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196回国会参議院2018/05/28

予算委員会 第19号

発言数
250
登壇者
18
会派数
9
開催日
2018/05/28

会議録

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) ただいまから予算委員会を開会いたします。  予算の執行状況に関する調査についての理事会決定事項について御報告いたします。  本日は、公文書管理・内外の諸情勢に関する集中審議を行うこととし、質疑は往復方式で行い、質疑割当て時間は二百十分とし、各会派への割当て時間は、自由民主党・こころ四十分、公明党二十八分、国民民主党・新緑風会三十八分、立憲民主党・民友会三十二分、日本共産党二十八分、日本維新の会二十分、希望の会(自由・社民)十二分、無所属クラブ十二分とすること、質疑順位につきましてはお手元の質疑通告表のとおりでございます。  速記を止めてください。    〔速記中止〕

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 速記を起こしてください。     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 予算の執行状況に関する調査を議題とし、公文書管理・内外の諸情勢に関する集中審議を行います。  これより質疑を行います。森まさこ君。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 自民党、福島県選挙区の森まさこです。  前回に引き続き、質問をさせていただきます。  総理、ロシア出張お疲れさまでした。外交問題が重要な局面を抱える中でのこの成果については後ほどお伺いをいたしますが、まずは本日のテーマである公文書管理問題について財務省に質問をいたします。  先週五月二十三日、森友学園への決裁文書について財務省から報告書が本委員会に提出されました。三千ページプラス一千ページ、合計四千ページ。約四千ページ、全部読みました。三千ページの決裁文書の書換えの復元については、これは三月二日に報道があった後の十日後の三月十二日に比較表のようなものが提出されて、それに沿った復元ということですから、内容は新たなものは出てこなかったんですけれども、それでも改めて三千ページ読みますと、書換え自体がまさに言語道断、前代未聞の事態です。  公文書は、作成したらもう官僚のものではないんです。国民のものなんです。私は、公文書管理担当大臣をしていました。法律の一条にその目的が書いてあります。公文書は、民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源ですから、国民主権の理念のために行政が適正に運営しなくてはなりません。国民のものに勝手に手を付けてはならないんです。決裁文書に勝手に書き換えてはならないんです。公務員は公僕であり、国民全体の奉仕者です。  そして、更に千ページ、これは財務省がないないと言っていたものが出てきたわけでございます。交渉記録は残っていないと繰り返し答弁してきましたが、今般、九百五十七ページ、約千ページに及ぶ交渉記録が出てきました。  なぜ、これまでないと言っていた交渉記録が、どこから、どのようにして出てきたんでしょうか、説明してください。先ほどの、三千ページの復元にこれだけ二か月近い時間が掛かったことも併せて説明をいただきたいと思います。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  まず、三千ページの決裁文書の原本を復元するということに関しましてですが、時間が掛かったことはまずもっておわびを申し上げます。  その上で、時間が掛かりましたのは、基本的に十四文書、一つの本省決裁を除けば十四文書全て近畿財務局の決裁でございまして、近畿財務局が紙でやっていたものであり、それを地検の方に、捜査当局の方に押収をされていた。それを、コピーを、捜査当局に多大な御迷惑をお掛けし、御協力をいただいてコピーをさせていただいてという作業をいたしました。  元々、決裁文書にはなかったであろう、思われるものもファイルの中にあったりするものですから、それも含め、あるいは書換え後の決裁文書を提出する際に、ある意味でそれを善意で分かりやすくするために更に追加的に補足していた資料も含めて、全てを集大成をしてお出しをさせていただこうということで作業いたしましたということが事実でございます。  それから、千ページ弱、九百数十ページの交渉記録の件ですが、委員御指摘のとおり、昨年の通常国会以来、財務省の文書の管理ルールにのっとって、ないというふうに御答弁を申し上げてきました。ところが、これは書換え前の決裁文書を探す際に、手控えとして個人が紙の状態あるいはパソコンの中と、個人のパソコンの中ということで発見できたものですから、ということは、そういう交渉記録のようなものもあるのではないかというふうに思い、また国会でもそういう御指摘をいただきましたので探したところ、そういう結果でございます。  これまでの国会答弁は明らかに誤りでございました。事実と異なる答弁を申し上げていたことは大変申し訳ないことでございます。本当に申し訳ありません。深くおわびを申し上げます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 本当にそのとおりです。財務省は恥ずかしいことをやりましたね。  このような書換えや、交渉記録があるのにないと答弁を繰り返してきたこと、この書換え自体、三千ページ見ますと、本当に細かい作業を、もうやるのも大変な作業を、本来の仕事していないんですかと思ってしまいます。  これだけ膨大な作業を部屋の中でやっていて、たった一人でやったんでしょうか。それを見て誰も気が付かなかったんでしょうか。複数の人間でやったんでしょうか。それを誰が指示して、そして実際に実行した者はどういう心の内でそれをやったのか。誰か一人でも、こんなことやるべきではないと言わなかったのか。そこの原因について調べているんですか。答弁してください。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) 今委員から御指摘がございましたとおり、今の委員の御指摘は、特に書換え前の決裁文書の調書の部分、三月十二日に御提出させていただいたものを、その後書き換えている、その作業について関わるところでお話がございました。  委員のおっしゃるとおりでございまして、基本的に一人でやったわけではなくて、理財局の一部の職員、一部ではございますが、複数の職員が関与をしてそういう作業をしていたということでございます。  委員おっしゃるように、誰が指示をして、あるいはその作業の過程においてやっぱりそういうことはすべきでないというふうに思わなかったのか、あるいはそういうことは言う、そういう話をしなかったのかという御指摘もいただきました。  そういうことも含めて、そこは人間によって言うことが違っているような状況もございましたけれども、そこをきちんと裏を取るというか確認をして、最終的に調査結果をお出しをしたいということで作業をしております。  遅れていて大変申し訳ないんですが、できるだけ速やかにとずっと申し上げてきましたけど、相当時間もたっております。本当に速やかに提出をさせていただくべく今作業をしているというところでございます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 何のためにやったというところの答弁がなかったんですけど、何のためにやったんですか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  基本的に、それまでの、二月下旬から四月にかけて決裁文書の書換えを行っているわけですが、それまでに、あるいはそれ以降の国会答弁のことを気にをして、その関係を気にをしてそういうことをやってしまったということでございます。大変申し訳ありません。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 国会答弁との整合性を付けるためにやったと、つじつまを合わせるためにやったということでございますかね。  そんなことがもし行われるんだったら、もう全省庁の答弁、同じことやっているんじゃないかと思われてしまうんですよ。ここの国会で、私たちは、その官僚の皆さんが提出してきた行政文書を基に議論するんです。その根幹を崩したということの、本当にその、申し訳ないと先ほどから言っているけれど、真剣さが伝わってきません。  この調査をなさっているのは、太田理財局長、太田理財局長ではないんでしょう。チームのトップの方、責任者は誰ですか。その方の答弁をいただきたいと思います。

矢野康治財務大臣官房長

○政府参考人(矢野康治君) お答えを申し上げます。  調査につきましては、職員の処分にもつながる調査でございますので、官房長であります私の下、大臣官房の人事担当部局を中心に進めております。  先ほどから理財局長も答弁しておりますように、このような書換えということはもちろんあってはならない言語道断のことでございまして、それを今委員御指摘のように、誰が、いつ、何の目的で、どういう指示系統で、どういう連携で行ったかということについて詳細な調査結果を出したいと思って今調査を進めております。できるだけ速やかに調査結果を出したいと思います。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 加えて、財務省においては、交渉記録の廃棄もしていたということなんですよね。保存期限を経過したものは廃棄をしていたと。  通常は、保存期間、期限を経過したら廃棄をするものだと思いますけど、これだけこの問題が取り沙汰されている中で廃棄をするということは、隠していると思われても仕方ないんですよ。そのことについての説明をしてください。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) 先ほど来お話の出ております交渉記録というのを調査をする過程におきまして、昨年二月下旬以降、これもお話が出ております決裁文書の書換えということを行っておった、それは国会答弁との関係を気にをしてと、気にしてというふうに御答弁を申し上げましたが、それと同様に、当時保管をしておりました交渉記録の廃棄を進めていたということも調査の過程で認められました。そのことを御報告を申し上げました。  おっしゃるとおり、基本的に国会答弁との関係を気にしてということでございますが、まさに国会で国会議員の先生方あるいは国民の皆様に御覧をいただいて、その上で御審議をいただいてその是非を問う、判断をしていただくということでございますので、そういう文書を廃棄を進めようとしていたということは、全く国会あるいは国民の皆さんとの関係で国会審議を冒涜したという批判を浴びても何の言い逃れもできないという状況だと思っております。誠に申し訳ないことでございます。深くおわびを申し上げます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 本当に国会を冒涜した行為だと申し上げます。  今回の三千ページ、これは契約の枢要な、重要な部分には関係のない事柄でありました。そして、今回新たに出された文書の中にも、総理夫人付きの谷さんから財務省に照会したという文書が含まれておりましたけれども、この文書を見ますと、財務省からはその回答として何の便宜も払えないという回答がなされておりますから、便宜が図っていないということがもう逆にはっきりしただけであって、特にこれ、何か隠す必要があったのかと、最初から全部出せばよかったんですよ。最初から書換えとか改ざんとかしなきゃよかったんですよ。  最初に出した国会答弁が間違いがあったんだったら、間違えていましたと言えばいいんです。それは、この国会で間違えていましたと言ったら大きな批判を浴びると思いますよ、叱責されると思います。そして、財務省の中でも上司にも叱責されると思います。しかし、それを書いてしまったものは、真摯にそれは認めるべきだと。それを、誤りを隠すためにこんなにも、三千ページもの、もう全部読んでもう首が痛くなって、これ、何でこんなことを時間を掛けて作ったのか。細かい作業、瑣末なこと、重要部分と何にも関係ないことを削除して削除して、何でそんなことが行われたのか。私は、早く調査をして国民の前に明らかにしていただきたいと思うんです。  矢野官房長、先ほど、あなた、事務方のトップでございましょう、いつ、いつ調査結果が出るのか、もう一回はっきり答弁してください。

矢野康治財務大臣官房長

○政府参考人(矢野康治君) お答えを申し上げます。  調査結果につきましてはできるだけ速やかにと思っておりますけれども、これにつきましては、先ほど理財局長も答弁しましたように、中における裏取りといいますか、きちんとした根拠付けをしながら調査を進めておりますのと、それから、捜査当局における捜査への影響についても配慮をせざるを得ませんので、その点については留意をさせていただきつつ、できるだけ詳細にかつ速やかに報告を出したいと思っています。  いつという言葉だけ明言ができませんけれども、できるだけ詳細かつ速やかに報告を出したいと思っております。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 あなたたち官僚は何のために仕事をしているんですか。自分のためですか、それとも保身のためですか。私たち政治家も官僚も、国のため、国民のために仕事しているんじゃないんですか。国民を幸せにするために仕事をする、そうやって国家公務員試験を受けて官僚になったんでしょう。  これに手を染めた人は大きな罪を犯しましたね。大きなものを傷つけました。官僚全体に対する信頼を失墜しました。夢を見て大志を抱いて官僚になった方も、真面目に仕事をしていた方もいたでしょう。だけど、官僚は皆、平気でうそをつく、そして行政は信頼できない、そして政治家も信頼できない、そのように国民が思ってしまったこと自体がゆゆしき事態なんです。  この公文書に至る一連の事態については、しっかりと調査をして早急に結果を出す、このことについての財務大臣の御意見をお聞かせいただきたいと思います。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 先ほどから森先生おっしゃるとおり、少なくとも決裁を得た公文書というものについて書換えを行うとか、また、ないと言っていた交渉記録についてこれまでに国会で答弁していた事実と異なるという説明したことにつきましては、これは大変申し訳なく、財務省のトップとして深くおわびを申し上げるところです。  今、矢野官房長の方から説明をいたしましたように、これは目下進行いたしております捜査がございますので、捜査に全面的に協力してまいると同時に、財務省として引き続き更なる調査を行います。その上で、こういった原因究明並びに再発防止といったようなことで、我々としては信頼回復に向けた努力というのを引き続き徹底してやっていかねばならぬと覚悟を新たにいたしております。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 捜査が進んでおりますけど、捜査機関に、資料も全部向こうにあるんだと思いますから限界もあると思いますけれども、今回、またこれに出すということで捜査機関に御協力をいただいて、これだけの資料がまた戻ってきた。やはり捜査は捜査、行政上の責任は行政上の責任として、財務大臣のしっかりとした責任追及、そして早急な国民の前の、原因の究明の調査結果、出していただきますようにお願いをいたします。  また、愛媛県の加計文書についてでございますけれども、先週の五月二十一日に愛媛県から当委員会に提出された文書、これについて最近毎日のように取り沙汰をされておりますけれども、その中に、平成二十七年二月二十五日に加計理事長と総理が面談し、総理からそういう考えはいいねと述べたとの記載があり、騒然といたしましたが、結局のところ新聞各紙の首相動静にそのような記述はなかったということでございますが、改めて総理から、この日に加計氏にお会いになったことがあるのかないのか、御発言をいただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、平成二十七年二月二十五日に加計理事長とお会いしたことはございません。  通常、総理大臣については、官邸においても、また自宅においても、記者の皆さんが出入りする人の名を逐一確認をしております。その首相動静で二月二十五日の前後についても調べたところでありますが、前年の十二月二十一日にお目にかかった後、次は四月七日にお会いしたということでございます。また、加計理事長も二〇一五年二月に私と会ったことはない旨のコメントを公表していると承知をしております。  また、いずれにいたしましても、加計理事長とはこれまで何度もお目にかかっておりますが、これまで繰り返し答弁してきたとおり、獣医学部の新設についてお話をしたことはございません。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 分かりました。  時間が残り僅かになってまいりましたが、実はこれが一番聞きたいことです。  風化が進んでいるんではないかと思います。地元に帰ると、国会でモリカケ問題ばっかりやっているなと怒られます。もちろん文書問題も大事です。しかし、ほかにもいろいろな重要な国政の課題があるだろうと言われるんです。  一つには、被災地の復興です。七年たってまだ家に帰れない不自由な暮らし、家族を失ってもう会えない、原発事故の直後に政府の捜索が入らなかったから、十分な捜索ができずに、今でもまだ御遺体を捜し続けている方がいるんです。苦しみ、悲しみ、それでも毎日生活していかなくてはなりません。この国会の審議毎日やっている間も、一日一日暮らしていかなければならないんです。必死で頑張っているんです。そういう人たちに光を当てるのが政治の仕事ではないんですか。  福島県の原発事故による風評被害は深刻です。放射線量は基準値以下なのに、頑張っても農作物が売れない、そういう理不尽な被害に遭っているんです。  今日は、復興大臣にも来ていただきました。自民党福島県連は、そういう県民の皆様の思いを吸い上げて、自民党の東日本大震災復興加速化本部に、そこで提言をした福島スペシャル、四十七億円二年連続、政府に応えていただきました。まさに政府・与党一体でやっていただきました。リスコミ加速化戦略も昨年十二月に打ち出しました、流通調査もやりました。しかし、その効果が出るまでの間に、風評被害というのは時間が掛かるんです。  今年になって東電が、賠償は応じなくなってきています。だから、今が一番つらいんです。例えば、土地改良区の償還金の返済、通常どおり請求されています。しかし、風評被害を受けている農家の方々は今が一番きついんです。この土地改良区の償還金というのは、津波被害のときの停止措置はあったんです。もう今それはなくなりました。だから、風評被害対策の停止措置などの支援が急務かと思います。  この問題を四月十日の農水委員会で私が質問をいたしましたら、農水大臣は、何が改善できるのか考えていきたいと答弁をいただきました。この問題は、農水大臣、復興大臣、連携してやっていただきたいと思うので、まず復興大臣の御答弁をいただきます。

吉野正芳自由民主党復興大臣

○国務大臣(吉野正芳君) 私が県会議員になってから三十一年たちます。そのときから土地改良区の償還金問題は問題となっております。そして、七年前のあの原発事故が発生し、加えて、風評被害も加わったわけであります。ただ、三十一年の私の政治生活の中で、償還金の問題について何もしていないということはございません。先人の方々が知恵を出して、それぞれにやっていると思います。  今、復興庁でやっている仕事として、個々の農家に元気を出していただきたいという事業をやっております。それは、ハンズオン支援事業といいます。それは、復興庁に大企業から出向している方々が本庁に約十五名おります。この方々が中心となって、大企業の持っているノウハウや、また専門家等を使って、利用して、新商品の開発から製造段階、そして販売まで一貫して支援をしております。従来持っている名刺では、こんな名刺で得意先に行って売り込みできるのかという、名刺の一枚から支援をして作り直している、そういう支援事業を取り組んでおります。これは、被災地だけでなくて、福島県全体の企業、なりわいの再生等で今頑張っているところです。  こうした支援によって、福島県全体で築き上げてきた農業のブランド力を取り戻し、県内各地域において意欲ある農業者を後押しできるよう、関係省庁と連携して全力で取り組んでいく所存でございます。  以上です。

