国土交通委員会 第2号
- 発言数
- 123 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 2009/01/13
会議録
○望月委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、平成二十年度における地方道路整備臨時交付金の総額の限度額の特例に関する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として国土交通省大臣官房官庁営繕部長藤田伊織君、総合政策局長大口清一君、河川局長甲村謙友君、道路局長金井道夫君、住宅局長和泉洋人君、鉄道局長北村隆志君、港湾局長須野原豊君、内閣府大臣官房審議官梅溪健児君、総務省大臣官房審議官望月達史君及び厚生労働省職業安定局次長大槻勝啓君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○望月委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 —————————————
○望月委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。穀田恵二君。
○穀田委員 まず最初に、本日の予算委員会において二次補正案を与党が強行したことに、厳しく抗議をします。あわせて、予算委員会内における自民党国対による写真撮影などが行われたということは前代未聞であって、糾弾をしたいと思います。そして、それらを踏まえて、結果として本委員会が職権で開催されることに対しては私ども反対だということを表明したことについて、皆さんにお伝えをしておきたいと思います。 その上で、質問に入ります。 第一の点は、大戸川ダムのつけかえ道路工事継続問題について大臣に質問します。 滋賀、京都、大阪の三知事が、昨年の十二月二十二日に国土交通大臣にあてて、大戸川ダム建設事業予算についての要請を出しています。来年度予算案で大戸川ダム関係の県道大津信楽線のつけかえ工事の予算が認められなかったため、三知事は、最後まで予算措置をして国の責務を果たすよう要請しています。このつけかえ工事は、これまでも、地元の地域生活に必要な道路や防災上途中でやめることが不適当な工事として予算がつけられてきましたし、地域住民の強い要望でもあります。大戸川ダムを河川整備計画に位置づける、位置づけないにかかわらず、地元に影響が出ている以上、最後まで国の責務を果たすべきだと主張しています。 大阪、京都の知事も、ダム凍結後のつけかえ道路工事費用を滋賀県だけが負担するのはおかしいとして、国が責務を果たすべきだ、その場合、大阪、京都は滋賀と助け合って責任を果たす用意があると合意しています。 この要請、そして県道大津信楽線のつけかえ工事、実は私も見てまいりましたけれども、既に総延長の半分はでき上がっているんですね。これについてどうするのか、要請にこたえるべきではないかと思っているのですが、見解をお聞きしたいと思います。
○金子国務大臣 この問題につきまして、淀川水系の河川整備計画に対しまして、河川法の手続に基づいて、二府四県知事から意見を出していただくことが必要であります。その上で、国土交通省として、二府四県知事の意見の内容を確認させていただきたい。つけかえ道路のことも含めて、大戸川ダムの今後の対応を考えてまいりたいと思っております。
○穀田委員 実際に、今大臣からお話があったように、いろいろ話し合いをすると。まだ河川整備計画もできていないわけですから、今後の検討になるのは当然の話なんですね。 私は昨年、この問題で、十一月十二日の当委員会で大臣にも指摘をしました。国は、ダム建設が中止されても住民の生活再建と地域振興に責任を持って取り組むべきだということを提案したのは御承知ですよね。そのときに大臣は、「仮にダム中止ということになれば、ダム関連予算ということでの事業の執行というのは当然できなくなってまいりますが、そうはいっても、関係知事と協議して今後の対応というのは検討していきますよ。当然だと思っています。」と答弁しています。 ですから、それらも含めて検討する用意があるということになっているわけですけれども、一方、あのときにどういうふうに大臣はその後の対応をとられたかというと、省内に検討チームを設置して、ダム建設、ダム事業全般を見直すことについても表明しているんですよね。だから、私は、そういう中で、そういう位置づけで要望を受けとめるというふうにぜひしてもらわなければならないということを改めてもう一度言っておきたいと思います。 それでは次に、今回の補正予算関連の地方道路整備臨時交付金特例法案について聞きたいと思います。 この臨時交付金制度というのは、もともと、道路特定財源と暫定税率を十年間維持することを前提としたものとしてあったわけですね。したがって、日本共産党は道路特定財源の一般財源化、暫定税率の廃止を求めてきたということは御承知のとおりで、そういう立場から、この法案について私どもは賛成できないという見地を持っています。 そこで、今回の法案は、地方の道路整備の財源が大変だから、揮発油税の税収は減ったけれども、地方に迷惑をかけないために、地方に配分する額は当初どおり配分するという趣旨だと思います。 一般論としては、国の側の都合で地方へ渡すお金が減った、交付金が減ったという場合は、その分を補てんするのが当然だろうと考えます。しかし、この間の道路財源問題をめぐる政府・与党の議論は、税金をどう集め、どう使うかという議論が先行し、使う側の立場である国や地方自治体の間での議論に終始しています。税金を納める側の国民や住民の立場に立って、どうするのか、この視点の議論が置き去りにされているのではないかと考えているところであります。 そこで、まず大臣の認識をお聞きしたいと思います。 高い税金を支払っている国民にしてみれば、税収など収入が減れば、支出である事業費を見直し、その上で、どうしても必要なものに限って財源を手当てすべきであると考えるのが一般的な考え方だと思うんですが、どうでしょうか。
○金子国務大臣 穀田議員におかれましては、今回提出させていただきました法案の趣旨はよく御理解をいただいている、そのとおりであります。 その上で、この交付金、これまでも、地方道を中心に、地方が幅広く事業を決められるように活用されてまいりましたけれども、その活用に当たりましては、一・五車線の道路あるいはローカルルールといったようなことで、既に、地方がみずから相当に無駄を排除しながら、あるいは切り詰めながら事業を実施しているところであると思います。 そういう意味で、もとより、これからも無駄を排除していくということについて徹底した目配りをしていく必要はあると思っておりますが、仮に本件が当初予想どおり措置されなければ、厳しい経済雇用情勢に対する地方公共団体の社会資本整備の取り組みにもブレーキをかけてしまうことが危惧されているところであります。 こうしたことから、この交付金を当初予算どおり執行することによって、全国知事会を初め地方からも強い要望が来ておりまして、本法案の特例措置をお願いしたいと考えているところであります。
○穀田委員 今お話のあった、相当に無駄を切り詰めて、それは当然あるわけで、問題は、この予算が、収入が減った段階でどないしようかというときに見直したかということを聞いているんですよ。そうじゃないから、私は、そうじゃないんじゃないかと思われるから聞いているわけですよ。それは一般論でいけば、いつだってそういうふうに決まっているんですよ。 問題は、収入が減った、このときに、例えば総務大臣は、例えば暫定税率が廃止されたり失効したりする場合はこういう時点に立って物を考えなくちゃならない、収入が減った時点で見直す必要があるということまでおっしゃっておられるわけですよ。そういう立場からするとちょっとおかしいのと違うかということをあえて言わせていただきます。 しかも、私は、家計に置き直してみたら、それは明瞭だと思うんですよ。今までもずっと、働いている人たちは無駄なんかしていませんよ。でも、収入が減ったらその収入の範囲内で支出をやりくりする。その際、今までの支出でさらに削れるものはないだろうかとか、我慢すればいいものはないかとか考えるのが普通なんですよ。だから、国の財政に当てはめてみた場合、事業そのものについても見直したりいろいろな議論をしたりすることが最低限必要だということを改めて言っているわけですよ。 先ほど述べた話を聞いていると、収入が減った段階でそういうことをやったという感じは到底見えませんね。見えないでしょう。やっていませんね。それだけ、では、一言でいいです。
○金子国務大臣 やはり地方自治体、相当にこれは期待をしておりますので、既に、これからまた今年度内に向けて、地方自治体として期待をしている部分というのはありますよね。そういう部分がやはり、地方の自治体のそういう要請というものを、先ほど、経済に与える影響というのは、これは国の都合で地方自治体にある意味迷惑をかけるということはしたくないというのが今回の趣旨で、その趣旨は今委員も御理解いただいたと思っております。
○穀田委員 どうも肝心のことにはお答えにならなくて、私が言っているのは、そういう事態に立って、地方も本当にこれでいいんだろうかということで考えて、お互いに議論したらいいことだと言っているんですよ。 今年度は、揮発油税が二千二百九十億円も減収となりました。その理由は、昨年四月の暫定税率失効を受け大体千二百億円、燃油価格高騰などによる需要減で千九十億円ということだと聞いているが、それはいいですよね。そういうことだと確認をした上で、そこで、今回の法律で地方に五百七十三億円を補てんする、それはどこからどのような財源で行うのか、また、一次補正、二次補正でも道路予算をふやしているけれども、その財源はどうするかについてお聞きします。
○金井政府参考人 お答えいたします。 本法案の措置に必要な財源、それから、一次補正、二次補正のいわゆるハードの道路整備費については、建設国債を充てることとしているというふうに聞いております。
○穀田委員 今、建設国債を充てると。結局、財源は、将来の国民に負担をツケ回すことになるわけであります。 そこで考えなきゃならないのが、揮発油税が減収となった背景についてであります。需要減については、投機を主因とした異常な原油高騰でガソリン代がはね上がり、買い控えなどが要因だろうと考えられます。しかし、減収の半分以上は暫定税率の失効によるものであります。 なぜ失効したか。道路特定財源の見直しが議論されていたのに、特定財源も暫定税率も十年間維持するという法案を政府がごり押ししたことから、三月末までに成立しなかったわけです。そして四月に失効した。 国民は、減税によって、高騰したガソリン代が値下がりし、喜んだ。その後、与党は、衆議院三分の二の再議決を強行し、五月からガソリン代は再値上げされた。つまり、暫定税率失効は、ガソリン代を少しでも安くしてほしいという多くの国民の願いに沿ったものであったわけです。実は、世論調査がそのことを示しています。国民は、広くこの問題をどう判断するかということでいきますと、道路よりも減税を求めたという点を見なくてはならないと思います。 そこで、先ほど大臣も、地方の要請だ、こう来ているわけですけれども、実際に何に使われているかという問題について少し議論を進めましょう。 そもそも、地方道路整備臨時交付金を配分された地方はどういった事業に使っているのか、中身を聞きたい。もちろん道路に限定されているが、問題は、どういった道路事業なのか、よく見る必要があります。具体的にどういった事業に使われているかは、個別事業について都道府県がパッケージ化した計画を見るしかありません。したがって、すべて調べてくるというわけにいきませんから、そちらの方も調べる時間もないということなので、限定して、事業を指定して聞きたい。 大阪の都市計画道路の大和川線はどうか。京都でいえば京都高速、東京でいえば首都高の中央環状線など、こういった地域高規格道路も地方道路交付金事業の中に含まれているのか、お答えいただきたい。
