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197回国会参議院2018/12/08

法務委員会 第9号

発言数
17
登壇者
4
会派数
3
開催日
2018/12/08

会議録

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨日、松下新平君及び長峯誠君が委員を辞任され、その補欠として宮島喜文君及び今井絵理子君が選任されました。     ─────────────

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  この際、お諮りいたします。  本案に対する質疑を終局することに賛成の方の挙手を願います。(発言する者多し)    〔賛成者挙手〕

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 多数と認めます。よって、本案に対する質疑は終局することに決定いたしました。(発言する者多し)  これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。(発言する者多し)御静粛に、御静粛にお願いします。(発言する者多し)  これより討論に入ります。(発言する者多く、議場騒然)御静粛にお願いします。櫻井充君。櫻井充君。櫻井充君、討論、討論です。(発言する者多く、議場騒然)  もう一度。これより討論に入ります。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。櫻井充君。(発言する者多し)お静かにお願いします。討論です、お静かにお願いいたします。(発言する者多し)

櫻井充国民民主党・新緑風会

○櫻井充君 済みません。(発言する者多し)

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 御静粛にお願いします。

櫻井充国民民主党・新緑風会

○櫻井充君 済みません、せめて反対討論ぐらいは言わせていただきたいと思います。それだけはお許しいただけないでしょうか。  私は、国民民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行わさせていただきます。  私も今回の採決については理事会で反対の意見を申し上げました。残念ながらこういう形になりました。こうやって職権で立てられて、本来は拒否する道もあったかと思いますが、我々の考えを述べる機会を失うこともまたどうだろうかということで、反対の討論をやらせていただきます。  私たちは、外国人労働者は必要だと思っています。一方で、今回のこの法律は我が国の在り方を変える大きな法律だと、そう思っています。ですから、我々野党は、これは与党にお願いしたことですが、重要広範議案であるということをお願いして、我々与野党の中で、重要広範議案であれば最低二十日間は議論するんだというのがこれまでの暗黙の了解だったと思うんですよ。  しかし、残念ながら、どうでしょうか、審議時間は衆議院を超えたかもしれませんが、そうやって二十日間の審議もなされてきていない。まずは、この反対する第一の理由として、審議時間が不十分であったということについてはきちんと申し上げておきたいと、そう思っています。  今回、こういう形で強行採決を行われることになるんだと思いますが、しかし、是非これは委員長と与党の理事にお願いしたいことがあり……(発言する者あり)ちょっといいですか、ちょっと静かにしていただけないですか。今、申し訳ないんだけど、人の話も聞いてくださいよ。そうでなければ、委員会室に入らないでいただけませんか。  野党は、先ほど、本会議場で、我々、時間制限を与党がすると言ったときに、言論封殺だ言論封殺だって言ったんですよ。私は、与党のやり方おかしいから、あの十五分、十分の堂々巡りやめてくださいとお願いして、やめてもらっているんです。今、私が発言しているときにいろんなことをやられるということは、野党の皆さんが私の言論封殺に……(発言する者あり)いや、ちょっと聞いてくださいよ。そうやって発言しないでください。(発言する者あり)だから、静かに、せめて……(発言する者あり)まあ、せめて反対討論聞いてください。済みません。  そして、私は、外国人労働者と日本人の労働者が同等の関係であるべきだと、そう思っていますが、今回の法律では、必ずしもそうではないと感じている点があります。  一番は、外国人の皆さんが、労働者として扱われているかもしれませんが、一方で、生活者として扱われているとはとても思えません。その一番大きな理由は、家族の帯同を認めていただいていないということです。  我々日本人が海外に出るときはどうでしょうか。私の医者の経験上申し上げれば、海外に留学する方々は、ほとんどの方々が家族を帯同して行きます。期限は二年か三年。期限が付いているから今回はこういうことなんだという話をされましたが、期限が付いて日本人が海外に出ていくとき、日本人に対して家族の帯同を認めないなんということを言う人がいるでしょうか。家族の帯同を認めないなんという国があるでしょうか。私は大きな問題だと思いますよ。家族の帯同を認めないなんということをやっていったら、世界から日本はどう見られるでしょうか。  今、私が危惧していることは、与党だけではなくて多くの関係者の皆さんが、日本で働かせてやるんだ、日本企業で受け入れてやるんだ、私にはそういう態度にしか見えないです。今、世界の国々は少子化で、そして労働者が不足していて、これから先、間違いなく外国人の労働者の取り合いになるんです。そういうときに、日本のこんな環境の中で本当に日本に来てくださいと言えるんでしょうか。  そして、この間、前回の委員会の中で有田さんがおっしゃっていました。新しい事実が分かったんです。三年間で六十九人の方が亡くなっています。こんな事実を知ったら、日本に本当に来たいと思うようになると思いますか。今の制度に問題があるんだということを有田理事はあれだけ訴えていたじゃないですか。そして、その問題を解決する前に採決に至らざるを得ないような、こういう審議日程を取っていること自体、本当に大きな問題だと思っているんです。  ですから、我々は、このことも一つ一つきちんとお話をさせていただかなければいけないと思っていますし、先ほどの理事会でも申し上げました。今日強行採決されるんであれば、せめて、せめて衆議院議長がおっしゃっていたような資料が出てきたら集中審議を求めていきたいとも思いますし、それから、集中審議を求めていきたいと思っていますし、閉会中審査も行っていただきたいと思いますし、この審議時間だけで十分だと思っている人たちは、私はほとんどいないと思っているんです。しかし、こういう形で強硬にやられるからには、残念ながらそれに抵抗すべき手段がないから、今こういう形で反対討論をやらせていただいています。  それから、どうでしょうか、送り出しの機関にどれだけお金を払っていたか。この多額のお金を払って多額の借金をしてきているから日本での生活が厳しくなってきている、時給の高いところを求めていくようになってしまう、失踪してしまう、そういう問題だって実は解決してきていません。  今までの技能実習制度についての総括ができていますか。今までの、外国人の労働者の方々が入ってこられて、その処遇に対してきちんとした総括がされているんですか。私はその総括についても求めてきたけれど、これは年内中に回答を出します。だったら、年内中に回答が出るんであれば、どうぞもう一度、国会を延長するなり、若しくはこれを継続にしていただいて、来年の通常国会でちゃんと議論したいんですよ。そういうことをずっと訴えてきたけれど、残念ながら会期との関係でこういうことになってきています。  そのほか、委員会で質疑しましたが、いっぱい不明な点があります。例えば社会保障の問題です。海外にいる扶養家族がどうなってくるのか、そういうことについても全く議論されていない。こういう不明な点がどんどんどんどん出てきているのも事実です。  私は私でルールを守らなきゃいけないので、反対の討論は三分以内と言われています。少し時間をオーバーしたことについては謝罪申し上げたいと思っていますが、これだけ多くの問題点があるので、我々国民民主党としてはこの法案に反対だということを意見表明して、再度繰り返しお願いします。  是非、委員長、これだけ強硬に国会の委員会の運営をされてきた、与党の理事の皆さんにもお願いがあります。是非ともですよ、是非ともこの問題がきちんと分かってきた段階で、お願いですから集中審議をやっていただきたい、閉会中審査をやっていただきたい、そのことを望んで、私の反対討論を終わります。  御清聴いただきまして、ありがとうございました。

