厚生労働委員会 第1号
- 発言数
- 19 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2013/10/29
会議録
○委員長(石井みどり君) ただいまから厚生労働委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について御報告をいたします。 去る十五日までに、小林正夫君、藤巻健史君、櫻井充君、牧山ひろえ君、石橋通宏君、柘植芳文君、堂故茂君、豊田俊郎君、中泉松司君、藤井基之君、丸川珠代君及び三原じゅん子君が委員を辞任され、その補欠として西村まさみ君、東徹君、相原久美子君、小西洋之君、森本真治君、古川俊治君、山本順三君、大沼みずほ君、木村義雄君、島村大君、滝沢求君及び羽生田俊君が選任されました。 ─────────────
○委員長(石井みどり君) 理事の選任及び補欠選任を行います。 去る八月七日の本委員会におきまして、一名の理事につきましては、後日、委員長が指名することとなっておりましたので、本日、理事に古川俊治君を指名をいたします。 また、委員の異動に伴い現在理事が二名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石井みどり君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に高階恵美子君及び山本順三君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(石井みどり君) 続いて、国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、社会保障及び労働問題等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石井みどり君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(石井みどり君) この際、厚生労働大臣、厚生労働副大臣及び厚生労働大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。田村厚生労働大臣。
○国務大臣(田村憲久君) おはようございます。 厚生労働委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げます。 厚生労働大臣に就任してから約十か月が経過しましたが、引き続き、国民の皆様の安全、安心の確保に万全を期すため、厚生労働行政の諸課題に全力で取り組んでいきます。 東日本大震災の発災から二年半以上が経過した今もなお、多くの方々が避難生活を送っておられます。この夏に被災地を訪問し、復興に向けた取組を把握するとともに、被災された方々からお話を伺いました。こうした方々への支援や、将来を見据えた復興に向けた取組について、スピード感を持ちつつ、今後とも全力を尽くしていきます。 具体的には、避難生活の長期化に対応するとともに、地域の復興を進めるため、被災者の健康確保や心のケア、医療・介護の体制整備、雇用対策等に取り組んでいきます。 また、東京電力福島第一原子力発電所事故への対応も重要な課題であり、発電所での作業や除染作業などに従事する方々の放射線障害防止や食品の安全確保に努めていきます。 急速に少子高齢化が進展し、雇用環境が変化する中で、安定財源を確保しつつ、誰もが安心できる持続可能な社会保障制度を確立しなければなりません。 このため、昨年成立した社会保障制度改革推進法に基づき、社会保障制度改革国民会議における審議の結果等を踏まえ、社会保障制度改革の全体像や進め方を明らかにするとともに、その推進に必要な体制を整備する等の措置を講ずる法案を今国会に提出しました。引き続き、社会保障・税一体改革にしっかりと取り組んでいきます。 医療については、より効果的で効率的なサービス提供体制の構築に向けて、病院・病床機能の分化・連携、在宅医療の推進、地域の医療従事者の確保等に取り組むとともに、介護との連携を進めていきます。 また、国民皆保険を今後とも維持するとともに、広く国民の納得、信頼、安心を実現できる制度を構築することが重要であり、医療保険制度の財政基盤の安定化、保険料に係る国民の負担に関する公平の確保等を推進します。 平成二十六年度は診療報酬の改定が予定されています。改定に向けて、社会保障審議会や中央社会保険医療協議会で議論を進めていきます。 介護については、将来にわたって持続可能な介護保険制度を構築し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、地域包括ケアシステムの整備を進めるとともに、今後増加が見込まれる認知症の方々がより良い環境で暮らすことを可能とする施策を推進していきます。 難病対策、小児慢性特定疾患対策の法制化に向けた検討や、肝炎、がん、生活習慣病等、様々な疾病を抱える方々への支援策や予防策も進めていきます。 