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169回国会参議院2008/05/22

外交防衛委員会 第13号

発言数
177
登壇者
6
会派数
3
開催日
2008/05/22

会議録

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) ただいまから外交防衛委員会を開会をいたします。  委員の異動について御報告をいたします。  昨日までに、風間直樹君、西田昌司君、松野信夫君、平山幸司君、水岡俊一君及び森まさこ君が委員を辞任され、その補欠として柳田稔君、木村仁君、徳永久志君、喜納昌吉君、白眞勲君及び佐藤正久君が選任されました。  また、本日、喜納昌吉君が委員を辞任され、その補欠として外山斎君が選任されました。     ─────────────

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) この際、申し上げます。  自由民主党・無所属の会及び公明党所属委員に対し出席を要請いたしますので、しばらくお待ちをいただきたいと思います。  速記を止めてください。    〔速記中止〕

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 速記を起こしてください。  自由民主党・無所属の会及び公明党所属委員に対し出席を要請いたしましたが、出席を得ることができませんでしたので、やむを得ず議事を進めます。  この件に関しまして、委員長の立場から委員の各位に御報告を申し上げますが、先ほど理事会を開催をいたしましたところ、自由民主党の理事から、証言法第五条の三に基づく撮影及び録音について、これを許可しないでくれという強い要請がございました。  これは、証言法に基づいて委員長が各委員に諮るという決定になっておりますので、この後諮らせていただきますが、それ以前に是非撮影、録音をしないでほしいと、こういう強い要請で、もしそれが入れられなければ出席できない旨の申出もございました。  委員長の立場から、不正常なことは極めて遺憾でありますので是非出席をするようにという御要請をいたしましたが、ただいまの状況でございます。  なおまた、この五条の三に基づいて撮影並びに録音を許可しないということになりますと、今日こちらに控えております各民放のテレビ局も、それからまた各新聞社の皆さんの録音も、それから写真撮影も許可することができなくなると、そういう事態でございますので、議論が多々なされましたけれども、意見が統一できないでただいまの状況に至ったと、こういうことで御理解をいただきたいと思います。     ─────────────

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 外交、防衛等に関する調査のうち、防衛省問題に関する件を議題とし、証人の証言を求めることといたします。  まず、委員長から確認させていただきます。  あなたは宮崎元伸君御本人でありますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 本人でございます。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) この際、宮崎証人に一言申し上げます。  証人には、本日御出席をいただき、誠にありがとうございました。当委員会におきましては、外交、防衛等に関する調査を進めておりますが、本日は特に防衛省問題に関する件について証言をいただくことになっておる次第でございます。  証言を求めるに先立ち、証人に申し上げます。  議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律によりまして、証人には、証言を求める前に宣誓をしていただくことになっております。  宣誓又は証言を拒むことができるのは、次の場合に限られております。  自己又は自己の配偶者、三親等内の血族若しくは二親等内の姻族又は自己とこれらの親族関係にあった者及び自己の後見人、後見監督人又は保佐人並びに自己を後見人、後見監督人又は保佐人とする者が刑事訴追を受け、又は有罪判決を受けるおそれのあるときは宣誓又は証言を拒むことができます。また、医師、歯科医師、薬剤師、助産師、看護師、外国法事務弁護士を含む弁護士、弁理士、公証人、宗教の職にある者又はこれらの職にあった者が業務上委託を受けたため知り得た事実で他人の秘密に関するものについて証言を求められたときも宣誓又は証言を拒むことができますが、本人が承諾した場合はこの限りではありません。  正当の理由がなく証人が宣誓又は証言を拒んだときは、一年以下の禁錮又は十万円以下の罰金に処せられます。  また、宣誓した証人が虚偽の陳述をしたときは、三月以上十年以下の懲役に処せられることになっております。  なお、今回の証人喚問に関する理事会の決定事項については、証人には既に文書をもってお知らせしたとおりでありますが、この際、その主要な点について申し上げておきます。  第一点は、証人が補佐人に助言を求めることが許される場合についてであります。  証人は、補佐人に対し、宣誓及び証言の拒絶に関する事項について助言を求めることができます。ただし、証人は、補佐人に助言を求めようとするときには、その都度委員長の許可を得なくてはなりません。補佐人は、証人の求めによらず自ら助言することはできません。また、補佐人は発言することはできません。  第二点は、資料の利用についてであります。  証人は、証言を行うに際し、資料を用いようとするときは、あらかじめ本委員会に提出し、委員長の許可を得る必要があります。本日は、これまでに資料の申入れがありませんので、証人は資料を用いないようお願いいたします。  第三点は、メモ筆記についてであります。  証人のメモの筆記は尋問の項目程度に限られております。補佐人はメモを取ることができます。  以上の点を十分御承知願います。  この際、御報告いたします。  証人の宣誓及び証言中における撮影及び録音につきましては、議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律第五条の三の規定により、委員長が証人の意見を聴いた上で委員会に諮り、これを許可することになっております。  本日の委員会における証人の宣誓及び証言中の撮影及び録音につきましては、委員長が宮崎証人の意見を聴いたところ、現在、刑事事件の被告人の立場にあるので、撮影及び録音については御遠慮いただきたい旨の意向が示されました。  この際、お諮りいたします。  本日の証人の宣誓及び証言中の撮影及び録音につきまして、これを許可することに賛成の方の起立を願います。    〔賛成者起立〕

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 全会一致と認めます。よって、本日の証人の宣誓及び証言中の撮影及び録音につきましては、これを許可することといたします。  それでは、法律の定めるところによりまして、証人に宣誓を求めます。  全員御起立をお願いいたします。    〔総員起立〕

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 宮崎元伸君、宣誓書を朗読してください。    〔証人は次のように宣誓を行った〕    宣 誓 書  良心に従って真実を述べ、何事もかくさず、また、何事もつけ加えないことを誓います。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) それでは、全員御着席を願います。  証人は、宣誓書に署名捺印してください。    〔証人、宣誓書に署名捺印〕