○金子国務大臣 特定の、御指摘をいただきました阪神高速道路の大和川線、これは大阪府でありますが、大阪都市再生環状道路の整備と安全快適な道づくりというパッケージ名を目的としまして、対象になっております。阪神高速道路大和川線の堺市側、それから、御指摘ありました阪神高速道路の京都市油小路線、これは、広域幹線道路網を構築する道路整備として京都高速道路及びそのアクセス道路を整備し、人、物が円滑に移動できる広域ネットワークを構築するものであります。 あと、東京でありますけれども、首都高の中央環状品川線、都市高速を主体とした道路ネットワーク整備として対象にしております。
○穀田委員 こう言っちゃ悪いけれども、なぞらなくていいんです。入っていると言ってくれればいいんですよ、そんなもの。時間がないんだから、こっちは。 この臨交金制度というのは、もともと、地方道の舗装、改築、修繕に関する事業を中心にしたものであることは御案内のとおりです。〇八年度からは補助国道も対象になりました。普通、こういうのを見ますと、地方の生活道路に近いものが対象と思っていたら、今お話があったように、地域高規格道路にも使われている。地方の事業といっても、高速道路など大型道路事業にこの臨交金が使われているということだけははっきりしたということなんですね。だから、私どもは、その問題をずっと追及してきたんです。 昨年の通常国会で、高速道路の見直しがさんざん議論されました。その結果、道路特定財源の一般財源化とあわせて、高速道路建設にかかわる交通需要予測やBバイC、手続の見直しがされました。地域高規格道路についても見直すのが当然であります。ところが、臨交金事業における地域高規格道路を含む道路事業を見直すこともせずに、当初予算どおり配分する。しかも、その財源は、将来の国民に負担をツケ回す建設国債などを充てる。これはおかしいんと違うかと私は思っています。 大臣、やはり、先ほど、収入が減ったらまず支出、つまり道路事業を見直すという当たり前の話から見て、地方の事業といえども、こういう点は見直す必要があるんじゃないか、支出を減らすべきではないのかということを改めて問いたいんですが、いかがですか。
○金子国務大臣 今御指摘ありましたが、この地方臨交金の事業も、すべてBバイC、道路についてBバイCのチェックをしておりますので、先ほど、なぞらなくてもいいよとお話がありましたけれども、阪神大和川線にしても、京都の高速道路の油小路線につきましても、ちゃんとBバイCで効用をチェックしておりますので、決してずさんにやっておるわけじゃありません。
○穀田委員 油小路線というのは、私は京都の人間なんです、あそこが無駄だと、行ったらわかりますわ。どれほど車が走っているのか、そして、ああいうものが京都の環境にどれほどの大きな影響を与えるのかということは、小泉さん時代からもう、環境破壊になるということについては、それはひどいなとあの人でさえ言わざるを得なかったわけなんですよ。 こういうところに金を使うのはいかがなものかということを言っているわけですよ。(金子国務大臣「そうじゃないんでしょう」と呼ぶ)こんなところに金を使うのはいかがなものかということで、うちは一貫して反対しているんですよ。だから、小泉さんだって、そういうところに金を使うのはいかがなものかと言わざるを得なかったんですよ。(金子国務大臣「油小路は要らないということ」と呼ぶ)はい。 先ほども言いましたように、国民にしてみれば、暫定税率が失効してガソリン代が安くなって、減税の恩恵を受けた。先ほど言ったように、道路よりも減税を求めた。それに対して、大型道路事業の見直しもせずにつくり続けるというのは、私の地元からいっても、環境の問題からいっても、それから京都という古都を破壊する上からいっても、あかんということを改めて主張しておきたいと思うんです。 そこで、道路特定財源の中心問題について、最後、少し大臣と議論をしたいと思います。 昨年末、道路特定財源をめぐり、与党の議論に対して、一般財源化の理念に戻れという主張がありました。一般財源化の理念とは、無駄な道路建設の温床である特定財源を社会保障などに有効に使い、国の財政健全化に貢献することだったという主張であります。一般財源化を閣議決定した福田前首相も、医師不足対策など生活財源に回せるようにすると言っておりました。一般財源化を支持した国民の多数も、道路だけに使い道を限定するのはおかしい、社会保障にも雇用対策にも何にでも使える財源にすべきだというのが声でありました。 大臣に聞きますけれども、一般財源化の趣旨、理念をどのように考えるか、お聞きします。
○金子国務大臣 一番大きな点は、道路に使わなければならないとされていました道路関係諸税を、道路に使わなければならないという規定を取り払ったことというのが一番大きな点だと思っております。
○穀田委員 ほかにも使える、また、ほかにも使わなければならないという趣旨ですね、あの福田さんの答弁も。 そこで、形の上では、今ありましたように、法律の書きぶりが変わりますから、道路特定財源は一般財源になる。それは当たり前のことなんです。しかし、一般財源化の趣旨、理念には、道路整備に使われる財源を社会保障など他の財源に回してほしいという国民の要望にこたえるという意味も含まれているわけであります。 その点で肝心な点は、道路予算が、道路整備の予算がこれまでと比較してふえるのか減るのか、幾ら社会保障などに回せるのかが試金石になることは、これは当然、みんな考えた場合、当たり前だと思うんですね。新たにつくる地域活力基盤創造交付金(仮称)は、八割を道路に使うとしています。これでは、一般財源化の骨抜きだという批判が上がっているのは当たり前だと思います。さらに、道路予算の全体がどうなっているのか。そして、揮発油税収入の九割に当たる額が来年度も道路に充てられるということになっています。さらに大事なのは、高速道路予算がどうなっているかということ、これが根本の問題であります。 私は、道路特定財源をめぐるさきの国会の議論で、なぜ政府・与党が道路特定財源に固執するのか、その核心は高速道路を際限なくつくり続けるためだと指摘しました。 バブル時につくられた一万四千キロの高規格幹線道路網、九〇年代には、六百三十兆円の公共投資基本計画を背景に計画された地域高規格道路約七千キロメートル、さらには六つの海峡横断道路まで計画されている。こういう二万一千キロメートルを超え、際限なく高速道路をつくり続けるという計画を抜本的に見直せと主張してきました。海峡横断道路は、指摘を受けて調査をやめましたけれども、他の高速道路計画とともに国土形成計画の全国計画に記載されたままであります。 そこで、高規格幹線道路と地域高規格道路の〇九年度予算は幾らですか。
○金井政府参考人 お答えいたします。 来年度予算の内訳、全体の計数は新聞紙上その他で発表されたとおりでありますけれども、高規格幹線道路それから普通一般の道路に幾ら使うかについては、三月に行います実施計画をもって定めさせていただければというふうに考えております。
○穀田委員 作業中だと。高速道路については、先ほど大臣もおっしゃったように、一連の点で、交通需要推計だとかBバイCを下方修正し厳しく算定するなど、見直しているじゃありませんか。高速道路の予算を削る以外、一般財源化の理念に合わないんですよ。結果として、どこを削るのかということが明らかにならない以上、ふえる保証はないわけで、国民の納得は得られない。 したがって、高速道路に使う予算を削るべきじゃないのか、高速道路計画を縮小したり取り消ししたり、抜本的に見直すべきじゃないのか、そこが中心問題だと思うんですが、そのつもりはございますか、大臣。
○金子国務大臣 先ほどもお話し申し上げましたけれども、今度の一般財源化というのは、道路に使わなければならないとしていた特定財源制度をなくしてしまう、道路関係諸税を切り離してしまう。今度の新しい交付金方式というのも、すべて今度は予算のシーリングの対象にする。今まで、道路特定財源があるがゆえにシーリングの外でやった地方道路臨時交付金、これを廃止する。そういう意味では、今度は全部、新しい仕組みもシーリングの中に入るわけでありますから、ここは大きな転換であるということが一つ。 それからもう一つは、繰り返しますけれども、新たな交通需要推計が出てきましたので、この事業評価手法についても見直しましたし、個々の区間の整備に当たって、その効果や事業手法等を十分に精査してこれから進めていきたい。 したがって、御指摘の高速道路をこれからどうするんだということにつきましても、今の最新のデータに基づいた評価を厳格に実施しながら進めてまいりたいと思っております。
○穀田委員 だから、厳格にそういう実施のやり方をするというのは、それは何回も聞いているんですよ。 問題は、今大臣が最初の方で、ならないとすることを変えたんだと。そこが問題で、しかし、そう仕組みを変えたからといって、今まで使った金の使い道と同じように使っていたのではだめなんですよ。問題はそれが減るのかと。私は、減らすべきだということを言っているわけですね。そこを確として言わないから、いつもやはり同じなんだなとみんな思うわけですよ。幾ら法律が変わっても、それは、ねばならないというものを変えただけの話であって、額を減らすか減らさないかというのは予算の問題なんですよ、そこが大事だと。 だから、高速道路に使われる予算を減らさなければ、生活財源に回る予算はない。だから、一般財源化しても中身は骨抜きになるということではないかと言っているわけですよ。 だから、私どもは、改めて最後に主張しておきたいのですが、今必要なのは、高速自動車道建設中心の道路建設のあり方を根本的に転換しなければ、一般財源化で何か変わったということにはならないよということであります。 したがって、私どもは、さきの通常国会でも、安全、交通安全対策や災害対策、維持管理など、点検も含めてですけれども、国民の命と安全、暮らしに欠かせないインフラ整備の予算は足りない、だから、道路行政について見ても、住民生活に身近な生活道路にこそ重点を移すべきで、高速道路などの大型道路については見直し、縮小すべきだと。このことが今日の景気回復の手段としても、地方経済の活性化、仕事起こしという点でも有効だ、そういう立場で我々は物を考えなくちゃならぬということを指摘して、質問を終わります。
○望月委員長 次に、三日月大造君。
○三日月委員 民主党の三日月大造です。 予算委員会で第二次補正予算案の採決が強行されて、この国土交通委員会も職権で立てられたことに対して、私も抗議をしたいと思います。 大臣、私は、感覚のずれを感じます。いろんなお考えもあるし、いろんな主張もそれぞれの政党であるのだと思います。自戒を込めて申し上げますが、まず、何よりころころ無責任に総理大臣がかわるという国が栄えるはずがありません。そして、一国の総理の言ったことがころころ変わる、この迷走ぶりも国民に大きな不安を与えています。何より議会のあり方として、さっきの予算委員会の最後で、我々修正案を提出した野党側も、修正しよう、歩み寄りをやろうというボールを投げさせてもらっているんです。にもかかわらず、それを拒み、強行で採決をするという姿勢の問題、これは議会のあり方が、百年に一度の危機に対応すべき議会のあり方が問われていると思います。 もう一つ、税金の使い方として、一番焦点、争点になる定額給付金というのはおかしいんと違うかと。この週末の各報道機関の世論調査、私はここに、日本に住む人たちの矜持を感じました。少なくとも、政府・与党のようにさもしくないと。二兆円使うんやったらもっと緊急の、もっと公の、もっと困った人たちのために使ってくれという意思表示なんです。そして、我々をばかにするな、やりくりして頑張るがなという気持ちのあらわれだと思うんです。 共同通信で七〇・五%の人が反対、そして読売新聞で七八・一%の人が支給をやめて雇用とか社会保障のために使ったらどうや、朝日新聞でも六三%の人が反対なんです。この結果を、内閣の一員である国土交通大臣はどのようにお考えでしょうか。