伊藤孝江公明党

○伊藤孝江君 私は、自民、公明を代表して、出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に賛成の立場から討論を行います。  急激な少子高齢化、生産年齢人口の減少が進んでおり、深刻な人手不足に直面している我が国にとって、一定の専門性、技能を有する外国人を受け入れることは喫緊の課題であり、多くの方が待ち望んでいることでもあります。  本法案では、まず、新たな在留資格、特定技能の一号、二号が創設され、外国人を受け入れるプロセス等に関する規定も整備されます。これにより、人材の確保が困難な状況にある分野に就労資格を認め、外国人材の受入れ制度として新たなかつ大きな一歩を踏み出すことになります。  また、外国人に日本人と同等以上の待遇を確保する雇用契約を確保する仕組みを構築するとともに、特定技能一号の外国人に対して、職業生活上、日常生活上、社会生活上の支援が行われます。これらは、労働関係法令違反などの問題を生じさせないためのものとして評価できるとともに、外国人を生活者として位置付け、共生社会の構築に向けて重要な意義を有するものです。  審議を通して、外国人材の受入れ業種や受入れ見込み数、悪質ブローカーの排除など、技能実習制度で生じた課題を踏まえた点も含め、制度設計も明らかとなっております。  本法案は、我が国の外国人材受入れ政策の大きな転換点となるものです。人手不足の現場のニーズと実際に技能実習で働いている人の希望をつなげるものでもあり、我が国の活力を維持発展させるものと確信をしております。  外国人材の円滑な受入れと共生社会の実現に向け、今後も不断の取組を行っていくことが何よりも重要であることを申し上げ、私の賛成討論とさせていただきます。