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) これより証言を求めることといたしますが、証人の御発言は証言を求められた範囲を超えないこと、また、御発言の際はその都度委員長の許可を得て御発言をなさるようお願いをいたします。  なお、質問を受けているときは御着席のままで結構でございますが、お答えの際には起立して御発言を願います。  この際、委員各位に申し上げます。  本日は、申合せの時間内で証言を求めるのでありますから、不規則発言等、議事進行を妨げるような言動のないよう特に御協力をお願いを申し上げます。  それでは、まず委員長から証人宮崎元伸君に対しお尋ねをいたします。  冒頭、宮崎証人の心境をお伺いをいたしたいと思います。  あなたは、今般、防衛装備品の調達に関し、守屋前防衛事務次官に対する贈賄で逮捕、起訴されました。国の防衛という国民の安全にとって極めて重要な問題に関し、あなたの商行為を通して世間を騒がせ、長年の友人である守屋前事務次官とともに、今、法の裁きを受ける立場にあります。人生の暗転、人の世の風の冷たさを感じておられることであろうと思います。  私は、今回の事案について、あなたと交流のあった何人かの人たちにお話を聞かせていただきました。驚くことに、すべての人があなたの人柄をほれぼれと語ってくれました。私には驚きでありました。しかし、あなたの天性の男気や情の濃さが今回の事件につながったとすれば、極めて悲しいことでもあります。本日は、あなたの人柄を信じて、率直な御答弁を御期待をいたします。  それでは、まず現在の心境をお聞かせください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まず第一に、この度、私の不祥事が国民の皆様を始め御関係の方に御迷惑をお掛けしましたことを私自身深く深く反省いたしまして、この場をお借りしておわび申し上げます。  今委員長からお話がありましたように、私自身、今公判中でございます。この公判に対して誠実をもってお答えをし、私の義務を果たしたいと思っております。あとは、何かの機会があれば国に対する御奉仕ができれば有り難いと思っております。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) あなたは、平成十八年十二月五日、赤坂の料亭「さくま」で、当時現職の久間防衛大臣、日米平和・文化交流協会の秋山直紀理事の二人と宴席を持ち、沖縄海兵隊のグアム移転に伴う米軍再編事業について当時の久間大臣から説明を受けたとの報道がありますが、これは事実でございますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そのようなお話を私自身した覚えは記憶にありません。また、久間先生からそういうお話があったことも記憶しておりません。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) それでは、ただいま申し上げた日時に料亭で三人で会食をしたことはお認めになりますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 認めます。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 当時、米国のショーグループがこの事業で主導権を握るために、日本の企業に投資を条件に工事を配分する考えを示し、あなたがそのスキームで各企業に働きかけを行いました。そのときの文書も残っているようですが、これについて間違いありませんか。また、その企業が企業グループを組む資金として一千万単位の出資金を拠出しているという情報がありますが、これは御承知ですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まず、各企業に対して出資金を求めたことはございません。  それから、ODCの事業に関しましては、私どもはODCのサポートをするということで、ODCの会社の中で事業を支援していくということでございました。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) ということは、あなたがこのスキームの入った文書を持って各企業を回った事実はございませんか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私自身が営業をしたということは記憶しておりませんが、会社の中でそういうチームをつくり、指示をしておったことは事実でございます。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) それでは、そのときの文書が私のこの手元にございます。(資料提示)  こういう、多少事実と違っている部分もあるようですが、この文書を持って各企業に協力を依頼したり、あるいは一千万単位の出資金の拠出を要請したという事実はございますか。(資料手交)

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私の下で作成したということについては即答はできませんが、多分私どもの会社で作ったものであると思います。  ただし、一千万円の出資金を各企業にお願いした事実は全くありません。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) ありがとうございました。  この一千万の出資金については、既に拠出をしたという企業が二、三、実名をもって承知をいたしておりますが、この件については後ほどまたお尋ねをいたします。  次に、日本政府による再編事業説明会は、平成十九年八月に経団連等で開かれております。その九か月も前にあなたが久間大臣の説明を基に各企業へ参加を呼びかけ、受注の枠組みをつくる動きをしていたということは、受注可能性について極めて強い自信を持っていたと考えられますが、その背景についてお聞かせください。  なお、あなたの行動は、発注者が米国ではありますが、我が国の血税をもって賄っている事業に対し受注談合をしていたと言わざるを得ませんが、どのようにお考えですか。  その結果として、再三国会で議論された米軍宿舎の高額な建築費を是認する結果となっていることに、あなたは今どのようにお考えでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まず、久間先生と米軍再編成についてお話ししたことはございません。  したがって、北海道の施設にしましても、私自身は全く知っておりません。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 受注談合とかそういう法に触れる行動をしていたと、先ほどのスキームを持ち歩くというようなことで、それに対するお考えはいかがですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私自身、私の部下に対してそういう指示をしたことはありませんし、また、私どもの部下がそういう行動をしたということは、私自身、社内的にも聞いた覚えはありません。  したがって、事実無根だと、そう私自身は思います。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 証人に申し上げますが、大変断定的に御答弁をいただいて有り難いことですが、先ほど宣誓をしていただいた経緯もございますので、慎重にお考えの上、御答弁をいただきたいと思います。  では、次に、あなたは秋山氏の指示を受け、平成十五年に十万ドル、十六年に十万ドル、十七年に二十万ドル、合計四十万ドルを米国のアドバック社などに送金され、秋山氏を通じ政界工作に使われたと指摘されておりますが、真相をお聞かせください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) この平成十五年、十六年、十七年、十八年というお話でございますけれども、秋山さんとの契約といいますか、アドバック社との契約は、基本契約が十万、年間十万ドルと記憶しております。だから、その年間のコンサルタントフィーとして各年度に十万ドルずつお支払いしたのではないかと思います。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) あなたが日本ミライズを立ち上げた平成十八年十月ごろ、山田洋行現経営陣は秋山氏に総額二十五万ドルを提供し、航空自衛隊次期輸送機CXの新型エンジンの納入商権を日本ミライズに取られないように久間大臣に働きかけを依頼したと報じられておりますが、この件について具体的に政治的な圧力を受けたことがあるか、また、この件であなたの感じていることがありましたらお聞かせください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 日本ミライズが登記されたのが九月一日でございます。それから、実際、当時はまだ山田正志オーナーとMBOの交渉中でございます。実際、私どもが営業的な運用を始めたのは十月の中旬ぐらいからだと記憶しております。  その二十五万ドルのキャッシュの支払については、私自身直接聞いた覚えはありませんが、新聞紙上とか雑誌とか、そういうことで知らされたというのが私の知る情報でございました。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 次に、少し古くなりますが、苅田港の毒ガス弾の処理事業についてお伺いをいたします。  この件に関しましては、平成十五年十一月十七日に一般競争入札が実施されていますが、山田洋行は苅田港の毒ガス弾処理事業を下請受注できるよう秋山氏に依頼し、秋山氏が関係する米国のアドバック社などに総額一億円を送金したと報道されておりますが、事実でしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 一億につきましては、苅田港の現地対策費として、例えば漁業組合が十二、三あるとか、それからまた暴力団対策とか、そういうのがあって、一億円の支出をしてもらえないかと。要するに対策費として出しております。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 中身についてはそれぞれお考えもあろうかと思いますが、重ねてお伺いしますが、総額一億円を送金したことは間違いございませんね。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私が山田洋行の代表取締役を辞任しましたのが十八年の、十六年……

