災害対策特別委員会 第8号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2018/07/20
会議録
○委員長(河野義博君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。 議事に先立ち、一言申し上げます。 この度の平成三十年七月豪雨の被害により亡くなられた方々に対して御冥福をお祈りし、謹んで黙祷をささげたいと存じます。 どうぞ御起立を願います。黙祷。 〔総員起立、黙祷〕
○委員長(河野義博君) 黙祷を終わります。御着席ください。 ─────────────
○委員長(河野義博君) 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、進藤金日子君、今井絵理子君、朝日健太郎君、辰巳孝太郎君、矢田わか子君及び藤川政人君が委員を辞任され、その補欠として佐藤啓君、藤木眞也君、磯崎仁彦君、武田良介君、浜口誠君及び松川るい君が選任されました。 ─────────────
○委員長(河野義博君) 災害対策樹立に関する調査のうち、平成三十年七月豪雨による被害状況等に関する件を議題といたします。 政府から報告を聴取いたします。小此木防災担当大臣。
○国務大臣(小此木八郎君) お疲れさまでございます。 それでは、私から、平成三十年七月豪雨に係る被害状況等について御報告いたします。 まず、この度の災害によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。 台風第七号と台風から変わった低気圧、及び日本付近に停滞した梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響等により、六月二十八日以降、西日本を中心に、全国的に広い範囲で大雨となりました。この大雨により、合計で十一の府県に大雨の特別警報が発表されるなど、過去に例を見ない異常な事態となりました。各地で河川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、昨日までに、死者、行方不明二百二十九名、重傷者五十七名等の人的被害のほか、住家の被害として、全壊二千八百四十七棟、一万五千棟を超える床上浸水等の被害が報告されています。 政府としては、大雨となる前から関係省庁災害警戒会議、これは七月二日のことでありますが、この会議を開催し、警戒態勢を確保したほか、関係閣僚会議の開催等により、総理指示の下、関係省庁が緊密に連携して対応に当たってきたところであります。また、内閣府として、七月七日から情報先遣チームを順次、広島県、岡山県及び愛媛県に派遣し、被災自治体や関係省庁との連携体制を整えました。 その後も、これまでに経験したことのない記録的な雨量が続き、広域で甚大な被害が発生したことから、七月八日の午前八時、災害対策基本法に基づく平成三十年七月豪雨非常災害対策本部を設置し、これまで十回に及ぶ非常災害対策本部会議を開催するとともに、被災自治体に政府職員を派遣し、被災自治体と緊密に連携しながら政府の総力を挙げて災害応急対策を推進しています。 被災地では、自衛隊、警察、消防、海上保安庁の部隊が、夜を徹して懸命の救命・救助活動を行ってきました。依然として行方の分からない方がいることから、引き続き捜索活動に全力で取り組んでまいります。 生活インフラについては、特に広域で大規模に発生した断水に対し、全国各地の水道事業者や自衛隊、海上保安庁等による応急給水を実施してきているほか、被災した水道施設の復旧に取り組んできており、着実に復旧が進んできているところであります。 しかし、被災地ではまだ多くの方が避難所等で不自由な生活を余儀なくされています。政府としては、被災者生活支援チームの下に設置した緊急物資調達・輸送チームを通じ、食料、水、避難所のクーラー等、被災者の命に関わる生活必需品等の物資を、予備費を活用してプッシュ型で調達・発送してきたところであります。今後はより細やかなニーズに応えられるよう、被災自治体が主導する取組を支援してまいります。 私もこれまでに二度被災地を訪れ、今回の災害の甚大さを確認し、被災者の皆様から切実な思い、そして様々な課題や御要望を伺ってまいりました。また、私から被災自治体の首長に対し、被災者支援の取組を円滑に遂行していただくために、災害救助法の支援制度やプッシュ型支援の内容、罹災証明のための住家の被害認定調査の効率化等の説明を行い、担当職員への周知徹底をお願いいたしました。他方、土砂崩れにより発生した、人の背丈よりも大きな岩石の処理や、猛暑の中で続けられる家屋の復旧作業、大量の災害廃棄物等の処分等、高齢者を始め、被災された方々の生活を取り戻すためには、いまだ多くの課題があることも確認してまいりました。 被災者の権利を守るため、今回の災害を特定非常災害に指定し、運転免許の有効期間の延長等の措置のほか、住家の被害が半壊であっても、土砂や流木等により住宅として利用できない場合には、府県の判断で応急仮設住宅への入居を可能とするなどの特別の措置を講じてきたところであります。 このような中、被災自治体において財政面に不安なく、復旧・復興に取り組んでいただくため、七月十五日に、この一連の災害について、激甚災害に指定する見込みであることを公表したところであります。具体的には、全国を対象に、道路や河川といった公共土木施設等、農地等及び農林水産業共同利用施設の災害復旧事業についての補助率のかさ上げや、中小企業の災害関係保証についての措置等が適用される見込みです。 引き続き、災害応急対策に全力で取り組むとともに、災害復旧、罹災証明書の早期交付、公的住宅や応急仮設住宅の提供による住まいの確保、災害廃棄物の円滑な処理、農林水産業や中小企業など産業の復興等、被災者の方々が一日でも早く安心した生活を取り戻せるよう、被災自治体など関係機関と連携を密にし、政府一丸となって取り組んでまいります。 以上です。