○金子国務大臣 予算委員会で野党の各委員から御意見を賜りましたし、今、また一方で、財務金融委員会でこれが質疑を行われていると思います。私、これについてのコメントは、内閣の一員として提案をさせていただいた、ですから、それは必要だという立場で提案をさせていただいている内閣の一員でありますので、それ以上のものでもありません。
○三日月委員 こういうところにまた、見ている国民の皆さんとのずれがあるんですよ。もうちょっとこういうふうに思いますとか、正しいなら正しいと言えばいいんですよ。正しいとも間違っているんじゃないかとも言わずに、内閣の一員やから何にも言いませんって、こんなあほなことないですよ、大臣。それやったら、最初から提案しなきゃいいんです。強行しなきゃいいんです。もうちょっといい方法があるんと違うかといって胸襟を開けばいいんですよ。 申し上げますけれども、二兆円ばらまくんだったら、例えば、一年間消費税五%を四%にするとか、国土交通省が今回提案してきています高速道路料金の大幅引き下げ、この財源に一部を充てて、だんだん私たちの無料化案に近づいてきていますから、一時緊急的に、一定期間を定めて高速道路料金をさらに引き下げるということだってできるわけなんです。 雇用のことを言えば、ふるさと雇用再生特別交付金、これは二千五百億円ですか、そして、緊急雇用創出事業で千五百億円あるんです。もっとこれを上積みして、地方でそれぞれ地域に合った雇用を生み出すために使ってくれということの方が、よっぽど意味があると思うんですけれども。 大臣、重ねて聞きます。国土交通省の緊急雇用対策や緊急経済対策をより効果的なものにするために、二兆円のばらまき定額給付金、天下の愚策と言われているこの策を転換、修正していくことを国土交通大臣として提案するおつもりもないんですか。
○金子国務大臣 定額給付金でありますが、これだけ景気が悪い状況の中で、消費を刺激する、一つの刺激を、需要を喚起していくという意味で、我が国の今の景気の状況から考えれば言うまでもありませんけれども、輸出頼みということができません。世界各国、それぞれの国が自分の国の中で内需を喚起していく、それを三月までに持ち寄るということがワシントンの首脳会談で出たわけであります。 我が国はやはり、私の立場で、一つはそれは住宅であると。昨年、長期優良住宅、全会一致で通していただきましたけれども、やはり住宅という一つの柱を内需の玉として育てていきたいし、拡大をしていきたい。もう一つが、消費の刺激をするという意味で、景気対策としてもこの定額給付金というものが出されてきたわけであります。 そういう意味で、この定額給付金というのが一つのきっかけになって、消費と国内の内需、消費を刺激する効果というのは期待されるんだと思っております。
○三日月委員 今、最後に渋々出てきた消費を刺激するということについても、予算委員会の中で、効果に大いに疑問が呈され、かつ、それを配るのに、市町村の窓口を中心に八百億円超ですか、今の時点でわかっているだけで八百億円超の経費をかけて配る、その費用対効果の面で大きな疑問も提示されているわけなんです。 そうしたら、もっともっと効果的に経済を浮揚させるために、消費を刺激するためにいい案がないですか、野党も一緒に考えましょう、修正案も出てきているんですからということに、もっと与党は歩み寄ってくるべきだと私たちは考えています。 さて、こういう与党側の突っ張りが許していただけるような雇用の状況になっているのかということについてちょっと確認をしたいんですけれども、きょうは厚生労働省にも来ていただいています。直近の求職、相談、そして対応状況について、簡単に御説明をいただけますか。
○大槻政府参考人 お答え申し上げます。 現在の雇用失業情勢についてでございますけれども、昨年十一月の有効求人倍率が前月より〇・〇四ポイント低下する、また、十カ月連続で求人倍率が低下するなど、厳しい状況にあると認識をしておるところでございます。 また、非正規労働者の雇いどめ等の状況につきましては、昨年十月からことしの三月までの間に約八万五千人の方が離職あるいは離職予定となるなど、今後一層、雇用失業情勢の悪化が懸念されるところでございます。 こういった状況に対応するため、厚生労働省といたしましては、昨年末より、社員寮等から退去を余儀なくされました住居喪失者の方々に対しまして、ハローワークにおきまして、雇用促進住宅への入居あっせん、あるいは賃貸住宅入居のための資金の貸し付け、また、住み込みで働ける求人の紹介などを行ってまいっているところでございます。 また、雇用調整助成金制度につきまして、これは企業が雇用を維持される場合には支援する制度でございますけれども、中小企業への助成率を八割に引き上げております。これは十二月一日から実施をいたしております。また、支給要件の大幅な緩和、対象労働者につきまして、被保険者全員へこれを拡大するなど、解雇を行うことなく雇用を維持していただけるように支援を実施しているところでございます。 また、これらに加えまして、セーフティーネットを強化する観点からの失業給付の見直し、また、都道府県におきまして、先ほど御指摘ございました、雇用創出のために過去最大の規模となる四千億円の基金の創設、また、雇用失業情勢の厳しい地域における離職者訓練の強化、あるいは訓練期間中の生活保障給付の拡充、また、派遣先が派遣労働者を雇い入れた場合の助成措置など、こういった施策を第二次補正予算や二十一年度予算に盛り込んできているところでございます。 そういった施策の速やかな実施によりまして、雇用情勢への対応に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
○三日月委員 一つの現状把握、現場把握ということで、私、よくハローワークに行かせていただくんですが、物すごい状況です。大変多くの方が職を求められて相談され、何より、職を失うことイコール収入を失い、住宅を失ってしまうという方々に対する対応、日本語が通じない方々への対応に、職員の皆さん奔走していただいているんです。 今、次長がおっしゃった雇用調整助成金、これについての相談なり応募が大変ふえてきているという状況なんですけれども、中小企業緊急雇用安定助成金ということで拡大もされました。多くの企業が、この雇用調整助成金を受けることによって雇用を維持していこうということに取り組み始めています。 しかし、この制度、だれがどれぐらい休業したかということについて調べるのに物すごく手間がかかり、人手がかかる制度だと聞いているんですけれども、このあたり、ハローワークの相談支援体制の拡充強化の必要性について、相談員をこれからふやします、そういうことではなくて、どのように取り組んでいらっしゃるかということについてお伺いしたいと思います。
○大槻政府参考人 お答え申し上げます。 雇用調整助成金についてのお尋ねでございます。先ほど申し上げましたように、十二月一日から中小企業に対する支給要件等を大幅に緩和いたしまして、既に実施をしておるところでございます。先般、主要都市における十二労働局だけでございますけれども、十二月一日から二十二日までの間に受理をいたしました休業等の実施計画におきましては、対象労働者数が二万人を超える規模に上るなど、この活用をされる企業が増加しているところでございます。 助成金につきましては、やはりPRを重ねまして内容を承知いただいて、できる限り利用いただくということが一番大事なことであろうと思います。そういった意味で、さまざまな広報にも努めているところでございます。 また、ハローワークにおきましては、助成金の内容等々につきましての相談にも応じているところでございます。また、都道府県の労働局におきましては、この助成金につきましての申請への相談あるいは支給決定等々を集中的に処理いたす形でもって、円滑な運営に遺漏なきよう努めているところでございます。 ハローワークにつきましては、求職者が昨今非常にふえているというところであるわけでございます。そういった情勢を踏まえ、できるだけ迅速的確に対応できるよう体制強化を図ることも重要でございます。相談員の増員等々、体制の強化に努めているところでございます。
○三日月委員 危機拡大と利用拡大に伴って現場の業務が大変になってきていますので、最後におっしゃいました、体制強化に努めるということですので、それを見守りたいと思います。我々も応援をしたいと思います。 一方、国交省の住宅局にお伺いをしたいと思うんですが、こうやって雇用促進住宅の提供が行われ始めています。それを受けて公営住宅等、国交省当局の取り組みもし始めていただいていると思います。今、公営住宅等で、例えば、日本全国で三・七万戸ですか、公営住宅だけに限っては一・二万戸ということなんですが、私がハローワークでこの状況を確認しましたところ、一・二万戸といいながら、即入居可というのと早期入居可、修繕後に入居可というものに大別され、必ずしもこのストックが皆様方のセーフティーネットとしてすぐ活用していただける状況にないということをかいま見たんですが、このあたり、現在の取り組みや現状についてどのように評価をされていますか。
○和泉政府参考人 今委員御指摘の計三・七万戸というのは、おっしゃるように空き家の総数でございます。 現時点でございますが、今おっしゃったように、長くあいていますと傷んでいたりするものですから、供給決定をした戸数というのは四千四百四十二戸、これは公営住宅でございますとか公社でございますとかUR賃貸でございます。しかしながら、かなり早期にハローワークに名簿を置いて連携に努めた結果、一月九日時点でのいわゆる活用戸数でございますけれども、トータルで七百六十三人の入居決定に至ってございます。 こういったことを引き続きよく連携しながらやってまいりたい、こう考えております。(三日月委員「七百六十三」と呼ぶ)七百六十三人です。
○三日月委員 これも補助金適正化法二十二条の目的外使用、包括承認等の特例を出していただいて、使えるようにはなっているということなんですけれども、まだまだ情報の共有化が労働当局とできていないと私は思います。そして、ワンストップ化でもう少し改善の余地があるんじゃないかなと思います。 といいますのも、ハローワークに行きました、一応県営住宅の申込書だけは置いてあります、しかし、この県営住宅の申込書を郵送かもしくは持っていってくださいということになってしまいます。職を失って収入のない人が、例えば県の北部にあるハローワークに行き、その手続をし、県の南部にある県庁にまで電車に乗って持っていくことが果たしてでき得る状況にあるのかというと、私は、なかなかないと思うんです。例えばファクスでのやりとりを可能にするとか、より一層住宅当局と労働当局との連携を強める、深める必要が、この危機下、あると思うんですけれども、このあたり、住宅局の見解を求めます。