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) この案件は十五年の十一月に落札していますから。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) はい。もう一度おっしゃってください、申し訳ございませんが。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 一億円をアドバック社へ送金したということの事実は間違いありませんね。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まあ私が辞任後に支払もあったかもしれませんが、支払の指示は私がしております。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) さて、そこでこの事業を落札した元請企業の名前は御存じですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 神戸製鋼さんだと思います。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) この元請の今おっしゃられた神戸製鋼と深い関係がある大物政治家に下請の口利きを依頼したとの情報がありますが、秋山氏からそのことについて聞いておられますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) その大物政治家というのがちょっと、あの、どういう方が大物政治家かというのは分かりませんけれども、そういう事実は聞いた覚えはないと思います。週刊誌とかそういう雑誌でお名前が書いてありましたけれども、私が思っている方だったら全く御関係がなかったんじゃないかと思っております。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 最後になりますが、防衛装備品の購入は、国民の目の全く届かない中で、国と国民を守るために有効なものという美名の下、信じられないような高額な税金が使われております。しかも、適切な単価すら把握されず、全くの言い値ベースで契約が行われていたと言っても過言ではありません。  今回の証人の出席もそのことを解明したいということでありますが、そこで宮崎証人にお伺いしますが、これまでの防衛省・自衛隊を相手に防衛商社の有能な幹部としてあなたが商売を行ってきた目から見て、防衛省・自衛隊との商売は大変甘くおいしい商売だったと映っておいでですか、率直な感想をお述べ願いたいと思います。あなたの行ったことは国と国民を裏切る行為であるとして裁判が行われておるところでありますが、せめて、国民に対する贖罪の気持ちをお持ちならば、今後再びこのような事件が起こらないために、防衛省・自衛隊の契約関係も含めてこの不備を是正する一助とするために御感想をお答えいただきたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 輸入商社が契約いたしますのは売買契約でございます。そういう契約の中で、今の防衛庁が認めている口銭では会社は利益を出せません。一般会計法が適用をされていること自身が問題があります。それから、今の調達規則というのは、その輸入品に関しての調達規則は、防衛庁が輸入品を開始した一切三百六十円当時から変わっておりません。したがって、もしそれで赤字、あっ、黒字を出すことは不可能なことでございますので、全商社的だと思っております。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 委員長からお尋ねする件は以上でございます。  それでは、証人宮崎元伸君に対し質疑のある方は順次御発言を願います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 宮崎証人は、山田洋行に入社されてから、当時はその山田洋行という会社は大変防衛商社としてはそれほど大きな会社ではなかったということだと思いますが、累次の営業、そして様々なことに取り組む中で防衛商社として実質山田洋行を育てたというふうに私は聞いておりますが、御本人もそういう認識を持っておりますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私が山田洋行に入社しましたのは、新しく航機部門、航空機部門を開設したいということで、設立の当時から山田洋行に入社しております。  私の目的は、もちろん当時は防衛庁には登録してありませんでした。山田洋行として私が方針を出しましたことは、総合商社、大手商社に勝る防衛商社をつくり上げるということで、商権の獲得にはどうすればいいのかというようなことをいろいろ勉強しまして、やはり海外に人脈を持つことであると。海外に人脈を持てば、小さい会社においてもそれだけの評判、評判が良ければそれだけの評価が出ると。  では、当時、私は、防衛庁の支援とか、そういう商権を取得するのにそんなことは一度も思ったことはありません。とにかく、米国、ヨーロッパにそういう人脈をつくると。そういう方の国内での口コミによって評判を良くして、私どもにそういうお声、商権のお声が掛かるというようなことを私どもはやってまいりました。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 海外に人脈ということでありますが、私が聞いているところによりますと、GEの代理店を三井物産から山田洋行に移ったころぐらい、その後、直後か少し後かもしれませんが、元の国務副長官でありますアーミテージさんと山田洋行はコンサルティング契約を結ぶようになったと。そのころぐらいから海外の人脈が増えていったという理解でよろしいですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) たまたま、そういうアーミテージ閣下とのコンサルタント契約と私どもの売上げのカーブが同じころになったんだと思います。  私は、アーミテージ閣下にビジネスに関する、まあ日本的な言い方をすれば商売に関することをお願いしたことはありません。私ども、そのアーミテージさんの顧問という立場を私どもの会社のステータスとしておりました。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 商売のことについて頼んでいるということは聞いておりません。ただ、そのころにそういう形で人脈が広がっていったというふうに聞いております。  私が不思議なのは、山田正志オーナーというのは代表取締役でありますが、常勤で会社にいられたわけではないというふうに聞いております。一方で、その山田洋行さんは大変利益が上がっていたということで、あるときに、その山田オーナーあるいは山田地建、弥生不動産ということなのかもしれませんが、これがいろんな債務を抱えるようになったと。その中で、山田洋行は利益が上がっているので、それを売りに出そうという話になったというふうに聞いておりますが、その山田オーナーないしは弥生不動産、山田地建がどういうところから、あるいはどういう銀行の、どなたからそうした債務を、まあバブルにかかわる土地の債務だと思いますが、を紹介されたというふうに聞かれていますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 山田グループに不動産関係の部門があります。その中にはもちろんゴルフ場もあります。弥生不動産がRCCの問題を、ありまして、私の記憶では総額百十三億の負債ができたと。和解当時に三十七億でしょうか、それから十二年間で三十億と、そういう義務を果たせれば、四十六億は国が債権放棄するというふうなことではなかったかと思います。その和解時の三十七億について資金調達を、山田洋行を売買してそれに充てようというお考えがあったように思います。  そういうことが、またそれ、私ども初めは通知、私どもに何ら報告されない、されておりませんでしたので、対外的にはもうそういう打診が行われたと、そういうことで、私どもは、やはりその不動産がうまくいかなければ犠牲になるんだと、商事会社は。そういうことから、社員の要望があって、山田洋行をMBOをするとか独立していくとか、そういうことに、流れになったと思っております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 不動産の方の山田地建あるいは弥生不動産にそうした様々な不動産案件、まあこれ債権という形でもあるかもしれません、を紹介した主な方の一人に三井住友の西川さんはいらっしゃいましたでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 三井住友銀行はあれだけの大組織でございますので、西川さんが関与されたかどうかは私は知りません。私が聞いていた限りでは、本社の本部のレベルだったと聞いております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 次の質問に移りますが、その不良債権四十六億の処理というのは、なかなか債務放棄に応じないというのが普通だと思いますが、なぜ応じたか。そこに政治家かあるいは銀行のアドバイスがあったということは聞かれていますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) ちょっとまだ御質問の意味が分からなかったんですけれども、もう一度よろしくお願いします。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 四十六億円の債権放棄に応じるというのはなかなか珍しいことだと思いますが、どうしてそういうふうになったというふうに聞かれておりますでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) もちろん、四十六億円の債権放棄がされたということは、RCCが決定されたことであり、またそれだけの財産が、支払ができない経営状態だということは、財産がなかった、資産がなかったということではないかと思います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 それでは次の質問に移りますが、先ほどアメリカのいろんな方と人脈を広げることによって商権を拡大していったというお話がありました。  秋山直紀さんは、私の聞いているところでは、宮崎さんほどアメリカに本来は人脈がなかった、アメリカにそんなに人脈がなかった方だというふうに伺っております、当初はですよ。その秋山さんとどういう理由で付き合うようになったのか。つまり、質問の趣旨は、宮崎証人の方がアメリカにおける人脈の幅も広い中で、あえて秋山さんと付き合う商売上のメリットはどの点にあったのかということをお伺いいたします。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 秋山さんとの関係におきましては、山田洋行は、私が在任している当時は、苅田港であったと思います。防衛関係で秋山さんにお願いした記憶は全く私にはありません。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 その秋山さんを山田洋行あるいは宮崎証人に最初に紹介された方はどなたですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 秋山さんのうわさというものはその前からずっと聞いておりましたけれども、お会いしたことはありません。