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173回国会参議院2009/11/12

国土交通委員会 第1号

発言数
19
登壇者
7
会派数
4
開催日
2009/11/12

会議録

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) ただいまから国土交通委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  去る十月二十六日の本会議におきまして国土交通委員長に選任されました椎名一保でございます。  理事並びに委員の皆様方の御支援、御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)     ─────────────

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 委員の異動について御報告いたします。  去る十月二十九日、一名欠員となっておりました本委員会の委員として金子洋一君が選任されました。  また、昨日までに、伊達忠一君、北澤俊美君、長浜博行君、山本順三君、田村耕太郎君、岡田直樹君及び加納時男君が委員を辞任され、その補欠として山下八洲夫君、藤本祐司君、加治屋義人君、荻原健司君、小池正勝君、山内俊夫君及び私、椎名一保が選任されました。     ─────────────

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に広田一君、佐藤信秋君及び吉田博美君を指名いたします。     ─────────────

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 次に、国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、国土の整備、交通政策の推進等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 次に、国土の整備、交通政策の推進等に関する調査を議題といたします。  国土交通行政の諸施策について、国土交通大臣から説明を聴取いたします。前原国土交通大臣。

前原誠司民主党・無所属クラブ国土交通大臣・内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・防災)

○国務大臣(前原誠司君) 第百七十三回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考え方を述べさせていただきます。  日本は現在、三つの主な不安要因を抱えております。第一に、二〇〇四年をピークとして人口減少が進行していること、第二に、諸外国が経験をしたことのないような急速な少子高齢化が進んでいること、第三に、我が国のGDPの約一・七倍の規模になる長期債務を抱えていることです。  このような我が国の現状を踏まえれば、国民の皆様方からお預かりをしている税金の使い道を大きく変えていかなければなりません。このため、従来の公共事業依存型の産業構造を転換し、我が国を牽引する成長産業の育成を図るため、国土交通行政のパラダイムシフトを行ってまいります。  公共事業については、これまでのしがらみを断ち切り、まず歳出の中身を徹底的に見直し、新規の投資を抑制してまいります。その上で、コンクリートから人への考え方に基づき、これまでは造ることを前提に考えられてきたダムや道路、空港や港湾などの大規模な公共事業について、国民にとって本当に必要なものかどうかをもう一度見極めてまいります。そして、国民の安全を守り、我が国の国際競争力を強化する上で真に必要なインフラ整備を戦略的かつ重点的に進めてまいります。  治水事業については、できるだけダムに頼らない治水へ政策転換するとの考え方に基づき、現在事業中の百四十三のすべてのダム事業について検証を行い、これらを踏まえて今後の治水対策の在り方を検討してまいります。  空港整備については、真の意味での国際拠点空港の整備が立ち遅れる一方で、全国に九十七もの空港が整備され続けてきたという実態があります。このため、空港整備の手法や空港整備勘定の在り方を検討してまいります。  道路整備については、十分な議論も行われない形式的な機関でしかなかった国土開発幹線自動車道建設会議を廃止し、国会での審議や第三者による厳格な審査の導入などにより、道路事業の透明性を確保してまいります。また、家計を直接応援し、国民が安心して暮らせる人間のための経済へ転換を図るため、高速道路の原則無料化について、社会実験によりその影響を確かめつつ段階的に実施してまいります。  これらの事業の見直しに当たっては、予断を持たずに再検証することとします。この際、政策変更により御迷惑をお掛けをする地域住民の皆さん方に対して、丁寧に説明し、御意見を賜り、合意を得ていく努力を積み重ねていくことは言うまでもありません。このような見直しを踏まえ、これまでの国土交通行政を、国民に夢を与え、日本を牽引する国土交通行政へと大胆に転換してまいります。  将来にわたって持続可能な国づくりを進めるためには、我が国の人材、技術力、観光資源などの優れたリソースを有効的に活用し、国際競争力を向上させることが焦眉の急となっています。このため、次に述べるような分野を始めとする国土交通行政に関する成長戦略を早急に策定し、我が国の成長の牽引力となるような産業の育成に率先して取り組んでまいります。  第一に、観光立国の推進については、航空政策やまちづくりなど関連する諸施策と連携を図りながら、二〇二〇年までに訪日外国人旅行者数を二千万人とするというこれまでの目標を前倒しし、訪日外国人旅行者数を二〇一六年までに二千万人、二〇一九年までに二千五百万人、将来的には三千万人とすることを目標といたします。このため、アジア、特に中国からの訪日旅行者数の増加を図るなど、新たな雇用と需要を創出するためにも実効性の高い観光政策を強力に展開してまいります。  第二に、航空政策については、日本航空の経営を早期に正常化させるとともに、航空企業が需要動向に的確に対応し、自由な経営判断により新規路線の開設や増便等を行うことができるよう、各国・地域との間においてオープンスカイを推進します。これと並行して、羽田空港の二十四時間国際拠点空港化、成田空港の更なる容量拡大に取り組みつつ、両空港の一体的活用を推進してまいります。これらにより、来るべきアジアの時代における強靱なグローバル・キャリアの育成とアジア有数の国際航空ネットワークの形成を目指してまいります。  第三に、四方を海に囲まれている我が国は、海洋資源の有効活用を始めとして、広大な海をフロンティアとして認識し、まさに海洋国家として復権を果たす必要があります。また、従来の港湾政策を転換し、港湾整備の選択と集中を図ることにより、日本の港湾のアジアにおける国際競争力を強化するとともに、我が国の輸出入量のほぼすべてを依存している海上輸送の効率化、安定化を推進し、経済・社会生活の存立を確保します。あわせて、国土面積の十二倍にも及ぶ排他的経済水域等を有する我が国にとって、これらの海域を有効に活用するため、離島の保全及び管理を的確に行うことも極めて重要です。  第四に、世界に冠たる建設・運輸産業の更なる国際化を推進します。  私は、建設産業が果たしている役割は極めて大きなものがあると考えております。今後は、これまで整備してきた社会資本の老朽化に伴い、維持管理の国内需要が大きな規模になります。また、世界の建設市場に目を向ければ、我が国の十倍を上回る市場規模がある中で、他の主要先進国の建設業に比べ、我が国建設業の海外受注比率は低い数字にとどまっております。私は、世界に誇るべき我が国建設業の人、技術を用いて、国内から海外へと大きく羽ばたいていただくべく積極的に支援してまいりたいと考えております。  運輸産業については、地球環境問題への対応の観点から、CO2排出量の少ない効率的な輸送機関として鉄道が世界的に注目されております。省エネルギー性のみならず、定時性を確保しつつ、安全に大量輸送を実現することが可能な我が国の高度な鉄道システムの技術、規格の国際展開を支援するためトップセールスを実施します。  また、これにとどまらず、内需拡大のためには、住宅・不動産市場の活性化が必要です。現在、住宅着工戸数は昭和四十年ごろの水準まで落ち込んでいますが、千四百兆円にも上ると言われる個人の金融資産を動かす仕組みとして、新築、リフォームを問わず、住宅投資を活性化させることが重要だと考えております。このため、住宅取得等資金に係る贈与税非課税枠の拡大を要望するなどの取組を行ってまいります。  以上、国土交通行政の推進について、私の所信の一端を申し述べました。国民の皆様の御期待にこたえることができるよう諸課題に全力で取り組みます。  今国会におきましては、国際連合安全保障理事会決議第千八百七十四号等を踏まえ我が国が実施する貨物検査等に関する特別措置法案の御審議をお願いしたいと思います。  委員長、委員各位の格別の御指導をよろしくお願い申し上げます。