○和泉政府参考人 まず総論として、委員おっしゃったように連携をさらに深めるということはやはり大事だと思っておりますので、現場現場で工夫をしながらさらに深めてまいりたい、こう思っています。 ただし、一方で、住宅部局の人数にも限界があるとか、あるいは土地によってはハローワークのスペースにも限界があるようなことを考えると、現実問題、どういった方法が一番いいのかというようなことについては、その場所ですべてけりがつくというのはなかなか非現実的じゃないか、こう思っていまして、具体的には、実際どういう住宅に入れるのかとか、場所の立地条件、周辺の状況とか、そういったことが必要なので、委員の御指摘を踏まえて、さらに深掘りをして、より連携をする努力はいたしますが、すべてその場でけりがつくということに余りこだわると、結果としてかえって煩雑になり、ワークしなくなってしまうこともあるので、その両方のバランスをとっていきたい、こう思っておりますので、その辺、御承知いただきたいと思います。
○三日月委員 四十七都道府県すべての地域で、のべつくまなく今申し上げたことをやれと言っているわけではなくて、例えば、雇用促進住宅の足りないところで公営住宅等の活用が見込まれるところを重点的に、こういう住宅を失う方々が早期に多数発生してしまうような地域において公営住宅等の活用がより円滑に行われるための検証をぜひ現場で行っていただいて、あれは労働当局の話だからということでない対応をお願いしたいというふうに思います。 道路の法案に入らせていただく前に、先般、二〇〇八年、昨年の十一月十二日に私がこの国土交通委員会で取り上げさせていただきました、平成十九年度の決算検査の報告ですね。これを受けて、道路整備特別会計、地方整備局の支出分、公益法人への契約発注等々で、背景金額で約七百三十億円の支出について会計検査院から意見が述べられてきています。 それで、国土交通省としては、昨年四月ですか、道路関係業務の執行のあり方改革本部というものを立ち上げられての取りまとめをしていただいていると承知をしているんですけれども、この会計検査院の指摘を受けた国土交通省の対応について、まずお伺いをしておきたいと思います。
○金井政府参考人 とりあえず、道路の支出の関係でございますが、昨年の改革本部でいろいろ御指摘をいただきました。そのようなことも含めまして、全体の公益法人の支出の改革、これは二十二年度までに半減ということでやらせていただいております。それから、広報広聴費、これは、実質来年度予算でもう半減をさせていただいております。その他、タクシーの支出であるとかいろいろ御指摘いただいたものについて、できるものは前倒しをして取り組むように今努力をしているところでございます。
○三日月委員 済みません。この点についてはちょっと通告がなかったところもあるんですけれども、今局長のおっしゃった、前倒しをして取り組むんだ、車両管理業務、また広報広聴費等々については来年度からもう取り組んでいくんだということなんですけれども、一般財源化への方針転換でこの部分はどのように変化をするんでしょうか。
○金井政府参考人 一般財源化ということでございますが、一般財源化につきましては、先ほど大臣からもお答え申し上げましたとおり、税収がそのまま事業費になることではない、毎年毎年の予算で査定を受けるということであると認識をいたしております。 そのようなことで、来年度の予算についても、先ほど申し上げましたような広報広聴費の削減であるとか車両の購入費であるとか車両の運行業務、そういったものについて相当の縮減に取り組んでおるというふうに認識をいたしております。
○三日月委員 今回で地方道路整備臨時交付金というものは制度としてはなくなる状況の中で、とはいえ、今年度ある制度に対して、足らずの部分を今回減額補正で対応していくという法案が提出されていると承知をしているんですけれども、まず、制度的な中身についてお伺いをしたいんです。 この「地方道路交付金事業(地方道路整備臨時交付金)の実施について」という通達の中に、「評価について」、要は、このパッケージで交付をされる地方道路交付金事業というものの評価については、「実施主体は、評価を実施後、公表するものとする。」「実施主体は、評価を公表後、速やかに評価の結果を、事業担当課あてに提出するものとする。」ということになっているんですけれども、交付金事業ですから、評価の評価を行う必要があると私は考えるんですけれども、この点、いかがなんでしょうか。
○金井政府参考人 御指摘のように、地方道路臨時交付金についても、平成十六年度からいろいろパッケージごとにきちんと事後的に評価をするということをやらせていただいております。 最近でありますと、アウトカム指標みたいなものを中心にやらせていただいていることが多くて、例えば、これは滋賀北部地域の厳しい自然を克服する交通基盤整備というパッケージがございますが、例えば冬期の路面の事故率であるとか、そういったアウトカムの指標、もしくは、いろいろ自然災害の発生を抑制できた、円滑な通行を確保できた、それから、大規模な二次災害が予測される地域の円滑な交通を確保できたというような、当初予測をしていない効果についても評価をさせていただいて、まとめさせていただいておるという状況でございます。 道路事業全般として、いろいろ事前に予測をしていなかった効果というものは非常に強くあちらこちらで指摘をされているところでございますので、こういった検討を通して、道路事業それぞれどういう効果があるのかということを蓄積して新しい事業に反映させていくということも必要でございますし、事前にできる限りの予測をするということもあわせて必要かなというふうに考えております。
○三日月委員 あと、来年度以降提案されるであろう地域活力基盤創造交付金の仕組みにもかかわってくるので、その評価の部分はちょっとこだわって聞いておきたいと思うんですけれども、今局長がおっしゃったように、当然、整備をしたときに事後評価をすれば、プラスの効果もマイナスの効果もあると思うんです。予想外のさまざまな成果も、そしてマイナスの効果もあると思うんですけれども、これを事業にどう反映をさせていくんですか。もうつくっちゃったらしようがないじゃないですかということにならない仕組みを、どうビルトインしていくんですか。
○金井政府参考人 御指摘のように、各地で行われました事業の評価を次の事業に反映していくということは一番大事なことと考えておりまして、直轄で行う事業、それから補助で行った事業、いろいろなものの評価につきまして、これは学識経験者にも見ていただいて、その辺の改善のやり方を御指摘いただいておるところでございますし、ホームページその他に公表いたしまして、いろいろ各地で参考にしていただけるよう取り組んでおるところでございます。
○三日月委員 そうすると、国が交付するお金の評価の評価を、今おっしゃったような第三者委員会なんかをつくって、手法をつくって、物差しもつくって、そして次の予算なんかに反映していく仕組みをつくるということでいいんですか、確認だけ。
○金井政府参考人 御指摘のように、効果というのは非常に多面的にわたりますし、非常に広い範囲にわたるものでございますので、単純にこういう方程式で効果を出せということを簡単に算定するというのはなかなか難しいところがございます。そういうことで、私どもの方でも、専門家の委員の方々にお願いをして、いろいろ評価の事例を分析していただいております。 それから、何よりも重要なのは、やはり地域でいろいろ事業をされるときに、その評価手法について提案をしていただくということが非常に重要なのかなと思っておりまして、今回も、見直しに当たりいろいろな地域から、こういう事業について、こういう評価項目があって、こうやって評価したらいいのではないかというような提案をたくさんいただきました。そのようなことを反映させろというのが専門家の御意見でありますので、そのようなことで取り組ませていただければと思っております。
○三日月委員 私は、こういう聞き方をしていますけれども、国で評価の評価をするというのは難しいと思うんです、地域によって事情が違うから。そうしたら、恩着せがましく国が交付金を渡すということの仕組みにも限界があるんじゃないかなと思うんです。しかも、道路からたがは外れるけれども、公共事業に限定、ほぼ特定されるような形で。それだったら、いろいろと政府内で迷走もありましたけれども、地方で社会保障費にも自由に使える、六百億円なんてけちなことを言わずに、使途が地方で決められる交付税の方がよっぽど使い勝手がよかったんじゃないかなと思うんですけれども、このあたり、どうお考えになりますか。
○金子国務大臣 今、地方交付税というお話が三日月委員からあったんですが、こういうパッケージでありますけれども、道路を中心とした事業というときに、地方自治体の首長さん、市長あるいは知事さん方の御意見は、やはり比較的地域の幹線になるような道路も入っていますので、複数年にわたっていくということで、むしろ財源として、交付税というような方向よりは、こういう交付金という方式で安定した財源を、安定して道路がつくれる枠組みをつくってほしいという方がむしろ地方自治体あるいは地方の要請だと思っております。 交付税方式でいきますと、道路需要があるないにかかわらず配分してしまう、不交付団体には配分されないというような制度上の要件あるいは障害というのが大きいものですから、今回、こういう地域活力基盤創造交付金という枠組みを提案させていただいているところであります。
○三日月委員 ちょっとよくわからないんですけれども、道路の呪縛で縛りつけている人たちの言うことを聞いて交付金制度や何かを議論したらおかしくなると思うんです。そこだけは申し上げておきたいと思います。 そして、時間がないので、最後に確認と提案だけさせていただきたいと思うんです。 一月八日に、防火設備、樹脂サッシの性能試験における不正受験の事案が明らかになりました。サッシ会社五社が耐火偽装を行っていた、不正な試験体を利用して性能評価を受けて大臣認定を受けていたりとか、そして認定仕様と異なる仕様の製品を販売していたというようなことがあったようなんですが、建築行政の中で、これら五社はどのように罰するんですか。 私は、これはやった者勝ち、ばれなきゃいいね、ばれたらちょっとだけ改修して、公表はされるけれども、ほかに大型受注案件があれば、それでもうければいいやということにつながりかねやしないかという懸念を持っています。ルールをつくっているんだったら、守らなかった人はこの市場から撤退していただくというぐらいの厳しい措置が必要なんじゃないかなと私は思うんです。 ましてや、去年明らかになった事案で、そんなことをやっていないか、大臣認定を受けた仕様と異なるものを販売していないかということを問うたときの報告には、そんなことはしていませんと報告しているんです。にもかかわらずこれが明らかになったということを受けて、国交省としてどのように考えるんですか。
○金子国務大臣 今の件については、大臣認定どおりの性能を有していない製品を大臣認定を受けた性能を有する製品として販売していたことから、刑法上の詐欺罪の可能性もありまして、今後、各企業に対して、今回の事案の発生経緯など、さらに詳細に実態の把握に努め、各企業を厳正に指導してまいる所存であります。 それから、先ほどの、地方自治体の首長さんが道路の呪縛に縛りつけられておるという御意見もあったんですけれども、一方で、地方自治体の皆さんは、交付税、自由に使えるお金が欲しいというのも一方であるんですが、道路について言えば安定した財源を欲しいという両方の要請が地方自治体からあるということだけは、あえて申し上げさせてください。
○三日月委員 今回の五社だけじゃなくて、こうやってルールを守らなかった会社がこういう大臣認定なりを今後受けられないようにするとか、例えば公共の建物でこういう会社の製品が使われない等の仕組みもつくっていく必要があるんじゃないですかということなんです。 局長、最後に答弁を。
○和泉政府参考人 軽々にこの場でどうしますとなかなか言いにくい問題ではございますが、今大臣から答弁があったとおりでございまして、非常に遺憾である。しかも、今委員が御指摘のとおり、過去の経緯の中で、自主調査の段階では、やっていない、こう言っているということでございますから、刑法上の詐欺罪の可能性、こういったものを踏まえて、どこまで追及できるか、これについて関係省庁と十分な連携をとって対応してまいりたい、こう考えております。