が、秋山さんとの知り合い、そういうお知り合いになれたことは、私が直接電話してそうなったと思っております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 今、仕事の面では苅田港で秋山さんにお世話になったということをおっしゃいました。  いきなり直接、仕事の面でお世話になるために電話をされたんですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そのとおりであります。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 そうすると、どういう情報に基づいて秋山さんに直接電話をして苅田港の、まあ先ほど、地元対策費ということだと思いますが、お世話になろうということになったんでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 記憶が定かではありませんが、一応思い出しますのは、業者が決定される前にまず機種の方式を決定すると、処理装置のですね。そういうことで、一つは秋山さんのところ、もう一つは、国問研の傘下にある財団だったかと思いますけれども、まあ日揮とか日本鋼管とかが入って、チームになっていたジョイントベンチャーの財団だったと思いますけれども、その入札によってどちらかに決まるというふうなことを聞いて、秋山さんに私は直接お電話したと思います。  どうして直接できたかと申しますと、昔私どもで、ジョン・カーボというロビイストの方がいらっしゃいまして、カーボさんを私どもの会社の顧問にしておりました。で、秋山さんのお名前なんかもちょくちょくとそのジョン・カーボさんを通して聞いておりましたので、そういうことで、当然私の名前も秋山さん御存じであろうというふうなことで、直接秋山さんにお電話したと思います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 そうすると、そのいわゆる安保研という組織に山田洋行が会員になられたのは、苅田港の毒ガス処理の事案の後というふうに理解すればよろしいですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私の記憶では、苅田港の契約、すなわちプライムが神戸製鋼さんだったわけですけれども、もうその前からだと記憶しております。ちょっと時系列的には分かりませんけれども、私の記憶の中ではそういう時系列になると思います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 秋山さんが実質的な責任者を務める安保研の会員には前からなっておられたけれども、秋山さんと会ったことはないということでよろしいんですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) いや、安保研の会員になって、それから理事になってもらえないかという秋山さんからの申入れがありましたので、もちろん安保研、秋山さんと知り合った後に安保研に入会し、それから理事になったということだと思います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 確認ですけれども、最初は直接面識がないけれども電話をされたと、それは苅田港の地元対策の、あるいは苅田港の毒ガス処理の事業に参加をしたいということで電話をされたということでよろしいですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 初めての電話でしたので、そういうことは申し上げてないと思います。ただ、ごあいさつを申し上げたいというようなことで電話が終わって、その後にお会いして具体的にそういう話に入っていったと思っております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 その後、秋山氏と久間衆議院議員が大変親しいということを知るようになるということですが、久間氏、守屋氏、秋山氏、宮崎さんで会食、宴席を持ったようなことというのは何回かございますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まあ雑誌とか新聞紙上で、何か一、二度そういうことがあったんじゃないかというふうなことを私もそういうものを通して知ることはできましたけれども、私の記憶の中には全くありません。ただ、もしかしたら一度はあったのかもしれません。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 久間さんとの関係で、この委員会で守屋前防衛事務次官が証言をされている中で、彼が、守屋氏が防衛省を辞めるときに、君には言っていなかったけれども、航空機課長をパリに派遣したんだという話をされておりました。  宮崎証人は、久間当時の大臣が、日本ミライズができたときに、久間大臣は日本ミライズの側ではなくて山田洋行の側に付いているというような印象を、日本ミライズができた後ですけれども、持っておられるかどうか、その点について伺いたいと思うんですが。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) いろんな方からいろんな情報が入りますけれども、会社をスタートさしたときにはもうそういうふうな気持ちがあったと思います。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 具体的にそういうような気持ちというのは、久間大臣が宮崎証人の側ではなくて山田正志オーナー並びに山田洋行側に立っているという印象を持っているということですね。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) と申しますのは、その前にいろんなうわさがありまして、久間先生が山田親子と対面、会食されたとか、そういううわさを聞きました。また、それは山田洋行の内部の人間から直接、人から聞いたり、またうちの社員が直接山田洋行の社員から聞いたり、そういうことがあって、また私が料亭「さくま」でお会いしたときも、料亭「さくま」ということを先ほど委員長からお話がありましたけれども、それは大臣の、久間先生の大臣の就任とか、それから私の会社の設立の御報告とか、そういう目的で会ったわけですけれども、その中で久間先生の方から、山田親子がごあいさつに来られたと、なかなかいい親子じゃないかというようなことをおっしゃっていました。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 山田オーナーと久間衆議院議員を接点を持たせたのは秋山直紀さんだというふうに思っておられますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) それは、その「さくま」の話ですか。(発言する者あり)それは当然、私のところから、例えば久間さんと私が「さくま」でお会いすることを申し入れたのは私でございますので、私のときは秋山さんを通じてお願いしました。したがって、親子でお会いになったときは私は存じ上げません。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 質問の角度を変えます。  山田オーナーと久間衆議院議員は元々お付き合いがあったんですか、それとも秋山さんを介して付き合うようになって、結果として先ほどおっしゃったように宮崎証人が独立をされたときに山田オーナー側に立つようになったのかどうかという質問です。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) お付き合いというか、秋山さんから御紹介を受ける前に、私、山田オーナーと久間さんとゴルフを一度か二度、三度はないと思います、一、二度、ゴルフをしたことはあります。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 では、その付き合いの深さということで言えば、秋山さんと久間大臣の方が、宮崎証人と久間衆議院議員あるいは山田オーナーと久間衆議院議員よりも深いという理解を宮崎証人も持っておられますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 山田オーナーにしても私にしても、そういう深いというお付き合いは当時までしておりません。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 それで、もう一度。  宮崎証人が独立する際に、久間当時の大臣が反対というか、山田オーナー側、山田洋行側に付いたという印象を持ったというふうに先ほどおっしゃっていましたが、具体的に防衛省の官僚も使って何か妨害をされたという印象を持っておられるのか、あるいは後から、これは例えば先ほどもお聞きしましたように、航空機課長が防衛事務次官のラインを超えて出張するというのは私これ結構異例なことだと思いますが、後から知ったのか、その点について、当時のことをちょっと思い出して御証言いただけますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) これは、防衛庁の内部からのいろいろな情報も、私を始め、また部下もいろいろ持ってまいります、それは正しいか正しくないかは別としましてですね。  エンジンの契約というよりも、私どもが、GEからCXの代理店の指名を受けて、代理店に指名されたのが七月の三十日から。七月の二十九日までが山田洋行というふうになっておりました。その年度にエンジン、CXのエンジンの調達が一台要求されるということも私ども知っておりまして、したがって、私どもとしては三十日以降になれば私どもは契約できると、二十五日以内に契約されれば山田洋行は契約すると、そういう環境ができていたと思います。  その中で、防衛庁からの内部から出てくる情報では、始めは非常に青木航空機課長が契約を急いでおられると、それから、後からは、私どもが代理店になってからは、GEの日本支社と直接契約をできないかと、そういう指示が大臣から青木さんにあっているというようなことは聞いたことありますが、また最後にはそういうことがごたごたして、パリのエアショーではなかったかと思いますけれども、青木さんが行かれて、GEのエンジンの社長また副社長とかそういう方とお会いになってそういうお話を、山田洋行はAランクであると、日本ミライズはBランクであると、あっ、Dランクであると、そういう会社となぜ代理店を変えたのかとか、何かそういういろいろきついお話があったと聞いております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 かなりいろんな形でその現職の大臣が関与していたということだと思います。  次の質問に移りますが、もう一人、守屋前事務次官がここに来られたときに証言でおっしゃっていたのは、宮崎証人、そして守屋さん、そして額賀現財務大臣と一緒に宴席を共にしたということでありますが、そういった事実はございますか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そのジェームス・アワーさんが……