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 他に、他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。(発言する者多く、議場騒然)  出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を求めます。(発言する者多く、議場騒然)    〔賛成者挙手〕

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 挙手多数、多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。(発言する者多く、議場騒然)  この際、櫻井君から……(発言する者多く、議場騒然)この際、櫻井君から発言を求めております、求められております。(発言する者多く、議場騒然)これを認めます。櫻井充君。(発言する者多く、議場騒然)御静粛にお願いします。

櫻井充国民民主党・新緑風会

○櫻井充君 ただいま可決されました……(発言する者多く、議場騒然)

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 御静粛にお願いいたします。

櫻井充国民民主党・新緑風会

○櫻井充君 私は、ただいま可決されました出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・国民の声、公明党、国民民主党・新緑風会及び日本維新の会の各派並びに各派に属しない議員山口和之君の共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。  一 本法附則第二条の趣旨を踏まえ、人材確保が困難な状況にある地域において外国人労働者により不足する人材を確保するための具体的措置について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずること。  二 特定技能外国人が日本人と同等額以上の適正な賃金の支払いを受け、公正な処遇を受けるよう、関係省令等に適切な規定を設け、必要があると判断された場合には、報酬の適正性に関する判断基準等を検討するとともに、特定技能雇用契約の適格性を厳正に審査し、関係機関の緊密な連携の下、受入機関及び登録支援機関に対し、賃金の支払状況や支援の実施状況等についての監督を十分に行い、不正行為があったときは厳正に対処すること。  三 技能実習に関する制度及び外国人留学生が出入国管理及び難民認定法第十九条第二項の許可を受けて行う報酬を受ける活動に関する制度の運用の実態を検証し、その結果に基づいて、制度又は運用の見直しその他の必要な措置を講ずること。  四 外国人労働者及びその家族に関する社会保障制度及び日本語教育を含む教育制度の在り方について、これら制度の適切な運用を確保しつつ共生社会を実現する観点から検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずること。  五 特定技能制度の運用については、生産性向上や国内人材の確保のための取組を十分に行ってもなお人手不足の状況にある分野であることを客観的データ等を用いて適切に判断し、かつ、所要の技能を有することを試験等により正確に判定するなど、制度の趣旨を遵守するとともに、特定技能外国人の受入れにより日本人労働者の労働条件低下を招くことがないよう、関係機関の連携の下、状況に応じ、当該分野の受入れ停止を含む適切な対応をとるものとすること。  六 分野別運用方針に記載する受入れ見込み数は、政府が国会答弁で述べたとおり、当該分野の雇用情勢全般に関わる事項についての大きな変化が生じない限り、受入数の上限として運用すること。  七 特定技能外国人の送出国における悪質なブローカーの介在等を防止しつつ有為の外国人材を受け入れるため、送出国当局とも連携しつつ、実効性のある方策を講ずること。  八 不法滞在者等を不法に雇い入れる雇用主や不法就労をあっせんする悪徳ブローカーの責任が重大であることに鑑み、関係機関の連携を強化し、不法就労助長行為の防止及び厳格な取締りに努めること。  九 我が国に適法に在留する外国人労働者の権利利益が十分に保護されること及び外国人が不当な差別を受けることなく我が国社会で共生していくことの重要性に鑑み、関係機関の連携の下、法令違反、不正行為に対する厳格な対応を行うとともに、ワンストップ型の相談窓口を設けるなどして、外国人が相談をしやすい仕組みの構築を検討すること。  十 近年の我が国の在留外国人数の増加を踏まえ、在留外国人からの永住許可申請に対しては、出入国管理及び難民認定法第二十二条第二項の要件の適合性について、厳格に審査を行うこと。    右決議する。  以上でございます。  何とぞ委員各位の御賛同をお願い申し上げます。

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) ただいま櫻井君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 多数と認めます。よって、櫻井君提出の附帯決議案は多数をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、山下法務大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。山下法務大臣。

山下貴司自由民主党法務大臣

○国務大臣(山下貴司君) ただいま可決されました出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議に関しましては、その趣旨を踏まえ、適切に対処いたします。

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

横山信一公明党

○委員長(横山信一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前零時二十八分散会

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