齋藤健自由民主党農林水産大臣

○国務大臣(齋藤健君) 農水委員会での、私が何が改善できるか考えてみたいと申し上げたのは、議事録見ていただければ分かると思うんですけど、ちょっと違う流れでの御答弁だったと思いますが。  いずれにいたしましても、国営事業を始めとする土地改良事業に伴う償還金につきましては、とにかくこれを相当軽減したいということで努力をしてきておりまして、まず農家負担金の償還期間の延長ですね、これもやっております。それから、償還利息の相当額への助成。それから、農家負担金への無利子融資ですとか、各種の軽減策を今講じてきているところであります。  議員御指摘の、特に厳しい状況に置かれている福島県の土地改良区における国営事業の農家負担金につきましては、まず償還期間を十五年から二十五年に延長して、しかも、それによって年償還額を低減した上で、償還利息の相当額の六分の五を限度に助成を行い、利息を軽減しております。また、償還の平準化というものを図るために、融資機関からの借入れにより償還額を後年度に繰り延べて、その際発生する利息相当額は助成をさせていただくと。それからさらには、県、市町村によりまして独自の利子助成を行うなどしておりまして、例えば母畑地区では、年間の農家負担金を、十アール当たり五万七千円だったのが一万六千円まで軽減をするなど、その他の国営事業地区を大きく上回る軽減が図られてきております。  さらに、今後は、これまで地元で補助なしで行っていた施設の整備、補修に新たに補助事業を活用するなど、土地改良区や農家の負担を抑える一方で、先ほど復興大臣から答弁ありましたように、農地の条件整備や営農支援を行って、収益性の高い作物の導入を促すなど、農家所得の向上を図ることによって負担金を支払いやすい環境づくりに取り組む必要があると考えておりまして、この点につきましては、福島県、市町村及び土地改良区と連携をして、委員御指摘のように、各種支援策の現地での活用が図られるよう、きめ細やかな対応を図ってまいりたいと考えているところでございます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 時間が迫ってまいりましたけれど、最後にロシアについてお伺いします。  二十四日から二十七日まで、今年三月のプーチン大統領の再選後初めてとなる日ロ首脳会談に臨まれました。長年の懸案事項を解決するためにも、まずは首脳同士が率直に意見交換を行うということ大事ですし、また、北朝鮮の問題もこの間非常に動きがあって、米朝首脳会談の中止報道、それからその後の再開するかのような動き、そして電撃的な二回目の南北首脳会談があった中で、北朝鮮問題のキーパーソンのプーチン大統領と会ったということ、非常に大きな意義を持つと思いますが、安倍総理からその成果についてお聞かせください。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、今回サンクトペテルブルクで開催された国際経済フォーラムに日本の首相としては初めて出席をいたしました。マクロン大統領とともに非常に意義深い議論ができたのではないかと思っております。  モスクワにおいては、プーチン大統領と、新政権が、ロシアの新政権がスタートを切って初めての首脳会談を行いました。これが二十一回目となるわけでありますが、長門の会談において、平和条約問題を解決するとの真摯な決意を共に表明した、あの長門会談から新たな日ロ関係がスタートしたと思っております。そして、北方四島における共同経済活動、あるいは元島民の皆さんの墓参等の人道的措置、具体的な成果が出てきております。この作業を更に進めていくということについて議論をしたところでございます。  言わば、こうした今申し上げたようなこと、特に共同経済活動については新たな段階に入ったと、こう思っております。具体的には、本年七月又は八月を目途に事業者中心のビジネスミッションを四島に派遣すること、その後、日ロ次官級協議を開催することで一致をし、さらに、五件のプロジェクト候補の内容について具体的な進展を確認しました。また、元島民の方々の航空機による特別墓参を、天候が許せば七月にも実施することで一致をいたしました。さらに、安全保障分野の対話を更に促進するために、本年後半に日ロの2プラス2を開催することでも一致をしたところでございます。  北朝鮮情勢については、相当突っ込んだ話をしたところでございます。日朝平壌宣言にのっとり、核、ミサイル、拉致問題を包括的に解決をし、国交正常化を目指していくとの我が国の一貫した立場を説明し、プーチン大統領から理解を得ました。また、北朝鮮の完全、検証可能、不可逆的な非核化をうたっている安保理決議の履行が重要であるとの日ロ両国の立場を踏まえ、米朝首脳会談が開催され成功するよう後押ししていくことで一致をしたところであります。拉致問題についても、早期解決に向け、プーチン大統領に支持と協力を呼びかけ、理解を得たところであります。  加えて、今回の会談では、八項目の協力プランの具体化が進んでいることを首脳間で確認し、協力の進展を歓迎をしました。協力プランの下で百三十件を超える民間プロジェクトが生み出されています。  北方四島の帰属の問題を解決をして平和条約を締結するという基本方針に基づいて、引き続きロシアとの交渉に粘り強く取り組んでいく考えでございます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 それでは最後に、総理に伺います。御決意を示していただきたいと思います。  この公文書問題について、うみを出し切るとおっしゃいました。そのことについての御決意、早期な原因究明とその結果を明らかにしていただきたいと思います。そして、福島県の復興の風評被害についての御支援も言及いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 公文書の問題をめぐっては、国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがす事態となっておりまして、行政の長である内閣総理大臣、最終的な責任は私にあるわけでありまして、責任を痛感をしております。しっかりとうみを出し切って、組織を立て直し、国民の皆様の信頼を勝ち取るために全力を挙げていく考えでございます。  また、福島の風評被害につきましては、先ほどもお話があったところでございますが、厳しい状況に置かれている福島の農家の皆さんの気持ちに寄り添いながら、できる限りの支援をしていくというのが安倍内閣の方針でございます。  土地改良の償還金についても、既に償還期限の延長や利息負担の軽減などにより農家負担の軽減に取り組んでまいりました。さらに、今後、先ほど農林水産大臣が答弁をいたしましたが、所得向上に向けた支援などを行うことで、負担金を支払いやすい環境づくりにもしっかりと取り組んでまいります。  引き続き、被災地の農家の皆さんの声にしっかりと耳を傾けながら、福島の農業の復興に全力で取り組んでいく考えでございます。

森まさこ自由民主党・こころ

○森まさこ君 終わります。ありがとうございました。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で森まさこ君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、増子輝彦君の質疑を行います。増子輝彦君。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 おはようございます。国民民主党の増子輝彦でございます。  今日は、党と新緑風会の代表として、公文書等を含めた内外の諸情勢についてのこの集中審議で質問をさせていただきたいと思います。  総理、ロシア、御苦労さまでした。大変急な、急というか窮屈な日程の中で、成果があったかどうか、後で時間があればお尋ねをしたいと思っております。  ザギトワさんのあのマサル、秋田犬、大変話題になって、私も良かったなと、両国の親善はそういうことから始まるんだろうなと思いつつ、総理がロシアに行かれて、今のこの国会の情勢や日本の情勢について、どういう心境でロシアでお過ごしになったのかなと、何となくそんな思いを持ちました。  総理、どうでしょう。今の日本のこの政治情勢や国会情勢、どのように感じておられるのか。もう毎回同じことの繰り返しのような気がします。ですから、今日は、役人の皆さんには出席をいただかないで、総理と麻生大臣とでしっかりとこの議論をしていきたいというふうに思っております。  昨日の世論調査の結果を見ても、相変わらず、総理のことについて信用できないが七〇%も実はあるということ、あわせて、昭恵夫人にも引き続き説明責任をすべきだということは、高い六五%前後の数字が出ているということ。  私は思うんですが、一連の森友あるいは加計、これらに関わる公文書の扱いの問題が極めてこの日本の政治、行政をゆがめているんではないだろうかと。なぜこのようなゆがみが生じてしまったのかという原因追及はもちろんしなければいけません。あわせて、誰がうそをついているのか、当事者の誰がうそをついて、何の目的でこういうことが起きているのかということもまた国民の皆さんの大きな疑念があると思うんです。  やっぱり、我々は、国会の立場の中で今ただしていかなければいけないのは、改ざん、隠蔽、破棄そして虚偽答弁、こういう問題がこの国会中に蔓延をしているというこの状況を一日も早く打破しなければ、総理の信用の問題だけではなくて、国会そのものの信用、あるいは我々国会議員全ての者の信用というのがなくなってしまっているという状況を深く我々は反省をしながら、一日も早くこの問題を正していかなければいけないんではないかと思っているんです。  先ほど、前の質問者、地元ではそんなことやっている必要ないという声が圧倒的だと言うけど、同じ福島県ですが、私も週末に地元で随分いろんな会合出ましたけれども、増子さん、早くあの問題に決着付けてほしいよと。福島復興再生も大事だと、それはしっかりやってもらわなきゃいけないけれども、国が信用できない、総理が信用できない、政治家が信用できない、うそつくのは当たり前だと、こんな政治状況ということを我々は一日も早く払拭をしていかなければいけない責任があると思うんです。  総理、こういった問題についての現在総理の率直な心境、こんな国会や政治の状況でいいのかどうかということについて、これは役人の書いた答弁書ではなくて、総理の率直なお気持ちで御答弁いただきたいと思いますが、どういうふうに感じておられますか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは何度も答弁をさせていただいておりますように、公文書の問題をめぐる問題等において国民の皆様の行政に対する信頼を揺るがす状態になっているわけでございまして、行政府の長としてその責任を痛感をしているところでございます。  行政の最終的な責任は内閣総理大臣たる私にあるわけでございますので、その責任を痛感しながら、まずはしっかりとうみを出し切ることによって、そして組織を立て直し、国民の皆様の信頼を再び勝ち取っていかなければならないと、このように考えております。  同時に、日々、行政、外交に関わる問題は様々多岐にわたるわけでございまして、遺漏なきように私も全力で取り組んでいるところでございます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、全てうみを出し切る、うみはどの程度出たんでしょうか、どうやって出すんでしょうか、いつまで出すんでしょうか。これ、いつまでも同じことの繰り返し。役人の皆さんに質問すると、速やかに調査をして出したい、速やかに結果を出したいといって延々と、もう長時間たっているんですね。  それで、総理、もう一つは、総理の過去の答弁から、実は御案内のとおり、総理が、もし自分が加計や森友に妻と一緒に少しでも関わっていたら、総理大臣はもちろんのこと国会議員も辞めると発言を、答弁をした昨年の二月十七日の衆議院予算委員会以降、いろんなことが起きているんです。あわせて、佐川元理財局長が、二月二十四日、昨年の、この参議院予算委員会で、交渉記録はありません。まさに、総理のあの発言以降、佐川さんの答弁、役所の関係の様々な隠蔽、改ざん、破棄、虚偽答弁が行われたと私は深く憂慮しております。  総理、是非、うみを出すのは、どういう形で出すのか、具体的にいつまで出すのか、昭恵夫人に対しての説明責任をどうされるのか、そのことについて総理の御答弁いただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、日報の問題については、既にこれは防衛省から発表しているとおりでございまして、詳細にわたって御説明を既に……(発言する者あり)いや、これ、今、行政全体についてお話をさせていただいているところでございます。(発言する者あり)いや、最初に、最初に、それぞれどれぐらいに出したのかという御下問があったんですが、あれはお答えをしなくてよろしいんでしょうか。(発言する者あり)ああ、日報はよろしい。  そして、財務省の問題につきましては、先ほど森まさこ議員とのやり取りでもあったわけでございますが、財務省から文書が出されたわけでございます。書換えが行われていた、あるいはないと答えていたものがあったということについては、私も行政府の長としておわびを申し上げる次第でございます。  そして、その上において、私が答弁をした以降起こったということでございますが、しかしですね、そもそも、そもそもですね、これは私が、また妻も事務所も関わっていないということは明らかであります。  書き換えられたと言われている……(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 御静粛にお願いします。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いや、済みません、ちょっと委員長……(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 御静粛に、御静粛に。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いやいや、私、なかなか答弁しにくくなるものですから、いや、答弁しにくくなるものですから、なるべく静かに、私も誠実に答えようとしているわけでありますから……(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 御静粛に。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) なるべく静かに、お静かにしていただきたいと、このように思うところでございます。  そして、今またちょっと最初から申し上げますと、言わばですね、言わばですね、これについては、書き換えられたと言われている文書、また改ざんされていると言われている文書を見ましても、私や妻の関わりが、言わば関与がないのは明らかでございます。  それと、私がそう答弁したときには、既に私の妻は名誉校長を務めていたわけでございます。ですから、当然、名誉校長に関わることという文脈で私はあの発言をしたわけではないわけでございまして、ですから、それが起点であるということでは私は全くないんだろうと、このように思います。  まあ、皆さんとしてはそれが起点ということであると、こう主張しておられるわけでありますが、しかし、それはしっかりと、先ほど森まさこさんがおっしゃっていたように、二千ページ、三千ページの資料を本当にちゃんと読み込んでいただければ、実はどういうことだったかということについてもだんだん分かってくるのではないかと、このように思います。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、私の質問に全く答えていないんです。  うみが、徹底的に出すとおっしゃいましたよね、それで国民の皆さんに信頼回復をすると。うみはどの程度出たんですか、いつまで出すんですか、全てを。そして、国民の信頼を勝ち得るためには具体的に何をされる予定なんですか、うみを出すということは。そのことをお聞きしたんです。多分、今同じことを聞くと同じことを答えると思うので、これは、いいです、いいです。  それで、総理、実は加計問題と森友問題と、まさに御夫婦ですみ分けがうまくいっているような形の中で関わっているんですよね。森友は昭恵夫人、加計は総理御自身、これ見事に分けられているんですよ。しかし、お二人が何らかの形で関わっているということは、これ明々白々なんです。  それでは、森友の関係について御質問させていただきたいと思います。  今、総理がおっしゃった、昭恵夫人が関わっていないということですが、資料をお渡ししておりますが、パネル出してください。(資料提示)資料、行っていますか。昭恵夫人に関する記載ということで、実はパネルを作らさせていただきました。  ここに、二〇一四年の四月二十五日から二〇一六年の三月三十日までの間がずっと記載してある。この中に昭恵夫人の記載がこれだけ出ているんです。一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、十一、十二、十三、十四か所。これ、交渉記録の記載ですよ。これは佐川さんが破棄をしたと言う交渉記録なんです。ところが、出てきたんです。三千ページ、四千ページの中の一つかもしれませんが、そんなことに全部昭恵さんが関わっていたら、これ大変なことですから。当然、昭恵夫人が関わっていた部分を取り出したことは間違いありませんが、総理夫人としてこれだけのことに関わっているという記載が財務省の交渉記録の中に書き込まれているんですよ、総理。  これでも奥様は、昭恵夫人は全く関係ないということでお考えなんでしょうか。何らかの関わり合いはあったけれども不正はしていないというお考えなのか、御答弁いただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、不正はしていないということははっきりと申し上げておきたいと思います。  不正というのは何でしょうか。不正というのは、例えば金品を授受をして、授受をしてですね、行政にこれはこういうふうに政策を変えろと、こういうことであります。これがまさに今まで政治の世界においては大きな問題になってきた、贈収賄として問題になってきたところであります。まず、それでは全くないということは申し上げておきたいと。  そして、そういう私は文脈の中において、一切関わっていないということを申し上げているわけでございます。そういう質問が出たときには、それは今までも……(発言する者あり)いや、今までも何回もそういう私は答弁をもうこの一年間ずっとやっているんですから、同じ答弁をさせていただいております。  そこで、今挙げられましたから、それをお答えをさせていただきますと、四月二十五日の昭恵氏が視察、講演というのは、これはもう既にこれは出ている話でありまして、何回も既に議論されていることでございます。そして、昭恵氏がいい土地ですから前に進めてくださいとこれ述べたという、これ籠池さん、昭恵が直接述べたというテープがあったわけでも何でもないんです。よくテープを取っておられる方でありますが、それは全くテープを取っていない、伝聞、伝聞というよりも籠池さんが言っている話でしかないし、また別の場所では、うちの妻はいい田んぼですねと言ったということを証人喚問で述べている、証人喚問ではこれを述べずにこちら側が出ているという話であります。  ということでありまして、あとはもう既に出ていることがまたあれに書かれているだけの話でありまして、それは何も新しいことではないわけでありますから、それを削除する必要は全くないし、そういう意味におきましては、私もまた妻も、言わば土地の……(発言する者あり)済みません、ちょっと委員長、注意していただけますか。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 御静粛にしてください。御静粛に。時間がたちますよ。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いや、これは、これはなかなか答えにくいんですよ、周りでわあわあされますとですね。(発言する者あり)いや、それは、いや、だったら、その気にするような雑音を出さないように増子さんからも伝えていただきたいと、このように思います。  そこで、今まで申し上げておりますのは、もう再三これは申し上げているわけでございますが、まさにこれは、私や妻が、また事務所も関与していないということは申し上げているわけでございます。これは土地の売却や認可には関わっていないということは、関与していないということは今までも繰り返し何回も申し上げているとおりでございます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、雑音気にしないで私とやりましょう。皆さん、静かにやじってください。  総理、実は、なぜそれならば、こういう財務省の交渉記録を破棄したというような形を言うんですかね、記録を。これ、出てきたんですよね。やっぱり何か問題があるから、佐川さんがこれは破棄したという答弁を委員会でされている。しかし、交渉記録が出てきた。  この中で、問題は、それは佐川さんも、あっ、ごめんなさい、籠池さんの言ったこともありますが、現実に幼稚園を視察され、講演をされ、学園で、又は幼稚園でもまた講演をされ、名誉校長にも就任された、それはそれでいいと思うんですよ。多分その思想に共鳴をされて、心底自分もいい学校だなと思ったと思うんです。それはいいんです。私が不正と言ったのは、これは行政がゆがめられるような力が昭恵夫人のこのやっぱり言動によって起きたのではないかという疑問を持っているんです。これは国民もそう率直に思っているんです。  しからば、二〇一五年の十一月十日、首相夫人付き政府職員の谷さん、谷査恵子さんがなぜ財務省に、安倍総理夫人の知り合いの方が近畿財務局管内の国有地でというくだりがありますが、昭恵夫人の、谷さんがそんなことをなぜ問い合わせてそういう交渉をすることが必要なんでしょうか。誰の指示でこれをやったんでしょうか。  何か今井さんが今回ある雑誌のインタビューに対して、谷さんは自分が首相夫人付きにしたというようなことが言われておりますが、今井さんからそういう指示を受けたのか、あるいは昭恵夫人から谷さんがそういうことを指示を受けたのか、ここのところをはっきりしないと、常識的に今の官僚制度のこの機構の中で、谷さんが自分でこんなことをやるとは到底思えない。これは、そんなことできないんです。これは重大なことなんです。  このことについて、総理、全くこの問題について、なぜ谷さんが、昭恵夫人の意を受けてと私は思っているんですが、こういうことが行われたのか、これ理財局から誰の指示によって行われたのか、ここが極めて重要なポイントだと思うんです。総理夫人付きの秘書ですよ。それも優秀な官僚ですよ、ノンキャリアであっても準キャリアで。このことはしっかりと総理も認識をしてもらわなきゃいけない。  なぜ昭恵夫人が谷さんのこの関係で関わりがないと言えるんでしょうか。総理夫人付きでない、ごく一般の官僚ならそれはいいんです。総理夫人付きの谷さんがなぜこういう問合せをされたと思いますか、お答え願います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これについては、もう昨年来ずうっと同じ答えをさせていただいておりますし、今度のことについても全くこれは新しい事実はないわけでございますが、これはもう何回も何回もお答えをさせていただいておりますから、正確にお答えをさせていただきたいと思うわけでございますが。  まず、行政をゆがめたということでございますが、まず初めに、全くそれは事実とは違うわけでございまして、ゼロ回答でございますから行政には全く関わりがないわけでございまして、なぜあのようないろいろな変化が起こったかということについては、むしろ三千ページをちゃんと真面目によく精読をしていただければ、それは全く谷さんがですね……(発言する者あり)それはみんな読んでいる、みんな読んでいるという今やじがございましたが、みんな三千ページ読んでいるわけがないじゃないですか、三千ページは大変なんですから。それで、そこは、そこについてはですね……(発言する者あり)今、俺はというやじがございましたが、それは、俺はというのは自分だけはということかもしれません。  そこで、言わば大切なことはちゃんと読んでいけば分かるはずなんですよ。自分たちの興味を持っている方向に向けていきたいということがあれば、もしかしたらなかなか方向が違っていくかもしれないのかなというふうに、これは私の感想でありますが、そこはちゃんと読んでいただければ真相に近づいていくこともできるんだろうと、こう思うわけでございますが、この谷査恵子さんにつきましては、これはもう昨年からずっと答弁をしているように、事実上のこれは全くゼロ回答であります。  そこで、谷夫人付きと財務省とのやり取りの点については、既に国会で何度も答弁をしておりまして、新たな内容ではなく、既に出ている話であります。夫人付きからのファクスの関連で妻は籠池氏から何度か留守番電話に短いメッセージをいただいたが、土地の契約に関して具体的な内容については全く聞いていなかったという、これまでも申し上げてきたとおりでありまして、そして、御指摘の交渉記録において記載されている、優遇を受けられないかという件は、これはあくまで籠池氏側が夫人付けに宛てた手紙に書かれたものであります。  夫人付けから財務省への問合せの内容は、当時、介護施設に対し定期借地の賃借料について優遇措置が検討されており、その優遇措置の対象に学校法人は含まれないのか、また、学校法人にそれを拡大する予定はないかを問い合わせたものであります。つまり、これは制度上の問合せであります。財務省からそのような予定はないことを回答しており、このことは財務省からも国会において既に同様の答弁がなされている、何回も同様の答弁がなされていると承知をしております。  また、夫人付きからの財務省への問合せは国有財産制度に関するものであり、仮に籠池氏側から財務省に対して直接問合せがあったとしても同様に答える内容であると承知をしております。つまり、夫人付きから財務省への問合せは、値下げをしてくれ、優遇してくれということではなくて、こういう制度があるのか、これは適用されるのか、制度に関する問合せでございます。  これまでも申し上げてきたとおり、私や妻がこの国有地払下げや学校の認可に、もちろん事務所も含めて、一切関わっていないということは明確にさせていただきたいと、こう思うわけでございますが、これは四月十一日の予算委員会において、今の今井秘書官の話について私はこのように答えているところでございます。  今井秘書官は、国会で取り上げられた頃、昨年の三月……(発言する者あり)いや、聞かれたんじゃないの。あっ、それだったらよろしいです。いや、今井秘書官の名前を挙げられたので……(発言する者あり)あっ、質問か意見かちょっと分かりにくかったものでありますから、お答えをしようと、丁寧にお答えをさせていただこうと思ったので。  しかしながら、私の妻が名誉校長を務めていたことで関わりがあったのではないかと国民の皆様から疑いを持たれたことは当然のことだろうと思います。そういうところまで思いが至らなかった点については反省をしているところでございます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、質問のことだけ答えてください。  総理、やっぱりこれ、谷さんが勝手に、私、やるとは到底思えない。  改めて、委員長、谷査恵子さんの証人喚問を要求したいと思います。お願いします。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 それと、麻生大臣、先日の予算委員会理事懇談会において、佐川前理財局長の答弁に合わせて不都合な資料を廃棄していた旨の報告が理財局からありました。そして、富山さんも、国会答弁の関係でこういうことをやったというふうに言っているんですが、このことについて調査中で、誰の指示でこれをやったのかということをまだ判明していないと言っているんですが、このことについて、佐川理財局長の答弁に合わせて不都合な資料を廃棄していたという理財局の驚くべき報告なんですが、このことについて、麻生大臣はこういうことを認識しているんですか、報告受けているんですか、理財局から。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 今の御質問というのは、その今の調査に関して今内容を知っているかという御意見……(発言する者あり)報告を受けているか。  調査中という報告は受けております。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 佐川理財局長の答弁に合わせて不都合な資料を廃棄していたということについての報告は受けましたか。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 二十三日でしたか、提出をさせていただいた文書、出させていただいた、三部作で出ている文書の関連のときに報告を受けております。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 これについてどういう感想を持ちました。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 私どもとしては、目下調査中という話ではありましたけれども、これはゆゆしきことだと思って、最初から、事実とすればゆゆしきことと申し上げてきたとおりです。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 今回の森友問題については、何度も申し上げますが、なかなかこれ解明ができない。やっぱりしかるべき当事者、誰が何をしたのかということ、誰の指示で何をしてきたのかということが解明されないといけないと思います。そういう意味では、それぞれの関係者にはしっかりと私は国会に出てきて話をしてもらうことも必要だと思っています。  三月二十六日、総理に、昭恵夫人に対しては、国会に来ることが大変ならば違う形の中で記者会見をして、そのことを何らかの形ではっきりと私は関係ないと証明されればいいのではないですかという提案をさせていただきましたが、やっぱりここは、この谷さんの問題も含めて、これだけ昭恵夫人のことがいずれにしてもこの交渉記録の中にも出てくるならば、総理、昭恵夫人に何らかの形でやっぱり私はきちっと国民に対して説明する責任があると思うんですが、どうお考えになります。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 妻については、先ほどパネルで挙げられましたから、書換えと関わっているかどうかということについて一つ一つ、これ書換えと関わっていないということを御説明をして、途中でもう説明は要らないということで説明はやめましたが、それは関わっていないわけでございますし、唯一、その谷さんから、夫人付きから問合せがあったということについては、これ、いずれにいたしましてもまず先ほど申し上げましたようなことでございまして、それが全てであります。制度的なことを聞いて、そして、これは別に谷夫人付きから聞かなくても、籠池氏から聞かれても同じであったということは財務省から既に答えている話でございます。  そして、妻が谷さんに対して指示したのではないかという先ほどの御質問だった。それに私お答えをしようと思ったら遮られたところでございますが、それは平成三十年の四月の十一日に、これは枝野委員とのやり取りで私はお答えをしているわけでございまして、これはそのときの答弁でございますが、今井秘書官は、国会で取り上げられた頃、昨年の三月、本件の事実関係について確認するため、谷さんから電話で事情を聴いた。その時点で谷さんから、国有地払下げ問題については籠池氏側から、これは私の妻にではありません、妻にでは。その点で谷さんから、国有地払下げ問題について籠池氏側から、これは私の妻にではありますが、妻に留守電が幾度となくあった後、自分、自分というのは谷さんでありますが、自分が籠池氏側からの問合せについて財務省に照会し、その回答をそのまま籠池氏側に返答したことはあると。それは自分、これは谷さんでありますが、自発的にやったものであり、妻には返答する前に報告したことを確認したということであります。  このように私から全てお答えをさせていただいている、総理大臣としてお答えをさせていただいているところでございまして、言わばそういう意味においては必要がないのであろうと、このように考えております。(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 答弁者にお願いしますが、聞かれた中身について答弁をいただくように、的確に、そして簡潔にお願いしたいと思います。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 時間が幾らあっても足りないということは、これ過去のことも含めて明らかであります。  総理、一つ提言をさせていただきたいと思います。  この後、加計も少しやらなければいけません。森友、加計、こうやって、生産的でないとよくおっしゃいますが、この原因をつくっているのはやっぱり当事者それぞれの皆さんですから、国会もこれだけ隠蔽、改ざん、破棄、虚偽答弁的なものが行われているならば、こういう問題を予算の集中委員会とはまた別に、前にも私は調査会的なものをつくるべきではないかと言ったら、大変敬意を表するなんという珍しく総理から温かいお言葉をいただきましたけれども。  これ、パネル出してください。  総理、我が党の、国民民主党の国対委員長、衆参の国対委員長が、特別委員会的なものをつくってこの問題は徹底的にやる必要があるのではないかということを実は提言をさせていただきました。過去に、ロッキード問題以降、特定事項を調査するために設けられた主な特別委員会と開会回数ということがお手元の資料にもありますが、これは是非私は設置してこの問題は徹底的にやらないと、いつまでも同じことの繰り返しで、これ何年も何年もひょっとしたら続くのかもしれません。総理がいつまで総理をやられるかは別として、この問題決着付けないと、信用されていない七〇%の国民の皆さんが納得するためにはやはりこういうことは必要だと思うんですね。  是非、いや、私は行政の長で、国会が決めることだと言うけれども、自民党総裁でもあるわけですから、是非、総理、こういう特別委員会を設置するということを、自民党の総裁としても、あるいは行政の長としてもしっかりと認識をしながら、こういう特別委員会設置ということについてしっかりと私は対応していただければ、国民の皆さんも一歩でも二歩でもこれが解明進むのではないかというふうに思われると思います。  この設置についての御見解、是非進めていただきたいという要望も含めて、お答え願いたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは今、例としてロッキード問題ということも挙げられているわけでございますが、ロッキード問題というのは、何人もの議員が言わば大きな巨額のお金を受け取り、あるいは逮捕された、あるいは起訴された事件でございまして、それと比較されるのはいかがなものかとは思いますが、国会においてそれはお決めになることだろうと、このように思うわけでございます。  先ほど委員長からも答弁を簡潔にということで、私も気を付けますが、しかし、不正が行われていたと言われれば、それは質問の中になくても、私はこれ反論しなければならないわけでございまして、そういう反論はさせていただきたいと、このように思っているところでございます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、この委員会をつくって、そういう疑いがあり、なおかつ行政がゆがめられ、虚偽の答弁が行われ、改ざん、隠蔽が行われている事実を明らかにしていく責任が我々国会議員、国会にあるんではないですかという前提でやっているわけですから、是非、そのことは総理、重く受け止めていただきたいと思います。  いずれにしても、森友、まだまだこのままでは、長くこの国会の中でやっていかなければいけない。昭恵夫人がいつまでも疑われるというのはやっぱり御主人としてもつらい思いがあると思いますから、できるだけ早くこの問題に決着を付けるためにも、私はこういう形、特別委員会を設置してやればいいと思います。  ロッキードとは全く性格が違うんです、この問題は。ロッキードだけを取り上げないでください。そこに六つの委員会の例があるわけですから、十分その中の範疇に入るものと私は思っているわけです。  質問を変えます。総理、加計問題の件について。これは総理が直接です。  総理、常識的に考えて、加計さんと全くこういう話はしていないというのが不思議なんです。あの提示された愛媛県からの新文書の中における日にちも含めて、全くこういうことは加計さんと今まで、一月、昨年の一月二十日まで話していなかったんですか。これ信じられないんです。  端的に、そういう話は全くしていないと改めて答弁されますか。確認します。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今までも答弁してきたとおり、全くしておりません。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 これは、やっぱり友情というのはそんなもんじゃないと思うんです、友情は。長い間、三十五年以上の腹心の友であれば、それは何らかの、やってくれということではなくても、そのぐらいの話題はあると思うんですね。まあ、それはそれとして結構です。  いずれにしても、愛媛県の新文書、これについては、やはり中村時広知事もしっかりと、このことについては職員を信頼していると、まさにこれは我々が掲げた本当の公文書だという言い方もしています。中村……(発言する者あり)メモ、メモでも、まあ、メモです。彼は、だって、ちょっとパネル出してください。  総理、次の資料を見てください。  これは、ここの資料に書いてあるとおり、旅行命令書、精算請求書、そして復命書まで出ているんですよ、これ。これはメモという範疇を超えて、まさに愛媛県の公文書なんですよ。これ、そうなんです。そういうふうに……(発言する者あり)そう、有印公文書なんです。この中で中村時広知事は、これはしっかりと重く受け止めてもらわなければいけないと、いろんなことをおっしゃっています。  総理、やっぱりこの問題についても明らかにしていく責任が総理にはあるんです。三十五年来の腹心の友、もうちょっと長いのか分かりませんが、全くそういう話が出ないなんてことはあり得ないんです。ですから、そういう面も含めて、是非このことについても解明をしていかなければいけないと思っています。  委員長、この問題も解明するために、中村時広愛媛県知事の参考人招致をお願いしたいと思います。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、今回のこの文書を否定をするということに多分なっているんでしょうけれども、愛媛県職員がうそをついているというふうに思われていますか、どうぞ。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これも何回か答弁をさせていただいているところでございますが、御指摘の平成二十七年二月二十五日に加計理事長とお会いしたことはございません。通常、総理大臣については、官邸においても、また自宅においても、記者の皆さんが出入りする人の名を逐一確認しています。その首相動静にも載っておらず、自宅も含めて、会ってはいません。  加計学園も、理事長が、二〇一五年二月に私とお会いしたことはない旨のコメントを公表していると承知をしております。また、加計学園は、実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとのコメントを発表したと承知をしています。  なお、当時の加計学園からの連絡については、今治市長は、当時は非常に厳しい状況で、獣医師会等の圧力により諦めかけていたときだったので、希望を失わないでやっていこうという激励の意味もあったと捉えている旨コメントをしていると承知をしているわけでございます。  その上で申し上げれば、加計理事長とはこれまで何度もお目にかかっておりますが、これまで繰り返し答弁してきたとおり、獣医学部の新設について話はしたことはないということでございまして、四十年来の友人ではありますが、私の地位を利用して何かを成し遂げようとしたことはないという関係でございます。これは今までも繰り返し答弁をしてきたところでございます。また、今申し上げましたように、改めて申し上げますと、この御指摘の日にちに会ったことはないということでございます。