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 というときかどうかは別としてですね。三人でも……

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) その新聞紙上で言われている会合ですか。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 いえ、三人──もう一度。  新聞紙上でということではなくて、守屋さんがここでおっしゃったのは、あなたとそして額賀大臣とそして守屋さんとあと複数の人で宴席を共にしたことがあるという話をしていましたので、まずそういう機会があったかどうかということです、具体的にジェームズ・アワーさんかどうかということではなくて。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 一度だけ記憶はあります。で、それは四人とか六人とかじゃなくて、もう二十人近いそういう会合の中で額賀先生がもう宴会の終わりのころちょっと顔を出されたということはありましたけれども、三人とか四人でお食事をしたりしたことはちょっと記憶がありません。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 ちなみに、それはどういう会合ですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) たしか中国からのお客さんだったと思っております。

浅尾慶一郎民主党・新緑風会・国民新・日本

○浅尾慶一郎君 最後に、額賀さんが山田洋行さんの会社に行かれていろいろとお願いをされたことはありますか。  もう少し具体的に言うと、二〇〇〇年ごろ少しお金に困っていることがあったということでお願いをされたというような話もちょっと伺ったことがあるものですから、そういった事実があるかどうか。あるいは献金その他そうしたことを山田洋行から額賀衆議院議員に、額賀大臣に対してですね、献金をされたことがあるかどうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 額賀大臣からそういう、直接そういうお話があったこと、事実はありません。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 民主党の藤田幸久でございます。  宮崎元専務、この証人喚問にお越しいただきましてありがとうございます。先ほど冒頭の北澤委員長の質問に対しまして、その御自身の罪の裁きは受けて、そして反省をされて、それから国に奉仕をされたいとさっきおっしゃっておられました。是非そういうお気持ちで以下お答えいただきたいと思います。  と申しますのは、今日宮崎元専務がいらっしゃっておりますのは、被告人ということではなくて、証人としていらっしゃっているわけです。冒頭、テレビの中継についてやり取りがございましたが、今日までの宮崎さんに関する映像というのは、家を出たところで顔を隠しているところとか、逃げまくっていてマスコミに追われているというような映像しか残っていないわけです。で、今日は発言者として、これは国民の皆さんに御自身の反省も含めてこれから防衛の問題、先ほど三百六十円の話もされましたけれども、こういったことは、まあこういう状況になったんで多分謙虚に素直にお話しいただけるんだろうと思いますので、そんなつもりでお答えをいただきたいというふうに思います。  まず、元々、今回のいろんなことは山田洋行の言わば内紛ということだろうと思いますが、先ほどの経緯については、言わば親会社の債務に関して売りさばこうということがあったんで、社員の方からの意見もあってそういう動きをされたということをおっしゃっておられましたけれども、そもそもなぜこういう内紛になったのか、その背景と経緯について、簡単で結構ですから、お答えいただきたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 先ほどとちょっと重複いたしますけれども、やはり不動産部門でRCCの問題が生じたと。その和解において、返済を山田洋行を売却することによって手当てをされるということが、されたと、されるということが進んでいるということが分かりまして、そこからまあいろいろなファンドの会社がデューデリジェンスを受けることになったんですけれども、やっぱり聞いておりますと、マネーゲームとか、それからまた興味を持っていただいた会社が不動産会社とかいうことでありましたので、もう全く我々はそういう興味をなくしまして、じゃ自分らでMBOで買い取ろうじゃないかということで提案をさしていただきました。まあ、それはオーナーとも不調に終わりましたけれども。  そういうことで、当時やはり社員は、防衛庁を始め業界に対する責任というものがあると。その防衛業界をオーナーが理解していないために、また責任を持たないためにそういうことになるんじゃないかということでそういう要望が出始めたわけですけれども、私としても、本当にそれだけの社員が要望しているのかというようなことで、一回目、一回目がこれは山田洋行グループですね、山田洋行の傘下に二社ございましたので、それを含めて要望書を取ってくれということで、その要望書が九八%ぐらいがMBOでオーナーから買い取ってもらえないかというようなことでした。それから、二回目も大体九二、三%の要望書でございまして、それはもうやむを得ない場合は独立してもらいたいという要望書でございました。三回目は幹部だけの要望書を取りました。それもやっぱり九三%とかいう要望書でございまして、まあ私ども責任者としては、ここまで社員が要望している以上は、やはり社員側に立ってその期待にこたえてやらなくちゃいけないなと。そうしなければ、私自身、やはり引退したところで死ぬまでやはり十字架を背負うようなことになるなということで、まあ大変なことではあるとは思いましたけれども、よし、じゃやってやろうという気持ちになって、まあ結論、結果的には独立をしなくちゃいけないことになったということでございます。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 その際に、いわゆるRCCと山田グループの関係について先ほどお話しになりまして、組織同士の関係でいうと、本部と、聞こえませんかね、山田グループとの関係だということでしたけれども、一方で、さっき、今オーナーとおっしゃいましたけれども、オーナーと西川さんとの長い関係があったということと、RCCが銀座辺りでかなり安くいろいろなことをさばいていたという面と、それからオーナーの方といいますか、親会社の方のかなり負債があったと、そういう流れも一方で存在したわけですね。いかがですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 山田グループと申し上げても、商事会社と不動産関係とは全く人脈関係がございませんで余り交流がなかったと、そういうことでは全く他人同士の会社という関係にありましたので、私どもの情報もあくまでそういうマスコミの方の雑誌とか新聞とかいうことで知ることになっておりました。したがって、事実が何だったのかということは分かりません。  ただ、西川さんとの関係におきましては、ちょうど丸の内の支店長として赴任されてきたときに、私の知る限りは、そのときが山田さんは初めてじゃ、初対面じゃなかったかと、そう思います。  その当時、アメリカの企業のアーゴテックという会社の買収を西川さんが支店長のときにやっていただきましたので、それは結果的には成功しましたので、感謝しております。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 先ほど委員長、それから浅尾委員の方からの質問の中で、いわゆる苅田港の件ですけれども、途中からいわゆる神戸製鋼から下請を外されたわけですね。それで、そのときに、秋山さんに、その神戸製鋼との関係修復を宮崎さん、宮崎元専務の方が依頼をしていたということが言われておりますが、そうでしたでしょうか。そういうことがありましたでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) もう記憶が定かでないところがございますけれども、一期、二期の工事が終わって三期目の工事に入るときに、二期が終わった時点で神戸製鋼から、もう海底には爆弾がもうないというような御報告を受けまして、ああ、もう、じゃ海底にはないのかと、じゃ三期目の事業というのはないんだなということで、私どもはドイツから持ってきた機械を神戸製鋼さんに売買で売ったことがあります。  したがって、私どもは、それを神戸製鋼さんに売ったことによってもう担当する能力はなくなったわけですけれども、そのときに秋山さんに後でまだ爆弾の処理が残っているんだというようなことを聞いて、おかしいじゃないかというようなことで、秋山さんといろいろクレームを付けた記憶は残っております。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 じゃ、クレームということで、じゃ具体的にその後の、後のことについて修復まではお願いをしていないと。そのおかしいじゃないかということを間接話法で秋山さんの方に分かっていただけたろうという認識でしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私自身は、ごく最近まで、三期目の工事があっていると、実施されているということは思っておりませんでした。こういう事件が発覚して、いろいろな情報の中で、ああ、三期目の工事もあったんだというふうに今は思っております。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 今まで、今日は北澤委員長ほか浅尾委員の方からいろいろ質問が出てきておりますが、それで昨年以来、この今、宮崎元専務が座っていらっしゃる席に昨年は守屋さんも座りました。一月八日、秋山さんも座られました。いろいろその方々を通して言えることは、それから米津元社長も、現社長も座られました。少なくとも米津さんと秋山さんがおっしゃったことは、基本的に宮崎さんが勝手に一人でやったんだということですけれども、今の内紛の話も含めまして、やっぱりいろいろな水増しの問題にしても、アメリカにおける資金の調達その他の問題にしても、これはやっぱりオーナーが、あるいは米津さん、管理部長もされていたわけで、一部の報道によると、米津さんの判こがなければお金が動かせなかったという話もありますけれども、そもそも宮崎元専務がやっておられたことについて山田オーナーは知っていらっしゃったわけですね。いかがですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) ちょっと質問の趣旨がはっきりまだ分からないところございますけれども、まず管理部長というのは営業管理部長でございまして、営業等のまあ対抗手段というんですかね、そのために営業管理部はありますので、普通の発注書というのはすべて営業管理部長がサインしていると思いますので、そういうことを知らないということはおかしいと思います。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 例えば水増しの問題とか、それから宮崎さんがいろいろ調達をされたとか、それから資金をいろいろ動かしたということについても、当然、山田オーナーは知っていらっしゃったと。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) それはですね、定期的には報告に上がりますので、そういう事件があったときも、社長は、代表取締役社長は山田さんでございましたので、防衛庁におわびに行ったということはございます。そういう意味でも、一応定期的には概略報告はしていたつもりでおります。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 ちょっと先ほど聞き忘れたんですが、RCCと山田グループの関係において、山田不動産とか弥生不動産の方が安宅関係の物件を買っておりますですね。これは、紹介されたのは西川さんですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 確かにグループの中に安洋水産という会社がありまして、元々は安宅産業の子会社であったということは知っておりますが、それ以上のことは私は全く分かりません。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 先ほど、浅尾委員の最後の質問の方で、政治家の関係の方々との交流について質問がございました。それで、その中で、額賀さんを含めて宮崎さん、守屋さん等の数名の会食、二十名ぐらいで中国関係の方の会食があったということでございますけれども、赤坂に「もくれん」というスナックがありますね。そこで、数名、つまり宮崎元専務と守屋さんとそれからそういう長官経験者といいますか大臣経験者数名で度々お会いになっていたという話がありますが、いかがでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 確かに先生がおっしゃるとおり、一度、記憶はあります。その一度だけでの記憶しか私には今はありません。  小さなバーでございまして、カラオケバーというんですか、だから八人ぐらいしか座れないカウンターだけのバーでございますけれども、そこに、ちょっとどういうことでお呼びしたかは知りませんけれども、何かどこかにいらっしゃるところから、ところで額賀さんの御友人がお電話されて、そこに額賀さんが顔を出されたと。だから、初めからということでもなく、また最後までということもなかったんではなかろうかと思います。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 そうしますと、額賀さんの御友人と額賀さんと守屋さんと宮崎さんほかで、それが一回きり、「もくれん」においてはということでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) その「もくれん」では私はその記憶しか、一回しかありません。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 ほかに、そうしますと、長官あるいは大臣経験者とそれから守屋さんと宮崎さんを含めて飲食等を行われた場というのは、ほかにはございませんでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) ちょっとすぐ今ここでは思い出せませんが、大臣経験者の方と飲食を共にするということは余り私はなかったものですから、恐らくないんではなかろうかと、そう思います。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 それから、大臣その他の方々が、これも山田グループが持っていらっしゃる二十一世紀山田グループの平成ゴルフ倶楽部がございますが、そこには度々その大臣経験者の方々もゴルフに行かれていると。それで、その手配の方は宮崎さんとかほかの方々がされたということを聞いておりますが、それはいかがでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そういうことは一度か二度、確かにあったと思います。記憶はあります。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 どういう政治家の方々でしょうか。それから、一度、二度だけなんでしょうか。  まず、お名前を挙げていただきたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まず、お名前については全く記憶がありません。  そういう意味では、私を通してゴルフ場を確保するというようなことは意外に容易なところはあったと思いますので、そういう依頼を受けて取ってあげたとか、又はそこに加えていただいたとか、そういうことはありましたけれども、それはもう数えるほどしかないと思います。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 先ほど浅尾さんの質問の中にも、額賀大臣の話も出ましたけれども、実は結構かなりの方々が山田洋行の本社に行かれている大臣経験者が結構いらっしゃるというふうに聞いておりますけれども、山田洋行本社に一度なりと何度か足を運んだ政治家の方々の名前を挙げていただきたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 大臣が私どもの会社を訪問されるということ……