○望月委員長 次に、後藤斎君。
○後藤(斎)委員 民主党の後藤斎でございます。 私も冒頭、委員長に、職権で本日の委員会が採決まで強行されるということに対しましては、強く抗議をしておきたいと思います。以後、くれぐれもないような形で、公平公正な議事運営をよろしくお願いします。 大臣、冒頭、ちょっと項目通知していない部分で一点お尋ねがあります。 大臣、私の十一月十二日の質疑の中で、いわゆる定額給付金の問題について、当時は、市町村でおおよそ目安で一千八百万円で所得制限をして、それ以上の人は多分辞退するであろうというふうなことで話が進んでいた時期だったというふうに記憶をしておりますが、大臣は私の質問にお答えになって、辞退をする覚悟があるという話をされました。ところが、先週の九日ですか、閣議後の記者会見の中では、大臣は、地元の商店街で使いますよ、当然もらいますよというふうな話、受給されますよという話。 昨年からことしにかけて、大臣は何かいろいろな事情がお変わりになったのかなと。昨年私が確認をさせていただいたときに辞退をされるというお話をしていたのが、一転して受給されるという話に変わりましたけれども、その辺の大臣の心変わりの理由について、冒頭、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
○金子国務大臣 当時、委員から御質疑があったときに、所得制限をすべきかどうかということについてさまざまな意見が交わされていた状況だったと思います。 そういう意味で、高額所得者は給付を打ち切る、あるいは高額所得者は対象にしないという御意見も政府部内にはありまして、私自身、それを妨げるものではない、そうなったならばそれでいい、そういう趣旨から申し上げたと思います。
○後藤(斎)委員 それで、なぜ受給されるということに変わったんですか、大臣。それを聞いているんです。
○金子国務大臣 全体として、生活防衛という観点から、今度は消費をむしろ刺激していこうと。先ほど三日月委員からも御指摘ありましたけれども、やはり国内の景気というのが何といっても景気の柱ですから、外需に依存するわけにいかないものですから、少しでも多くの人が追加的に景気をよくしていくための消費をふやしていくというのがむしろ景気には大事である。 むしろ国民にはそのことを私自身も皆さんに訴えて、そして今このときに、住宅もそうです。内需拡大で、自分で手金を持っている人も、住宅を建てていただいて、あるいはリフォームをしていただいて、今までは全くありませんでしたけれども、今度はそれに対して減税をするという、長期優良住宅という一定のカテゴリーでありますけれども、二年間の臨時措置ではありますが、住宅投資についてはそういうふうに、年末の税調でも、政府・与党で、景気を刺激していこうという、これは消費だけじゃなくて、言ってみれば住宅における投資ですよね。それも促進していこうという状況に全体として今変わってきている。 そういう中で、私も受け取らせていただくという決断をさせていただいたところであります。
○後藤(斎)委員 大臣、決断というものかどうか私はよくわかりませんが、多分違っているのは、定額給付金が正式に決まった時点で、総理と同じようにお決めになるかどうかというのはまた別かもしれませんが、大臣がもし追加的とか生活防衛ということであれば、多分普通の感覚であれば、大臣は生活防衛という所得ジャンルには多分入っていかないと思いますし、追加的消費ということであれば、多分大臣のおっしゃっていることは私は正しいと思います。 ただ、そうであれば、大臣だけではなく副大臣も政務官も国交省の幹部の皆さんも、まず、そうでなくて地元の商店街で、私は、先行的に、定額給付金と同じ一万二千円なのか二万円なのか別としても、それにプラスアルファしてやりました、また、定額給付金が仮に正式になったときには、第二弾で皆さんと一緒にやりましたと、どんどんやはり大臣が率先してやるべきじゃないんですか。だから、税の執行の仕方とは違うと。 私は後でいろいろな公共事業の前倒しの話もさせていただきますけれども、今大臣が国交大臣としてやられるべきことは、十一月の時点から一カ月半ちょっとたって、定額給付金を受給するということに大臣自身の考えを方向転換するんじゃなくて、そうであれば、今まで以上に大臣は率先して、地域の地元の商店街で、御家族の皆さんや副大臣や政務官にお話しして、どんどん追加的に消費をまずされればいいじゃないですか。そうではありませんか。まず自分のことから、隗より始めよという言葉は使い方が正しいかどうかは別としても、そうではないかなと思いますけれども、大臣、もう一度、その点だけ確認させてください。
○金子国務大臣 御意見はよく承らせていただきます。 ただ、一定の御理解をいただいたなと思うのは、やはり年末にかけていかに消費を拡大していくかという重要性については、これは委員も御理解をいただいているんじゃないかと思うんです。そういう御意見として承らせていただきます。
○後藤(斎)委員 非常に私納得できませんが、本論に入りながら、逐次、繰り返し後で話をしたいと思います。 大臣、今回、法案は特例法ということで、地方道路整備臨時交付金の予算を補正から当初に戻して、地方に配分ができる限度額を四月時点に戻してやろうという趣旨なんですが、そもそもこの臨時交付金なるものは、大体七千億前後で推移をして、平成二十年度の当初予算の額は六千八百二十五億円ということで、四月に一時、暫定税率が失効したときから、国交省も非常に有能な官僚の方がたくさんいらっしゃいますから、三百億円強、留保部分で実際今保有をされていると。どこにあるのか私よく知りませんけれども、あると。今回の法律で対応ができる部分というのは、そのうちの残りの二百七十億円程度ということですよね。そういう理屈ですよね。まずそこだけ確認させてください。 あわせて、そもそも揮発油税、ガソリン税というのは、去年の通常国会でも何度も議論をしたんですが、当然、ガソリン需要が減少すれば、年度当初に予定されていた税収は結果として減っていくわけですよね。でも、今までは、特定財源ということで、特別会計の中でいろいろなやりくりを、繰り越しとかいろいろなことをして、実際、年度で振れがあっても、それをならしながら執行してきた。今回は、四月以降は、少なくとも今の流れでいけば、特定財源はなくなって一般会計からの一般財源になるから、この特例法をつくらなきゃいけないということで対応しているということだと思うんですよ。 ですから、もともとのもので、先ほどの変動するというのが一点と、通常の年でも、要するに年度内で予算を執行して事業を執行しちゃう部分と、例えば今ぐらいの時期になって、契約だけやって明許繰り越しとかいろいろな手当てですね、実際の事業は次年度以降執行するというくくりがあると思うんですが、その点についてまず確認をさせてください。
○金井政府参考人 今回の法案の趣旨といたしましては、いわゆる税収減、当初の揮発油税の税収、四月の分、それから、その後の景気の低迷であるとか原油高に伴う減収分を含めて、地方道路臨時交付金の額でいいますと五百七十三億円をすべて当初の予算どおり執行させていただくという趣旨で、法案を提出させていただいております。したがいまして、当初保留をしております三百億も含めて執行させていただければという内容でございます。 なお、通常ですと来年度以降の予算で清算をするというようなやり方も可能だと思いますが、一般財源化に伴いまして、地方道路整備臨時交付金につきましては一応今年度限りということなので、今年度で一応清算させていただきたいという趣旨でございます。
○後藤(斎)委員 大臣、ですから、来年度でも、契約しておいて、事業費は来年度予算で本当はいいはずなんです。ということも対応可能なんです。例えば、さっき三日月委員が話をされた、来年度で、地域活力基盤創造交付金ですか、その内訳で対応することも、まだ別に事業をどこでやるか決まっていないわけですから、可能なわけです。 ですから、私はもう一度、これは大臣に聞きたいんですけれども、では、この法律が成立をしなかったときには、地方にはどのような影響が起こるんでしょうか。 〔委員長退席、福井委員長代理着席〕
○金子国務大臣 地方に既に配分をしております五百億強の分を返還を受けるということになりますものですから、やはり、地方自治体は非常に大きな影響を受けるだろう。いろいろな影響の受け方、地域によって違うと思いますけれども、事業を停止する、あるいは取り消す、多分停止するというのが大きいんだと思いますが、こういう景気の状況の中でありますから、事業が停止あるいは中止されるという、地方経済に与える大きなマイナスの影響が出てくると思われます。
○後藤(斎)委員 大臣、違うんです。 先ほど局長が答弁をしていただいたように、五百七十億のうちの、当初予算でいえばまだ地方に渡していない三百億は、国土交通省の会計課かどこかわかりませんが、どこかにあるはずなんです、特別会計なのか。二百七十億強について、この法律が通らなければ減収になってしまうという整理なんですよ。 そうであれば、では、都道府県や市町村を含めてすべてについて、この事業費がなければ、当初予算どおり配らなければ事業が全部停止しますかどうかというヒアリングはなさったんですか、大臣。
○金子国務大臣 具体的に返還を受けるのは二百六十四億、これは国交省道路局に予算がありますけれども、これを返還を受けるということに、既配分から引きはがすことが必要になってくる。その結果どういう対応が出るのかというのは、それぞれの地方自治体によって対応が違ってくるだろうということを申し上げたところであります。
○後藤(斎)委員 大臣、私は、今大臣が御答弁された、一つ正しいと思うのは、秋から大変地方経済も減速している。今まで、本来であれば雇用の受け皿というのは、五年か十年前であれば、公共事業、特に国交省予算の増大をし、地方もあわせて増大をし、建設、土木で雇用の受け皿になったという時代がありました。私は、それは今でもその部分はあると思います。ですから、二百七十億弱の部分をそういうものに使っていくべきだというふうに答えてくれれば、私もそうかなと思うんですよ。大臣、違うんですよ、大臣のお考えが。 それで、私はもう一つ、仮に法律というものをつくるのであれば、定額給付金も政省令に基づかない、法令がないという中でやろうとしていますけれども、この特例法をつくったわけですから、少なくとも県や市町村に、要するに自治体に対して、これが仮に新法ができなくて返金をしてもらう場合はどうなのかみたいなことは、少なくとも都道府県であれば四十七都道府県ですから、おおよその、今までにもう事業契約をしたとか事業執行したとかいうのはわかるわけですから、そのくらいのことは、国交省、やっていただきたいと思うんですが、やっているんでしょうか。もう一度お答え願います。
○金井政府参考人 地方道路臨時交付金につきましては、当初保留をしております三百億も含めて、必要なので全額執行してくれという知事会とか市長会からの強い要望をいただいておりますので、そのように対処させていただければということでございます。