増子輝彦国民民主党・新緑風会

○増子輝彦君 総理、今治市長も、二月二十五日、そういう報告を受けたと、会った、いいねと言われたということを報告受けたというふうに言っています。これ、中村知事も今治菅市長もそういう形で両方とも言っているんですから、二人の言っていることは私は記憶の限りでは正しいと思うんですね、そういう意味で。彼らはちゃんとそういう認識で、文書でも見ているわけですから。  ここのところは、総理、何も官邸に行ったこと以外に会えること幾らでもあるじゃないですか。過去に何人もそういう方会っているじゃないですか。私も動静に入らない中で随分官邸に行ったことありますよ。そういうことを含めて、ここはしっかりとしていただかなければいけないと思うんです。  この問題についても、是非、総理、解明をしていかなければなりませんので、これ、特別委員会がなければ徹底的にやっぱり予算委員会通しながらこれは解明をしていかなければいけないということをあえて申し上げておきたいと思います。  それと、麻生大臣、これ、いろいろと大変だと思います。本心では、何で俺がこんなことで苦しまなきゃいけないのかなと思っているのかもしれません。俺の関係していることじゃないんだと。まあ、安倍さん御夫妻の問題だけど仕方ないなと思っているのかどうか分かりませんが、これは総理の責任も、同時に麻生大臣のやっぱり大臣としての責任もありますが、是非徹底的に解明していただくことをお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で増子輝彦君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、福山哲郎君の質疑を行います。福山哲郎君。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 立憲民主党の福山でございます。どうかよろしくお願いします。  もう一年以上、私たちは国会で森友、加計問題に付き合わされています。もううんざりしています。国会で当初から正直に答弁をし、資料をしっかり提出していたら、もっと違う審議になっていたのではないかと思います。改ざんや虚偽答弁、資料を廃棄するという前代未聞の異常状態が続いています。安倍内閣の言葉が全く信じられない状況になっています。  そんなさなか、先週、データの二割が誤っていた働き方関連法案を強行採決をしました。また、過労死家族の会の要望、総理との面会も、結局、総理はされませんでした。権力行使に対して謙虚さのかけらもないと、私は非常に残念に思っております。  いろんな、森友も加計も、そして防衛省の日報問題も、新たな事実、廃棄して、なかったものが出てきたりすることが横行しています。新事実、新しい証拠が出てくれば、本来なら誰かが責任を取り真相究明に進むはずなのが、誰も責任を取らない、そのことの繰り返しが延々と続く、本当に情けない国会の状況になっています。私たちも他の課題やりたいです。予算委員会で外交も経済もやりましょうよ。しかし、これ、ほったらかすわけにいかないんですよ。  ちょっとパネルを見てください。(資料提示)これ、最近の安倍内閣のパターンです。何かあれば、調査中で答えません。それも、国会の国政調査権、国会の委員会よりも内部の調査が優越するなんてことはあり得ません。捜査も、司法への介入は一定抑制しなければいけませんが、司法があるからといって、国会で審議を拒否をしたり情報を止めたりすることは必要ありません。記憶の限り何々しません、記憶にございません、廃棄しました、これをずっと続けてきました。総理に至っては、指示していません、国会がお決めいただくことと言って、全部それで逃げました。そして、丁寧な説明、うみを出し切る、再発防止、言葉だけはこう言われるけど、全く真相究明にはつながっていません。  結果、改ざん、虚偽答弁、廃棄、明らかな新事実、証拠が出ると、今日のこれまでの答弁も同じです、前の強弁を繰り返し、言葉だけで反論をして、反証全くありません。  総理、普通なら、新しい事実が出てきたり、これ、まさに、ないと言われていた交渉記録です。これ、一部ですよ。こんなのが出てきたら、普通は内閣総辞職か、どなたかが責任を取るものだと思います。いかがですか、総理。普通ならそういうものじゃないですか。それが憲政の常道ではないですか。  総理がもし我々と同じ野党で、一年こんなのに付き合わせていたらどう思われますか、お答えください。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) もし私たちが野党であれば、しっかりと真実が何かということについて、それを見極めていくんだろうと、このように思います。いずれにいたしましても、いずれにいたしましても、我々も、いや、真実に近づこうと努力するはずであります、我々であればですね。  我々も、今こうした事態に至ったことについては責任を痛感をしているところでございまして、組織を立て直していくことについて全力を傾けて責任を果たしていきたいと、このように考えております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 今、野党なら真実を明らかにしていく、そうおっしゃいました。今、自民党は与党だから自民党の中から声が上がらないということですか。私は非常に情けなく思っていますよ、自民党から声が上がらないことが。  今、これ、行政府と立法府の関係が完全に壊されているんですよ。国会が政府に改ざんをされ、虚偽の答弁をされ、ばかにされているんですよ。我々国会議員はみんな国民に選ばれています。それは、国民を実は国会でだましているということだと思います。  総理、我々が、この国会ひどい状況が続いています、内閣不信任案を突き付けたとしたら、解散をされて受けて立つ用意はおありですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 仮定の質問にはお答えすることはできません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 総務省にお伺いします。  中村知事が真実を明らかにするという重い決断で出された文書あります。二十七ページの復命書でございますが、この復命書、普通なら虚偽であるとか作り話を書くものではないと考えますが、いかがですか。

宮地毅総務大臣官房総括審議官

○政府参考人(宮地毅君) お答え申し上げます。  お尋ねの文書につきましては、事実関係を承知する立場にありませんので、お答えは差し控えさせていただきます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 分かりました。じゃ、愛媛県のものに対しては事実関係はお答えできないと。  じゃ、一般的に、自治体はそれぞれの規則、愛媛県処務細則、例えば青森の場合には職員服務規程、沖縄の場合にも職員服務規程でこの復命書を位置付けています。一般的に、復命書に書かれてあることは虚偽であるとか作り話を書くものではないと考えますが、総務省の見解をお答えください。

宮地毅総務大臣官房総括審議官

○政府参考人(宮地毅君) お答え申し上げます。  一般論ではありますが、復命書を含む行政文書につきましては、それぞれの地方公共団体の公文書管理規則等に従って適切に作成、管理されているものと認識しています。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 適切に管理されて作成されているということは、一般的に言えば事実が書かれていると解していいですか。

宮地毅総務大臣官房総括審議官

○政府参考人(宮地毅君) お答え申し上げます。  それぞれの自治体が独自の判断で行っている事務でございますので、詳細にお答えすることは難しいところでございますが、一般論として考えますと、復命書を含む行政文書につきましては、職員が把握した情報を踏まえて、地方公共団体の公文書管理規則等に従って適切に作成、管理されているものと認識しております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 だから、事実が一般的に書かれていると解していいかと聞いているんだから、イエスかノーかで答えてください。こんなの時間取りたくないんだ。

