北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
- 発言数
- 20 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2018/12/04
会議録
○山口委員長 これより会議を開きます。 理事の辞任についてお諮りいたします。 理事渡辺周君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山口委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。 ただいまの理事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山口委員長 御異議なしと認めます。 それでは、理事に源馬謙太郎君を指名いたします。 ————◇—————
○山口委員長 この際、菅拉致問題担当大臣、河野外務大臣、山本国家公安委員会委員長、左藤内閣府副大臣、あべ外務副大臣、安藤内閣府大臣政務官、山田外務大臣政務官及び辻外務大臣政務官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。菅拉致問題担当大臣。
○菅国務大臣 拉致問題担当大臣の菅義偉であります。 拉致問題をめぐる現状について御報告を申し上げます。 北朝鮮による拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であると同時に、拉致された方々の貴重な未来、多くの夢を断絶し、家族とのかけがえのない時間を引き裂く、人権、人道上のゆゆしき問題であります。 北朝鮮に残されている拉致被害者の方の帰国が実現しないまま長い年月がたち、拉致被害者の方々そして御家族の皆様も一年一年と年を重ね、御高齢となられ、中には、肉親との再会がかなわぬまま亡くなられた御家族もいらっしゃいます。もはや一刻の猶予もないという切迫感を御家族の皆様と共有させていただいているところであります。 安倍総理も私も、そのような被害者及び御家族の方々の思いを胸に、問題解決に向けてあらゆるチャンスを逃さないとの決意で臨んでおります。 本年六月に行われた歴史的な米朝首脳会談は、新たな流れを生んだものと認識しております。 先月、ペンス米国副大統領が安倍総理を表敬し、私も同席をしました。ペンス副大統領とは、北朝鮮問題に関する方針を一層綿密にすり合わせ、拉致問題の早期解決に向けても引き続き緊密に連携することを確認をいたしました。 また、先月、国連総会第三委員会において、我が国及びEUが共同提出した北朝鮮人権状況決議が採択をされました。同決議は、拉致問題及び全ての拉致被害者の即時帰国の重要性や緊急性、そして拉致被害者や御家族が長きにわたりこうむり続けている多大な苦しみに留意し、日本人に関する全ての問題の解決、特に全ての拉致被害者の帰国が可能な限り早期に実現することを期待する内容となっており、採択されたことを歓迎をいたします。 さらに、今月十五日には、北朝鮮人権侵害問題啓発週間の一環として、都内で国際シンポジウムを開催をします。国内外の有識者を招聘し、拉致問題を含む北朝鮮人権状況改善に向けた、北朝鮮の具体的な行動を引き出すための国際連携のあり方について議論する予定です。 このように、拉致問題の解決には、米国を始めとする国際社会との連携が重要であります。しかし、一番大切なのは、日本政府自身が主体的に取り組んでいくことであります。総理も、国会を含むあらゆる機会において、次は自分自身が金正恩委員長と向き合う決意であると再三強調されております。 同時に、拉致問題の解決には、日本国民が心を一つにして、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現への強い意思を示すことが肝要であります。政府としては、拉致問題に関する啓発活動にも力を入れて取り組んでおります。 特に、これまで拉致問題について触れる機会の少なかった若い世代への啓発が重要な課題であるとの観点から、今年度は、新規施策として、小中学校の教員等を対象とした研修を実施しております。 さらに、全国各地で集会や映画、舞台芸術を行うとともに、作文コンクールを実施しているところです。引き続き、さまざまな広報啓発活動に取り組んでまいります。 また、拉致被害者や北朝鮮の人々に対して、政府として、北朝鮮向け短波ラジオ放送を配信するとともに、民間団体に業務委託し、その運営する北朝鮮向けラジオ放送の中で政府メッセージを送信しております。さらに、米国の北朝鮮向けラジオ放送局との連携についても取り組んでいるところです。今後とも、拉致被害者への激励や北朝鮮の人々に向けた情報発信の一層の拡充強化を図り、また、あらゆる事態への対応に万全を期してまいります。 まさに正念場を迎えています。拉致問題は、申し上げるまでもなく、安倍内閣の最重要課題であり、政府の責任において最優先で取り組んでいくべき課題です。今後とも、日本政府が先頭に立って、認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃さないとの決意で、全力で取り組んでまいります。 山口委員長を始め、理事、委員の皆様の御理解、御協力を心よりお願いを申し上げます。
○山口委員長 次に、河野外務大臣。
○河野国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況について御報告いたします。 六月の米朝首脳会談の際に発出された共同声明において確認されたとおり、朝鮮半島の完全な非核化に向けた北朝鮮のコミットメントを含む米朝首脳間の合意が完全かつ迅速に履行されることが重要です。 我が国としては、引き続き、北朝鮮の全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向けて、日米、日米韓の結束のもと、国際社会と緊密に連携してまいります。 日朝関係については、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算し、日朝国交正常化を目指してまいります。 北朝鮮による拉致が発生して長い年月がたった今も、二〇〇二年に五名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、一人の拉致被害者の帰国も実現していないことは痛恨のきわみです。