○後藤(斎)委員 局長、私もそれは聞いているんですが、その知事会の要望というのも、多分去年の七月十七日の全国知事会の部分を局長はおっしゃっているんでしょう。道路局長、去年の七月十七日の知事会のことをおっしゃっているんでしょう。 ではなくて、私、ちょっと話が飛びますけれども、今回の問題も絡んで、この二次補正の部分も含めて、国費で二千二百一億円、第二次補正予算の追加額ということで国交省は今提出なさっているじゃないですか、強行されたかどうかというのは別としても。このうちの、例えば建設業の資金調達の円滑化、これは去年もお話ししましたけれども、十三億なわけですよ。 今のこの五百七十億がどうかというときに、やはりそれはきちっと、自治体が既にやっているのか、これを違った、例えば二次補正の方に振り向けたらどうなのかという議論は、やはり大臣のリーダーシップ、国交省の中で、本当に今自治体にとって必要なのかどうかという検証も含めて、この二次補正に、例えばそれが不要の部分が仮に出てくるかもしれないということであれば、それに追加してやはりやるべきだと私は思うんですよ。そうではありませんか、大臣。
○金子国務大臣 決して地方自治体の要請が七月ということではありません。去年十二月でありますが、奈良県、奈良県の当面の緊急雇用対策の取組というので、公共事業による雇用機会の創出、それから宮崎県ですとか、秋田県についても活性化・雇用緊急対策本部ということで、公共事業の追加、事業の前倒し等々の強い要請が寄せられているところでありまして、残りの三百億強のものについても、むしろ早く前倒しで発注をされたいという意向が非常に強いというのが現状であります。 そういう意味で、今度の二次補正に盛られましたこの対策というのは、一刻も早く地方自治体のそういう声にこたえるためにも通していただきたいテーマだと思っております。
○後藤(斎)委員 では、大臣、はい全部わかりましたとは言いませんけれども、関連の質問で、多分、この六千八百億、国費で交付金として自治体にお渡しをして、いろいろな道路や関連のものをつくっているんでしょうけれども、これも当然都道府県では何年かの計画の中でやっているものだと思うんです。一部の県や市町村では、今回のこの秋以降の、未曾有なのかミゾユウなのか別としても、非常に厳しい地域の雇用や経済を少しでもよくしようということで、公共事業の前倒しということをやっているところもあります。 大臣、昨年の国会では、ガソリン、軽油価格、資材、すべてのものがどんどん上がっていくという状況の中で、それを例えばどうコストに反映をしたり、経営としてその赤字を少しでも軽減をするかということがメーンでしたけれども、今そうではないわけですね。多分、例えば建築資材価格も、二割から三割、既に秋以降下落をしている、幾つかの数字が当然ありますけれども。そして、今地域雇用も大変だという、地域経済ももう疲弊どころか、倒産件数というのは、昨年も大臣と質疑をしたように、やはり建築、不動産というのが破産、倒産の一番上位の方の件数なわけですよね、全国全体でも地方でも。 という中であれば、大臣、既に決まっている整備新幹線であるとか高速道路であるとか、もちろん必要性の精査というのはもう一度やらなきゃいけないかもしれませんが、それを例えば前倒しをしてやるんだという、さっき大臣は追加の消費に資するという定額給付金の御自身の話をされました。そうじゃなくて、大臣が大臣としてやっていただかなきゃいけないことは、今所管の部分で、仮にそれは建設国債を発行することになるのかもしれませんけれども、財政給付というものは当然大前提がある。でも、必要なものが、例えば、去年は中期計画が十年という議論をしました、それが今度五年になりました。 そうじゃなくて、今はそれをもっと前倒しした中で、やるべき事業というものが仮にあるのであれば、それについてきちっとこういうふうにするというのを二次とか本予算で提案するのが大臣のお仕事じゃないんですか。その点については、大臣、どうお考えになりますか。
○金子国務大臣 今、新幹線の御指摘がありました。十四年以降久しぶりでありますが、委員御指摘のとおり、百三十億円の予算を今この二次補正で要請しております。結果として、新幹線については、十九年度が二千六百三十七億、それに対して二十年度は、補正後でありますけれども三千二百億を超えるという、かなり大幅な前倒しをやらせていただいております。 高速道路についても、比較的、必要なところは前倒し、例えば新名神について一年ほど前倒しして工事を今進めさせていただいているといったようなことで、必要な道路、必要な公共事業というのを進めさせていただいております。 〔福井委員長代理退席、委員長着席〕
○後藤(斎)委員 だから、大臣、やっていないと私は言っていないんですよ。それをもっときちっとした目に見える形で、それぞれの地域が、少なくとも、それが数年間かもしれませんが、多分公共事業は、もうこの委員会でも何度も私だけじゃなくほかの委員の方もやっているように、この十年で公共事業費は、やはり政府投資は半分になっているんです。民間がそれを補完した時期もありました。今は民間も補完できない時代になってしまっているんです。 これは時間もないから余り繰り返して言いませんけれども、大臣、住宅ローン減税だけでは住宅は建たないんです。その前に、個人消費、個人所得が回復をして、銀行がその個人に土地建物の購入費用を出すというものが大前提になければ、幾ら減税する、減税すると言ったって、大臣、建たないんですよ。 そうではなくて、もし、公共事業で少なくとも数年間つなぐという意思決定をするんであれば、必要なところは絶対すべきなんです。そうでなければ、では、これも規制緩和の中で、知事なのか大臣なのか別としても、建築業者をここまでふやしてしまったのはだれの責任なんですか。それを自然淘汰するまで待つわけでしょう。それが全部新しい業に業態転換するまで数年かかるわけじゃないですか。そのブリッジとして何をすべきかということを、大臣、政府は提案していかぬとだめなんです。違いますか。 ですから、私は、住宅着工だって昨年に比べれば二割くらいふえているというふうに十一月とか十二月に言っても、その前の、通年のベースに、去年、おととしのベースに戻せば、大臣、三割近く新築着工件数も減っているじゃないですか。これはこれから恒常的に続くかもしれないんです。これはもう建築基準法の審査基準の強化とかそういうことじゃなくて、実需の部分が少なくなっているんです。 そういう前提で何をすべきかということを、需要の喚起というものを、それは民間がやるのがもちろんいいはずなんです。そうでなければ、政府が財政出動の部分で補完をするということがなければ、地方がみんな死んじゃうじゃないですか。 ですから、私は、大臣、よく他党の方も言われていますし、ある首都圏の知事の方も言われているように、例えば羽田—成田間をリニアで、地下を通すのかよくわかりませんけれども通して、今の羽田と成田の国際空港、国内空港、羽田がいずれ国際線もたくさん増便をされる、需要もあるというふうに昨年の委員会で繰り返しやりました。そこを上手につなぐということに、例えば国家プロジェクトで投資をする。今のリニアの技術も、平成二十八年度まで実証実験にかかるということになっているんです。 それを大臣が、この間十二月二十四日に、JR東海と鉄道機構に対して、調査項目の、採算性とか建設コストとかルートの問題を調査指示を出された。これについては評価はしますけれども、もっと早く実証実験しろ、早く実証実験を終わって必要なところに通すんだというくらいの、大きな夢が持てる、そして、もしそれが短時間でつながったら活性化になる、羽田も成田も並立をするということができるじゃないですかということを、私は、大臣が、やれ、やろうということを、雇用や建設業者の部分、地方経済、いろいろな部分に今プラスになることをやはり提案されて、大臣ですから実行できる権限があるわけですから、していただきたい。大臣、どう考えますか。
○金子国務大臣 冒頭の、この景気対策の予算で何があるのかということについてでありますが、これは国交省の所管ではありません。生活対策交付金というのが二次補正で六千億盛り込まれておりまして、これは、地方自治体が自分で必要な雇用を確保する、あるいは地域経済を立て直していくための必要な事業、地方自治体がみずから選んでいく事業でありますが、これが盛り込まれておりまして、相当に、先ほど建設業者の話がありましたけれども、それぞれの地域でこれが活用されていくことによって景気が少しでも回復すればと思います。 また一方で、今の羽田—成田については、御意見を承らせていただきます。ただ、今は、既存の成田新高速あるいは鉄道によって両空港のアクセスを改善していこうと。今委員お話しいただいたのは物すごく魅力的なんですけれども、物すごく膨大なコストがかかるという問題が一方である。特に、リニアでやりますと、羽田—成田というのは六十キロでありますので、本当に効果があるんだろうかという需要の問題等々もありますので。 しかし、成田—羽田間を一体的に活用するという意味で、委員御指摘のことは一つのテーマだと思って、承らせていただきます。
○後藤(斎)委員 大臣、私は、ぜひもっと積極的にやっていただきたいと思うんです。 だって、僕は百年に一度ではないと個人的には思っていますけれども、総理も大臣も、今は百年に一度の経済不況なんでしょう。すべての施策を動員してやるという意思決定がされているんじゃないんですか、麻生内閣は。であれば、コストが一兆円かかるのか五千億かかるのか、それは精査を、それは大臣の権限で調査指示を出せばできることじゃないですか。私たちがかりかり計算しても、そこまで精緻なものが出るとは決して僕も思っていません。 でも、少なくとも、大臣、今の不況状況、経済不況や雇用の問題、地域の問題、建設企業をここまでふやしてしまった中で、それを当然これから縮小していくわけでしょう、流れとしたら。あらゆる問題をすべて解決しろとは言いません。ただ、少なくとも今できることを、そしてそれが、財政出動がどこまでかかるかは別としても、それを政府の中で堂々と、定額給付金二兆円以上に、もしかして仮に二兆円あればできるんじゃないですか。いろいろな考えを総動員するというのが、今、もちろん大臣のお仕事でもあるし、私たちの仕事でもあると思っているんです。 ですから、私は、ぜひそういう部分で、大臣、この交付金の今回の新法というか特例法は、いいとも悪いともなかなか評価ができない部分もあるんですが、必要性は、地方の今の経済状況を見てということでは、ある意味では賛成します。ただし、本当に精査をしたのかということを問われれば、そうではない部分があるんですよ。第二次補正の部分でもそうなんです。では、二年間で五千億を高速道路を安くするので使うんであれば、それはどこから持ってくるのかは別としても、では、例えば新たにそういう国家プロジェクトをつくるなどして、そこに予算を投入するという意思決定はできるということじゃないですか、予算の振りかえさえすれば。 だから、そこはもっと、大臣、今までのルールや既存のものにとらわれずに、当然とらわれなきゃいけないところはありますよ、やっていただかなければ、何もあしたが見えない。このままじゃ困るということだけ言って、本当はもっとしゃべりたいんですけれども、時間が来ましたので終了します。 ありがとうございました。
○金子国務大臣 大変力強い御激励をいただきまして、ありがとうございます。御礼申し上げます。 —————————————
○望月委員長 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、政府参考人として内閣官房内閣参事官小宮義則君及び財務省主計局次長香川俊介君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○望月委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 —————————————
○望月委員長 次に、川内博史君。