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 以上で説明の聴取は終わりました。  この際、馬淵国土交通副大臣、辻元国土交通副大臣、長安国土交通大臣政務官、三日月国土交通大臣政務官及び藤本国土交通大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。馬淵国土交通副大臣。

馬淵澄夫民主党・無所属クラブ国土交通副大臣

○副大臣(馬淵澄夫君) この度、国土交通副大臣を拝命いたしました馬淵澄夫でございます。  今回、この国土交通副大臣として、国土並びに社会資本整備、そして災害対策を担務といたしております。前原大臣のリーダーシップの下、職務に精励をさせていただきたいと存じます。  また、大臣御指摘のように、少子長寿化、さらには財政状況の悪化という制約要因の中、社会資本整備の担う役割は国家の背骨として今後大きく変貌を遂げようとしております。私どもは、今後のこの国の成長、発展に寄与する社会資本整備にしっかりと取り組んでまいりたいというふうに存じます。  また、国民生活の安心の礎となる住宅、さらには内需の要因となる不動産市場の活性化等、今後の成長力を強化していく、その方向にも取り組みをさせていただきたいと思います。  今後は、委員長並びに委員の皆様方の御指導の下、よろしくお願いいたします。(拍手)

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 辻元国土交通副大臣。

辻元清美社会民主党・市民連合国土交通副大臣

○副大臣(辻元清美君) 国土交通副大臣を拝命いたしました辻元清美です。  私は、交通関係、観光関係、北海道開発関係、そして安全危機管理関係の施策を総括させていただきます。  私は、我が国の国際競争力を高めていく強さと、それから人や環境に配慮した優しさ、この両方の調和の取れた国土交通行政に邁進してまいりたいと思います。  また、観光を日本の内需のエンジンの一つととらえて、各省庁の皆さんと協力し合いながら観光立国づくりにも努めてまいります。  安心、安全を第一にして、そして税金の無駄遣いを廃して、日本の新しいグランドデザインを、皆様と御議論を深めさせていただき、つくり上げてまいりたいと思いますので、委員長を始め委員各位の皆様の御指導をよろしくお願いいたします。  ありがとうございます。(拍手)

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 長安国土交通大臣政務官。

長安豊民主党・無所属クラブ国土交通大臣政務官

○大臣政務官(長安豊君) この度、国土交通大臣政務官を拝命いたしました長安豊でございます。  主に社会資本整備関係施策、さらには災害対策関係施策、さらには航空施策、この三つが主な担務となっております。大臣、副大臣とともに、国土交通行政、しっかりと推進してまいりたいと考えております。  委員長を始め理事の皆さん、また委員の皆様の今後ともの御指導、よろしくお願いいたします。(拍手)

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 三日月国土交通大臣政務官。

三日月大造民主党・無所属クラブ国土交通大臣政務官

○大臣政務官(三日月大造君) 大臣政務官を拝命いたしました三日月大造です。  私は、主に安全危機管理施策、そして交通施策、その交通施策の中から航空と観光を除くものを担わせていただいております。特に鉄道関係業務を命ぜられております。  委員長始め委員の皆様の御指導をよろしくお願いいたします。(拍手)

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 藤本国土交通大臣政務官。

藤本祐司民主党・新緑風会・国民新・日本国土交通大臣政務官

○大臣政務官(藤本祐司君) 大臣政務官を拝命いたしました藤本祐司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私は、主に国土計画あるいは土地政策、都市計画とか、地域づくり、まちづくりですね、であるとか、半島振興、離島振興という、こういう地域づくりの方の政策並びに北海道の開発、そして、先ほど大臣の発言にもございましたとおり、成長戦略としての観光政策、これらにつきましての業務を命じられているところでございます。  今後、委員長、委員各位の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。(拍手)

椎名一保自由民主党・改革クラブ

○委員長(椎名一保君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時十五分散会

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