議院運営委員会 第15号
- 発言数
- 6 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 2016/12/01
会議録
○委員長(山本順三君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 本会議における議案の趣旨説明聴取及び質疑に関する件を議題といたします。 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案の趣旨説明を次回の本会議において聴取することについてお諮りいたします。 本件につき御意見のある方は御発言願います。
○浜野喜史君 まず、この議院運営委員会の職権によるセットには抗議をせざるを得ません。委員長には、円満な委員会運営を強く求めます。 私は、民進党・新緑風会を代表して、年金関連法案について、明日の本会議において趣旨説明及び審議を行うことに反対の立場から意見を申し上げます。 第一に、審議が尽くされないまま衆議院厚生労働委員会で強行採決が行われたことであります。 同委員会は、今国会における九回の審議のうち七回が委員長職権でセットされるなど、とても正常とは言えない運営が行われました。また、最近の国会では年金に関わる重要広範議案は三十時間前後の審議が行われてきたにもかかわらず、僅か十九時間程度の審議で、これも委員長職権で採決が強行されました。 第二に、審議の内容も不十分であったことであります。 私たちは、この法案に盛り込まれた年金改定新ルールによる試算の提出を再三求めてまいりました。ようやく提出された厚生労働省の試算は、賃金が下がった場合に年金を減額する法案であるにもかかわらず、賃金が上がり続けることを前提としており、全く議論に資するものではありません。 第三に、年金制度の見直しを行うのであれば、本来取り組むべきは、今回の法案のような小手先の改定ではありません。平成二十四年の三党合意に基づく年金制度の抜本改革を行うべきです。 以上の理由で、私たちは、一昨日の衆議院本会議で採決を行うことに反対をいたしました。このような不正常な状態で送られてきた法案は審議入りすべきではありません。 ただし、仮に審議入りを決めるのであれば、私たちが指摘してきた疑問や国民の不安の声に政府・与党は真摯に向き合い、丁寧な説明と議論が行われることを強く要望いたします。 以上です。
○仁比聡平君 日本共産党の仁比聡平でございます。 冒頭、伊達議長の後援会をめぐって報ぜられた問題について、まず議長御自身が自ら疑惑を晴らすきちんとした説明をされることを求めます。 続けて、年金カット法案についてであります。 安倍内閣と自民、公明与党は、国会の審議と議決の重みを一体何だと心得ているのか。さきのTPP協定承認案、そしてこの間のカジノ法案、数に任せて次々と重大案件の強行を図り、国会を国会でなくす暴挙の中、年金カット法案の衆議院委員会、そして本会議の強行採決を行った政府・与党に対し、満身の怒りを込めて抗議をするとともに、本院における審議入りに断固反対の意見を表明いたします。 本法案は、今でも生活できない低年金、無年金の中、更なる年金水準を引き下げ、高齢者の生活に重大な影響を与えるとともに、地域経済にも悪影響が強く及びます。 新たに導入をしようとする年金削減の仕組みは賃金マイナススライドというべきものであり、物価と賃金が共にマイナスで賃金の下げ幅の方が大きい場合は賃金に合わせて年金を下げる、物価が上がっても賃金がマイナスの場合、年金はマイナス改定とされる、まさにひたすら低い方に合わせるというものであって、賃金が下がる局面では年金支給額を現在のルールより更に引き下げることになります。こうした引き下げられた年金が次世代に引き渡され、現役世代にとってもマイナスにしかなりません。 そのほか、いわゆるキャリーオーバーの仕組みの問題やGPIFに関する改定など、極めて重大な法案であるにもかかわらず、衆議院における強行採決を行い、そして本会議審議入りを強行するなど、延長国会も十四日までという下で、政府・与党はこの法案をはなから強行しようというおつもりなのでしょうか。 参議院における充実した審議の実現に関して、平成八年十二月十六日の参議院制度改革検討会報告書が当時の斎藤十朗議長の下で提出をされていますが、ここにはこう書かれています。 充実した審査及び調査を行うには、審議時間を十分に確保すべきである。特に重要議案については、これまでも二十日間の審議日数の確保を衆議院に申し入れてきたところであるが、改めて衆議院にこの旨の確認を求める必要がある。 二院制の下における本院の再考の府としての責務を果たすべく、党派を超えて積み重ねてきたこうした審議充実の基本的考え方さえ壊す政府・与党の暴挙に対し、厳しく抗議するとともに、本法案の廃案を強く求めて、反対の意見といたします。
○委員長(山本順三君) 他に御発言ございませんか。──他に御発言がなければ、これより採決を行います。 本法律案につき、次回の本会議において趣旨説明を聴取することに賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(山本順三君) 多数と認めます。よって、さよう決定いたしました。 ただいま趣旨説明を聴取することに決定いたしました法律案につき、次回の本会議において、自由民主党一人十分、民進党・新緑風会一人十五分、公明党、日本共産党及び日本維新の会各々一人十分の質疑を順次行うことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(山本順三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後八時二十八分散会