○川内委員 川内でございます。 私も、本日の予算委員会の議事の取り運びについて、満身の怒りを込めて、まず抗議を申し上げたいというふうに思います。 さて、そこで、本国土交通委員会も職権で立っておりますし、円満な人格をお持ちの委員長ですから、私の質疑の後、よもや採決などには至らないであろうということを申し上げて、質疑に入りたいというふうに思います。 実は、昨年十一月十二日の本委員会で質問する予定だったんですが、当日の質問が時間切れでできなかった件について、まず質問をさせていただきます。広島県福山市の鞆の浦の埋め立て架橋計画の問題でございます。 この問題は、皆さん御承知のとおり、宮崎駿監督の映画、またその主題歌が昨年末のNHKの紅白歌合戦でも話題となった「崖の上のポニョ」の舞台になったと言われている場所でございまして、実際、宮崎監督は、現地に一軒家を借り切って二カ月間滞在し、この映画の構想を練られたというふうに聞いております。瀬戸内海国立公園の中であり、また、この鞆の浦は、万葉時代以来の古い港あるいは町並み、歴史的、文化的遺産がたくさんあるということも知られている。将来、世界遺産に登録をされる可能性もある、それを目指している方々がいらっしゃるということでございます。 この鞆の浦に、バイパスの道路建設工事に伴う架橋計画があるというふうに聞いております。国土交通省に対して、公有水面、海面の埋め立ての認可申請が行われているという問題でありますけれども、金子大臣もこの問題に大変強い御関心をお示しであるというふうに聞いております。記者会見では、金子大臣は、一般論としては風光明媚な場所を埋め立てるべきではないというような御発言もされたというふうに聞いております。 この鞆の浦の埋め立ての申請状況に関して、国土交通省にまず簡単に、今どのような状況になっているかということを御説明いただきたいと思います。
○須野原政府参考人 お答え申し上げます。 本事業につきましては、事業者であります広島県と福山市から、平成十九年五月二十三日に免許庁であります広島県に対して埋め立ての出願がなされました。広島県の審査を経て、平成二十年六月二十三日に広島県から中国地方整備局に認可申請がなされたところです。 中国地方整備局におきましては、審査を行うに当たり必要な情報について、八月一日に広島県に対し補足説明を求め、現在、広島県からの回答を待っているところでございます。
○川内委員 この埋め立ての認可については、中国地方整備局長に大きな役割が与えられているというふうに聞いておりますけれども、金子大臣もみずから問題解決に当たられるのではないかというふうに思います。 いずれにせよ、中国地方整備局長も金子大臣も含めて、推進派並びに、推進派、反対派というのは私はどうも好きな言葉ではなくて、事業をやろうとしていらっしゃる方々も、あるいは、そのことについてもうちょっとよく考えようよとおっしゃっていらっしゃる方々も、いずれも、自分たちの町をよくしていきたい、もっともっといい町にしたいという思いは共通で、そこに至る道筋が若干違うのかなというふうに思うわけでございます。 いずれにせよ、広く関係者の皆さんの御意見あるいは思い、考えというものをしっかりと国土交通省として把握していただきたい、そして判断していただきたいと思いますが、金子大臣の御見解をいただきたいというふうに思います。
○金子国務大臣 鞆の浦の町の現状、道路が狭くて交通が非常に混雑状況が続いている、学童の通行もかなり状況が悪くなってきている、道路が狭いものですから下水管が引けないといったような現状について、中国地方整備局長を通じて詳しく承らせていただいております。広島県知事にも昨年上京していただいて、知事からも、福山市、鞆の浦の住民の状況、御意見というのを承らせていただきました。 その上で、さあ、これだけの江戸時代からの大事な伝統と歴史を持っている町並みを容易に損ねてしまうというようなことでいいのか。何か現代に住む我々が知恵を出して、古い歴史と町並みというものを生かす方法は考えられないのか。宮城道雄、お琴で「春の海」というのも、先ほどのポニョだけじゃなくて、やはりそれなりの文化も持ったところでもありますので、そういうものを大事にしていかなくていいのか。そのためにどういうことを現代に住む我々が考えて、次の世代に歴史と文化を残していくためにはどうしたらいいのかということを知事に投げかけさせていただきました。知事も、もう一工夫してみたいという返答をいただいております。
○川内委員 私も、意見としては大臣と全く同じでございます。さまざまな利便性を考えると、何とかしなければならない。しかし、歴史、伝統、あるいは文化というものをどう守っていくか。この二つをどう両立させるかということについて、大臣の大所高所からの御判断というものを御期待申し上げたいというふうに思います。 ちょっと一点、法的なことを港湾局長に確認させていただきたいんですけれども、これは中国地方整備局長に国土交通大臣の権限を委任することができるということになっているんですか。それとも、委任するということになっているんでしょうか。委任できるんでしょうか。
○須野原政府参考人 中国地方整備局に委任されております。
○川内委員 その条文をちょっと、条文というか内部的な規則なんですか、その委任するというのは。何なんですか。そこの技術的なことをちょっと教えてください。
○須野原政府参考人 通達により委任してございます。
○川内委員 法律上は国土交通大臣がやるんですよね。
○須野原政府参考人 公有水面埋立法施行規則によりまして、国土交通大臣の権限がありますけれども、それを委任しているものでございます。
○川内委員 何か最後の方、ほわんほわんとなったんですけれども。 結局、法令上は国土交通大臣が一義的に権限を持っている、それを通達で委任しているということは、いよいよという場合には金子大臣が権限を行使することが法令上できる、通達には法的拘束力はないので。そういう意味でも、私は、金子大臣の責任というものはきょうの御答弁を含めて非常に重い重いものがあるなということを申し上げておきたいというふうに思います。 それでは、次の問題に行かせていただきます。 これも二次補正予算に関連して聞かせていただきますが、先ほど、後藤議員、さらには三日月議員の質問でも、定額給付金に対する国土交通大臣の御発言というものが変わりましたね、変わったことについてどう思いますかということについての質問があったわけです。 まず、内閣府に聞かせていただきますが、先ほど予算委員会でも確認しましたが、そもそも、二兆円のうち八千億は消費に回る、一兆二千億は貯蓄である、二兆円のうち八千億が消費で一兆二千億が貯蓄であるということでよろしいですね。
○梅溪政府参考人 お答え申し上げます。 来年度の政府経済見通しにおきましては、定額給付金の約四割が追加的な支出、消費に回ると考えて、GDPの成長率押し上げを〇・二%ポイントあると試算いたしております。 四割以外のところでございますが、これは追加的な消費に回るという部分ではございませんので、追加的な消費以外ということであれば貯蓄という位置づけもできると考えます。
○川内委員 貯蓄という位置づけもできるというのは、ほかにどう位置づけるんですか。さっき裏で、あなた、国民の皆さんにわかりやすくきちんと説明してくださいよと私はお願いしたじゃないですか。何でそんなわかりにくい説明ばかりするんですか。 では、もし私がもらったとして、私が使う一万二千円は八千億に入るんですか、一兆二千億に入るんですか、どっちですか。
○梅溪政府参考人 お答え申し上げます。 今委員が御指摘の点につきましては、委員の支出によりますので、私が判断することはできないと思います。 ただ、四割が追加的な消費に回ると答えておりますのは、かつての地域振興券の場合を念頭に置きまして、振興券がなければ購入しなかったものを買った、あるいはより高価な買い物や多数の買い物、あるいは振興券がきっかけとなって支出が増加したと見られる、こういったものが追加的な消費に回ると考えているところでございます。 そういたしますと、例えば地域振興券がなくても購入した、こういうものの位置づけでございますが、こういうものは、例えば現在の経済環境におきましては、所得が伸びない、所得が減少している、金融資産も少ない、あるいは貯蓄がない、こういう厳しい経済環境にある中では消費水準を落とさざるを得ない方々もいらっしゃいますので、そういう方々は、この定額給付金を受けて消費をふやしていくということも考えられます。 ただ、これは追加的な消費という位置づけではなくて、景気を支えていく上では大変重要なことであると考えております。
○川内委員 高額所得者が一万二千円を使う場合は、追加的な消費であればGDPを押し上げるが、そうでなければ貯蓄に回る。本当に給付を必要とする人々は本来使うべきところに充てるので、それもGDPの押し上げにつながるかどうかはわからない。しかし、本当に給付を必要とする人々にとっては、実は本当に給付を必要とする人たちは、もしかしたら消費者金融からお金を借りているかもしれない。 では、消費者金融の人たちに関して言えば、この定額給付金の受給権者に対して、定額給付金をもらうということに関して差し押さえをすることができるんじゃないでしょうか。
○望月政府参考人 お答えいたします。 差し押さえの禁止財産につきましては法律の規定に基づくものでございまして、定額給付金につきましてはこうした規定がございませんので、一般的な強制執行の例によります。 一般的に、差し押さえ禁止財産につきましては、生活保護などを対象に、滞納者の最低生活の保障、あるいは生業の維持などの趣旨によりまして定められているものでございまして、今回の定額給付金につきましては、その性格などから、給付金であることをもちまして法律で一律に差し押さえ禁止財産とすることにつきましては難しいのではないかと考えております。
○川内委員 差し押さえられるかもしれない。いずれにせよ、二兆円のうち八千億しか消費押し上げ効果はないわけですよね。 私は、民主党の主張というのは、もっと有効な使い道があるよね、もっと有効な使い方に使いましょうねということを申し上げているわけで、さっき予算委員会で、公共投資の方が定額給付金より乗数効果は大きいというふうに梅溪さんはおっしゃったので、もう一度この場でも言ってください。
○梅溪政府参考人 お答え申し上げます。 午前中の予算委員会で私が申し上げましたことを丁寧にお答えいたします。 内閣府の方では、マクロ計量モデルを用いまして乗数の試算をいたしております。公的固定資本形成を名目GDPの一%相当額だけ継続的に拡大した場合、一年目、実質GDPでございますが、〇・九九%程度増加するという試算が得られております。他方、減税でございますが、個人所得税を名目GDPの一%相当額だけ減税する、与えるインパクトの大きさは先ほどの公共事業と同じでございますが、この場合、実質GDPは、一年目で〇・二三%ポイント押し上げられるという試算が得られております。 以上のことを数字を比較いたしますと、公共事業の乗数の方が一年目は高いということでございます。
○川内委員 だから、例えば今回の補正予算の中に、官庁営繕費七十億とか各省庁の出入ゲート四十六億とか、わけのわからぬものが入っているわけですよ。特に官庁の出入りゲートについては、きょうは財務省に来てもらっていますから、生活対策あるいは生活防衛のための緊急対策のどこに当たるのか、ちょっと教えてください。
○香川政府参考人 二次補正におきまして入館ゲートの設置費用を措置しておりますが、これは、昨年秋の元厚生次官の連続殺傷事件を……(川内委員「いや、経緯を聞いているんじゃなくて、どこに当たりますかと聞いている」と呼ぶ) 生活対策関係経費としてではなくて、その他の経費として第二次補正予算に計上しております。
○川内委員 国会における中川財務大臣の財政演説によれば、この二次補正予算は、「生活対策及び生活防衛のための緊急対策関連として、」計上していますと。それでずっと、「このほか、義務的経費の追加等を行うとともに、」と文章が続くわけですが、では、各役所の出入りゲートは、「義務的経費の追加等」の「等」の中に四十六億が入っているということでいいですか。