宮地毅総務大臣官房総括審議官

○政府参考人(宮地毅君) お答え申し上げます。  先ほど申し上げましたが、行政文書につきましては、職員が把握した情報、これは事実関係も含むと思いますが、これも踏まえて、地方公共団体の公文書管理規則等に従って適切に作成、管理されているものと考えております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 事実を含むと言われました。そのとおりです。適切に作られていると。  総理、この復命書に書かれてあること、面会の事実は総理は否定されていますが、他の復命書に書かれていることは、今の総務省の見解はああいう見解です。他の問題について、総理の面会、理事長との面会以外については、これは正しいもの、適切なものだという認識でよろしいですね。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 自治体の作成した文書について、言わば政府の長として、総理大臣としてコメントする立場にはございません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 違う、行政府の長だからコメントする立場にあるんです。  今総務省が言った見解でよろしいですね、そうしたら。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 要するに、総務省としての見解をまさに政府として出しているわけであります。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 総理が、じゃ、否定をされている面会の事実以外のものは、適切に処理されている事実を含むということでよろしいですね、今の見解。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今まさに総務省として、また政府としてお答えできるのは、一般論としてお答えするわけでございますので、今、愛媛県のということでおっしゃっているわけでございますから、それについてはお答えできないということでございます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 じゃ、一般論として復命書は事実が書かれている、適切に処理されているということでよろしいですね。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 一般論については、今総務省からお答えしたとおりでございます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 愛媛だけ別扱いというわけではないと思いますので、適切に処理されていると考えます。  一昨日、驚くべきコメントが加計学園から発出されました。当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うと。  これ、総理、このコメントの発出に対して、加計理事長若しくは加計学園から総理に直接の事前の連絡、官邸への連絡はありましたか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 全くございません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 このコメントは、学校法人の誰から、誰の責任で発出されたか、全く不明です。  昨日、中村知事も言われましたけれども、本来ならまずは愛媛県と今治に説明と謝罪があって、記者会見等をやるはずです。それもやらないで、土曜日にいきなり紙だけで送ってくる、私はかなりおかしい状況だと思います。  実際になかった面会を引き合いに出すことが誰の指示でやったのか、誰が決めたのか、理事長からの指示があったのか、全く言及していません。説得力全くありません。さらに、面会は否定していますが、あの二十七ページに書いてある会食は否定していません。  総理、総理と加計理事長が会食したというのも中に書いてあるんですけど、面会と会食は別ですか。面会は本当になかったんですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 二月の二十五日について、会食がないということはもう明らかだろうと、このように思います。既に外に出されているこの記録においてもそうでございます。また、会ったことがないということも既に申し上げているとおり。  二月の二十五日ということでおっしゃっているんですか、会食……(発言する者あり)いつですか。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 この前後です。あの二十七ページの復命書に書いてある、あの前後のやり取りで会食の話が出てきていますが、そこの会食と面会は別だというのは今のお話で分かりましたが、会食はあったんですか、なかったんですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 既に国会でも答弁をさせていただいておりますが、前年の十二月とその後の四月に会食をしている、それは既に外に出されていることでございます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 その会食とは到底日程的には思っていないのですが、これをあえて加計学園のコメントにも出されていないのが私は非常に不思議に思います。  じゃ、総理、二月の二十五日前後、電話で、加計理事長とこの件で電話で話をされた可能性はありますか。若しくは電話で、総理はこのことは話さないと言われていたかもしれませんが、電話でやられた、何か会話をされた記憶はございますか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、加計理事長とは獣医学部新設について話はしたことはございません。話をしていないと言っているわけでございますから、電話でもないということでございます。  一方、じゃ、その近辺に電話で話したかどうかということでございますが、これ電話で、三年前に友人と電話で話したかどうかということについては、これ正確にお答えすることはできません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 つまり、これ、面会も首相動静で否定をされているだけ、電話は否定をされていない。私も官房副長官で官邸におりました。首相動静になくても面会することは可能です。首相の公邸に行くことも可能です。あらゆる可能性がありますが、そのことについては明確に反論されていませんので、このことについては、最後の最後まで面会は一〇〇%は否定できないと私は考えています。  もう一個不思議なことがあります。これ延々と柳瀬秘書官は参考人でも言われていたんですが、三月にも会って、四月の二日にも会って、六月か何かにも会っているんですが、この度重なる会合、会食について加計学園から報告があったことについて全く違和感なく受け止めているんですよ。逆に言うと、会食でのいろんな総理の懸念みたいなものに対しても柳瀬さんは誠意持って答えているんですね。これ、何で柳瀬秘書官は、会ってもいない面会について何の違和感もなく愛媛県や今治と、また加計学園とやり取りしているんでしょうか。総理、いかがですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 柳瀬元秘書官は既に参考人として誠意を持ってお答えをしたと、こう思っております。柳瀬さんのコメントあるいは答弁について私からそれ以上お答えすることはできません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 おかしいでしょう。総理の日程全部把握している柳瀬さんが、会食の話、面会の話が出ているのに全く違和感なく議論しているんですよ。否定もしていないんですよ。まして、柳瀬さんは、今治と愛媛と会ったかどうか分からないというのを参考人で言っている。まさに虚偽の答弁をしている可能性が高いんです。だから証人喚問してくれと。  更に言えば、この加計学園のコメントが出てきた、によって、ひょっとしたらですよ、柳瀬さんが違和感なく答えているということは、加計学園と柳瀬さんで、会ってもいない総理と加計学園の面談を柳瀬さんも一緒になって架空でつくった可能性も否定はできません。総理、これ不思議なんですけど、どうですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今、委員の推測を基に私はお答えすることはできません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 だから、推測では答えていただけないので、加計孝太郎氏、さらにはこの柳瀬さんと愛媛県、今治の皆さんを呼んでしっかりお伺いしないと、証人喚問も含めてやらないと真相は晴れないと思います。  もう一個不思議なんです。もし、これ本当に総理と加計孝太郎理事長が会っていないんだったら、なぜ愛媛県の文書が発出された際に加計学園側に抗議されなかったんですか。愛媛県側じゃないですよ。加計学園がそのことを報告しているんですから、今治にも。秘書官、要らない紙入れるな、総理と話しているのに。  どうぞ総理、総理と話しているんですから、今秘書官が問題になっているんですから、どうぞお答えください。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) それは、事実関係について私が間違ったことを言わないように念のためにメモを入れることは、秘書官が、ありますから、その秘書官に対してそんなに激しい言葉で言われたら仕事自体が萎縮しますから、ということでございます。  そこで、加計学園からは何もなかったではないかということでございますが、そうではないわけでありまして、加計学園からは、理事長が二〇一五年二月に私とお会いしたことはない旨のコメントが発表されたと承知をしております。また、抗議をする、抗議をするということについては、そもそもその理由がないんだろうと、このように思います。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 だって、会ってもいない会合を会ったと言われて、それを秘書官に全部報告されていたんですよ、それを前提に。愛媛も今治もそれを前提にやられていたんですよ。官邸側としては、会ってもいないものを会ったと言われて、それは抗議なりおかしいということを発するのが普通じゃないんですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) そもそも伝聞の伝聞であるわけでありまして、それは今治市長もそう言われているわけでございます。言わば、私と例えば加計氏のその場に愛媛県がいたわけではないわけでございまして、いずれにせよ、伝聞の伝聞であったわけでございますし、それと、私は会ってはいないということは申し上げているわけでございます。そして、加計理事長も会っていないということを述べているわけでございまして、また、愛媛県が出されたもの、文書を、出した文書について政府としてはコメントをするという立場にはないということは今までも何回も国会で答弁をしてきているとおりでございます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 全く分からないです。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 福山君、指名していません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 うその報告を愛媛県と今治にして、官邸や各役所も動かそうとしたわけです。これは、政府をだまして自分の事業をやろうとした犯罪的行為に等しくなります。  これ、総理、獣医学部も含めて加計学園には税金である私学助成金が出されていますが、これ、出すことが適切だと思いますか。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 質疑者は、いいですか、指名を受けてからちゃんと質疑してください。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 失礼しました。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、言わば透明なルールにのっとって、これは民間委員の座長である八田座長もおっしゃっているとおり、プロセスには一点の曇りもないという中において、という中においてですね、申請が認められ、そして、申請については、まさに極めて独立性を持った委員会がこの申請を受けて認可をしたと承知をしております。その中で判断されたことではないかと思います。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 いや、総理、違うんですよ。加計学園さん自身が偽りを言ったと認めているんですよ。  実は、私学の補助金取扱要綱には、不交付又は減額の事由に明確にあります。偽りその他の不正の手段により設置認可を受けたもの。これ、完全に不交付の対象になる可能性があります。  総理、加計学園さんがうそ偽りを言ったと、面会もしていないのに面会をしたというふうに認めて発表されているんです。そして、これは申請するのは愛媛県と今治だったんです。どうですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 設置認可の基準について偽りがあったら駄目なわけでございます。先生を集められないのに先生を集められる、あるいは施設についての偽りで、私と理事長が会ったかないかということは、設置認可で全くこれは審議もしていないわけでございますし、当然また、言わばこれは、特区の民間委員の皆さんが議論した中において、私と加計さんが会ったからということで別にそれは認可をしたわけではないということは、もうこれは福山委員も御承知のとおりであって、言わば設置に、言わばこの特区で最終的に今治市、加計学園ということが認められたということについても、これは私と加計理事長が会ったことは全く関係ない、会ったか会わなかったかということについては全く関わりがないわけでございますし、また、設置については全く、そんなことは全く議論の対象ですらないというのは、これは御存じのとおりだろうと、このように思います。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 もう一回読みますね。偽りその他不正の手段により設置認可を受けたものです。スタートラインでそもそも事業対象者に官房副長官が会っていること、藤原さんが会っていろいろアドバイスしていること自身が実は怪しいんです。その中の、元々のスタートの、愛媛と今治に対して、総理と加計理事長が会って総理がいいねと言ったと、いいねというところまで作り話を作ったとしたら、これ大問題ですよ。腹心の友ならそんなことまでしていいと総理思われるんですか。  これ、加計理事長の証人喚問はもちろんですが、加計理事長に総理、記者会見等でしっかり愛媛と今治に謝罪、そして説明するようにお求めになるべきだと思いますが、いかがですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) そもそもこれは、先ほど申し上げました今治の市長もおっしゃっているように、これ、伝聞の伝聞を書いたということであるわけでございます。それについては、これは誰もが認めていることであろうと、こう思う次第でございます。  加計学園がどのような行動を取るかということについて総理大臣が指示をすべきではないと、このように思っております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 もう伝聞の伝聞とか、何を言っているんだかさっぱり分かりません。結局、加計学園さんに対しては何も国会で説明を求めない、世間に対しても求めない、愛媛や今治に対しても求めない、それじゃ絶対この真相明らかになりませんよ。うみなんか出るわけないじゃないですか。  次のパネルを御覧ください。  総理、かなり総理の言い分は分が悪いんです。ちょっと小さいパネルになって恐縮ですが、これ森友も加計も同様なんですけれども、残念ながら、加計は、そういう新しい獣医大学の考えはいいねという総理の話から、実は秘書官が動いて事態が進展します。そして、そこの過程に、柳瀬総理秘書官、藤原地方創生推進室次長、官房副長官、総理補佐官。そして、岩盤規制に穴が一校のみ開きます。森友学園は、いい土地ですから前へ進めてくださいという状況から事態が進展します。そして、谷総理夫人付き、迫田近畿財務局長、佐川理財局長とかが関わっていきます。そして、特例承認されます。構造的には同じ構造なんですよ。いいですか。これがやっぱりきついんですよ。  次、見てください。次です。  総理、見てください。総理の話は全部、やっていません、会っていませんなんですが、これ、加計学園問題です。愛媛県の文書、前川前文科次官の発言、文科省の文書、文科省の文書、文科省の文書。そこで、柳瀬秘書官が首相案件と言い、和泉総理補佐官が総理は自分の口から言えないから代わって言うと言い、藤原内閣官房審議官が官邸の最高レベルが言っていると言い、次は誰が言っているか分からないけれども、総理の御意向だという文書が残っており、萩生田副長官御発言概要には、総理は平成三十年四月開学とお尻を切っていたと言っているんです。これ、みんな残っている文書です。総理の言っている反論は全部、言っていません、やっていません、関わっていません。全く反証になっていません。  こんなこと、総理、どうやってこれで真相解明になるんですか。残っている文書は全部総理に関わることを言っているんですよ。何で総理が関係していないとか、そして、挙げ句の果てには、去年の一月の二十日、総理が初めて知った。じゃ、総理関係者の官邸は、みんな総理にこのことを報告もしないで勝手に動いたんですか。これは無理筋でしょう、これを信じろと言っても。総理が一月の二十日に初めて知りましたと言っても、それは国民信用しないですよ。だから、いつまでたっても真相明らかにならないんじゃないですか。総理、いかがですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、今委員が、委員が作られたストーリーなんだろうと……(発言する者あり)いやいや、答弁を続けますよ。それぞれにはストーリーがあるわけでありまして、これ、私から反論しますが、いや、皆さん静かにしてください。(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 速記を止めてください。    〔速記中止〕

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 速記を起こしてください。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私がストーリーと申し上げたのは、今まさにそれは、そういう様々な事実を述べていますが、それが全て私が作ったと、言わば私が関わっていたということではないということでございまして、そして、そしてですね、重要な事実、重要な事実についてはそこには書いておられないから、で、私はその事実を述べながら私の話をさせていただきたいと、こういうことでございます。  ですから、よく聞いていただきたいと思います。(発言する者あり)

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 御静粛にお願いします。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まずはですね、まずはよく聞いていただかなければ、これ真相には近づけないんですから。  獣医学部新設については、柳瀬元秘書官が加計学園関係者と面会する一年前の七月の時点で新潟市から提案があり、既にこれをきっかけとして、ワーキンググループにおいて民間有識者により……(発言する者あり)いや、これは反論ですから、反論ぐらいさせてくださいよ。検討が重ねられたと承知をしております。  そうした中で、面会の半年以上前である同年九月の特区諮問会議では、民間有識者から獣医学部新設を含む二十三項目の優先事項、優先改革事項の御提言があり、私からこれらの早急な検討を指示……(発言する者あり)これ、大切な事実ですから、こういう事実はもしかしたら都合が良くないかもしれませんが、聞いていただきたいと思います。これらの早急な検討を指示したところでありまして、さきの参考人質疑においても八田座長からこうした検討経緯について言及があったところであり、その後に行われた柳瀬元秘書官の面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ないとの発言が八田座長からもあったわけでありまして、また、八田座長は、柳瀬元秘書官から何の働きかけも受けたことはないと明確に述べられたものでありまして、したがって、これ、制度論先にありきであって、加計ありきということでは全くないということははっきりと申し上げておきたいと思いますし、その後数か月して柳瀬秘書官は次の秘書官とは交代をしているということも申し上げておきたいと思います。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 全く私の質問に答えられませんでした。これ、全部文書に残っているものですから。総理の言っているのは全部、違うという言葉で反論しているだけですから。  これ、委員長、済みません、もう人の名前を言っていると余りにも多過ぎるので、ここにいる方々は、柳瀬さん以外は国会の招致に応じていただいていません。委員長、この赤枠で囲われた方々の証人喚問並びに参考人招致、国会に呼んでいただくように理事会で協議をいただきたいのと、愛媛県、今治市に、このプロセス、全部の、設置までに、プロセスのやり取り、役所とのやり取り等々全て、加計学園のやり取り等々、文書を提出するように求めたいと思います。お願いします。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 参考人の皆さん方、証人につきましては、それぞれ個人の名前を申し上げてください。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 安倍昭恵総理大臣夫人、谷総理大臣付き、迫田近畿財務局長、柳瀬総理秘書官、藤原地方創生推進室次長、加計学園理事長、渡邉事務局長、愛媛県中村知事、担当者、今治担当者、以上です。お願いいたします。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 もう時間がなくなりました。太田局長……

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) まだ指名しておりません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 あっ、済みません。  太田理財局長、佐川さんが、交渉記録は廃棄した、していない、廃棄した、ないという趣旨をそれぞれ何回しているか、今参議院の事務総長に答えてもらいますから、聞いておいてください。  参議院の事務総長、お願いします。

郷原悟参議院事務総長

○事務総長(郷原悟君) お答え申し上げます。  昨年以降の参議院及び衆議院の本会議、委員会の会議録を対象にお調べいたしました結果、森友学園との交渉記録を廃棄した、あるいは記録は残っていないとの趣旨の答弁を行った回数は、先週五月二十四日の調査時点で、佐川前財務省理財局長は参議院で十九回、衆議院で二十四回、合計四十三回、麻生財務大臣は参議院で五回、衆議院で六回、計十一回確認できたところでございます。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 太田局長、この廃棄したと重ねた答弁、それから金額の提示はしなかったという答弁、それから安倍晋三記念小学校の話について全く承知しておりませんでした、近畿財務局はという答弁、これ、交渉記録を見れば全部虚偽だったということはお認めいただけますね。イエスかノーかで結構です。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えをいたします。  今委員が御指摘になられましたような事実については、事実と異なることを答弁をしておりました。誠に申し訳ありません。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 この廃棄については、一体いつ、誰が、どのような経路で、どのような範囲まで指示を出されたのか、お答えください。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) 昨年二月下旬から四月にかけて、決裁文書の書換えを行っていたことに合わせてそういうことを行っておりました。で、今委員御指摘のような、誰が指示をしてどういう範囲でということは、今まさにその件についてきちんと調査をしておりますので、その調査結果を速やかに御報告申し上げたいと思っております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 冒頭申し上げたとおり、調査で何でも先送りします。  麻生大臣、いつ責任を取られるんでしょうか。事務次官、国税庁長官はいつ任命されるつもりなのか。ツートップ不在という異常状態が続いています。この虚偽答弁も含めて、麻生大臣の責任大きいと思います。いつ責任を取られるのか、それから事務次官、国税庁長官をいつ任命されるおつもりなのか、大臣、お答えください。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 時間が来ておりますので、簡潔に答弁をお願いいたします。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 速やかにというところで終わろうというわけにもいかぬのでしょうから。  私どもとしては、ゆゆしき事態だと思っております。少なくとも、国税庁長官が二か月、また事務次官も一か月等とはいえ普通の状態ではありませんので、きちっと対応したいと思っておりますが、今捜査がまだ続行いたしておりますので、なかなか直ちにはできないという事情も御理解いただければと思っております。  私どもとしては、その調査を全部きちんとさせていただく、それをもってきちんと職責を全うさせていただきたいと思っております。

