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177回国会衆議院2011/08/31

内閣委員会 第17号

発言数
8
登壇者
1
会派数
1
開催日
2011/08/31

会議録

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 これより会議を開きます。  内閣の重要政策に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。  この際、去る十日、東日本大震災の発生に伴う原子力発電所の安全対策等の実情調査のため、宮城県に委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表いたしまして、私から調査の概要について御報告申し上げます。  派遣委員は、民主党・無所属クラブの大島敦君、岡島一正君、階猛君、津村啓介君、岡田康裕君、森山浩行君、山崎誠君、自由民主党・無所属の会の塩谷立君、平井たくや君、小泉進次郎君、公明党の高木美智代さん、日本共産党の塩川鉄也君、みんなの党の山内康一君、そして私、荒井聰の十四名であります。  報告に当たり、このたびの大震災によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災者の方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。  また、被災者に対する支援や復旧復興等に御尽力されている関係各位に対し、心から敬意を表します。  それでは、調査の概要について申し上げます。若干長くなりますが、申し上げさせていただきます。  まず、宮城県庁において、村井嘉浩宮城県知事及び奥山恵美子仙台市長から、東日本大震災への対処に関する要望を受けました。その後、村井知事から、東日本大震災による宮城県の被害状況について説明を受け、復興に関する特区についての宮城県の取り組み状況、復興について宮城県が特に重視している事項、コミュニティーから離れて暮らしている被災者の心のケア、原子力災害に係る肉牛被害に関する国への要望、国際リニアコライダーの誘致に関する宮城県の取り組み等について質疑応答を行いました。  続いて、奥山市長から、東日本大震災による仙台市の被害状況について説明を受け、罹災証明書発行に係る審査の概要等について質疑応答を行いました。  次に、宮城県警察本部において、竹内直人本部長から、宮城県内の被災地における警察活動の概要について説明を聴取し、被災者支援に当たっている警察官の負担や被災地の治安状況等について質疑応答を行いました。  続いて、鑑識課において、デンタルチャート照合システムについて説明を聴取いたしました。これは、身元不明の遺体について歯による所見で身元を確認するもので、今回の大震災においても、多数の御遺体の身元を確認することができたということでした。  その後、仙台市内から女川町にある東北電力株式会社女川原子力発電所に移動しましたが、途中、津波の被害を受けた石巻市及び女川町を車中から視察いたしました。  石巻市では、かつて住宅街であった場所に瓦れきがうずたかく積まれ、辛うじて外形のみをとどめている住宅が点在するほかは、何もない荒涼とした風景が広がっておりました。  また、女川町では、町の中心部がほぼ壊滅し、複数の鉄筋コンクリートの建造物が基礎から横転しているなど、津波の破壊力のすさまじさを改めて痛感いたしました。  また、車中において、東北電力原子力部金澤定男副部長等から、女川原子力発電所の概要や今回の大震災の津波による被害状況等について説明を聴取いたしました。  女川原子力発電所の津波の当初想定は約三メートルでしたが、社内に設置した委員会での専門家の意見を踏まえて、さらに安全のために敷地高を十四・八メートルとし、相当の余裕を持たせて建設されました。このため、女川原子力発電所に来襲した津波の敷地前面における遡上高が最大十三・八メートルであり、さらに地震により一メートルの地盤沈下が生じたにもかかわらず、被災を免れることができました。  敷地を高くすれば、建設コストや海水を取水するコストが高くなってしまうのですが、社内委員会の専門家の意見を尊重したという事実を知りました。目先の利益に惑わされず、安全性を重視したその方の英断により、女川原子力発電所は救われたのです。  その後、女川原子力発電所において、東北電力梅田健夫副社長から、当該原子力発電所の安全対策等について説明を聴取し、中央制御室や発電所設備の被害状況、外部電源等を喪失した場合に備えた電源車などを視察いたしました。  さらに、訓練センターにおいて、大津波による全電源喪失を想定した訓練を視察いたしました。訓練の内容は、巨大地震の発生後、大津波により外部電源等をすべて喪失したことを想定し、各職員が対応するというものでありました。実際の災害さながらの非常に緊張感のある訓練であり、各職員が懸命に取り組んでおりました。  発電所施設の安全対策も重要ですが、危機に際しては、職員の適切な対応が重要であります。非常事態発生時にパニックに陥らず、的確に事態に対応するため、常日ごろから最悪の事態を想定した訓練を重ねることが極めて重要であるとの認識を新たにいたしました。  以上が調査の概要でございますが、今回の調査を通じて、大震災による被害は余りにも大きく、被災地はいまだ復興にはほど遠い状況にあることを痛感いたしました。  被災者の方々が一刻も早く安定した生活に戻ることができるよう、国が全力を挙げて支援していかなければならず、当委員会としても、さまざまな活動を通じて被災地を支援していかなければならないという決意を新たにいたしました。  また、既存の原子力発電所の安全性については、速やかに、かつ万全の対策を講じていかなければなりません。今回の女川原子力発電所の視察で得た知見を今後の内閣委員会における審議で生かしていきたいと考えております。  最後に、今回の調査に御協力をいただきました関係の方々に心からお礼を申し上げ、派遣の報告とさせていただきます。      ————◇—————

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 この際、御報告申し上げます。  今会期中、本委員会に付託されました請願は五十六種四百七十五件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会等において検討いたしましたが、委員会での採否の決定はいずれも保留することになりましたので、御了承願いたいと存じます。  なお、お手元に配付いたしましたとおり、今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、子ども・子育て新システムに関する陳情書外十一件、また、地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、新たな経済対策を求める要望意見書外二百五十二件であります。念のため御報告申し上げます。      ————◇—————

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  まず  第百七十四回国会、井上信治君外六名提出、国家公務員法の一部を改正する法律案  第百七十六回国会、河野太郎君外六名提出、国家公務員法等の一部を改正する法律案  第百七十六回国会、河野太郎君外六名提出、幹部国家公務員法案  及び  野田毅君外二名提出、国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案 以上の各案につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をするに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 起立多数。よって、各案について、議長に対し、閉会中審査の申し出をすることに決しました。  次に  内閣提出、行政機関の保有する情報の公開に関する法律等の一部を改正する法律案  内閣提出、国家公務員法等の一部を改正する法律案  内閣提出、国家公務員の労働関係に関する法律案  内閣提出、公務員庁設置法案  内閣提出、国家公務員法等の一部を改正する法律等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案  内閣提出、地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、管区国家公務員局及び沖縄国家公務員事務所の設置に関し承認を求めるの件  第百七十三回国会、井上信治君外三名提出、地域住民等による安全で安心して暮らせるまちづくりの推進に関する法律案  及び  第百七十四回国会、下村博文君外五名提出、死因究明推進法案 並びに  内閣の重要政策に関する件  栄典及び公式制度に関する件  男女共同参画社会の形成の促進に関する件  国民生活の安定及び向上に関する件  及び  警察に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中、委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その人選及び日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請を行うこととし、派遣の目的、派遣委員、派遣の期間、派遣地その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。      ————◇—————

荒井聰民主党・無所属クラブ

○荒井委員長 この際、一言申し上げます。  今国会は、一月二十四日に召集して以来、会期二百二十日間の長きにわたる国会でありました。  この間、御承知のとおり、東日本大震災が発生いたしましたが、委員各位におかれましては、この震災からの復旧復興等のために真摯な議論を重ねていただきました。  委員長として、理事、委員各位に対し、心から敬意を表しますとともに、円滑、円満な委員会運営に皆様の御協力をいただいたことを深く感謝申し上げます。  本日は、これにて散会いたします。     午前十時三十一分散会

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