安全保障委員会 第2号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2011/03/11
会議録
○平野委員長 これより会議を開きます。 この際、外務大臣及び外務副大臣より、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。松本外務大臣。
○松本(剛)国務大臣 今般、外務大臣に就任をいたしました松本剛明でございます。 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、委員各位に謹んでごあいさつを申し上げ、安全保障政策について所信を申し述べたいと思います。 外交とは、我が国の国益を守ること、すなわち、国民の生命、安全と財産を守り、国際社会における我が国の地位の増進を図ることと考えます。外務大臣として、このような認識を常に肝に銘じつつ、職務に邁進する所存です。 我が国周辺地域においては、パワーバランスに変化が生じており、安全保障環境は厳しさを増しています。 北朝鮮は、核、弾道ミサイルの開発を継続する一方、韓国哨戒艦沈没事件、延坪島砲撃事件といった挑発行為を繰り返すなど、地域の深刻な不安定要因であります。拉致問題については、依然として何らの対応もありません。 また、中国は、本年の国防予算を前年執行額比一二・七%増とする予算案を発表しました。中国の透明性を欠いた国防力の強化や近年の海洋活動の活発化は、地域、国際社会の懸念事項です。 ロシアについては、北方四島における軍備の近代化の動きもあります。 世界の他の地域においては、チュニジア、エジプト、リビアを初めとする中東情勢の流動化も注視していく必要があります。 このほか、大量破壊兵器やミサイルの拡散、国際テロ、海賊、サイバー攻撃などの新たな脅威や課題も存在しています。 このような安全保障上の諸課題に対処するために、昨年末に決定された新たな防衛計画の大綱に沿って、我が国自身の防衛力を着実に整備していきます。 次に、我が国の外交、安全保障の基軸である日米同盟を二十一世紀にふさわしい形でさらに深化、発展させていきます。今後、本年前半の総理訪米に向け、安保分野における同盟深化協議プロセスを加速させ、幅広い分野での具体的な日米安保協力を着実に進めます。 普天間飛行場の移設については、昨年五月の日米合意を着実に実施する方針であり、沖縄の方々に誠心誠意説明し、理解を求めていく考えです。 同時に、韓国、豪州とのさまざまな協力や、海上安全保障等の利害を共有するパートナー国との関係の強化を進めます。中国やロシアについては、地域の安全保障に大きな影響を与え得る国々であり、安定した関係の構築に努めていきます。 また、ASEAN地域フォーラム、ARF等の地域枠組みにおける連携協力を推進していきます。この関連で来週、インドネシアとともに、我が国自衛隊を含め各国の艦船や輸送機、医療部隊、救助チーム等の参加も得て、ARF災害救援実動演習を共催します。 世界各地における紛争後の地域の安定化も重要です。紛争再発を防止するための国際平和維持活動への協力は、国際社会の平和と安定への貢献の最も有効な手段の一つであり、さらなる貢献について検討していきます。 また、先般のニュージーランドで発生した地震への対応で、私は現地対策本部長を務めました。これまでの経験を踏まえ、国際緊急援助等における国際社会の連携強化に一層積極的に取り組んでまいります。 加えて、自衛隊等による海賊対処行動やソマリア周辺国の海上保安能力向上に向けた支援についても引き続き積極的に取り組んでまいります。 脆弱国家等に起因するテロリズムは、依然として大きな脅威です。治安能力の向上、貧困対策等への積極的な支援を通じ、アフガニスタン、パキスタン等の平和と安定に引き続き貢献します。 核軍縮・不拡散については、核リスクの低減を通じた核兵器のない世界の実現に向けて、国際社会の議論を主導していきます。 以上のような諸課題の対処に当たり、私は、我が国の安全保障政策を遂行する任に当たる者として全力を尽くす決意です。平野委員長初め委員各位の御支援と御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○平野委員長 次に、高橋外務副大臣。
○高橋副大臣 外務副大臣の高橋千秋でございます。 平野委員長初め委員各位に謹んでごあいさつ申し上げます。 我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、我が国の安全と繁栄を確保するため、一層の外交努力が必要であります。私は、外務副大臣としての責任を果たすべく、松本外務大臣を補佐し、外交、安全保障政策の推進に全力を尽くしてまいります。 平野委員長初め本委員会の皆様の御指導と御協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○平野委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十六分散会