福山哲郎立憲民主党・民友会

○福山哲郎君 ありがとうございました。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で福山哲郎君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、宮崎勝君の質疑を行います。宮崎勝君。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 公明党の宮崎勝です。  本日、質問の機会をいただきまして、大変にありがとうございます。  最初に、外交問題について質問させていただきたいと思います。  史上初の米朝首脳会談、実現するかどうか世界が注目しているわけでございます。トランプ米大統領が先週末、会談の中止を発表した後、目まぐるしく事態が動いておりまして、会談実現に向けた再調整が行われている段階と承知しております。この会談が実現すれば、やっぱり北朝鮮の非核化であるとかあるいは東アジアの平和と安定に向けた第一歩になると、また拉致問題解決に向けた糸口がつかめるのではないかと、そうした期待があるわけでございますけれども、是非実現してほしいと思いますけれども、この米朝首脳会談をめぐる現状についての受け止めと、そして我が国としての対応について、まず総理にお伺いしたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) トランプ大統領は六月十二日の米朝首脳会談の開催に向けて取り組んでいる旨明らかにしており、米朝間において協議が進められていると承知をしています。また、五月二十六日、文在寅大統領と金正恩国務委員長が会談を行い、六月十二日の米朝首脳会談が成功裏に行われなければならないことを確認しました。    〔委員長退席、理事二之湯武史君着席〕  米朝首脳会談を、核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題が実質的に前進する機会にすることが大切であろうと思います。問題の解決に資する会談となるよう、米朝首脳会談の実現を強く期待をしております。  いずれにいたしましても、この米朝首脳会談に向けて、今までちょっと紆余曲折がございますが、日米においては密接に連携をしてきておりますし、またトランプ大統領とも緊密に連携をしてきており、その認識、方針においては完全に一致をしているところであります。近いうちになるべく早くトランプ大統領と電話で首脳会談を行いたいと、このように思っております。  我が国としては、引き続き、北朝鮮から問題解決に向けた具体的な行動を引き出すべく、日米、日米韓三か国で協力しつつ、そして、ロシアや中国を含む国際社会としっかりと連携していく考えでございます。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございました。是非実現に向けた努力をお願いしたいと思います。  次に、今回の日ロ首脳会談についてお伺いしたいと思います。  今回の会談では、北方四島における共同経済活動、また人の往来、そして旧島民の方々の墓参について具体的な進展を図りたいと、その上で領土問題を含む平和友好条約の締結に向けた展望を切り開くと、そうしたところに主眼があったかと思いますけれども、それについての成果、また総理の手応えについてお聞かせいただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今までずっと、果たして本気で、あるいは、ロシアの首脳がこの平和条約あるいはまた平和条約交渉に向き合うのかどうかという懐疑的な雰囲気は日本にあったんだろうと、こう思います。その中で、長門会談において、平和条約を解決するとの真摯な決意を共に表明したところでございます。  そして同時に、これはもう私もプーチン大統領もこれは認識を一つとしたところでございますが、平和条約交渉を解決する、四島の帰属問題を解決をして平和条約問題を解決し、締結をするためには、両国の国民が受け入れることができる解決策を見出さなければならない。受け入れることができるというのは、そういう状況をつくるということも必要でありまして、相互理解を深めていく必要があるんだろうなと考えるわけでございます。  今、四島に既に住んでおられるロシア人の皆さんも理解が進んでいかなければならないわけでございまして、そこで、新しいアプローチとして、四島における共同経済活動をスタートしていこう、同時に、元島民の皆様が大分お年を召してこられましたから、この元島民の皆様の人道的措置をしっかりとやっていこうということになったわけでございます。  そうした中において、先般の会談においても、こちらから、航空機による墓参、相当時間が短縮できますから、何とかお願いをしたい。これ、事務的になかなか時間が掛かっていたんですが、プーチン大統領から、私もよく分かったと、それは、お年を召されているんだろうと、そういうことについてはちゃんとやっていくということを、その場で、やっていくようにということを指示をしていただいたわけでございますが、この元島民の方々の航空機による特別墓参を天候が許せば七月にも実施することで一致をしたところでございます。  そしてまた、本年七月、八月を目途に事業者を中心にビジネスミッションを四島に派遣すること、その後、日ロ次官級協議を開催することで一致をしました。さらに、五件のプロジェクト候補の内容について具体的な進展を確認をしたところでございます。  いずれにいたしましても、北方四島の帰属の問題を解決をして平和条約を締結するという基本方針に基づき、引き続きロシアとの交渉に粘り強く取り組んでいく考えでございます。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございます。  この今回の会談では、もう一つ、北朝鮮の非核化ということが議論になりました。これまでも、日ロにおいては、この非核化に向けたプロセスについて隔たりがある、あるいは協議の枠組みについて、日本は日米韓を重視をする、ロシア側は六か国協議の枠組みを重視したいという、そういうようなちょっと違いがあるのではないかというようなことも指摘されていました。  今回の会談を通じまして、北朝鮮の非核化に向けた日ロの連携ですけれども、確認をできたのかと、また、日本が特に求めております拉致問題について、プーチン大統領にこの解決に向けた理解が得られたのか、その辺についての認識を伺いたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、この北朝鮮について、日本の基本方針である日朝平壌宣言でありますが、日朝平壌宣言にのっとり、核、ミサイル、拉致問題を包括的に解決をし、そして国交正常化を目指していくと、この方針を、一貫した立場を説明し、プーチン大統領から理解を得ました。そして、私から、拉致問題についても、早期解決に向けて、なぜこの拉致問題を早期解決しなければならないのかということについてお話をさせて、改めてお話をさせていただいたところでございますが、プーチン大統領に支持と協力を呼びかけ、理解を得たところであります。  そして、北朝鮮の完全、検証可能、不可逆的な非核化をうたっている安保理決議の履行が重要であるとの日ロ両国の立場を踏まえて、米朝首脳会談が開催され、成功するよう後押ししていくことで一致をしたところでございます。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございました。  引き続き、G7もございますので、それに向かってこの非核化が前進するように期待をしたいと思っております。  次に、公文書管理の問題に関連して伺いたいと思います。  まず、森友学園への国有地売却の問題について質問させていただきたいと思います。  今回、先週、財務省から提出がされました交渉記録、あるいはこの十三の決裁文書の復元でございますけれども、こうしたものについて、その経過で、国会に対して残っていないとこれまで答弁してきたものが、実はそうした文書が含まれていた、いわゆる国会で事実と異なる説明をしてきた、あるいはこの記録を廃棄したということで、その答弁とつじつまを合わせるために保管されていた文書の廃棄も進められていたということが明らかになりました。  国会審議の最中に文書の改ざんであるとかあるいは廃棄が行われていたことは、与党、野党を問わず、これは国民の代表である国会を愚弄するものであるということで、断じて許されないと思います。  財務省への信頼を失墜させる事態が続いていることについて、まず麻生財務大臣の見解を伺いたいと思います。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 森友学園との交渉記録につきましては、私ども、一年たちますと公文書としては、公文書というか、そういった書類は廃棄をするということになっておりましたので廃棄ということを申し上げておりましたが、職員の手控えとして残されていたものがあるということが判明したことから、捜査当局にこの資料は全部押収されておりましたので、そういった意味で、国会に提出をさせていただくに当たっては捜査当局の協力もいただいて、国会に提出をさせていただいたところです。  また、この決裁文書につきましては、三月に書換えの状況をお示しを、この三月、お示しをいたしまして、さらに、今般、書換え前の決裁文書の全体を国会に提出し、お示しをさせていただいたというところであります。  この決裁文書の書換えや交渉記録につきまして、これまで国会に事実とは異なるという説明をしてきたところでありますので、この点につきましては大変申し訳なく、財務省のトップとして心からおわびを申し上げる次第です。  財務省として、この書換え等について引き続き調査をきちんと進めて、信頼回復に向けて更に一層努力をしてまいりたいと考えております。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 それで、今回提出されました交渉記録を読みますと、この近畿財務局と森友学園が売却を前提にした貸付契約を結んだ二〇一五年五月でございますけれども、その年の初め前後から森友学園の籠池理事長夫妻が近畿財務局に対して執拗に値引きを迫っていたというその生々しい様子が記述されております。時には暴言を吐いたり物を投げたりとか、そうしたことに対して、近畿財務局の職員の方々は苦労しながらもルールに基づいて対応するということで頑張られていたということがうかがえるふうに思います。  さらに、この交渉記録の中には複数の政治家や総理夫人の関する記述もずっと出てくるわけでございます。問題は、不適切なこれによって値引きが行われてきたのかと、また政治家等による不当な関与があったのかということでございますが、これまで政府は一貫してそうした事実はないということを国会で答弁をしてきたわけでございます。  その上で伺いたいのですが、今回新たに、先ほど来出ておりますけれども、総理夫人付きの谷査恵子さんが財務省に国有地取引の優遇措置について問合せをしたと。そういう、その際の文書が提出をされて、総理夫人の関与ということが改めて議論になっているわけでございます。  この件はこれまでも国会の議論の中でいろいろと議論になってきたわけですけれども、新たな文書が出てきたということを踏まえまして、総理夫人の関与について改めてこの事実関係を御説明いただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 御指摘の点については、今までも、文書は新しく出てきたわけでございますが、中身についてはもう今まで既に明らかになっていることと同じでございまして、既に国会で何度も答弁しているところでございますが、新たな内容ではなくて既に出ている話であるということは申し上げておきたいと思います。  夫人付きからのファクスの関連で、妻は籠池氏から何度も留守電、留守番電話に短いメッセージをいただいたが、土地の契約に関して具体的な内容については全く聞いていなかったということはこれまでも申し上げてきたとおりであります。御指摘の交渉記録において、優遇を受けられないかという件はあくまで籠池氏側が夫人付きに宛てた手紙に書かれたものでありまして、優遇を受けられないかということをこちらが言ったわけではなくて、籠池氏側がそれを書いていたわけでございます。  夫人付きから財務省への問合せの内容については、当時、介護施設に対し定期借地の賃借料について優遇措置が検討されており、その優遇措置の対象に学校法人は含まれないのか、また学校法人にそれを拡大する予定はないのかを問い合わせたものであります。財務省からそのような予定はないことを回答しており、このことは財務省からも国会において既に同様の答弁がなされております。  つまり、夫人付きから財務省に対しては、値下げ、値引き、安くしてくれないかということではなくて、制度はどうなっているのか、適用されるというルールになっているのかという制度上、ルール上の質問をしたところでございまして、夫人付きからの財務省への問合せは国有財産制度に関するものであり、仮に籠池氏側から財務省に対して直接問合せがあったとしても同様に答える内容であると承知をしています。  つまり、夫人付きから財務省への問合せは、値下げをしてくれ、優遇してくれということではなくて、こういう制度はあるのか、これは適用されるのかという制度に関する問合せであります。これまで何度も申し上げてきたとおり、私や妻がこの国有地払下げや学校の認可に、もちろん事務所も含めて、一切関わっていないということは明確にさせていただきたいと思います。  しかし、いずれにいたしましても、妻が名誉校長を引き受けていたということで国民の皆様から疑いの目が向けられることは、これはもうやむを得ないことでありまして、今後、より一層身を引き締めていかなければならないと考えているところでございます。    〔理事二之湯武史君退席、委員長着席〕

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございます。  この決裁文書の改ざんが発覚してから二か月半が経過をいたします。依然として、誰が何の目的で改ざんしたのかという肝腎な部分は明らかになっていないということでございます。さらに、交渉記録の廃棄という新たな問題、これも誰が指示したのかということが、新たな疑念が出てきているわけでございまして、この問題をやっぱり決着するには、改ざんや廃棄に誰がどう関わっていたのかと、この速やかな調査結果を公表して責任の所在を明らかにしないと、なかなかこの疑念は晴れないというふうに思います。  これについて、財務大臣の答弁を求めたいと思います。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) 決裁文書の書換えにつきましては、これは当時の理財局の職員により行われたものであると判断をいたしており、書き換えられた文言を見る限り、国会答弁との関係から行われたものだと考えております。また、同様に、交渉記録の廃棄につきましても、国会答弁との関係で当時の理財局内において行われたものだと考えております。  その上で、更に詳しい経緯、またその目的等々については、大臣官房の人事担当部局、まあ秘書課とか、中にあります同課の監察官室というのがありますので、それを中心に調査を進めておりますが、職員の処分につながる調査でもあることから、これ裏付けを取りながら丁寧に作業を今進めていく必要があります。さらに、捜査当局による捜査が今続行中でありますので、その関係からも留意をする必要があることから一定の時間をいただかざるを得ぬと、まだ調査の結果、捜査の結果が終わっておりませんのでという点は御理解いただきたいと思っております。  いずれにしても、先生おっしゃるように、これは御指摘も踏まえてしっかり調査を尽くした上で、できる限り速やかに報告ができるようにせねばならぬと思っておりますので、一連の問題行為について責任の所在というのをはっきりさせて、関与した職員等々に厳正な処分を行うなど、必要な対応、同時に再発防止等々に対応してまいりたいと考えております。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 次に、加計学園の獣医学部新設をめぐる問題でございますが、先ほど来出ているように、愛媛県から新たな文書が提出をされました。この文書に記載されている二〇一五年二月二十五日の総理と加計理事長の面会という記述があるわけでございますが、当事者の総理と加計理事長はこれを否定をしているということでございます。  この愛媛県の文書につきましては、又聞き、伝聞に基づくものだと、そういう指摘がございます。確かにそういう性格もある文書だというふうに思います。また、愛媛県の中村知事でございますけれども、直接の当事者ではございませんが、文書の性格について発言をすることはできると思いますけれども、この事実関係については伝聞に基づく発言しかできないという立場ではないかというふうに思います。  総理は、この面会につきまして、これまでの国会答弁におきましても、官邸の面会記録や首相動静などで調べたと、けれども確認ができなかったということで、会ってはいないということでございますけれども、ないということを証明するのはなかなか困難だということは分かりますけれども、総理は、五月十四日の衆院予算委員会で我が党議員の質問に対しまして、本件は私の友人が関わる話であり、国民の皆さんから疑念の目が向けられることはもっともなことだと、このことを十分に意識して今後とも事実に基づきしっかりと説明してまいりたいというふうにお答えになっております。  総理には、今回新たに疑念を向けられていることにつきまして、事実に基づいて国民が納得できるような丁寧な説明を尽くされたい、尽くしてもらいたいというふうに思っておりますけれども、この件についてはいかがでしょうか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 繰り返して答弁をしておりますように、御指摘の平成二十七年二月の二十五日に加計理事長とお会いしたことはございません。  通常、総理大臣については、官邸においても自宅においても記者の皆さんが出入りする人の名前を逐一確認をしているわけでございまして、その首相動静にも載っておらず、自宅も含めて会ってはいません。加計学園も、理事長が二〇一五年二月に私とお会いしたことはない旨のコメントを公表していると承知をしています。  御指摘のとおり、この文書は、愛媛県の担当者が、面会の当事者とされる私や加計理事長から直接聞いた記録ではありません。先日、山口代表もこれは伝聞の伝聞ではないかと述べられたと承知をしているわけでありますが、あくまでも学園の関係者からの伝聞の伝聞にすぎず、仮に県の担当者との間で文書にあるようなやり取りがあったとしても、そのことと私と加計理事長が実際に会ったかどうかは直接結び付くものではなく、これは別の話であります。その上で、加計学園は、実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出して、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとコメントを発表したと承知をしております。  なお、当時の加計学園からの連絡については、今治市長は、当時は非常に厳しい状況で、獣医師会等の圧力により諦めかけていたときだったので、希望を失わないでやっていこうという激励の意味もあったと捉えている旨のコメントをしていると承知をしております。まあ確かに当時、他に獣医師会からのいろいろな働きかけがあった、これはもう獣医師会の会報にも出ているとおりだろうと思います。  その上で申し上げれば、加計理事長とはこれまでも何度もお目にかかっておりますが、これまで繰り返し答弁してきたとおり、獣医学部の新設についてお話をしたことはないわけでございますが、やはりこれも私の友人であるがためにこうした疑いを持たれることになったということについては、今後、より一層身を、李下に冠を正さずという姿勢で臨んでいかなければならないと、このように考えております。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございます。  続きまして、イラクの日報問題ですけれども、この日報が発見から一年近く大臣に報告されなかった問題ということでございますが、今回の、防衛省からその調査結果が公表をされました。大臣は、これを受けまして、組織的な隠蔽はなかったと結論付けられておりますけれども、そう判断されたまず理由をお聞かせいただきたいと思います。

小野寺五典自由民主党防衛大臣

○国務大臣(小野寺五典君) イラクの日報に関しては、昨年七月の南スーダンPKO日報問題に係る再発防止策の一環としての日報の一元管理や、本年四月の大臣指示に基づく日報の探索作業の徹底など、私を始め防衛省政務の政治的なリーダーシップの下、一連の日報の発見に至りました。そして、私の指示で速やかに公表するということ、今一万五千ページのイラクの日報を公表させていただいております。このうち、大野政務官を長とする調査チームは、元東京高検の検事長の上田廣一弁護士も入っていただいて、三十四回、調査を開始して今回の結果をまとめさせていただきました。  その結果、当時の陸上自衛隊の研究本部教訓課内にイラクの日報が存在していることを認識している者と、イラクの日報が様々な探索依頼に対応していた教訓課内の間で情報が共有されていた事実というのは確認できないという結論に至りました。  他方、統幕の職員が防衛大臣からの指示を十分に履行できなかったこと及び教訓課における事務処理が不適切であったことが、平成二十九年三月二十七日にイラクの日報が発見されていたにもかかわらず、当時の稲田防衛大臣に報告が上がっていなかった理由という結論になりました。  今回の調査チームの結果につきましては、上田弁護士からも妥当なものであるとの評価をいただいておりますが、こういった事情によりイラクの日報の存在が当時の稲田防衛大臣に報告されなかったこと、これは重大な問題でありますが、これが何らかの故意によるものであったということを示す事実は確認できませんでした。  このため、意図的、組織的な故意があったものとは考えておりませんが、このような組織としての基本がおろそかになっていたことはあってはならないと考えております。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 ありがとうございます。  その上で、組織的な隠蔽はなかったということでございますけれども、調査結果を読ませていただきますと、逆に、組織の体を成していないということも、そういう部分も見受けられます。組織が機能するには昔からホウレンソウが大事だと、報告を上げる、連絡を密にする、相談をするということでございますけれども、そうした基本ができていないんじゃないかということでございます。  まさに、大臣もおっしゃるように、シビリアンコントロールを揺るがす事態だと思いますし、現場で奮闘されている自衛隊員の皆様の士気にも影響するようなことも懸念をされると思います。この再発防止に向けまして抜本的な組織の立て直しが必要ではないかと思いますけれども、大臣の御見解を伺いたいと思います。

小野寺五典自由民主党防衛大臣

○国務大臣(小野寺五典君) 今委員からも御指摘ありましたが、今この瞬間も、北朝鮮のミサイル対応あるいは様々な国を守る仕事のために、自衛隊員は二十四時間三百六十五日、しっかりとした対応をしております。基本的には、私ども大臣含めて総理からの御指示でしっかりとした対応を現場の隊員はしております。  ただ、今回の日報問題に関わるような、このような大臣の指示が明確に末端の部隊まで伝わらない、そして部隊からしっかり情報が上がってこないというのは、これは重大な問題であると考えております。  私どもとしては、再発防止策ということで、大臣指示の命令履行体制を強化するため、防衛大臣からの重要な指示、職務命令等は文書に具体的に明記し、このような担当部署の責任者はしっかりこれを伝達し、そして、これは一人ではなくて当該責任者の決裁も得るということ、また、この行政文書、大変数が多くなっています、最近、情報公開でですね、これをしっかり電子化する、あるいはチェック体制をしっかり機能していく、このようなことで、私どもとしては国民の信頼回復に全力を尽くしてまいりたいと思います。  現場の、今この瞬間も国を守る体制に従事している自衛官、この士気が損なわれないようにしっかりと対応してまいりたいと思っております。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 もう終わります、最後の質問になってしまいますが、一連の問題の背景には公文書管理のずさんな実態とか情報公開への後ろ向きの姿勢があると思います。この問題の根は深いと思いますので、再発防止を図る観点から公文書管理法の改正も含めた抜本的な対策が必要だと考えますけれども、総理のお考えを最後伺って、終わりたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 一連の公文書をめぐる問題により国民の皆様の行政に対する信頼を損なう事態となっており、行政の長としてその責任を痛感をしております。一度失われた信頼を取り戻すことは至難ではありますが、私のリーダーシップの下、閣僚が先頭に立って一からやり直すつもりで信頼回復に全力で取り組んでまいります。  そのため、最も大切なことは、一人一人の政府職員が原点に立ち返り、公文書は国民が共有する知的資源であること、公文書を扱う者の立場は極めて重いことを改めて肝に銘じること、その意識改革を徹底的に推し進めるとともに、新ガイドラインによるルールの徹底や電子決裁システムへの移行の加速に取り組んでいるところであります。  今後、現在行われている捜査や事実関係の調査、解明を踏まえ、更に問題点を洗い出した上で、職員一人一人の意識を向上させるため何をすべきか、実効性のある対策を追求していきたいと思います。組織や制度の見直しなど、必要があればそのための法改正も含め、私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しを行っていきたいと、こう思っております。  なお、見直しを進めるに当たっては、四月二十七日に与党のワーキングチームからいただいた御提言を十分踏まえるとともに、引き続き与党における御意見もしっかりと伺いながら取り組んでいきたいと思います。

宮崎勝公明党

○宮崎勝君 終わります。ありがとうございました。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で宮崎勝君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、小池晃君の質疑を行います。小池晃君。

小池晃日本共産党

○小池晃君 日本共産党の小池晃です。  加計学園の問題について聞きます。(資料提示)  愛媛県が当委員会に提出したこの文書では、二〇一五年二月二十五日に加計学園の理事長が安倍首相と十五分程度面談をし、獣医学部の構想を伝え、首相からは、そういう新しい獣医大学の考えはいいねとコメントがあったと。ところが、加計学園は、実際にはなかった面談を引き合いに出して、県と市に誤った情報を与えたという、ちょっと想像を絶することを言い出しているわけですね。  これ、報告した愛媛県にも、報告、説明、謝罪はなかったそうです。ファクス一枚送っただけ。先ほどの議論では、総理にも報告なかったというわけですね。愛媛県の知事は、これは怒っているわけですよ。総理は何で怒らないんですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは怒るとか怒らないとかいうことではなくて、愛媛県、まず愛媛県の文書について、私は、県の文書でございますから、コメントする立場にはないわけでございます、これは何回もこの国会で答弁をさせていただいているとおりでございますが。一方、私は、その日に会ったことはないということは明確にさせていただいた。そして、その後、加計学園側からも、理事長は当日に会っていないというコメントが発表されたと、こういうことだと思います。  そして、加計学園側のコメントについては、私はそれについて評論する立場にはないということは申し上げておきたいと思います。