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 大臣になる前、今、過去において大臣、あるいは現在大臣経験者で大臣になる前とか、あるいは大臣を辞めた後とかということで聞いております。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 議員の方々が私の会社を訪問された、山田洋行を訪問されたということについては、ほとんど私記憶はありません。  たまたま、落選はよくされておりましたけれども、東先生が顔を出されることはありましたですけれども、もちろん私どもの会社に顔を出されたのはやはり落選されているときだったと、が多かったと思います。もう、それ、東先生以外でちょくちょく顔を出されたという方はちょっと記憶にありません。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 そうしますと、例えば防衛大臣あるいは防衛庁長官経験者で山田洋行の本社へいらっしゃった方も、宮崎さん御自身は、例えばそういった来たという話を聞いたこともないということでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そういう先生方の、私どもの会社を訪問していただけるときは、私若しくは山田オーナーということになりますから、山田オーナーが会社に、を訪ねて会社に訪問されるときは私は出席しませんから、お会いして、分かりませんけれども、取り上げるだけの回数で来られた先生というのは私は全く記憶はありません。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 時間が三分ほどでございますが、いろいろお答えいただきましたが、やっぱり先ほどおっしゃっていただいたような、いろいろシステムの問題はございますが、結果的におやりになったことをおやりになったと。  そうしますと、やはりこれを、国に仕えるとおっしゃっていただきましたけれども、変えるために、一つは山田洋行さんあるいは日本ミライズさんのような規模以外の大きな実は商社もかなり似たようなことをやっているんだという話も聞いております。で、そういった実態がそうかということと、これを変えるにはどういうふうにしていったらいいのか。といいますのは、そういったことを変えていかないと、例えば国民も困りますし、自衛隊の方々の士気にも影響することだろうと思いますので、そういうことについて、今こういうふうに、まず実態についてお話しいただくことと、ほかの大きな企業も含めてですね、それをどう変えたらいいのかということについてお答えいただきたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 現状では私あずかり知りませんけれども、私どもが担当者として仕事をしていたころは輸入懇話会というのがありまして、そこでいろんな防衛庁に対する要望事項を出しておったんですけれども、たしか昭和四十二年ごろ、この防衛庁の手数料じゃやっていけないじゃないかというようなことから、コンサルタント会社と契約をしまして、そして防衛庁に対してその提案を出したことがありますけれども、結局は何らその提案書が採用されることはありませんでした。  なぜかといろいろ考えてみますと、やはり官庁の方も在任が二年なんですね。だから、改革とかそういうことをするにはやはり二年間でできることではありませんから、やはりもう分かっておられてもやらないと、二年間ほかのことを実務を一生懸命やっておればいいというようなことではないかと思います。  だから、やはりそういうものを一つ一つ改革するには、やはり委員会をつくって、それが継続して、二年でも四年でもやっぱり継続してそういうものを改革していくということをしない限りは、やはり事務官の方にしてもキャリアの方にしたって一つのポジションは二年が限度でございますから、たまたま守屋さんの場合は四年間というような異例のことではありましたけれども、通常二年でございますので、やはりそこら辺にやはり改革ができない問題があるんじゃなかろうかと、そう私は思っております。