○香川政府参考人 ちょっと手元にございませんけれども、二次補正というのは、税収の減額、それから生活関連対策経費……(川内委員「手元にないんだったら、これを見ていいですよ」と呼ぶ)いや、今おっしゃいましたから結構です。 義務的経費というのは、医療とかその他追加的に必要な経費、それからPKOの分担金とかそういうものでございます。強いて言えば「等」ということだと思います。
○川内委員 それでも、これは公共投資につながるから、この二兆円をもっと有効に使う議論をするのであれば我々は目をつぶって賛成しますと言っているわけですよ。なぜかならば、先ほど内閣府の方が御説明されたとおり、公共事業は、景気に与える効果、GDPの押し上げ効果が初年度〇・九九だ、ほぼイコールでGDPを押し上げるからだというふうに御答弁されている。だから、何かよくわからないものが潜り込ませてあっても、ああ、わかりました、二兆円さえ分離してくれれば賛成しますよと言っているわけですから。 それで、金子大臣、定額給付金の一万二千円を金子大臣が使うことは、GDPを押し上げるかどうかはわからないんですよ。つながる場合もあるし、つながらない場合もある。それでももらうんですか。 私は、おかしいと思いますよ。もらわずに、自分の家でも株でも何でも売っ払って、それをばあっと使うというのが、本来それをやって、いやこれは景気対策なんだというのであれば私は認めます。だけれども、定額給付金の一万二千、これは税金ですからね。税金を使って、金子大臣がその定額給付金を使うことが景気対策になると言い切ることはできないんですよ。それでももらって使うんですか。
○金子国務大臣 先ほど他の委員にもお答えしたんですが、やはり世界それぞれが、この三月までに自分の国がやれる国内の景気刺激策というものをやっていこうと。アメリカは大幅にやる、公共事業のようであります。イギリスも欧州でも、こういう減税というのをやるという話も伺っております。 いずれにしましても、そういう景気対策という大きな柱は、そのうちの一つが消費でありまして、そういう意味で、私がいただいた一万二千円、それに手持ちのお金を加えて地元で消費をすることによって、少しでも消費需要喚起の一助となっていければと思う意味で、使わせていただこうと思っております。
○川内委員 いや、だから、大臣、消費喚起の一助にならないかもしれないんですよ。私はそれで……(発言する者あり)なるかもしれないんですよ。わからないです。 だから、わからないことに税金を使うのは、それは政策の選択として、それは日本の国が今物すごいいい状況ならまだしも、財政は厳しい、さらに景気対策もしなければならないというときに、これ以上いい政策はないんだと大威張りで言えるような政策じゃないでしょうということですよ。だから、さっき金子大臣も、ちょっと申しわけなさそうに三日月さんにされたじゃないですか。 それで、官庁営繕費というのも七十億入っているわけですよ、これは国土交通省の予算ですが。官庁営繕費七十億というのは、国土交通大臣、どんな予算か知っていましたか。知っていたかどうかですから、知っていたかどうかを聞くわけです。
○金子国務大臣 知りませんでした。
○川内委員 では、この官庁営繕費七十億を二次補正予算で財務省に要求するのに、国土交通省大臣官房官庁営繕部はどのような資料をもって要求しましたか。
○藤田政府参考人 お答えいたします。 委員御指摘の七十億につきましては、グリーン改修ということでありまして、温室効果ガスの削減効果の高い空調施設設備の導入等の経費を積み上げまして、要望として出させていただいたものでございます。
○川内委員 いや、私が聞いたのは、経緯を聞いたのではなく、どのような資料をもって財務省に予算要求をされましたかということを聞いております。
○藤田政府参考人 グリーン改修でございますので、個々の官庁施設についての必要経費を積み上げたものを要望として出させていただいて、それを計上していただいたものと認識しております。
○川内委員 ここに来て何でそんなうそをつくんですか。私が財務省に要求したときの資料を下さいと言ったら、何にも出さなかったじゃないですか。何でそんなことを言うんですか。各官庁の積み上げの数字を出しましたと、うそじゃないですか。そんな資料、私のところに来ていませんよ。何でそんなうそをつくんですか。ちゃんと答弁してくださいよ。 委員長、ちゃんと答弁させてください。どんな資料を使って七十億を財務省に予算要求されましたかと私は聞いているんです。
○藤田政府参考人 グリーン改修ということでございまして、かねてから必要な施設整備というものがありまして、その中から要望として積み上げたものを出したところ、その中から計上していただいたものと認識しております。 そして、具体的な事案につきましては、実施計画対象経費ということでございますので、これから予算が成立して以後、財務省と協議をさせていただくことになっております。
○川内委員 いや、だから、具体的なことはこれからなんでしょう。七十億という枠をとろうとしたわけでしょう。そのときに、私が財務省に提出した資料を下さいと言ったら、この一枚ですよ、この一枚。七十億と書いてありますけれども、「平成二十年度補正予算(第2号) 七十億一千三百万」「官庁施設における高効率空調機の導入や屋上緑化等のグリーン改修を実施。」これだけですよ。ほかに資料はないんですかと聞いたら、これしかありませんと言ったんですよ。そうでしょう。 そうですと言ってください、うんとうなずいたから。
○藤田政府参考人 お答え申し上げます。 それは、概算を積み上げた結果の総体をあらわした資料として御提出したものでございます。
○川内委員 いや、それでも公共投資につながるから、我々は目をつぶるわけですよ、それでも。二兆円さえ分離してくれれば。 大臣、二兆円分離した方がいいでしょう。ほかに有効な使い方はいっぱいあるんですよ。困っている人はいっぱいいるんですよ。雇用対策やら介護保険、あるいは障害者の皆さん、もう本当に困っている人たちがいっぱいいる。そういう人たちのところにちゃんと社会保障給付が行くように、定額給付じゃなくて社会保障給付が行くように補正予算を組むのが内閣としての与えられた仕事じゃないんですか。 今からでも遅くないですから、国土交通大臣、内閣のメンバーとして御発言をいただきたいというふうに思いますが、最後に答弁を求めます。
○金子国務大臣 一次、二次、本予算含めて七十兆を超える経済対策を行っておりまして、今御指摘の社会保障、雇用対策、公共事業等々、あるいは学校の耐震改修等々を含めて、中小企業の保証枠二十兆、これも含んでおりますけれども、そういう中の全体の中の一部がこの二兆円というものであるということで、ほかの経済対策を講じていないということではないということを再三麻生総理も申し上げておりますし、これがそれなりの消費への経済効果があるということで提案をさせていただいているところであります。
○望月委員長 この際、政府から発言を求められておりますので、これを許します。国土交通省港湾局長須野原豊君。
○須野原政府参考人 先ほど、御答弁の中で、国土交通大臣の認可権限を通達により中国地方整備局長に委任しておると申し上げましたけれども、施行規則でございます。おわびして訂正させていただきます。どうも失礼しました。(川内委員「委任しているという、委任できると書いてあるんでしょう」と呼ぶ)いや、「委任する。」でございます。(川内委員「委任するなの」と呼ぶ)「委任する。」でございます。(川内委員「じゃ、条文を全部読んでください」と呼ぶ)はい。 「法に規定する国土交通大臣の権限のうち、次に掲げる埋立てに係るもの以外のものは、地方整備局長及び北海道開発局長に委任する。」となっていまして、その中で、施行令第三十二条第一号に規定する埋め立てのうち、同号に規定する甲号港湾に係るもの、二、施行令第三十二条第一号に規定する埋め立てのうち、同号に規定する乙号港湾に係るものであって、埋立区域の面積が四十ヘクタール以上のもの、その第二に該当いたします、四十ヘクタール未満でございますので。
○望月委員長 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。 —————————————
○望月委員長 これより討論に入ります。(発言する者、退場する者あり) 討論の申し出がありますので、これを許します。穀田恵二君。
○穀田委員 地方道路整備臨時交付金特例法に対する反対討論を行います。 法案は、揮発油税収の減額に伴い、地方に配分する地方道路整備臨時交付金の減額分を補てんし、当初予算どおりに配分しようとするもので、その財源は、将来の国民の負担につながる借金である建設国債等によって賄おうとするものであります。 まず、地方道路整備臨時交付金制度は、道路特定財源と暫定税率を十年間維持することを前提にしたものです。これに対して、日本共産党は、道路特定財源の一般財源化、暫定税率の廃止を求めてきました。 今回、揮発油税収が減額したのは、ガソリン需要の減少とともに、〇八年四月に暫定税率が失効したことによるものです。これは、道路特定財源の一般財源化を求め、道路よりもガソリン代等の値下げにつながる減税を求めた多くの国民の願いに沿ったものであります。 この国民の願いに反し、道路特定財源と暫定税率を十年間も維持することを政府・与党はごり押ししたのであります。これを前提にした今回の法案には賛成できるはずがありません。 そもそも、税収入不足が生じれば、まず事業を見直し、支出を減らし、その上で、どうしても必要なものに限って財源を手当てすべきものであります。 ところが、地方道路交付金事業には、住民から見直しが求められている地域高規格道路や都市再生事業関連の事業など大型道路事業も含まれているにもかかわらず、事業の見直しは全くされていません。事業の見直しをしないまま、臨交金の減額を補てんする財源を国民負担につながる借金で賄うというのは、本末転倒と言わなければなりません。 地方の財源を確保するというのであれば、既に一般財源化することを政府みずから決定しており、道路整備に特定した財源ではなく、地方がみずからの裁量で使途を決められる一般財源として配分すべきであります。また、高速道路など大型道路事業を抜本的に見直し、住民生活に身近な生活道路にこそ道路行政の重点を移すべきであります。 これこそ、今日の経済危機のもとでの景気対策としても、また地方経済の活性化、仕事起こし対策としても有効であることを指摘して、討論を終わります。
○望月委員長 これにて討論は終局いたしました。 —————————————
○望月委員長 これより採決に入ります。(発言する者あり) 平成二十年度における地方道路整備臨時交付金の総額の限度額の特例に関する法律案について採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○望月委員長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。(発言する者あり) ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、これに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○望月委員長 起立多数であります。よって、そのように決しました。 ————————————— 〔報告書は附録に掲載〕 —————————————
○望月委員長 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後四時二十四分散会