小池晃日本共産党

○小池晃君 もう全く私の言ったことに答えていないわけですよ。  私、言ったのは、愛媛県の文書についてのコメントじゃないんですよ。加計学園がうそだったと言ったわけでしょう。そのことについて、だって総理はこう言っているわけです。加計理事長は、私が政治家になるずっと前の、学生時代の頃からの友人でありますが、私の地位を利用して何かを成し遂げようとしたことは、この四十年間一度もありませんと。まさに今回、何かを成し遂げようとしたんじゃないですか。そういうことを加計学園側が言ったわけでしょう。これは伝聞でも何でもないですよ。加計学園はそれをはっきり言っているわけですよ。総理の名をかたり、総理との架空の面談をでっち上げ、獣医学部の新設を実現しようと言ったと。これ、総理がかんかんに怒らなきゃいけないはずなんですよ、利用されたんですから、総理が。それなのに平然としている。  これは、結局、加計の言っていることが真実ではなくて、総理自らをかばうものであるということを御存じだから平然としているんじゃないですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は常に平然としております。  加計学園のコメントによれば、加計理事長ではなく、当時の担当者が実際にはなかった面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとのことでありまして、それ以上私にはコメントのしようがないということでございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 いつも平然としていないじゃないですか。野党から指摘されたら、かんかんになって、この場で血相を変えて反論しているじゃないですか。それを、担当者ははっきり認めているわけですよ、事実でないことを言いましたと。しかも、これは、獣医学部設置が停滞して、何らかの活路が見出せるのではないかとの考えから、ありもしないことを言ったというんですよ。これ、かんかんに怒らないのは、どう考えたっておかしいじゃないかと。  私は、加計学園の言っているストーリー、これこそストーリーですが、全く信じられませんけれども、しかし、愛媛県の文書で記録されていることが正しいということの傍証にはなると思うんですね。すると、二月二十五日の首相と加計理事長との面談が架空のものだとすると、説明付かないことが多過ぎるんですよ。  これ、まとめてみたけれども、例えば二月に、事前にですよ、今治市に安倍総理と面談する動きがあるって予告しているわけでしょう。架空のことを予告するんですか。それから、三月十五日の今治市と加計の協議では、柳瀬秘書官との協議日程が調整中だということで、そこにこう書いてある。二月二十五日の学園理事長と総理との面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり。だから、加計学園は、県や市だけじゃなくて首相秘書官にも誤った情報を流して、秘書官が首相に確認もせずに資料の提出を指示したということになるわけですね。  それから、ここには書いていませんが、二月二十五日の総理との面談の際に加計学園が出した資料を基に文科省がアンケートをやっているということもこれは記載をされているわけですよ、愛媛県の文書には。  私、この経過を見ると、二月二十五日に総理が加計理事長と会っていなければ、これは説明が付かないことが余りにも多過ぎると思う。総理はこれをどう説明されますか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 愛媛県の文書について、私はコメントする立場にはございません。私はあくまでも、申し上げておりますように、二月の二十五日にはお目にかかっていないということでございます。それに対して、加計学園側からも、学長は会っていないというコメントがなされたと承知をしております。

小池晃日本共産党

○小池晃君 総理、私が聞いているのは、総理、人ごとで済まされる話じゃないと思うんですよ。これ、だって全て総理の言動をめぐっての記述なんですよ。総理の言動をめぐっての記述が、二月二十五日に総理が加計理事長と会っていなければ説明が付かないようなことになっているわけですよ、これ。  結局、コメントできない、愛媛の文書だからコメントできないというのは、否定も反証もできないからでしょう。もしそうでないというんだったら、反証してくださいよ。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは証拠を出すとかいうことではなくて、これは県が出された文書でございますから、それを評論あるいはコメントする立場にはないということでございます。  そこで、小池委員、大切なことは、ではプロセスに問題があったかどうかということについて言えば、これは、プロセスについては、八田座長が参考人として述べられているように、プロセスには一点の曇りもないということを言われていて、そして、私からですね、私から、前川次官も含めて私から直接依頼や指示を受けた人は誰もいないということは明らかになっていると、このように思います。

小池晃日本共産党

○小池晃君 これが今話題の御飯論法というやつですよ。全くすり替えてまともに答えようとしないわけですね。  プロセス、プロセスとおっしゃるけど、八田座長が言ったのは、国家戦略特区諮問会議のワーキンググループに入ってきたその段階でのプロセスでしょう。これ、今私言ったのはその前段階じゃないですか、全て。その前段階でこれだけ、結局まあ総理自身が関わっていることについては全く説明ができないという中身なんですよ。  これ、先ほどから伝聞だ伝聞だというふうに言うわけですね。だったらば、伝聞じゃ駄目なんだったら直接来てもらうしかないんですよ。  委員長、加計孝太郎氏、証人喚問、さらに、中村時広愛媛県知事、菅良二今治市長、参考人招致、これを求めます。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 この愛媛県の文書に書かれているこの事実経過、これ一貫性があります、整合性があります。二月二十五日に総理が、そういう新しい獣医大学の考えはいいねとコメントされた。それを受けて柳瀬秘書官から資料提出の指示があって、そして、三月二十四日に柳瀬秘書官が首相官邸で加計学園関係者と協議しているんです。  柳瀬さんは、この間の証人喚問で何でこのとき面会したのかと聞かれて、上京されて会いたいというので会ったという訳の分からないことを言っているんですね。これ全く説明になっていなかったわけですよ。しかし、こういう経過であれば、これは多忙な総理秘書官が面談したのもよく分かるわけです。その面談の場で柳瀬氏からは、獣医師会の反対が多いので反対を乗り越えるために地方創生特区、国家戦略特区ですよね、の活用、内閣府の藤原次長と相談をという話がされ、その際に、安倍総理と加計理事長の会食の場で地元の動きが弱いという話が出たと、次は愛媛県と今治市を同行させてほしいと指示されたと。そうして四月二日の面談になるわけですね。  ここで首相官邸に今度は愛媛県、今治市の関係者とともに加計学園の関係者が行って柳瀬秘書官と面談をして、内閣府では藤原次長と面談して、柳瀬秘書官からは、獣医学部新設は総理案件だと、何とか実現をと、自治体がやらされモードでなく……(発言する者あり)新しい文書ではちゃんと総理案件と書いてあるんですよ。ちゃんと読んでください。自治体がやらされモードでなく死ぬほど実現したいという意識を持つことが最低条件だと言われた。で、加計学園から国家戦略特区を活用しているという説明があって、六月四日に加計学園が国家戦略特区で提案していると報告した。  これ、分かりやすい流れですよ。総理が面談したということを、これを外すと全く分からなくなるけど、これが入ると非常に分かりやすい。これがもし作り話だったら、私、小説家並みの腕前だと思いますよ。しかし、柳瀬氏はこういう面談の事実は全て認めているんです。ところが、総理に報告したことだけ否定しているんです。これ、愛媛県の中村知事がこう言っているんですね。記憶がない、記録がない、でも安倍首相に面会を報告しなかったことだけは明確に覚えているというのは、一般の常識では理解が、無理があるのではないか。私も本当に同感です。  総理、もういいかげんにしましょうよ、これ。総理の周辺で、総理を守るために、みんなで総理を守るために、昨年一月二十日まで加計学園が獣医学部をつくることを知らなかったというあなたの答弁を、これとつじつまを合わせるためにみんなが無理なことを今言っているんですよ。どう考えたって説明付かないことを言っている。霞が関の官僚だけじゃないですよ、加計学園までついにうそをつき始めているんですよ。  総理、もううそをつくのも、うそをつかせるのも、やめようじゃないですか。みんなで総理をかばうために無理な話をさせるのは、もうやめようじゃないですか。私は、この問題解決するためには、総理がやっぱり責任があるんですよ、総理の言葉から始まっているんだから。みんなでやはり真実を語ろうではないか、そのための役割果たすべきではありませんか。もううそをつくのはやめていただきたい。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 先ほども反論させていただいたんですが、そういうクロノロジーを置かれますといつも抜けているのが、獣医学部の新設については、柳瀬元秘書官が加計学園関係者と面会する一年前の七月の時点で新潟市から提案があって、既にこれをきっかけとしてワーキンググループにおいて民間有識者により検討を重ねてきたわけであります。  そうした中で……(発言する者あり)いや、関係があると言うから、そこから始まったということをおっしゃっているから、そこから始まっていないんだということをですね、事実を、これはまあ文書もある事実を挙げて、いつもこれを言うと、そちら側が都合悪いんでしょうか、皆さんがざわざわ騒がれるんで、私の発言を妨害しようとされますが、これ、事実を述べさせてくださいよ、都合が悪いかもしれませんが。  そうした中で、面会の半年以上前である同年九月の特区諮問会議では、民間有識者から獣医学部新設を含む二十三項目の優先改革事項の御提言があり、私からこれらの早急な検討を指示したところでありまして、さきの参考人質疑においても八田座長からこうした検討経緯について言及があったところでありまして、その後に行われた柳瀬元秘書官の面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ないと、こう発言があるわけでございます。  そこで、柳瀬さんが、これ、死ぬほど頑張れって、まさにこれは精神論として言われたんだろうなと。これは、やっぱり特区というのは大変ですから。特区というのは大変なんですね、なかなか今まで例がないですから。やろうと思えばそれぐらいの覚悟を持ってやってもらいたいというのは、これはまあ普通そういうことなのではないかと、こう思う次第でございます。  そして、柳瀬秘書官から私に報告がなかった。しかし、これもう再三ここでも申し上げたわけでございますが、一々物事が進んでいく中において秘書官が私にこれ相談するということは全くないわけでありまして、この特区においても、この獣医学部の問題だけではなくて様々なことが進んでおりますが、それを一々報告されることはなくて、最終的な結論が出たときにだけ報告をする。もちろん、秘書官それぞれ仕事のやり方は違いますよ。でも、基本的には、大変私も忙しいですから、その中でそういう総理大臣の時間を取るということにおいては、基本的には大きな方向を決めるとき、あるいは基本的には結果が出てからではないかと、このように思っております。

小池晃日本共産党

○小池晃君 背景説明、周辺説明するけど、私の言ったことには全く答えていないんですよ。やっぱり、認めているじゃないですか、総理の関係する以外は、死ぬほどモードでやれとか、そう言ったんだとか、全部認めているんですよ。ところが、総理に報告したというところだけは絶対認めないわけですね。  で、私が聞いたこと、例えば、三月二十四日に柳瀬秘書官が会った。何で会ったのか。電話掛けて、上京しましたから会ってくださいと言って会いますかと、みんな疑問に思うわけですよ。でも、これは事前にやっぱり面談していて、そこで資料提出という話があったから、だから面談したんじゃないですかと言っても、全く今答えないじゃないですか。  それから、総理との面談を受けて資料提出、じゃ、これは一体どういう経過で資料提出したんですか。全くその経過についても説明ないじゃないですか。  委員長、これでは全く納得いく答弁ではありませんので、例えば、この加計学園理事長と首相が面談したときに提出されたというこの資料をこの委員会に出していただきたい。それから、さらに、文部科学省が、この面談を受けて加計学園が出した資料を基にアンケートをやっているというわけです。そこに書いてあるわけです。これを文部科学省からこの委員会に提出させることを求めます。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 先ほどから、うみを出し切るという話ありました。総理、うみって何ですか。出すべきうみは何ですか。今までは、丁寧に説明するとおっしゃっていた。うみを出すと言ったことは、悪いことをやったということを認めているわけですよ。じゃ、この加計学園の問題でのうみは何なんですか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) これについてはまさに真実を明らかにすることでございますが、この加計学園の問題については、既にこのプロセス等々については、この議論の経緯は公開をされているわけでございまして、相当の量が公開をされていると承知をしておりますし、プロセスについては一点の曇りもないと、八田座長はこう述べられているわけでございますし、私から指示をされたという人は前川前次官を含めて誰もいないということは明らかになっていると、こういうことでございまして、このうみを出すということを発言をしたのは、まさに公文書の問題に関わる問題について私はそう述べたところでございます、基本的にはですね。しかし、行政全体に対する言わば不信を持たれている中においては、全体についてそういう気持ちで臨んでいきたいという意思を述べたところでございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 ああ、驚きました。加計学園、うみはもう出たんだそうですよ。うみじゃないんですよ、これは。うみを出し切るって、じゃ、何なんですか。(発言する者あり)うみは元々ないって自民党からそういう声が上がっていますよ。これが実態なんじゃないですか。うみを出し切るなんといういいかげんなことで国民をだまかして、こんなでたらめな議論を続けるなんということは許されないと。もううそをつくのはやめる、このことを私、言いたいと思います。  森友問題について聞きます。  理財局長、昨年九月七日に国土交通省の蝦名航空局長らと会計検査院や国会への対応について意見交換を行いませんでしたか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  九月七日でございますか。朝ほどお話をいただいたようなので確認をいたしましたが、私の記憶だと、その頃、私も航空局長も昨年夏の異動で異動いたしましたので、それぞれ、正直に申し上げれば、森友学園の本件について詳しかったわけでもない。その中で、これから、今委員がおっしゃられたような会計検査院なり国会なりということがありますので、できるだけ顔を合わせていろんな意味での意思疎通を図ろうと思って対応していたというのは事実でございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 面会を否定しませんでした。  私たちは、航空局長と理財局長の意見交換概要という文書を入手いたしました。  昨年九月七日、九時十五分から約四十分間、理財局は太田局長と中村総務課長、航空局は蝦名局長と金井総務課長。  意見交換では、まず、会計検査院の対応が議論されております。航空局、総額を報告書から落とすこと、瑕疵担保免責の考え方を認めさせて、リスクを遮断するために見える範囲で最大限合理的な範囲で見積もったと主張できるようにしておくことが重要。理財局、総額を消すことが重要だが、それが難しい場合には失点を最小限にすることも考えなくてはいけない、少なくともトン数は消せないのではないか、金額よりもトン数の方がまし。  理財局長、そろそろ思い出していただけましたか。ここでいう総額、そしてトン数は、森友学園の敷地のごみの量であることは明らかです。そして、十一月に発表された会計検査院の報告ではまさにこのとおり、ごみの量が国の試算の三割から七割だった可能性があるとしたものの、金額については盛り込まれませんでした。  憲法と会計検査院法で、内閣に対する独立の地位を有するとされているんですよ。財務省と国交省の局長がその報告内容への介入を密談していた、重大問題ではありませんか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  会計検査院の検査を受け、それについて我々としていろんな意味で意見というか情報を国交省と交換していたということを今委員はおっしゃりたいということなんだろうと思いますけれども、そういうことは当然検査院の対応でということであります。  ただ、もう委員御案内のとおりでございますけれども、検査院は独立した機関でございますので、我々としてこうが望ましいという、仮にですよ、そういう希望があったとしても、その希望が検査院の方に通るわけはありませんので、それはなかなかそういう話ではないというふうに思っております。

小池晃日本共産党

○小池晃君 そんな甘いものじゃないですよ、この協議は。続くんです。  航空局、局長レベルの対応をした後、官邸や与党などに対してどのような対応をしていくか。理財局、検査院に対しては官邸だからといって通用しない、説明していくタイミングも考える必要がある、両局長が官邸を回っている姿をマスコミに見られるのは良くない、まずは寺岡を通じて官房長官への対応をするのが基本だと。これ、寺岡光博官房長官秘書官のことだろうと思います。両局長が官邸を回っている姿をマスコミに見られたらまずい。つまり、まずいことをやっているということを認識しているわけですね。  その後、国会対応も、これ議論されていますよ。テープや資料などがこれから出てこないか心配だ。理財局、もうある程度は出尽くしているのではないかと思っている。航空局、検査中なのでコメントできないだけでもつのか。理財局、検査中なのでコメントできないだけではもたない、マイナスのイメージを拡大させてしまうと思う。そんなことが書いてあって、重大なのは、航空局が、今後決裁文書等についてどこまで提出していくべきか。それに対して、理財局、太田局長、あなたは、ないものは出せないが、これまでもある程度出してきており、個人的には出せるものはできるだけ出して、出した方がいいと思う、出てしまうと案外追及されなくなるという面もある、ただし、政権との関係でデメリットも考えながら対応する必要はある。  太田さん、そんなことを言っていたんですか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  今ほど来、委員が読んでいらっしゃると思うんですが、それがどういう紙か、私には分かりません。  その上で、その上で、その上で、基本的に、今委員のおっしゃっている中で、何でしょうか、官邸に行くと問題があるような話が、おっしゃられたと思いますが、仕事でございますので、私はその頃も仕事上、官邸に何度もお邪魔をしております。もし今委員がお読みになったところがそうであれば、私は行かないということをしていなきゃいけなかったと思いますが、そういうことではなかったということでございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 いやいや、二人で回っていたらまずいというふうに言っているわけでしょう。行っちゃいけないとか言っていないんですよ。  今全く触れなかったけれども、資料は出せるものは出した方がいいと思うけど、政権との関係でデメリットも考えながら対応すると。都合の悪いものは、政権に都合の悪いものは隠すということを言っているんじゃないですか。これ、とんでもない話ですよ、これ。そういう密談をあなたたちはやっていた。  総理、昨年の九月七日というのは総選挙の直前なんですよ。この一週間後ぐらいに総選挙、解散を、そういう方向へ向かっていくわけでしょう。  総理は、総選挙で、森友問題、丁寧に説明してきたんだと、国会でも丁寧にやってきたんだと、こう言ってきたけれども、その裏では、いかに国会と国民をだますのか、会計検査院の調査をいかに骨抜きにするのか、首相官邸も絡んで。これ、寺岡さんの名前も出てくるわけですよ。こんな工作が行われているとすれば、これ重大だと思いませんか。総理、この問題、徹底的に調査するべきではありませんか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) その紙がどういう性格のものであるかと承知をしておりませんので、お答えのしようがございません。

小池晃日本共産党

○小池晃君 それを調べるのはそちらの責任でしょうが。だって、大体事実関係認めているんですよ、今、太田さんは。認めていますよ、大体そういったことがあった、会っている、面会、会っているということもね。さっき言った中身も反論していないじゃないですか。だから、これはあなた方が持っている文書を我々入手したんだから、政府の責任で徹底的に調査してください。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) 事実関係を一つ一つ反論していないということですので反論を申し上げた方がよろしければということですが、恐らく委員は、ざっとお話をされて一つ一つにはということだと思って、私は申し上げていないということを御理解を頂戴したいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) つまり、今、小池さんが事実を太田さんが全部認めたというのはそうではないということで今……(発言する者あり)これ、これ重大なことでありますから。ですから、そもそもこれはどういう文書であるかということを我々承知をしておりません。そういう文書が果たしてあるのかどうか、それは調査というか、まず、まずこれはどこが作ったかという、本当にあるのかどうかということについては、これは調べてみたいと思います。

小池晃日本共産党

○小池晃君 徹底的に調査を求めたいというふうに思います。当委員会にも提出を求めます。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) ただいまの件は、後刻理事会で協議をいたします。

小池晃日本共産党

○小池晃君 今回新たに出てきた交渉記録では、黒塗りしている部分についても疑問があります。  資料の七百六十九ページから七百七十ページ、平成二十八年一月八日の応接記録、七百七十ページに、財務省側が弁護士のお名前はと聞いて副園長が答えている、ここが黒塗りになっていますが、どなたの名前があったんでしょうか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  これは弁護士先生のお名前が書いてあるわけですが、基本的に、この今回交渉記録を御報告をさせていただくに際して、当然でございますけれども、情報公開法がございますので、情報公開法上、公にすることによって、法人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあると考えられるものはマスキング、黒塗りということをさせていただいて提出をさせていただいたということでございますので、今その部分に何が書いてあるのかということについては、私はお答えをいたしかねるということでございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 しかし、政治家の関係者であれば、それは別だと私は思います。  何と書かれているか。稲田龍示弁護士と書かれております。その下にはこう書かれています。稲田龍示弁護士は自民党の稲田朋美政調会長の御主人。稲田朋美政調会長は第二次安倍政権発足時に行政改革担当相となり、一昨年九月には党三役に抜てき。二階俊博総務会長と親密な関係。  何でこんなことを交渉記録に書く必要があるんですか。そして、何で黒塗りにしなければいけないんですか。全くこれは、結局全部同じじゃないですか。政治家との関わりは全て隠蔽しようと、これが安倍政権じゃないですか。  安倍さん、あなた、この問題、私は財務大臣の責任、極めて重大だと思う。しかし、何でこんな隠蔽、改ざんが行われたのかといえば、これはまさに政治家の関与、これを隠したかった。だから、稲田朋美氏に二階俊博氏も隠している。そして、何よりも隠したかったのは安倍昭恵さんの名前じゃないですか。  私は、総理の全ての答弁、この答弁がきっかけですよ。私が、妻が関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めると。この問題がやっぱり全ての原点になって、結局、改ざん重大だけれども、やっぱり全ては安倍首相夫妻を守るために行われた、誰がどう見たってこの構図ははっきりしているわけですよ。  総理、この改ざんの責任は総理にあるんですよ。その責任を取ってお辞めになるべきではありませんか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 稲田朋美議員の御主人が弁護士として関わっていたということはもう既にここで明らかになっていることでございますし、稲田さんが二階さんと親しいとかいうことは、これは別に隠すことでも何でもなくてですね……(発言する者あり)だから、それは分からないですよ、私は。何で隠したか、だから、隠す理由がないじゃないですか。別にそれは政権にとってどうこうという問題では全くない問題であろうと、こう思うわけでありますから、我々としては、むしろ全部出していただいた方がもちろんよかったと思うわけでございますし、むしろ、書き換えられた、書き換える前の文書を見ても、私も昭恵も全く財務省に対してあれこれ言っていないということは、これ非常に明らかになっているわけでありますから、むしろそれをしっかりと示していただいた方がよかったと、このように私は今思っているところでございます。

