資源エネルギーに関する調査会 第5号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2019/05/31
会議録
○会長(鶴保庸介君) ただいまから資源エネルギーに関する調査会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、宮崎勝君、松川るい君、元榮太一郎君、渡邉美樹君及び森まさこ君が委員を辞任され、その補欠として竹内真二君、そのだ修光君、渡辺猛之君、小野田紀美君及び朝日健太郎君が選任されました。 ─────────────
○会長(鶴保庸介君) この際、理事会において協議を要する案件となっておりましたパリ協定長期成長戦略懇談会第四回後の提言の取りまとめに係る座長及び各委員間の議論の経過が分かる資料について、政府から報告を聴取いたします。城内環境副大臣。
○副大臣(城内実君) 四月二十四日に開催されました本調査会におきまして、パリ協定に基づく長期戦略案について御審議いただきました。その際、長期戦略に関する基本的考え方について議論を行っていただきましたパリ協定長期成長戦略懇談会における提言の取りまとめについて、複数の委員の先生方から、その議論の経過が分かる資料について公開すべきであるとの御発言がございました。これを踏まえまして、本件の扱いについては理事会協議事項となっていたところであります。この点につきまして、本日、資料を提出するとともに、改めて御説明させていただきます。 懇談会は計五回開催されましたが、第四回懇談会後、それまでの委員の意見を基に提言を取りまとめるに当たり、座長ヒアリングが二月と三月に計二回行われました。 本座長ヒアリングについては、座長と委員の間の忌憚のない意見交換を行う観点から、座長のイニシアチブの下、非公開で実施されたものであります。座長及び委員は、非公開の意見交換であることを前提として資料の提出や発言を行っており、委員との関係から、その内容については公開しない方針としてきておりました。 こうした経緯でございましたが、今般の調査会における委員からの要請を受けまして、改めて政府において対応を検討した結果、事後的に議事概要を作成することとし、その内容について、座長と懇談会委員の了解を経た上で、お手元の書面のとおり提出をさせていただくことといたしました。 座長ヒアリングにおきましては、議事概要に記載のあるように、複数の論点について様々な観点からの意見がございました。 例えば、戦略で掲げるビジョンにつきましては、第五回懇談会の冒頭で北岡座長より、積み上げでない大胆な方向性ということを重視した一方、エネルギーを含めた日本の実情や実効性のある施策に裏打ちされることも重要であるということのバランスもあり、総理からのこれまでの常識にとらわれない新しいビジョンというお題にどう答えを出すか、かなり悩んだ、最終的には、今世紀後半のできるだけ早期に脱炭素社会の実現を目指すとしたと紹介がありました。 第一回及び第二回座長ヒアリングにおいては、二〇五〇年八〇%と今世紀後半ネットゼロを目指すべき、目指す社会は脱炭素化とすべき、一・五度について言及することが必要、二〇五〇年に排出実質ゼロを掲げるべき、今世紀後半のできる限り早期の脱炭素社会の実現を目指すという提言案のビジョンは他国と比較しても既に十分に野心的であるといった意見のやり取りがあったところであります。 また、石炭火力発電の輸出につきましては、同じく第五回懇談会の冒頭で座長より、複数の委員から、公的資金による支援を原則行わないとすべきという声もあった、一方で、石炭を使わざるを得ない途上国もあるなどの意見もあり、委員間で議論した結果、提言には明記しないということにした、ただ、こうした議論があったことは御紹介しておきたいと考えたと発言がありました。 第一回座長ヒアリングにおきましては、石炭火力を必要とする国もあるため、パリ協定と整合的に一定の条件の下で輸出していくべき、そういう場合にはそれを支援しないことにはSDGsの達成に貢献できない、また、原則として、公的資金の投入、公的支援を行わないこととすべき、さらには、石炭火力の輸出は大きなレピュテーションリスク、LNGも石炭もCO2を排出するという点では同様であり、結局、再エネ、原子力も含めて全体をどうするかという議論などの意見があった中で、第二回ヒアリングにおいては、委員の意見を併記する方がよいのではないか、あるいは、何も記載しない方が適切と考えてきたといったやり取りもございました。 このような委員間の議論あるいは提案等を踏まえ、北岡座長に提言をおまとめいただいたことを改めて御紹介差し上げました。詳しくはお手元の議事概要を御確認いただければ幸いです。 なお、本日調査会に提出いたしました座長ヒアリングの議事概要の扱いですが、広く国民の皆様に御覧いただく観点から、政府側でもホームページで公表することとさせていただきます。 以上であります。
○会長(鶴保庸介君) 以上で報告の聴取は終わりました。 どうぞ御退席していただいて結構です。 ─────────────
○会長(鶴保庸介君) この際、御報告いたします。 本調査会は、第百九十二回国会に設置されて以来、三か年にわたり調査を行ってまいりました。今期国会におきましては、これまでの調査の経過及び結果についての報告書を議長に提出することになっております。 理事会等において協議の結果、お手元に配付の原子力等エネルギー・資源に関する調査報告書案がまとまりました。 以下、その概要について御説明いたします。 調査の最終年となる本年は、「我が国資源エネルギーの展望」を調査項目として、六名の参考人から意見を聴取し、質疑を行い、また、メタンハイドレートの調査研究等に関する視察を行いました。そして、本年が三年間の締めくくりに当たることに鑑み、「新たな時代に向けた我が国の資源エネルギー像」をテーマとする調査全体に関し、政府からの説明聴取と質疑を行った後、報告書の取りまとめに向けて委員間の意見交換を行ってまいりました。 本報告書案におきましては、この調査活動の概略を記すとともに、政府及び関係者に要請を行うものとして、技術革新の実現に向けて強化すべき研究開発に関する提言を盛り込んでおります。 なお、この提言では、経済発展と温室効果ガス排出量削減の両立、エネルギー分野におけるIoTやAI等新技術の更なる活用、地域における再生可能エネルギー導入、水力発電の更なる活用、海洋資源エネルギー開発を主な項目として掲げております。 以上がこの調査報告書案の概要でございます。 調査報告書の提出についてお諮りをいたします。 本案を本調査会の報告書として議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○会長(鶴保庸介君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○会長(鶴保庸介君) この際、お諮りをいたします。 ただいま提出を決定いたしました調査報告書につきましては、議院の会議におきましても報告をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○会長(鶴保庸介君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○会長(鶴保庸介君) この際、一言御挨拶申し上げたいと思います。 本調査会は、設置以来三年間にわたり「新たな時代に向けた我が国の資源エネルギー像」をテーマに調査を進めてまいりました。 参考人の方々から貴重な意見を伺うとともに、政府に対する質疑や視察を行うなど、理事を始め委員各位の御尽力により熱心に有意義な調査を重ね、この度、政策提言を含む本報告書を取りまとめることができました。 心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手) 本日はこれにて散会いたします。 午後一時八分散会