○委員長(河野義博君) 以上で政府からの報告聴取は終わりました。 ─────────────
○委員長(河野義博君) 次に、平成三十年特定災害関連義援金に係る差押禁止等に関する法律案を議題といたします。 提出者衆議院災害対策特別委員長望月義夫君から趣旨説明を聴取いたします。望月衆議院災害対策特別委員長。
○衆議院議員(望月義夫君) ただいま議題となりました法律案につきまして、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 我が国は、その自然的条件から、地震、豪雨等各種の災害が発生しやすい特性を有しており、災害の被災者の中には、住居や事業所が損壊し、生活基盤に大きな打撃を受けた方が少なくありません。 被災者に対する経済的な支援等としては、被災者生活再建支援金、災害弔慰金、災害障害見舞金といった公的な制度と併せ、義援金も大きな役割を果たしております。義援金は、寄附者が被災者を支援するために拠出したものであり、生活を再建するための資金として被災者自らが使用することを期待されているものであります。その義援金を、被災者に対する債権の強制的な取立てとして差押え等の対象とすることは、寄附者が義援金を拠出した趣旨に反するものであります。 東日本大震災の際には、災害弔慰金の支給等に関する法律及び被災者生活再建支援法の一部を改正する法律により、被災者生活再建支援金、災害弔慰金、災害障害見舞金については、そもそも差押え等を禁止するとともに、東日本大震災関連義援金に係る差押禁止等に関する法律の制定により、東日本大震災関連義援金に限り、差押え等を禁止いたしました。 また、平成二十八年熊本地震につきましても、被害の甚大さに鑑み、平成二十八年熊本地震災害関連義援金に係る差押禁止等に関する法律の制定により、同様の措置を講じております。 本案は、平成三十年六月十八日に発生した大阪府北部を震源とする地震及びこれに引き続いて発生した余震による災害に係る義援金並びに平成三十年七月豪雨による災害に係る義援金を平成三十年特定災害関連義援金として、その拠出の趣旨に鑑み、被災者等が自ら義援金を使用することができるよう、同義援金について、義援金の交付を受ける権利の差押え等の禁止及び義援金として交付を受けた金銭の差押えの禁止をしようとするものであります。 なお、本案は、施行前に交付を受けるなどした平成三十年特定災害関連義援金についても適用するものとしておりますが、施行前に確定した差押命令等に関しては、その効力を妨げないものとしております。 以上が、本法律案の提案の趣旨及び主な内容であります。 何とぞ、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○委員長(河野義博君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。 これより質疑に入ります。──別に御発言もないようですから、これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。 平成三十年特定災害関連義援金に係る差押禁止等に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(河野義博君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河野義博君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 望月委員長、小此木大臣は御退席いただいて結構です。 ─────────────
○委員長(河野義博君) これより請願の審査を行います。 第四六三号災害時避難所の耐震対策、被災者生活再建支援金の五百万円への引上げと対象拡大に関する請願外四十七件を議題といたします。 これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、いずれも保留とすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河野義博君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ─────────────
○委員長(河野義博君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河野義博君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河野義博君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(河野義博君) 委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(河野義博君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時三十三分散会