小池晃日本共産党

○小池晃君 出してもらってよかったって、人ごとで言っているような場合じゃないんですよ、これは。だって、じゃ、何で隠したのかということになるじゃないですか。結局、総理の関与を隠すためにと。もうやっぱりいいかげんにしてもらいたい。いいかげんにしてくださいよ。資料は包み隠さず提出をする……

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 時間が来ております。

小池晃日本共産党

○小池晃君 全ての関係者に国会で正直に話してもらう、そして安倍首相には内閣総辞職を強く求めて、私の質問を終わります。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で小池晃君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、片山大介君の質疑を行います。片山大介君。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 日本維新の会の片山大介です。  私も、森友、加計問題について聞いていきたいと思います。  まず、森友問題についてです。  財務省が先週国会に提出した三種類の文書をパネルにしました。(資料提示)まず、改ざん前の文書、これが三千ページ、それから、森友学園等との交渉記録、これが九百五十ページ、さらに、財務省内で森友学園への対応を相談したメモ、これが二十六ページ。これだけの多くの文書を改ざん又は廃棄したことに大変驚く、そのようになっています。  そして、この文書をそれぞれずっと見てみましたけれども、やはり全体像と言えることは、森友学園側が、昭恵夫人始め政治家の名前を挙げて、時には高圧的に近畿財務局を翻弄させて、八億円の値引きという特例な取引を進めていったこと、これが分かると思います。  ただ、改めて感じて思うことは、今回これが一般競争入札でなくて随意契約になっていたこと、私はこれが最初の過ちだと思う。だから、その結果が森友学園に付け入る隙を与えて、昭恵夫人の名前も使われて、そして、それをなかったことにしなければという考えから不法行為である改ざんやそうした廃棄などが連鎖のように広がっていったと、私はこのように思っています。  そして、今回、その文書を見ても、その入口となった随意契約の審査のところで、その資金計画だとか財務状況などの把握がきちんと行われていたかというと、そうでないことがこれ文書から見て取れた。最初の問題はここにあったと思います。  それで、財務省は先月、国有地売却の新しいルールというのを作りましたけれども、それを見ても、こうした入口面でのところというのをきちんとやるのかどうか、これ基準とかも書いていないんですが、これはきちんとできるのかどうか、まず、これについてお伺いしたいんですが。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  今委員が御指摘ありましたように、基本的に、いろんな意味で公明正大に、すごく分かるようにするということが委員の御指摘だと思います。  今回の国有財産分科会の結論というものは、今回の森友の事案の反省を踏まえて、いろんな意味で分かりやすくというか、公明正大にしようと思っていることがあります。例えばでございますが、一つ一つはあれですけれども、例えば、一番最初のこのスタートは金額が非開示になっていたということでございますが、それについてはもう必ず開示をすると。開示をするということを契約上の条件にして必ず開示をするということをやっております。  ほかのことも含めて、今委員がおっしゃったような趣旨で、公明正大に、疑念を持たれないようにするためのシステム、ルールとしてそういうルールを作るということでやってございます。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 いや、その入口のところの資金計画だとか財務状況、これをしっかり見るようにしていただきたいと思います。今回、それができていなかったから、だから、資金面でもまあ森友学園は苦しかったんだろうと思います。それで、昭恵夫人に照会をして、そして、それが谷さんから優遇を受けられないのかという話になっていったんだと思います。これについて、総理は制度上の単なる問合せだったというふうにおっしゃっていますが、ただ、やはり総理夫人からの照会があったものでというふうに言われれば、やはり言われた方はやっぱりとても気を遣うのは、これは当然だと思います。  そして、最新号の文芸春秋では、今井尚哉首相秘書官が、その交渉の過程で昭恵夫人の名前が挙がっていたのは事実だから、夫人は無関係とは言えないというふうに述べている。私は、この考え、ごくごく普通だと思います。  それで、総理もそう言ってもよいんじゃないかと、結果として夫人が関係していたということになるのかもしれないというふうには言えるんじゃないかと思いますが、そこはどうお考えでしょうか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 言葉というのはそれぞれ正確に読み取らないといけないと、こう思います。  まず、言わば、谷夫人付きから連絡があって、財務省が気を遣っているんであればゼロ回答にはならないはずであります。全くゼロ回答であり、それはまさに籠池氏本人から問合せがあっても同じことであったということだと思うわけでございまして、そこは全く影響力はないということは、これはもう明らか、結果が、ファクトが明らかにしているんだろうと、このように思うわけでございます。  そして、私が言わば私の進退との関わりについて申し上げてきたのは、言わば、これは、このずっと答えの中の文脈を見ていただければよろしいんではないかと思うわけでございますが、言わば、例えばお金をもらって政治家としての影響力を行使して何か行政をねじ曲げるという意味において、そういう意味において、売買やあるいは認可に関わったことはない、私も妻も事務所も関わっていない、それは全くもう事実が証明しているんだろうと、こう思います。  そして、この答弁をした時点で妻はもう既に名誉校長を引き受けていたわけでありますから、それと何回か学園も訪問している、そういう意味での関わりがあるわけであります。その関わりと、言わば行政上のプロセスあるいは結果において、そういう関わり、今言った関わりが影響を与えていたかといえば、私はそういうことではないと、こう考えているところでございます。  ですから、しかし、いずれにいたしましても、名誉校長を務めていたがために疑いを持たれる、これは当然のことであろうと、このように思いますので、今そうした役職は、妻はほとんど特別なもの以外はこれは辞退をさせていただいているところでございます。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 そして、あと、この問題で、やはりこれも前から言い続けていることなんですけど、やはり土地取引の妥当性という、やっぱりきちんと妥当性を調べてほしいというのがあるんです。  私、これまで、これは言っているんだけれども、いろいろと土地を掘り起こして本当にごみがあったのか調べるべきだと言っているんだけれども、なかなかこれは権利等の問題もあって簡単にはいかないというふうに言われています。今回、その提出された文書で、そういったところ記述あるかなと思ったけど、やはりその八億の値引きを根拠が明らかになっているところというのはないんですよね。  それで、会計検査院からは、御存じのように、その大阪航空局の見積りだと三割から七割少ない可能性があるという今指摘を受けているんだけれども、この指摘に対しても政府としては答えていない。これは、やっぱり行政としての不作為に私なるんだと思います。  この問題をもし本当に終わらせたいんであれば、ごみをやっぱりきちんと調べる、掘り起こす、これやらなきゃいけないと、これ決着付かない、長引くと思いますけれども、そこをどうお考えでしょうか。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) この土地の処分については、もうこれはちょっと経緯がありますので、校舎の工事建設というのが既に進行している途中で新たな地下埋設物というのが発見されたというのが経緯、まず一番最初の話が、込み入るんですけれども。これで相手側から損害賠償を訴えられるという可能性が当然そこに出てきますので、そこで極めて切迫した状況という状況に行われたというんで、いわゆる法律用語で言う瑕疵担保責任というのの排除というのを、我々は交渉して特約条項を付けるというぎりぎりな対応をさせていただいたんですが、今言われましたように、国土交通省にこの土地は返還されていますよ、既に、返還されておりますが、その土地の上に建物が建っておりますが、この建物は誰が持っておるのかといえば、これは籠池さんは発注していますけど、この人はお金を払っていませんから、この建物を建てた業者がその土地の上に建っておる建物の所有権ということになります。お金を払ってもらっていませんから、国のものじゃありませんから。国のものの上に勝手に土地が建っちゃっているということですからね。  そうすると、その地下を調べるとなると、留置権というまた法律用語があるんですが、その土地の地下を調査するためにはその土地の上に建っている建物を持っている人の認可が要ると、これ、留置権という言葉があるんですが、それがありますので、役所と、その交渉の間に立って今交渉はしていますけれども、向こうは、そんなの、俺が調べて何が文句あるんだって当然向こうは言うわけなんで、私どもとしては、なかなかこの調査を行うのが難しい、これ、だけれども交渉させていただいておりますよ。  いずれにいたしましても、この本件土地の再調査というのを含めまして、いわゆる管財人とか工事の請負人とか業者とかいろいろと交渉を行っているところでありまして、これは法令にのっとってきちんと対応していかねばならぬところだと思っております。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 いや、これ、今やっているところもあると言っていますが、これ是非進めていただかないと、結局ここに帰着するわけだから、これをしっかりやらないと、この問題、決着は付かないと私は思います。  それで、今、財務省は調査も進めていると言っていますが、内部の調査、結局誰が指示をしたのか、どのような組織ぐるみだったのかと。これ、まず、あれ月内にも出るんじゃないかという声があったんですけど、これ、いつ頃になりそうなのか、月内無理なのか、教えてもらえますか。

矢野康治財務大臣官房長

○政府参考人(矢野康治君) お答え申し上げます。  調査につきましては、捜査当局との関係に留意をしつつ、詳細に、できるだけ速やかにと思っておりますけれども、いつまでにということはここで明言することは不可能でございます。できるだけ詳細に、今委員御指摘の指揮命令系統、それから、誰と誰がどう連携して、どういう考えでやったかということは克明に報告をしたいと思いますけれど、時期については御容赦いただきたいと思います。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 やっぱり、これが遅いことがみんないらいらしているんだと思いますね。それで、もうこれだけの、さっきパネルで見せた資料なんかももう提出したんだから、これ今更、その捜査の結論を見てからでないとと言うんではなくて、やっぱり分かっていることは私言っていくべきだと思いますね。  それで、あと、その焦点の佐川氏なんですけど、報道では一部、起訴されないんじゃないかというようなことも言われてきている。だけれども、検察が刑事罰としての捜査するのと、それから今回のこの事案の全体像を明らかにするという、これは別物ですから、そのことはきちんと認識してほしくて、刑事罰にならなかった刑事罰以外の事実については公にしないということではなくて、それも含めてきちんと明らかに皆が納得するような形の結果を出さないとこの問題はやはり決着しないと思いますが、これについてどうお考えでしょうか。

太田充財務省理財局長

○政府参考人(太田充君) お答えを申し上げます。  今委員がお話がございましたとおり、捜査当局がどういう御判断をされるかということは我々にはもう知る由もないわけですが、その判断いかんにかかわらず、事実関係を克明に詳細に明らかにして、それについて我々財務省としてどういう責任がある、どういう処分をして、どういう責めを負うかということは明確に明らかにしていきたいというふうに考えております。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 是非やってほしいです。  それで、調査結果とともに、あと処分も行うというふうになっていますが、内部で処分も行うと言っていますが、これ是非もう人事一新してほしいというふうに思います。  これ、今回の交渉記録だって、去年の二月から存在しているんじゃないかというふうに言われていたんだけれども、財務省としてはやっぱり徹底した調査を行ってこなかったです。今年の三月になって大きな騒ぎになって初めて調査をした。そういう意味では、理財局だけじゃなくて、私は大臣官房の責任だって重いと思っています。  だから、今回のことが、どうも理財局の一部の者がというようなことだけは何か先に出ているけれども、そうじゃなくて、ある程度きちんと分かったらもう人事一新していかなきゃいけないと思いますが、そこ、大臣、どのように考えていますか。

麻生太郎自由民主党財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)

○国務大臣(麻生太郎君) これ、今捜査がまだ続いております段階なので、私どもの調査と検察というか大阪地検の捜査と、両方、同時並行的に今事が進んでおりますので、それの整合性もきちんと付けねばならぬということだと思っております。  いずれにいたしましても、私どもとしては、この幹部の人事についてということなんだと思いますが、今の段階でコメントできる段階には、差し控えさせていただきますけれども、いずれにいたしましても、そういった疑念等々、こういった問題、不祥事を起こしておりますので、そういったものを踏まえて判断をさせていただきたいと思っております。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 いや、是非、もう人事を本当に一新しないと、そうしないと今回のこの教訓がきちんと残らないと思いますし、もうこんなことは二度と起きちゃいけないと思いますから、そこはしっかりやっていただきたいというふうに思います。  それで、ちょっと時間がないので加計問題の、加計学園の方の話にちょっと行きたいんですけれども、これもう何度も今出てきていますけれども、総理がいいねと言ったコメントに対して、おとといですか、加計学園側が、実際にはなかったことを引き合いに出して誤解を与えた、情報を与えたというふうに言っている。  いや、これ、私も、やっぱり少なくとも、総理の名前使われたということであれば、この担当者、コメントを出して、加計学園側が、終わるんではなくて、やはり私はきちんと話をすべきだというふうに思うんですけど、これ、総理、名前使われた立場でどうお考えですか。    〔委員長退席、理事高野光二郎君着席〕

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この加計学園のコメントについては我々コメントをする立場にはないわけでございますが、何度も申し上げておりますように、平成二十七年の二月二十五日に加計学園理事長とお会いしたことはないわけでありまして、また、加計学園も理事長が二〇一五年二月に私とお会いしたことはない旨のコメントを公表していると承知をしております。そして、加計学園は、実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまったように思うとのコメントを発表したと承知をしております。  なお、当時の加計学園からの連絡について、今治市長は、当時は非常に厳しい状況で、医師会等の圧力により諦めかけていたときだったので、希望を失わないでやっていこうという激励の意味もあったと捉えている旨コメントをしていると承知をしているところでございます。  いずれにいたしましても、私は、この加計学園、加計理事長とは獣医学部の新設について話をしたことはないということは何度も申し上げてきたとおりでございます。そこで、学園が出したコメントについて私はコメントする立場にはないと、こういうことでございます。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 だけど、これだけ国民も、どっちが正しいんだ、何が正しいんだろうとかというふうに思い始めているのであれば、やはりもうこれは私も関係者来ていただいてきちんと国会の場で話せばいいと思っています。しかも、この予算委員会の場ではなくて、もうやはり特別委員会をつくってそこで集中的に別でやると、もうこの予算委員会の場で余りこの問題に取られるんじゃなくて、別でやった方がいいと思いますよ。というふうに私は思いますが、総理、どうお考えでしょうかね。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) いずれにいたしましても、大切なのは、では、プロセスがどうであったかということなんだろうと思います。今のまさに愛媛県の出した文書においても、私と、彼らが言っている日に私と加計さんが会ったと、こう言われておりますが、そこに愛媛県の職員がいて、それをメモにしていたわけではないわけですね。また、加計孝太郎氏から聞いたわけでもないわけでありまして、まさに伝聞をまさに伝聞、まさに伝聞の伝聞なんだろうと、こう思うわけでございまして、その伝聞の伝聞についてその実際はどうだったかという考え方について、加計学園がもう既にコメントを出されている。  しかし、大切なことは、プロセスについて、がどうだったかということについて言えば、まさに八田座長を始め民間有識者の皆さんは口をそろえて一点の曇りもないと述べられているわけでございまして、そして八田座長から、私からも、また秘書官からも何の働きかけも受けたことはないと述べております。  そして、前年の平成二十六年九月の時点で既に民間議員ペーパーで獣医学部新設が重要と明記されており、秘書官の面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ないこととの発言があったと承知をしておりまして、そうした観点からも問題はないと、こう思うところでございます。    〔理事高野光二郎君退席、委員長着席〕  一方、国会においてどのように審議を進めていくかということについては国会がお決めになることだろうと、このように考えております。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 ただ、総理、そう言うけど、先ほども言われたように、やっぱり李下に冠を正さずというのは確かにあったというふうに思うんですね。  今回、加計学園が認められるプロセスのさなかでも、やはり加計理事長とゴルフや食事はされていた。まあ、それ友人だから仕方ないというのはあるかもしれないんですが、それでも、この特区というのは、一般には認められていないものを特定の事業者に認めるというものであるから、そうであれば、たとえそういうことがなかったとしても、やはり外部から国民が見ても疑念が起きるようなことは徹底的に排除していかなきゃいけない、私はそのように思いました。  それで、この国家戦略特区の制度を見ると、認可権のある政府側とそれから事業者の間での接触のルールというのは具体的なものがないんですよね。だから、これは是非定めるべきだと思います。我々維新だと、言っているのが、これを外形的公正性というふうに言っているんですね。外形的に見ても公正性が担保されていると、これをしっかりやるべきだというのを我々維新は言っていて、例えば大阪などでは行政でこれをきちんとやっているんです。  だから、今の特区制度にそれがなかったので、これは今後やっていかなきゃいけないと思いますけど、総理、どうお考えでしょうかね。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この特区のプロセスについても、ワーキンググループや特区諮問会議といった民間有識者が主導する会議を経て決定されるものでありまして、これは私が独断で決めることはできない、形式的に私は議長ではありますが、まさにこのプロセスは経ているということでございます。そして、そのプロセスにおいてももうオープンな形でやっているということであったと思います。  そうした観点から、国家戦略特区制度の運営についても、省庁間の直接のやり取りに関わる合意済み議事録の作成、そして議事公開ルールの明文化など、民間有識者の主導により透明性を高めるための対策の具体化が進んでいるところであります。  その成果を踏まえて措置を速やかに講ずることにより、特区制度の透明性を更に向上させつつ、岩盤規制改革のエンジンとして国家戦略特区の機能強化に取り組んでまいりたいと考えております。

