合う決意を改めて述べております。 その上で、拉致問題の解決には、日本国民が心を一つにして、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現への強い意思を示すことが重要です。政府としては、拉致問題に関する啓発活動にも力を入れて取り組んでおります。 全国各地で集会や映画、舞台芸術を行うとともに、来月十四日には、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の一環として、都内で国際シンポジウムを開催します。日本の拉致被害者御家族を含めた当事者から生の声を訴えていただくとともに、国内外の有識者をお招きし、グローバルな課題としての拉致問題の解決に向けた国際連携について議論をする予定です。 また、これまで拉致問題について触れる機会の少なかった若い世代への啓発が重要な課題となっており、かかる観点から、教員や教員を目指す大学生を対象とした研修、また、中学校、高等学校の生徒を対象とした作文コンクールを実施しております。 さらに、拉致現場を再現するバーチャルリアリティーを一部に駆使した映像資料を制作し、本年八月より、拉致問題に関する啓発イベント等において活用をいたしているところであります。 これらの啓発活動と並行して、拉致被害者や北朝鮮の人々に対して、政府として、北朝鮮向けラジオ放送を実施するとともに、民間団体に業務委託し、その運営する北朝鮮向けラジオ放送の中で政府メッセージを送信しております。また、米国の北朝鮮向けラジオ放送局との連携についても取り組んでいるところです。今後とも、拉致被害者への激励や北朝鮮の人々に向けた情報発信の一層の拡充強化を図り、あらゆる事態への対応に万全を期してまいります。 正念場が続いております。拉致問題は、安倍内閣の最重要課題であり、政府の責任において最優先で取り組んでいくべき課題です。今後とも、日本政府が先頭に立って、認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、冷静な分析の上、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で行動してまいります。 渡辺委員長を始め、理事、委員の皆さんの御理解、御協力を心よりお願いを申し上げます。
○渡辺委員長 次に、茂木外務大臣。
○茂木国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況について御報告をいたします。 北朝鮮による弾道ミサイルの発射は、安保理決議に違反をしており、極めて遺憾であり、強く非難します。朝鮮半島の非核化に向けて、引き続き国際社会とともに米朝プロセスを後押ししていく考えです。 我が国として、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化を目指す考えであり、この方針に変わりはありません。 拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であると同時に、国際社会全体の普遍的問題です。これまで、米朝首脳会談において、トランプ大統領が安倍総理の考えを直接、金正恩国務委員長に伝えてきたことは大きな成果でした。 米国との間では、拉致問題の解決に向けて協力していくことをこれまでも累次の機会に確認してきており、九月の国連総会の際の日米首脳会談においても、安倍総理からトランプ大統領の拉致問題への一貫した支持に謝意を表しつつ、今後とも日米間で緊密に連携していくことを確認しております。 拉致問題の解決に向けては、我が国自身が主体的に取り組むことが重要です。安倍総理は、条件をつけずに金正恩委員長と直接向き合う決意です。御家族も御高齢となる中、一日も早い解決に向け、冷静な分析の上に、あらゆるチャンスを逃すことなく、果敢に行動してまいります。 北朝鮮が正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。そのために日本は助力を惜しみません。 今後とも、渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御理解を心からお願い申し上げます。
○渡辺委員長 次に、武田国家公安委員会委員長。
○武田国務大臣 国家公安委員会委員長の武田良太でございます。 拉致問題に関する警察の取組について御報告申し上げます。 北朝鮮による拉致容疑事案は、我が国の主権を侵害し、国民の生命身体に危険を及ぼすとともに、被害者やその御家族に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題です。 現在、警察においては、日本人が被害者である拉致容疑事案及び朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致された事案、計十三件十九人を拉致容疑事案と判断するとともに、拉致の実行犯等として、北朝鮮工作員等計十一人について、逮捕状の発付を得て国際手配をしているところであります。 また、これらの事案以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があるとの認識のもと、関係機関と緊密な連携を図りつつ、鋭意所要の捜査や調査を進めています。 今後とも、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するため、拉致容疑事案等の全容解明に向けて徹底した捜査及び調査を推進します。 また、我が国は、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決するため、国際社会との緊密な連携のもと、関連国連安保理決議を完全に履行するとの観点からも、我が国としての対北朝鮮措置を着実に実施しているところであります。 警察では、これまで、対北朝鮮措置の実効性を確保するため、これらの措置に係る違法行為の取締りを推進してきたところですが、引き続き、関係機関と緊密な連携を図りつつ、徹底した取締りを推進します。 拉致問題は、安倍内閣の最重要課題であります。 今後とも、拉致問題対策本部事務局や外務省等関係機関と緊密に連携し、政府全体としての取組にしっかり貢献します。 渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
○渡辺委員長 次に、大塚内閣府副大臣。
○大塚副大臣 内閣府副大臣の大塚拓でございます。 先ほど菅義偉拉致問題担当大臣からお話がありましたように、拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であります。全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、藤原政務官とともに菅大臣を補佐し、全力で取り組んでまいる所存でございます。 渡辺委員長を始め、各理事、委員の方々の御指導をよろしくお願い申し上げます。
○渡辺委員長 次に、若宮外務副大臣。
○若宮副大臣 外務副大臣を拝命いたしました若宮健嗣でございます。 二〇〇二年に五名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、拉致被害者の帰国が実現していないことはまさに痛恨のきわみであります。茂木外務大臣を補佐し、安倍政権で拉致問題を必ずや解決するとの強い決意で臨んでまいります。 渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力、心からよろしくお願いを申し上げます。
○渡辺委員長 次に、鈴木外務副大臣。
○鈴木副大臣 外務副大臣を拝命いたしました鈴木馨祐でございます。 拉致被害者の御家族の皆様方が御高齢となる中、もはや一刻の猶予もありません。拉致問題の一日も早い解決が不可欠であります。茂木外務大臣を補佐し、全ての拉致被害者の帰国に向けてあらゆる努力を傾注してまいります。 渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力を心からお願いを申し上げます。
○渡辺委員長 次に、藤原内閣府大臣政務官。
○藤原大臣政務官 内閣府大臣政務官の藤原崇でございます。 拉致問題の早期解決に向けて、渡辺委員長を始め、各理事、各委員の方々の御指導、御鞭撻を賜りながら、菅大臣を大塚副大臣とともに補佐し、全力で取り組んでまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
○渡辺委員長 次に、中山外務大臣政務官。
○中山大臣政務官 外務大臣政務官を拝命いたしました中山展宏でございます。 拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる安倍内閣の最重要課題であります。茂木外務大臣を補佐し、一日も早い全ての拉致被害者の帰国実現に向けて最善を尽くす所存です。 渡辺委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願いを申し上げます。
○渡辺委員長 次に、中谷外務大臣政務官。
○中谷大臣政務官 外務大臣政務官を拝命いたしました中谷真一でございます。 茂木外務大臣を補佐し、あらゆる機会を捉えて拉致問題に関する国際社会の理解と協力を得るとともに、日米、日米韓で協力し、中国、ロシアを含む関係国と緊密に連携しながら、その早期解決に向けて全力を傾けてまいります。 渡辺委員長を始め、理事、委員の皆様の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○渡辺委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時二十四分散会