藤田幸久民主党・新緑風会・国民新・日本

○藤田幸久君 ありがとうございました。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 次は、自由民主党・無所属の会の質疑でございますが、同会派所属委員の御出席が得られておりませんので、やむを得ず議事を進めます。  次は、公明党の質疑ですが、同会派所属委員の御出席が得られておりませんので、やむを得ず議事を進めます。  井上哲士君。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。  本来、与党の時間でありますが、証人に御迷惑を掛けるわけにいきませんし、委員長の御指示でありますので、質問をさせていただきます。  まず、日米平和・文化交流協会の秋山氏及びアドバックとの関係についてお聞きをします。  先ほど、山田洋行と秋山氏の付き合いが始まったのは苅田港の事業からだというお話がありました。それから、人脈が十分にあるのになぜアドバックと契約したのかということについて、防衛のことではお世話になっていないというようなお話もございました。そうしますと、なぜアドバックかということが疑問なわけですが、このアドバックとの契約というのは、これは山田洋行の側が申し入れられたのか、それとも秋山さんからお薦めがあったんでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 記憶をたどりますと、私の方から申入れをしたと、そういうコンサルタント契約についてですね、そう思います。  なぜアドバックかということは、私は、決定はしましてもすぐ実行は部下にやらせるようなタイプでございまして、当初、秋山さんとそういうことを取決めをしたんだから当然秋山さんのサインでやっていたのかと思っていましたところ、何か全く、アドバックという会社とアグリメントが結ばれていたというようなところは、何か後から気が付きました。ということは、私どもはアドバックとの契約においては、海外支社長が署名をするということでございましたので、ちょっと時間を置いて後から、あれ、おかしいなということを気が付いたことはあります。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 今のは、秋山氏との個人的契約はあったが、アドバックとについては自分は知らなかったという趣旨でしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 当初はですね。だから、当然署名する方も秋山さんが署名されているというふうな、先入観というんですか、そういうものが私にあったような気がします。ところが、後でいろいろ騒ぎになって、サインを確かに確認してみますと外人の方のサインになっておりましたし、私どもは当然海外支社長のサインで、なっておったということでございます。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 このコンサルタント料の入金については先ほどお話がありましたが、この入金先が途中からカウンシル・インターナショナル・セキュリティーに変わったということが報道されておりますが、これ事実でしょうか。そうであれば、だれの指示だったのかをお答えください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私の記憶では、まず秋山さんの方から申入れがありました。その会社はアメリカの国防業界の財団であると、で、寄附をしてくれないかということで、そういう財団であれば何か協力しなくちゃいけないということで、秋山さんに対して、じゃ十万ドル出しましょうということで寄附をした記憶がございます。CNS、CNS、何かそんな会社だったと記憶しております。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 先ほど、苅田港の事業にかかわって、住民対策費として秋山氏側に約一億円のお金を渡したということを認められました。実は秋山氏はこの委員会での参考人質疑の際に、そういう事実はないというふうに否定をされているんですね。証人の発言は非常に重いと思うんですけれども、改めて確認をいたしますが、これは事実でしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 事実かどうかということは、その地元対策費ということでございますか。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 払ったのが、はい。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) ええ。これは私が直接秋山さんから、金額では一千万と、一千万円ですね、そういうふうに直接お聞きしまして、当時は、私の直属の実務をやらせたのは山田という、非常に物事にまじめで誠実で、非常に信用しておりましたので、その山田君に聞いていただければ分かるのではないかと。間違いありません。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 そのアドバックというのは、日米の企業の、言わば企業の進出を促進しようというのが基本、そういう会社なんだということを秋山さんも認められているわけですね。  そうすると、その苅田港の事業の住民対策費をアドバックに送金するというのは極めて奇妙なわけでありますが、そのことを疑問には思われませんでしょうか、でしたでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まあ関係した人から見れば恐らく先生のおっしゃるように疑問はあったんではなかろうかと。ただ、そこら辺は今私も思えば無責任なところはあったなと、何か振り込み先についてはちょっとおかしいなと、やはり確認すべきであるなと。  ただ、一度だけ私は、私どもの米国支社長の秋山に指示したことがございます、一度事務所を見に行ってくれと、どういうところか。そういうことを指示したことは一度だけあります。そういう、先生の今おっしゃったように、同じ気持ちがあってそういうことを確認させたということはあったと思います。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 アドバックが秋山氏の事実上の財布ではなかったかという疑念があるわけでありますが、大変そのことが深まったと思います。  久間氏との関係についてお聞きするんですが、料亭「さくま」でのやり取りについては先ほどお話がありました。久間大臣のあいさつとして設けられた席に秋山氏がおられたというのは大変私は奇妙に感じるんですが、例えばこの席上、外国メーカーからの手紙の中身などについて秋山氏からお話が出ませんでしたでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) いろいろな、そのときに、それまでに私どもの不利益になるような情報があったものですから、ちょっと記憶の中でまだいまだに思っていることが二つあります。  一つは、久間先生から、山田親子があいさつに来たよと、非常にいい親子じゃないかというようなお話が一つありました。  それから、秋山さんからは、ちょっとその情報がどこから出たのか知りませんけれども、確かにロッキードの会長から何か書簡が届いたと、礼状が届いたと、非常に久間先生に感謝されていましたというような報告は私の目の前でありましたけれども、その前に私は先入観がありましたので、私に対する何かプレッシャーかと、こういうところには手を出すなよと、まあ確かにそう思った記憶は残っております。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 秋山氏と久間氏の関係というのが見えてくるわけでありますが。  山田洋行は久間さんのパーティー券を購入しております。これは久間さん本人から依頼されたのか、それともだれかを通じて依頼をされて購入をされたんでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私の記憶の中で、久間先生の事務所からパーティー券を直接依頼を受けたことはちょっと今記憶はありません。ただ、秋山さんのところを通して、わずかな枚数だと思いますが、二枚とか、そういうことを付き合ってくれないかというようなことで依頼を受けた記憶はございます。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 このパーティー券購入以外に山田洋行が久間氏に政治献金をしたりということはないでしょうか。政治献金、久間氏への政治献金はないでしょうか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) このようなことを申し上げていいのかどうかは知りませんけれども、いろんな方からそういうお話を聞いておりますので、そういうことが偽証罪になるのかどうかちょっと分かりませんので、一応補佐をしていただく先生にちょっと御助言を求めたいと思いますけれども、委員長、いかがでございましょうか。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) はい、どうぞ。  宮崎証人。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私が秋山さんに対してもそれから久間先生に対しても不信感を持ちましたのは、山田洋行のある方が、社内的に、また私どもの会社の部下とか、それから海外メーカーの日本支社とか、そういうところで山田親子が、久間先生の後見人、久間先生が後見人になっていただいたと、もう今からは私に対して恐れることはないと、先生方なんというのは金を出せばどうでもなるんだと、そういうことを発言をして、そういうことが私の耳に入ったものですから、そういう感情が今私にまだいまだに残っていることは事実でございます。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 つまり、山田洋行が久間氏に献金をしているという話をメーカーなどから聞いたことがあるという趣旨かと思いますが、それはGE社ではありませんか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 誠に申し訳ございませんが、後々御迷惑掛かるようなことにもなりかねませんので、米国の支社だと、米国の日本支社においてと、そういうことで申し上げておきたいと思っております。