再生医療への応用が期待されているiPS細胞については、本年八月、世界初となる人への臨床研究が開始され、実用化への大きな第一歩を踏み出しました。本年六月に策定した健康・医療戦略に基づき、再生医療の研究開発、実用化を促進するための制度の見直しと体制整備や、革新的な医薬品、医療機器の創出に取り組むとともに、医薬品等による健康被害の再発防止のための安全対策の強化を図っていきます。 これらに関連した薬事法改正法案と再生医療等安全性確保法案は継続審議となっていますので、早期の成立をお願いいたします。 一般用医薬品のインターネット販売については、日本再興戦略を踏まえ、消費者の安全性を確保しつつ、適切なルールの下での販売を行うこととしており、所要の制度的措置を講じていきます。 年金については、昨年成立した年金四法と、本年成立した厚生年金基金制度の抜本的な見直し等を定めた法律の円滑な施行に向けた取組を進めるとともに、国民会議報告書等で指摘された課題等を踏まえて、次期財政検証に向けた検討を進めていきます。 また、年金記録問題については、紙台帳とコンピューター記録の全件突き合わせの実施や、ねんきんネットを活用した国民への記録確認の呼びかけ等の取組を進めていきます。 子ども・子育て支援については、質の高い保育・幼児教育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進するため、関係府省と連携し、昨年成立した子ども・子育て関連三法に基づく新制度の円滑な施行に向けた取組を着実に進めていきます。 保育所待機児童は三年連続で減少しているものの、依然として二万人を超えています。本年四月に策定した待機児童解消加速化プランに基づき、平成二十九年度末までの待機児童解消を目指して取組を強力に進めていきます。 また、児童虐待対策を進めるとともに、家庭的養護の推進等、社会的養護の質、量の拡充に努めてまいります。 生活保護制度の見直しや生活困窮者支援については、さきの通常国会で廃案となった生活保護法の一部を改正する法律案と生活困窮者自立支援法案を、さきの通常国会における修正等を踏まえた上で今国会に再提出したところであり、両法案の一日も早い成立をお願いいたします。 企業収益の向上が賃金の上昇や雇用の拡大をもたらすような経済の好循環の実現に向けて、全ての人材が能力を高め、その能力を存分に発揮できる全員参加の社会を構築していきます。 そのため、日本再興戦略に基づき、成長産業への失業なき労働移動の実現、民間人材ビジネスの活用によるマッチング機能の強化、多様な働き方の実現、女性や若者の活躍促進等のための施策に取り組んでいきます。 また、社会人の学び直し促進のための雇用保険制度の見直しや労働者派遣法の見直しについて必要な検討を行うとともに、公共職業訓練、求職者支援訓練を始めとする職業能力開発施策を積極的に推進していきます。 女性の活躍促進のため、企業に対する直接的な働きかけ等によるポジティブアクションの更なる取組を促進するとともに、仕事と子育て等を両立できる職場環境の整備充実に向け、次世代育成支援対策推進法の延長、強化の検討等を進めていきます。 若者の使い捨てが疑われる企業等が社会で大きな問題になっているため、私自身、強い危機感を持ち、本年九月に重点的な監督指導を行うよう指示し、実施しました。若者を始めとして働く人々が活躍しやすい環境を整えるために、引き続き監督指導等にしっかりと取り組んでいきます。 障害のある方への支援については、障害者総合支援法や、さきの通常国会において成立した改正精神障害者保健福祉法、改正障害者雇用促進法の円滑な施行に取り組むなど、障害者を地域全体で支える取組や障害者の就労支援の充実を進めていきます。 食品の安全確保に向け、食中毒防止のための監視指導や輸入食品の監視等に取り組んでいきます。 援護行政については、戦没者の遺骨収集帰還事業や慰霊事業、戦傷病者、戦没者遺族、中国残留邦人等に対する支援策をきめ細かく実施します。 以上、厚生労働行政の当面の主な課題について説明させていただきましたが、ほかにも厚生労働行政には多くの課題が山積しています。 委員長、理事を始め委員の皆様、国民の皆様に一層の御理解と御協力を賜りますようお願いをいたします。 以上でございます。
○委員長(石井みどり君) 佐藤厚生労働副大臣。
○副大臣(佐藤茂樹君) おはようございます。 この度、厚生労働副大臣を拝命いたしました佐藤茂樹でございます。主として労働、福祉、年金を担当させていただきます。 全ての国民の皆様が生きがいと働きがいを持てるよう、全員参加の社会の構築を目指して様々な施策に誠心誠意取り組んでまいる決意でございます。 厚生労働委員会の石井みどり委員長始め、理事、委員の皆様の御理解と御協力を賜りながら、土屋副大臣、そして両大臣政務官とともに全力で田村大臣を補佐してまいる決意でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○委員長(石井みどり君) 土屋厚生労働副大臣。
