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169回国会参議院2008/02/06

予算委員会 第6号

発言数
7
登壇者
3
会派数
3
開催日
2008/02/06

会議録

鴻池祥肇自由民主党

○委員長(鴻池祥肇君) ただいまから予算委員会を開会いたします。  平成十九年度一般会計補正予算(第1号)、平成十九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  前回をもちまして三案の質疑は終局しておりますので、これより直ちに討論に入ります。  討論の通告がございますので、これを許します。なお、発言者は賛否を明らかにしてお述べ願います。友近聡朗君。

友近聡朗民主党・新緑風会・国民新・日本

○友近聡朗君 民主党・新緑風会・国民新・日本の友近聡朗でございます。  私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表して、ただいま議題となりました平成十九年度補正予算三案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  現在、戦後最長の景気回復とはいうものの、家計にほとんどその恩恵が及んでおりません。賃金の減少が続く一方、税、保険料の負担の増加、福祉の切捨てに国民の生活は疲弊し、社会不安は高まるばかりであります。既に福田内閣の発足から四か月が経過いたしましたが、小泉、安倍両内閣が残した格差拡大という負の遺産を是正する具体的な施策は何一つ見えてまいりません。国民の間には無為無策な福田総理に対する深い失望とやりきれない不満がうっせきしており、かかる事実は、福田内閣の支持率低下という最近の相次ぐ世論調査の結果に明白に表れております。  加えて、福田総理の年金記録漏れ問題に対する無責任な言動は、一国の総理としての指導力の欠如を如実に示すものと言わざるを得ません。今年三月末までに五千万件の年金記録について統合を完了するとしていた参院選での公約をほごにしたばかりか、総理自ら、公約違反というほど大げさなものかなどと発言して国民感情を逆なでし、国民の政治不信を更に助長させたのであります。  私は、かかる不誠実極まりない福田内閣の政治姿勢を厳しく糾弾し、以下、本補正予算に反対する主な理由を申し述べます。  反対の第一の理由は、高齢者医療制度の導入を前に、選挙目当ての小手先の対応で負担増を凍結している点であります。  政府・与党は、年金課税の強化や定率減税の縮減、廃止など相次ぐ負担増にあえぐ高齢者の声を無視して、まず医療費削減ありきの強硬姿勢で高齢者医療費の負担増の方針を打ち出し、いわゆる医療制度改革関連法を成立させたのであります。しかるに、昨年参議院選挙に大敗し、次期衆議院選挙が間近いと見た途端、舌の根も乾かぬうちに高齢者の負担増凍結を打ち出したのであります。今の段階になって制度の根幹を凍結しなければならないこと自体、この高齢者医療制度に重大な欠陥があることの証左にほかなりません。凍結などというその場しのぎの対応で取り繕うのではなく、制度そのものを抜本的に見直すべきであります。  反対の第二の理由は、税収の減額修正が極めて甘い税収見通しに基づいている点であります。  本補正予算では九千百六十億円の税収減を見込んでおりますが、平成十八年度決算と比べると七・一%増、額にして三兆五千億円近い増加を見込んでおり、これでは再び税収は過大見積りの可能性が濃厚との指摘は免れません。安易な歳出の補正計上の一方で、国債増発を回避するという御都合主義のために経済実勢と懸け離れた楽観的な税収を設定する政府の姿勢は到底認められるものではありません。  反対の第三の理由は、本補正予算が財政規律を著しく軽視している点であります。  補正予算は当初予算編成後に生じたやむを得ない事由に基づく経費を計上するものであるにもかかわらず、本補正には高齢者医療関係費や農業活性化策など、本来当初予算に計上すべき経費が大幅に追加されております。これは、補正を利用して当初予算の歳出を抑制するシーリング逃れ以外の何物でもなく、財政規律を大きくゆがめるものであり、断じて容認できません。  以上、補正予算に反対する主な理由を申し述べました。  社会保険庁や防衛省をめぐる一連の不祥事により、政治と行政に対する国民の信頼は地に落ちております。国民が未来に明るい展望を抱くことのできない福田内閣の理念なき政治にレッドカードを突き付けます。政治の責任は、国民の生活を第一に考え、国民が安心して暮らせる社会をつくることであると明確に申し上げ、反対討論を終わります。(拍手)

鴻池祥肇自由民主党

○委員長(鴻池祥肇君) 山口那津男君。

山口那津男公明党

○山口那津男君 公明党の山口那津男でございます。  私は、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表して、ただいま議題となっております平成十九年度補正予算三案につきまして、賛成の討論を行うものであります。  本三案につきましては、例年措置されている災害対策、義務的経費の追加とともに、緊急性の高い政策課題、例えば高齢者医療制度の円滑な導入、水田農業等の緊急活性化、原油価格高騰対策など、また中国残留邦人支援など臨時的経費などについて所要の措置を講ずるものとなっております。国民生活にとって緊急かつ重要な政策課題に適切かつ迅速に対応していくためには、本補正予算案の一日も早い成立を望むものであります。  賛成理由の第一は、災害対策として、昨年発生した台風、豪雨、能登半島地震及び新潟中越沖地震等による災害復旧、緊急防災事業のほか、国公私立にわたる学校等の耐震化などの経費が計上されていることであります。  第二は、原油高騰対策として、寒冷地における生活困窮者に対する灯油購入費の助成、いわゆる福祉灯油や、地方のバス路線、離島航路の維持対策、離島漁業の支援など、国民生活の安定化に必要不可欠なものが盛り込まれていることであります。  第三は、高齢者医療制度の円滑な導入のために、保険料負担の激変緩和措置を講ずるための必要な経費を計上していることであります。  第四は、財政規律の確保のために、税収の減収を見込む一方、税外収入、前年度決算剰余金及び既定経費の節減等を財源として公債の増発を行わないとしていることであります。また、財政法六条の剰余金については、その二分の一を国債の償還財源に充てるため、国債整理基金特別会計へ繰り入れることとしております。  以上、賛成の理由を申し述べましたが、最後に、本委員会における審議はさきの両院議長あっせんに係る与野党合意の趣旨にのっとり十分な審議時間を確保したものと高く評価して、平成十九年度補正予算案に対する賛成討論を終わります。(拍手)

鴻池祥肇自由民主党

○委員長(鴻池祥肇君) 以上で討論通告者の発言はすべて終了いたしました。討論は終局したものと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  平成十九年度一般会計補正予算(第1号)、平成十九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案に賛成の方の起立を求めます。    〔賛成者起立〕

鴻池祥肇自由民主党

○委員長(鴻池祥肇君) 少数と認めます。よって、平成十九年度補正予算三案は賛成少数により否決すべきものと決定いたしました。(拍手)  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

鴻池祥肇自由民主党

○委員長(鴻池祥肇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時九分散会

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