解決を強く求める御家族の切迫感は察するに余りあります。 拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、国の責任において解決すべき課題です。 安倍総理自身、次は金正恩委員長と向き合わなければならないとの考えです。最重要課題である拉致問題について、御家族も御高齢となる中、一日も早い解決に向け、あらゆるチャンスを逃さないとの決意で臨みます。 政府としては、引き続き、北朝鮮に対してストックホルム合意の履行を求めつつ、拉致問題の解決を目指します。 同時に、拉致問題は、基本的人権の侵害という、国際社会全体の普遍的問題です。政府としては、あらゆる機会を捉え、各国に対し拉致問題を提起し、協力を要請してきています。 先月には、我が国及びEUが共同提案した北朝鮮人権状況決議が国連総会第三委員会において採択されました。今後、本決議が国連総会本会議でも採択されるよう、引き続き各国に精力的に支持を働きかけてまいります。 北朝鮮には、豊富な資源があり、勤勉な労働力があります。北朝鮮が正しい道を歩むのであれば、明るい未来を描くことができます。相互不信の殻を破り、北朝鮮の核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題を解決するとの決意で取り組んでまいります。 今後とも、山口委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○山口委員長 次に、山本国家公安委員会委員長。
○山本国務大臣 国家公安委員会委員長の山本順三でございます。 拉致問題に関する警察の取組について御報告申し上げます。 北朝鮮による拉致容疑事案は、我が国の主権を侵害し、国民の生命身体に危険を及ぼすとともに、被害者やその家族に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題です。 現在、警察においては、日本人が被害者である拉致容疑事案及び朝鮮籍の姉弟が日本国内から拉致された事案、計十三件十九人を拉致容疑事案と判断するとともに、拉致の実行犯等として、北朝鮮工作員等計十一人について、逮捕状の発付を得て国際手配をしているところです。 また、これらの事案以外にも、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案があるとの認識のもと、関係機関と緊密な連携を図りつつ、鋭意所要の捜査や調査を進めています。 今後とも、全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現するため、拉致容疑事案等の全容解明に向けて徹底した捜査及び調査を推進します。 また、我が国は、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決するため、関連国連安保理決議を完全に履行するとともに、我が国独自の対北朝鮮措置を着実に実施しているところです。 警察では、これまで、対北朝鮮措置の実効性を確保するため、これらの措置に係る違法行為の取締りを推進してきたところですが、引き続き、関係機関と緊密な連携を図りつつ、徹底した取締りを推進します。 今後とも、拉致問題対策本部事務局や外務省等関係機関と緊密に連携し、政府全体としての取組にしっかり貢献します。 山口委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。
○山口委員長 次に、左藤内閣府副大臣。
○左藤副大臣 内閣府副大臣の左藤章でございます。 先ほど菅義偉拉致問題担当大臣からお話がありましたように、拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全に関する重大な問題であります。全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、安藤政務官とともに菅大臣を補佐し、全力で取り組んでまいる所存でございます。 山口委員長を始め、各理事、委員の方々の御指導、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
○山口委員長 次に、あべ外務副大臣。
○あべ副大臣 外務副大臣を拝命いたしましたあべ俊子でございます。 北朝鮮における拉致が発生して長い年月がたった今も、いまだに拉致被害者の帰国が実現していないことは痛恨のきわみでございます。河野外務大臣を補佐し、安倍政権で拉致問題を必ず解決するという決意で挑んでまいります。 山口委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○山口委員長 次に、安藤内閣府大臣政務官。
○安藤大臣政務官 内閣府大臣政務官の安藤裕でございます。 拉致問題の早期解決に向けて、山口委員長を始め、各理事、委員の方々の御指導、御鞭撻を賜りながら、菅大臣を左藤副大臣とともに補佐し、全力で取り組んでまいります。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○山口委員長 次に、山田外務大臣政務官。
○山田(賢)大臣政務官 外務大臣政務官を拝命いたしました山田賢司でございます。 拉致問題は、我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる安倍内閣の最重要課題です。河野外務大臣を補佐し、一日も早い全ての拉致被害者の帰国実現に向けて最善を尽くす所存でございます。 山口委員長を始め、理事、委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○山口委員長 次に、辻外務大臣政務官。
○辻大臣政務官 外務大臣政務官を拝命いたしました辻清人でございます。 河野外務大臣を補佐し、あらゆる機会を捉えて拉致問題に関する国際社会の理解と協力を得るとともに、日米、日米韓で協力し、中国、ロシアを含む関係国とも緊密に連携しながら、その早期解決に向けて全力を傾けてまいります。 山口委員長を始め、理事、委員の皆様の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
○山口委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後二時十三分散会