経済産業委員会 第2号
- 発言数
- 7 件
- 登壇者
- 1 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 2007/08/10
会議録
○上田委員長 これより会議を開きます。 経済産業の基本施策に関する件並びに資源エネルギー及び原子力安全・保安に関する件について調査を進めます。 この際、昨九日、平成十九年新潟県中越沖地震による東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所の被災状況等調査のため、新潟県に委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表いたしまして、私から調査の概要について御報告申し上げます。 昨日、東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所及び柏崎市内の商店街等の被災状況の視察及び実情聴取を行いました。 派遣委員は、自由民主党・無所属会の新藤義孝君、中山泰秀君、宮腰光寛君、民主党・無所属クラブの後藤斎君、近藤洋介君、鷲尾英一郎君、公明党の赤羽一嘉君、日本共産党の塩川鉄也君、そして私、上田勇の九名であります。 御承知のように、去る七月十六日、新潟県上中越沖を震源地とするマグニチュード六・八規模の地震が発生し、柏崎市及び刈羽村で最大震度六強が観測されました。この地震により大規模な人的被害及び住家被害等が発生し、柏崎刈羽原子力発電所においてもかつて経験したことのない被害が発生するとともに、柏崎市内の商店街を初め、多くの中小企業が被災し、地域経済も深刻な打撃を受けました。 調査に当たり、私どもはまず、柏崎刈羽原子力発電所において、東京電力株式会社の武黒一郎副社長等から被災状況及びこれまでの同社の対応、電力需給への影響等について説明を聴取し、被災現場を視察いたしました。同発電所では、七基ある原子炉のうち稼働中であった四基の原子炉が、地震発生によりいずれも安全に自動停止いたしましたが、三号機タービン建屋外部の変圧器において火災が発生し、また、六号機においては、微量の放射性物質を含んだ水が外部へ漏えいしたほか、原子炉建屋の天井クレーンの駆動軸が破損するなど、想定されなかった事象が発生し、自衛消防体制の不備や、放射性物質漏えいの報告のおくれ、耐震安全性の確保のあり方等、多くの課題が明らかになりました。 他方、地震直後の原子炉の安全性が確認されているにもかかわらず、一部には風評被害も生じていると聞いております。また、首都圏の電力供給において重要な役割を果たしている同発電所の停止により、その電力需給にも懸念を生じているところであります。 現時点までに把握された地震に伴う事象については、いずれも環境への影響は懸念されるものではないとのことでありますが、衆議院経済産業委員会といたしましては、今回の地震による影響を大変重く受けとめ、この教訓を踏まえて、全国に存在する原子力発電所の地震安全対策を早急に抜本強化し、国民の原子力に対する信頼を一刻も早く回復する必要性を痛感いたしました。 次いで、柏崎市内の商店街で最も被害が深刻であった東本町二丁目商店街等の被災現場を視察いたしました。同商店街では、地震により多数の建物が倒壊し、アーケードが傾き、現在も多くの店舗で営業再開の見通しが立っていないなど、地域経済への影響は深刻となっております。地域の商工事業者の復興に向けた適切な支援を迅速に実施する必要性を実感いたしました。 続いて、柏崎商工会議所において、会田洋柏崎市長及び松村保雄柏崎商工会議所会頭等より、市内商工業の被害状況等について説明を聴取いたしました。同市及び同会議所からは、地震による直接被害及び風評被害等の間接被害を受けた企業等に対する金融、税制、雇用維持面等における支援措置の強化、風評被害防止のための対策強化、県内への観光誘客のための支援等について要望が出されました。また、義援金の活用のあり方、被災者に対する税の減免措置の適用、自動車部品製造業における今後の製造分散及び地域雇用への影響の懸念等について、意見交換が行われました。 今回の調査におきましては、新潟県の皆様が、三年前の新潟県中越地震の被害からようやく立ち直りつつある中で、今回また新たな大規模災害に見舞われるという、重ねて大きな困難に直面されていることに大変心が痛み、今後、一日も早い復興に向け、国として考え得る最大限の支援を行うべきであると認識いたしております。 最後に、今回の調査に御協力いただきました関係者の皆様に心から御礼申し上げ、概要の報告とさせていただきます。 以上であります。 お諮りいたします。 委員派遣の詳細な報告書につきましては、これを本日の会議録に参照掲載することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 ————————————— 〔報告書は本号末尾に掲載〕 ————◇—————
○上田委員長 この際、御報告申し上げます。 本委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は、お手元に配付いたしてありますとおり二件であります。 ————◇—————
○上田委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。 第百六十六回国会、松本剛明君外四名提出、入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律及び刑法の一部を改正する法律案 第百六十六回国会、松本剛明君外四名提出、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案 経済産業の基本施策に関する件 資源エネルギー及び原子力安全・保安に関する件 特許に関する件 中小企業に関する件 私的独占の禁止及び公正取引に関する件 鉱業と一般公益との調整等に関する件 以上の各案件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。 まず、閉会中、参考人から意見を聴取する必要が生じました場合には、その出席を求めることとし、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、その承認申請を行うこととし、派遣委員の人選、派遣期間等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○上田委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午前十一時七分散会