片山大介日本維新の会

○片山大介君 今総理、それ言われました。ただ、接触ルールについての具体的なことを書いていないんですよね、接触ルールに。だから、今だとどうしてもまた同じようなことが起きてしまうと思うから、これは是非やめた方がいいと思いますし、それを是非考えていっていただきたいと思います。  これで終わります。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で片山大介君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、山本太郎君の質疑を行います。山本太郎君。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 自由党共同代表、参議院議員山本太郎です。社民との会派、希望の会を代表し、質問いたします、安倍総理に。  今月五月十日、参議院でも、加計学園などに新獣医学部を設立させるための必勝法を官邸でじかに伝授したと話題の柳瀬元秘書官の参考人招致が行われました。立憲民主党、蓮舫さんとのやり取りが資料の一です。済みません、蓮舫さん、使わせていただきます。(資料提示)  記憶と記録はどちらが信用されると思いますかとの蓮舫さんの問いに対し、柳瀬氏は、片っ方がメモを取って片っ方がメモを取らなければ、常にこうだと後で言えるのは、それはちょっとさすがにおかしいと思いますと御答弁をされました。  総理、一般論でお答えいただきたいんですけれども、曖昧な記憶と行政文書の基となるために記録されたメモ、これどちらが信用されると総理は思われますか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) それは、言わばメモにおいて言えば、これは、あと、行政文書ということについては、中村知事もこれは行政文書ではないということを言われていると、こういうふうに承知をしておりますが、そこで、では、かぎ括弧の発言については、そのメモ、果たしてその場で取っていたものか、後で取っていたものかということもあります。かつて、文科省から出されたメモが、官房副長官に関わるメモでありますが、これは非常に不正確であったといって文科省の方が謝罪をしたということもあるわけでございます。だからこそ、かぎ括弧の発言については本人の、残す場合は本人の了解を取って議事録として残すべきだろうと、このように思っております。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 やり取りを普通にメモする、そんなことは普通に私たちの世界でもあるじゃないですか。レクを受けたりとかしたときにも必ずメモ取っていますよ、やり取りは。  人間は記憶が薄れます。記憶が薄れ過ぎると柳瀬さんみたいになるんですよ。記憶失ったり、急に都合のいい記憶のみがよみがえったりするやからもいますから、だからメモするんですよね。  愛媛県職員は東京へ遊びに来たわけじゃない。仕事で来たんですよ、官邸に。公務員は仕事で出張した後には報告しなければならない。そのために取られたメモが後の復命書の一部になった。れっきとした愛媛県の公文書ですよね。  記憶に勝るのが記録、公文書であることは当然の話です。自分の行動を思い出せない人の話は何の証明にもならない。こういうのをよた話っていうんですよ。  総理、いつまでこの問題引っ張るんですかって、是非一緒に一気に片を付けませんかという御提案です。  資料の二、これまで複数名が同時に行った証人喚問の事例。一回の証人喚問で複数名が証人として出席し、同時に証人喚問を行った事例が過去四回あります。一回に集めて一気にやりましょうってやつですね。  委員長、安倍総理、加計孝太郎理事長、渡邉加計学園事務局長、柳瀬元秘書官、藤原元次長、和泉首相補佐官、前川喜平元次官、愛媛県の中村知事、一度に証人喚問してください。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 いやいや、現役の総理でも証人喚問で呼べないという理由はないと思いますので。  総理、この問題早く決着付けるためにも、この証人喚問が実現するように是非与党側の背中を押していただきたいんですけど、お願いできますか。いかがでしょう。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) この獣医学部の新設については、もう再々申し上げておりますように、プロセスについてはこれはまさに民間議員の皆さんが議論をして進めていくわけでございます。そして、どこにするかということについても、地域を認定していくためのこのプロジェクトチームがこれ議論をしていくわけでございますし、それは既にオープンになっていて、一点の曇りもないということは明確になっているわけでございます。私から指示や依頼を受けたことはないということは、前川前次官も含めてこれはもう明らかになっているんだろうと、こう思う次第でございます。  まあ獣医師会等の相当強固な抵抗があったわけでございますが、開学された獣医学、開校された獣医学部は十六倍の倍率で既にこれスタートしているわけでありまして、学生の皆さんも真摯に今勉強をしているんだろうなと、こう想像しているところでございます。  いずれにいたしましても、委員会等を設置する等、またこういう証人喚問等については、これはまさに院がお決めになることだろうと、このように思っております。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 すぐには答えずにるる御説明いただきましたが、最終的には国会がお決めいただくことだというふうに最後に御説明いただいたと思います、国会が判断するってね。  これ、逃げないでいただきたいんですよ。一点の曇りもなければどうしてここまで引っ張られる話なんですかってことなんですよ。ワーキンググループの議事要旨の中にも、いてたはずの加計学園がいなくなったりとかするわけでしょう、そういうルールだからってことで。一点の曇りもないどころか、曇りしか見えないからこれだけ問題になっているわけなんですね。是非、与党側にこの証人喚問、全員をいっときにやるという証人喚問をやるように背中を押していただきたい、指示していただきたいんですよ。でも、それは国会がお決めになることだというふうに逃げないでいただきたい。  なぜならば、二〇一三年から直近までで総理が党に直接指示したという報道記事を探してみたら、山ほど出てくるんですよ。日常的には党に指示しまくっているんですね。  二〇一三年八月、安倍首相が石破幹事長に対し、伊吹衆議院議長の下に諮問機関を設けて選挙制度改革を議論するように指示。すごいですね、これね、衆議院議長も巻き込んでそういうことをやっていけと、国会の中でやることを指示しているんですよ。二〇一四年五月、安倍首相が集団的自衛権の行使容認の検討を与党に指示。二〇一四年一月、教育新法提出について安倍首相から一層加速して審議を進めてほしいと指示。二〇一五年十月、軽減税率、首相、導入を指示、自民に。二〇一六年十一月、首相、JA全農改革で党に対案作成を指示。二〇一七年九月、憲法に自衛隊を明記する方針を公約の柱とするよう首相が自民党に指示。二〇一七年十月、安倍首相は首相官邸で萩生田幹事長代行と会い、国会での野党の質疑時間を与党よりも多くする慣例について見直すよう指示。  指示、指示、指示、むちゃくちゃ指示なさっていますよ。その指示の下、国会動いているんですよ。自分の都合で総理大臣と自民党総裁というのを使い分けないでください。余りにもやり方がせこい。  野党は真相解明のための証人喚問を求め続けています。一致し続けています。あなたを守るためにそれをオーケーしないのは、御存じ自民党と公明党なんですよ。国会で御議論いただくじゃないんです。野党は一致できているんです。あとは与党だけなんですよ。だからこそ、早くこの問題に決着を付けたかったら、総理御自身が指示なさるのが一番早い。  愛媛県知事、呼ぶの嫌なんですかね。一度にみんなでやるというの、嫌なんですかね。総理が嫌だからこれだけ与党が動かないなんて、余りにも不自然じゃないですか。お願いしますよ。いつまでこんなことやっているんですか。一気に決着付けましょう。  では、本日のメーンテーマ、イラクの日報問題に移らせていただきます。よろしくお願いします。  ない、ない、ないと言われていたイラクでの日報、野党議員が昨年二月、資料要求してから一年四か月以上経過、四月十六日、日報一万五千ページが公表されました。  イラクでの日報、その原点は、当然、イラク戦争。二〇一五年の安保法の審議の際、イラク戦争で起きた国際法違反である米軍による民間人の虐殺について、この先、米軍が民間人の殺りくを行った際にはそれを止めるように進言できますか、私がそう総理にお尋ねしたら、総理は、なぜ米国がイラク攻撃をしたかといえば、当時のフセイン政権が大量破壊兵器を保有していないという証明する機会を与えられたにもかかわらず、それを実施しなかったと、フセインが大量破壊兵器がないと証明責任果たさなかったから悪いという趣旨の答弁をされたんですね。この考え方、世界と真逆です。  イラク戦争の総括、反省は、関係した国々はやっている。二〇一〇年、オランダの独立調査委員会報告書ではイラク戦争は国際法違反と報告され、英国で設置、チルコット委員会、二年掛けた、戦争への参加決断をした元首相であったり政治家だったり軍関係者だったり、みんな呼んだ、百五十人以上、十五万件以上の政府書類も分析、公聴会は原則公開、イギリスの軍事行動に法的根拠がなかったという結論まで出している。ブレア元首相、参戦時の情報は間違っていた。ブッシュ元大統領、大統領職にあった中で最大の痛恨事はイラクの情報の誤りだった。クワシニエフスキ元ポーランド大統領、イラクの大量破壊兵器の情報でだまされたことに不愉快さを感じている。コフィー・アナン国連元事務総長、イラク戦争は我々の見地からも国連憲章上からも違法である。  総理にお伺いしたいんですけれど、二〇一五年とそのときのお気持ち変わりませんか。大量破壊兵器なかったということを言えなかったフセインさんが悪かったんだという趣旨で、今も変わりないんですかね。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今御紹介いただいた答弁については、これはまさに政府として答弁をさせていただいたところでございますが、確かに大量破壊兵器が発見されなかったわけでございますが、しかし、その経緯の中において、それを証明する機会はあったわけであります。その中でイラク戦争に至ったことは大変残念なことでありますが、しかし、その中で、我が国として、あのとき、小泉政権下、支持をしたわけでございますが、その支持をしたことについて国会で問われたことについてはそうお答えをしている、そのお答えは今も変わらないということでございます。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 疑われた方に証明責任があるという二〇一五年のお答え、そのまま政府が決めたことだからというお話なんですけど、総理のロジックならば、森友、加計問題にとどまらず、これまで噴出した数々の疑惑を証明するのは当然総理が御自身やらなければならないということになりますよ。責任を感じる、丁寧に説明をする、うみを出し切るといった言葉だけ躍らせて、疑惑を晴らすような具体的な指示、これまであなた、何もやっていないじゃないですか。  加えて、森友問題でも新しい文書出てきましたよね、谷査恵子さんが女帝昭恵様に粉骨砕身尽くしていることがよく分かる文書。昭恵様からの命を受け、昭恵様のお友達のために財務省に問合せをしていることが書かれていた。それは違うじゃないかというふうに言いたいんだったら、それ、総理自身がやるしかないんですよ。総理のロジックからいうと、そうでしょう。  はっきり言うと、もう証明もしていただかなくてもいいかもしれません。どっちかというと、総理、もうアウトなんですよ。今回開示された文書も含め、これまで明らかになった資料、そこに書かれた事実を総合すると、森友学園土地取得問題に安倍昭恵夫人、全く関わっていないと考える方が不自然なんですね。通常の合理的な人間であれば、安倍総理夫妻、少なくとも昭恵夫人が関与していたと推認せざるを得ない。  人まで死んでいるんですよ。公務員一人亡くなっているんですよ。それをまるで自分と関係がないような立ち回りを続けるのはやめていただきたい。国家の私物化オンパレードをしていないという合理的証明、これまで一切できていない。だからやっていただきたい。背中押してくださいね、与党側の、証人喚問。  委員長、安倍昭恵夫人、籠池前理事長、佐川前長官、迫田元理財局長、池田前近財統括官、田村国有財産審理室長、谷査恵子さん、一度に呼んで同時の証人喚問を要請いたします。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 後刻理事会で協議をさせていただきます。  山本君、時間ないですよ。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 本日お願いした二つの証人喚問の件、与党側に早急に実施することを約束してください。総理、お願いします。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 国会でお決めになることであります。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 時間来ております。

山本太郎希望の会(自由・社民)

○山本太郎君 余りにもあり得ないお答え、やる気なしですね。うみはあなた自身です。  ありがとうございます。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で山本太郎君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 次に、薬師寺みちよ君の質疑を行います。薬師寺みちよ君。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 無所属クラブの薬師寺みちよでございます。よろしくお願いいたします。  様々な問題点が今日も、加計問題、そして森友問題、指摘をされてまいりました。  以前から私は総理にお願いをいたしております。ここで指摘されたことをスピーディーに施策に生かしてほしい。というのは、公文書管理の問題がまだまだこれは解決できていないということでもございます。公文書管理をまずはしっかりと政府として全面的に、一丁目一番として解決していくんだという姿勢を打ち出しながら、かつ明確に、今回指摘されている問題についても白黒はっきりさせていただきたいと私は考えております。これは車の両輪でございます。総理のお考えをお示しいただけますか、よろしくお願いいたします。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、加計学園の獣医学部新設については、省庁間におけるやり取りが言った言わないと水掛け論に陥り、これが国民的な議論を招く大きな要因となっています。このため、本年三月に特区基本方針を改正し、第三者の加わらない省庁間の直接の調整プロセスについても、当事者が合意した議事録の作成など、運用の改善を行ったところでございます。  そして、公文書管理については、私の指示の下、新ガイドラインによるルールの徹底や電子決裁システムへの移行の加速に取り組んでいるところであります。さらに、今後、現在行われている捜査や事実関係の調査、解明を踏まえ、更に問題点を洗い出した上で、職員一人一人の意識を向上させるため何をなすべきか、実効性のある対策を追求していきたいと考えています。  組織や制度の見直しなど、私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しを行ってまいりたいと思います。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。  私も様々調べております。その中で、公文書管理委員会、議事録が昨年の十二月二十日以降公開をされておりません。一体何がどこで決まっているのかということ、これは不信感を持たれてはなりませんので、しっかりと公開し、そして、これから、公文書とは何なのか、何をもって公文書とし、そしていつまでその公文書を保管するのか、どのような方法で保管をしていくのかということも明確にしていただきたいと思います。  私も医師でございます。やっぱり医師は同じようにカルテを書きます。カルテというのは、もちろんこれは患者様のためでもございます。医療記録として大切です。一方で、私どもが何をやったのか、何を言ったのか、何をしたのかということをそこで明確にし、そして自分の身を守るためにも使用するものでございます。それは私は公文書だと思ってこれまでも臨んでまいりました。  そのようなことで、総理には、しっかりと公文書管理やっていくぞという今勢いのいいお言葉もいただきましたけれども、しっかり臨むということをもう一度宣言していただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 公文書に関わる問題において国民の大きな不信を招いている中において、しっかりと我々はこの公文書において改革を行っていくことが私の使命であると、このように考えております。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。  私どもがこういうふうに議論をしてまいります間に、世界では様々なことが起こっております。ですから、今日はアメリカ通商政策と国際経済の状況についても質問させていただきたいと思っております。  トランプ・アメリカ大統領、安全保障上の理由ということで、自動車をターゲットに二五%の関税を上乗せするということを意思決定したというふうに報道がなされております。  もちろん、アメリカは世界第一の経済大国でございます。やっぱり、アメリカが保護主義に向かうということが引き金になりまして世界の景気というものが後退するかもしれない、また、日本の株価にも影響することが考えられております。しっかりと私は、アベノミクスの中でもこの現下のアメリカ通商政策と国際経済の状況についても分析し、対応していただきたいと思うんですけれども、総理の姿勢をお伺いさせていただきたいと思います。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今般、米国商務省が自動車及び自動車部品の輸入に関し、通商拡大法第二三二条に基づく調査を開始したところでありますが、具体的な措置が決定されたものではないわけでございまして、現時点においては予断を持ってコメントすることは差し控えたいと思います。  その上で申し上げれば、日本の自動車メーカーは米国内でも良質な雇用を生み、そして米国経済に多大な貢献をしています。米国関係者に対し、そうした事態について正確な理解を促したいと思います。  いずれにせよ、ルールに基づく多角的貿易体制を重視する我が国としては、いかなる貿易上の措置もWTO協定と整合性であるべきと考えており、今後も日本に悪影響が生じることのないよう動向を注視してまいりたいと、このように思います。  私からも何回も、日本の自動車メーカーは輸出している台数の倍以上を現地で生産をしている、そして、貿易インバランスが六百九十億ドルと、こう言われていますが、実は日本の企業が米国で生産して米国から外に輸出しているのは七百五十七億ドルだということはトランプ大統領にも説明し、理解を求めているところでございますが、我が国としては、TPPが日米両国にとって最善と考えておりまして、様々な機会を捉えて米側に対して説明をしてきました。その立場を踏まえ、引き続き米国との議論に臨んでまいりたいと思います。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。  私も愛知の地元に帰りますと、世界中から研修生来ております。やっぱり愛知の自動車産業というものの技術移転ということにつきましても様々な側面、日本は貢献をしているんではないかと思っておりますので、しっかりとその点をトランプ大統領にも御理解いただきたいと思っておりますので、今後とも交渉をよろしくお願いを申し上げます。  ところで、北朝鮮問題にも触れざるを得ません。北朝鮮の非核化という問題は先週出てまいりました。北朝鮮は、核実験場の坑道を爆破することによって核実験場を放棄したということを国際社会にアピールをしてまいりました。しかし、そこに専門家の目は入っておりません。報道の目があっただけでございます。基本的に、何が行われたかということの検証も難しい状況になっている今、CVID、完全かつ検証可能で不可逆的な廃棄ということが着実に履行される、これは日本にとって喫緊の課題だと思います、問題だと思います。日本人の命が懸かっております。  引き続き国際社会とともにどのような形で協力なさるのか、総理の御意見いただけますか、お願い申し上げます。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 今回の北朝鮮による核実験場の爆破が、今後、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全、検証可能かつ不可逆的な方法での廃棄、いわゆるCVIDに向けた具体的な行動につながっていくことを期待しております。引き続き北朝鮮の動向を注視していきたいと思います。  トランプ大統領は六月十二日の米朝首脳会談の開催に向けて取り組んでいる旨明らかにしており、米朝間において協議が進められていると承知をしております。また、五月二十六日に文在寅大統領と金正恩国務委員長が会談を行い、六月十二日の米朝首脳会談が成功裏に行われなければならないことを確認したところであります。この米朝首脳会談を核、ミサイル、そして何よりも大切な拉致問題が実質的に前進する機会にすることが大切であります。問題の解決に資する会談となるよう、米朝首脳会談の実現を強く期待をしております。  いずれにいたしましても、米国とは緊密に連携を取ってきておりますし、トランプ大統領とも緊密に連携を取りながら、認識、そして方針、認識について完全に一致をしてきているところでございます。このように事態が動いている中において、なるべく早い段階でトランプ大統領と電話で首脳会談を行いたいと考えているところでございますが、引き続き、日米、日米韓で連携をしながら、また中国、ロシア、国際社会と連携して、そうした諸課題を解決するよう全力で取り組んでいく考えでございます。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。  日本だけが蚊帳の外であるというふうな状況は何としてでも避けなければなりません。しっかりとその一員として、メンバーとして加わっていただきますよう、私もお願いをしていきたいと思います。  ところで、三十日にはほぼ一年半ぶりに党首討論が行われますが、私どものような小会派、そこに参加する権利はございません。ですので、しっかりここで確認をさせてください。  国のありようについてでございます。安倍総理が目指すリーダー像というものはどのようなものなのか、国のリーダーとして日本をどのように導こうと考えていらっしゃるのか。やっぱり様々な問題が起こっている今でございます。明確に示していただけますでしょうか、よろしくお願い申し上げます。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私たちの子や孫たちの世代の皆さんがこの国に生まれてよかった、そう思ってもらえるような国をつくっていくためにリーダーシップを発揮をしていきたいと思います。  第二次安倍政権が発足して以来、経済の再生、外交、安全保障の立て直し、そして社会保障制度の改革に取り組んできたところでございます。それぞれそう簡単なことでもなかったわけでございますが、自らかえりみてなおくんば千万人といえどもわれゆかんという思いで、強い責任感と使命感を持って取り組んでいかなければならないと思っております。  そうしたリーダーシップを発揮をしながら、誰もが夢に向かって頑張ることができる社会をつくっていきたい、何度でもチャンスがある社会をつくっていきたいと、こう思っております。そして、額に汗して頑張る人が報われる真っ当な社会、そして世界から尊敬される日本をつくっていきたいと、このように考えております。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。  やはり長期政権だからこその強み、そして弱みというものがございます。特に私は、安倍総理が女性政策というものを前面に打ち出してくださったということで様々なものが進んでまいりました。今後の女性政策についてどのようにお考えなのか、短くで結構でございます、お示しいただけますか。

安倍晋三自由民主党内閣総理大臣

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 人口が減少していく局面の中にあって、女性政策というのはもうこれは成長戦略そのものでありまして、女性の皆さんがしっかりとその能力を生かして活躍できる社会をつくっていかなければ日本は立ち行かなくなるんだろうと思います。  女性も男性も、障害がある方も、難病に苦しむ人も、お年寄りも、みんながその能力を発揮できる社会をつくっていく。女性政策においては、安倍政権発足以来、二百万人の方々が仕事を始めた。二十五歳以上、全ての年齢層でアメリカよりも就業率は上回っているという状況になっております。M字カーブも、いわゆるM字カーブも解消されつつある。これから更に女性の皆さんがしっかりと輝く、様々な選択肢がある、そうした選択肢を自ら選び取って人生を切り開いていくことができる社会をつくっていきたいと、このように考えております。

薬師寺みちよ無所属クラブ

○薬師寺みちよ君 ありがとうございます。終わります。

金子原二郎自由民主党・こころ

○委員長(金子原二郎君) 以上で薬師寺みちよ君の質疑は終了いたしました。(拍手)  これにて公文書管理・内外の諸情勢に関する集中審議は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時五十九分散会

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