○副大臣(土屋品子君) おはようございます。 この度、厚生労働副大臣を拝命いたしました土屋品子でございます。私は、主に医療、介護、子育て支援の分野を担当いたします。 急速に少子高齢化が進む中、国民の皆様が生涯にわたって安心して暮らすことができる持続可能な社会保障制度の確立に向けて、誠実かつ積極的に取り組んでまいります。 厚生労働委員会の皆様には御理解と御協力を得ながら、佐藤副大臣、両大臣政務官とともに全力で田村大臣を補佐してまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(石井みどり君) 高鳥厚生労働大臣政務官。
○大臣政務官(高鳥修一君) おはようございます。 この度、厚生労働大臣政務官を拝命いたしました高鳥修一でございます。 両副大臣、赤石政務官とともに田村大臣を補佐し、全力で取り組んでまいります。どうかよろしくお願い申し上げます。
○委員長(石井みどり君) 赤石厚生労働大臣政務官。
○大臣政務官(赤石清美君) 皆さん、おはようございます。 三年間、この参議院の厚生労働委員会でお世話になりました。この度、厚生労働大臣政務官を拝命することになりました。私は、主に医療、介護そして子育て支援を担当いたします。 誠心誠意、一生懸命頑張っていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 ─────────────
○委員長(石井みどり君) 社会保障及び労働問題等に関する調査のうち、臓器移植に関する件を議題とし、田村厚生労働大臣から報告を聴取いたします。田村厚生労働大臣。
○国務大臣(田村憲久君) 臓器の移植に関する法律に関する附帯決議に基づき、臓器移植の実施状況等について報告します。 初めに、臓器の移植に関する法律については、平成九年に施行されてから今年で十六年を迎え、また、平成二十二年に改正法が施行されてから約三年が経過しております。この間、臓器を提供された方々や移植医療の普及に取り組まれた関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。 まず、臓器移植の実施状況について報告します。 本年九月末現在の移植希望登録者数及び平成二十四年度の移植実施数は、配付の報告書のとおりです。脳死した方からの提供や心停止した方からの提供を合わせて合計で千百六十二名の提供者から移植が行われており、これらの提供者には厚生労働大臣からの感謝状を差し上げております。 なお、平成九年の法施行から本年九月末までの間に、法に基づき二百三十八名の方が脳死と判定されています。このうち、改正法が全面施行された平成二十二年七月十七日から本年九月末までの間に、法に基づき脳死と判定された方は百五十一名です。この百五十一名のうち、改正法により可能となった、本人の書面による意思表示がなく、家族の書面による承諾に基づき脳死と判定された方は百十七名となっております。このように、改正法の施行により、脳死した方からの臓器提供が増加していますが、本人の書面による意思表示のあった方は三十四名にとどまっており、これまでと大きな変化がありません。また、十八歳未満の小児からの脳死下での臓器提供は五名、そのうち、改正法により可能となった十五歳未満の小児からの臓器提供は三名となっています。 次に、臓器移植に関する普及啓発の状況について申し上げます。 改正法の施行を踏まえ、関係府省との連携の下で、医療保険の被保険者証や運転免許証に臓器提供に関する意思表示欄が設けられています。今後とも、公益社団法人日本臓器移植ネットワークとともに、臓器移植に関する知識の普及や臓器提供に関する意思表示を行っていただくための啓発に努めてまいります。 次に、移植結果について申し上げます。 平成九年の法施行後に実施された移植に関する生存率と生着率は配付の報告書のとおりでありますが、この成績については、国際的に見ても良好であると考えております。 最後に、脳死下での臓器提供事例については、脳死下での臓器提供事例に係る検証会議で一例ずつ検証を行っております。検証を終了した百五十例を総括した検証のまとめが本年五月に公表され、臓器提供はおおむね妥当に行われたとされています。また、この検証のまとめにおいては御家族の心情等についても総括しており、御家族が臓器提供を承諾した理由として、本人の臓器提供意思の尊重のほか、社会貢献や生命の永続といった理由が挙げられております。 厚生労働省としては、今後とも、臓器移植が法令等に基づき適正に行われるよう努めていきますので、委員の皆様には御理解を賜りますようよろしくお願いをいたします。 以上でございます。
○委員長(石井みどり君) 以上で報告の聴取は終わりました。 なお、本日、厚生労働省から提出されております報告書につきましては、これを会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石井みどり君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時二十分散会