井上哲士日本共産党

○井上哲士君 終わります。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 私は、社民党・護憲連合の山内徳信でございます。  宮崎証人は今七十歳になられます。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 宮崎証人。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 いやいや、いや、ちょっと待ってください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私自身、今日現在、一歳でも若く見ていただきたいと思っておりますので、今六十九歳でございます。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 大変失礼いたしました。  私は新聞で見たんですが、その新聞が去年のものだったですから、ああ、今年はもう七十歳になっていらっしゃるなと思いまして、私のちょっと見間違いで失礼いたしました。  私は、宮崎証人はいろんな職業を体験され、御苦労がいっぱいあったと思っております。人生の後半に至って、このような形で証人として参議院外交防衛委員会の証人喚問を受けるということは夢にも思われなかったと思っております。今回の証人喚問のこの場は、宮崎証人にとって残りの人生を立て直す唯一最後の機会であると私は思っております。  そこで、過去の過ちを謙虚に反省され、真実を語り、あなたの心の中に渦巻いている怒りと正義感を国民に向かって語っていただきたいと思います。そういうお気持ち、今現にございますか。お伺いします。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 今先生に励ましていただきまして、私もそういう気持ちでおりますし、少なくともあと十年は健康的、健康を害しないように頑張って、私と共にした社員も四十七名いたわけでございますので、そのためにも頑張っていきたいと。また、防衛関係に関係するかどうかは分かりませんが、どちらにしても、残りのその働ける十年で誠実にやっていきたいと、そう思っております。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 そういう聞き方をしますのは、私も七十代の人間です。だから、私たちの人生を本当に大事にしたいという思いがあるから、あらかじめそういう質問をしておるわけでございます。  宮崎さんは、防衛省から受注された仕事関係を振り返って、どうにも許せない、どうしても我慢ができない、どうして自分だけだ、もっとほかにもいるではないかと思われることはありませんか。お答えください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) まあ私も一般的な人間だと思っておりますので、個人的な感情とかあります。特に、いろんな段階を経て今回独立したわけでございますけれども、今までは同じ仲間として、友として、二つに分かれておるわけでございますけれども、そういう社員が敵味方になって戦っていた、戦ったと。そして、お互いにぶざまな、結局共倒れのような形になりましたけれども、そういうことに対して、第三者において邪魔をされるというかその支配をされて、私どもが訴訟をされたり、それから金融機関から見放されたり、まあ訴訟ということで我々は殺されたわけですけれども、そういうことについては、もちろん反省はしなくちゃいけないとしましても、残念に思っております。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 今、宮崎証人として具体的なお名前は出されませんでしたが、やはりこれではいかぬのじゃないかと思う人の名前を企業関係者数名あるいは政治家を数名、名前を挙げていただきたいと思います。名前だけで結構です。説明は要りません。どうぞ。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 先生からせっかくのチャンスをいただいたんですが、先生方に対してそういう私自身本当の怒りを感じるような方は存じ上げません。したがって、そういう方はいらっしゃいません。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 少し一瞬迷われて、名前出すとやばいなと、こう思われたんでしょう。それで、私は最初に、人生最後の、唯一最後のチャンスですよと、真実を語ってくださいと申し上げたんです。ここは真実を語る場所です、偽りを語ると偽証罪に問われますよ。よろしゅうございますか。いや、これ言っておかぬといかぬという人がおりましたらおっしゃってください。おりますか。どうですか。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) そういう先生方に恨みつらみを私が感情としてある方はいらっしゃいません。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 さっきはそういうことをおっしゃっていましたよ。そういう感情がなければ、ここに呼ばれるような人じゃなくして神様みたいなものですよ。  それで時間を費やしてはいけませんから質問を移りますが、このパネルは御存じですね。(資料提示)これは苅田港化学兵器処理の一期、二期工事のことです。これだけ申し上げればよく分かりますね。そして、お金の動きを申し上げます。三十万ドルは支払済み、そして同じく三十万ドルは支払済み、これ六十万になるんですね、あとのUSダラー四十万未処理と書かれておるんです。宮崎氏個人口座へ流出と書かれております。この四十万というお金はそのまま今残っているんですか、あるいはこの四十万ドルというお金はどこの方に今度は振り込まれたんですか、おっしゃってください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 当然その四十万ドルが私の口座に入っていることになれば、これは取調べの中で大変な問題になっていると思いますが、一切この四十万ドルについて取調べを受けたこともございませんし、また私の口座にその四十万ドルが入金されているという事実を私は自分の口座で確認したこともございません。全く私の、そういう意味では私が個人的にそういうお金をポケットに入れたということは一切ありません。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 この百万ドルが私が調べた範囲では、日米平和・文化交流協会の専務理事の秋山直紀氏が事実上管理運営している安全保障研究所に支払いされたとされておるんです。そういう記憶はございませんか。  そして、百万ドルは秋山さんの方に支払いされて、そのうち、この六十万になるんですね、六十万ドルは支払済み、あとの四十万ドルは宮崎さんの口座に流出しておると、こういうことになっておるんです。もう一度お答えください。真実を語ってください。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 再度申し上げますが、その四十万ドルについては何のことかさっぱり私には分かりませんし、恐らく私の口座に振り込まれたという事実もないのではないかと、そう思います。  トータルは、トータルではお幾つ、幾らになるんでしょうか。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 トータル百万ドルです。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) じゃ、それは十億じゃないでしょうか、十億。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 いや……

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) ああ、一億。失礼しました。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 はい。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 苅田港の現地対策費として支払われた金額ではないんでしょうか。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 いや、それは、この四十万ドルですね、今、宮崎証人はそういう事実はないとおっしゃったわけでありますが、しかし、私が調べた資料、あるいは新聞等々を調べても、こういう動きがあるという報道は既になされておるんです。  改めて、最後の答弁になるかと思いますが、事実関係をおっしゃってください。そして、宮崎さんの口座には入ってないのか入っているのかということも改めて問いたいと思います。

宮崎元伸前株式会社日本ミライズ代表取締役社長

○証人(宮崎元伸君) 私の口座に四十万ドルが振り込まれたと、理由、振り込む理由もありませんし、またそういう振り込みの通知を受けたこともありませんし、再度確認はしてみますけれども、私自身ここではっきり申し上げますけれども、その四十万ドルについては私は一切関係しておりません。

山内徳信社会民主党・護憲連合

○山内徳信君 終わります。

北澤俊美民主党・新緑風会・国民新・日本

○委員長(北澤俊美君) 現在まで、自由民主党・無所属の会及び公明党所属委員の御出席は得られておりません。  これをもって宮崎証人に対する証言の聴取は終了をいたします。  宮崎証人には、大変長時間にわたりまして御証言をいただき、誠にありがとうございました。  それでは、宮崎証人には御退席くださって結構でございます。ありがとうございました。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時二分散会

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