財政金融委員会 第1号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 2006/10/24
会議録
○委員長(家西悟君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。 議事に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。 去る九月二十八日の本会議におきまして、財政金融委員長に選任されました家西悟でございます。 本委員会は財政、金融全般にわたる極めて広範な所管事項を取り扱う重要な委員会であり、その委員長を承りまして、重責を痛感しておる次第でございます。 本委員会の運営につきましては、委員の皆様方の格別の御指導、御協力をいただきまして、公正かつ円満に行ってまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手) ─────────────
○委員長(家西悟君) 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、岩井國臣君、田村耕太郎君、鶴保庸介君、溝手顕正君、若林正俊君、櫻井充君、山本孝史君及び荒木清寛君が委員を辞任され、その補欠として金田勝年君、沓掛哲男君、椎名一保君、舛添要一君、山下英利君、円より子君、西田実仁君及び私、家西悟が選任されました。 ─────────────
○委員長(家西悟君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が三名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(家西悟君) 御異議ないものと認めます。 それでは、理事に沓掛哲男君、野上浩太郎君、大久保勉君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(家西悟君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今国会におきましても、財政及び金融等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(家西悟君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(家西悟君) この際、尾身財務大臣及び山本内閣府特命担当大臣から発言を求められておりますので、これを順次許します。尾身財務大臣。
○国務大臣(尾身幸次君) このたび、財務大臣を拝命いたしました尾身幸次でございます。 経済を活性化しつつ財政を再建するという困難な課題に財務大臣として立ち向かうこととなり、身の引き締まる思いであります。 本委員会における御審議の開始に当たり、一言ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策等を運営するに当たっての基本的考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 初めに、経済財政運営に関する基本的な考え方について申し述べます。 我が国経済は、長い停滞のトンネルを抜け出し、民間需要に支えられた景気回復を続けております。 政府としては、このような回復の動きを持続可能なものとするため、構造改革を今後とも強力に推進するとともに、引き続き、日本銀行と一体となった取組を行い、物価安定の下での民間主導の持続的な成長を図ってまいります。 他方、我が国財政は、長期債務残高対GDP比が今年度末で一五〇%を超える見込みであるなど、先進諸国の中で最悪の水準にありながら、国民負担率は三八%と、先進諸国で実質的には最低の水準になっております。 財政の健全化は極めて重要な課題であり、子や孫の世代に負担を先送りしないよう、成長なくして財政再建なしの理念の下、基本方針二〇〇六において示された方針に沿って、二〇一〇年代半ばには債務残高の対GDP比を安定的に引き下げるため、今後五年間で基礎的財政収支を確実に黒字化するよう、歳出歳入一体改革をしっかりと進めてまいります。 財政再建を行うに当たり、無駄や非効率な歳出を放置したまま負担増を求めるということになれば、国民の理解を得ることは困難です。国民負担の最小化を第一の目標に、歳出削減を徹底していく必要があります。 こうしたことから、十九年度予算編成に当たっては、めり張りを利かせつつ、厳しい歳出削減方針を貫き、財政健全化に向け最大限の努力をしてまいりたいと思います。 新規国債発行額については、十六年度三十七兆円、十七年度三十四兆円、十八年度三十兆円と減額してきたところですが、十九年度予算においても十八年度予算の三十兆円より減額し、可能な限り縮減してまいりたいと考えております。 歳入改革については、このような歳出改革を徹底して実施した上で、それでも対応し切れない社会保障や少子化などに伴う負担増に対して、安定的な財源を確保するため、抜本的、一体的な税制改革を推進し、将来世代への負担の先送りを行わないようにします。 現在の諸情勢を勘案すれば、十九年度予算の歳出削減の状況、来年七月ごろに判明する十八年度決算の状況、医療制度改革を踏まえた社会保障給付の実績等を見る必要があり、これらを踏まえて、税制改革の本格的、具体的な議論を行うのは来年秋以降になると考えております。 いずれにせよ、財政再建の重要性にかんがみ、十九年度予算につきましては、従来の改革努力を継続し、徹底した歳出削減に取り組んでまいります。 国を支える税金を国民が負担することは、民主主義国家の基本であります。 代表なければ課税なしとのスローガンの下、アメリカの独立戦争が戦われましたが、これは言い換えれば、代表あれば課税ありということです。 自分たちの代表が国の支出の在り方を決めることの裏腹として、国を支える税金を負担しなければならないということを幼いうちから学ぶことが重要であります。今後、租税教育のより一層の充実に向けて、関係各方面に働き掛けてまいります。 資産・債務改革については、平成二十七年度末に国の資産規模対GDP比の半減を目指し、国の資産を約百四十兆円規模で圧縮することとしております。このため、財政融資資金貸付金残高の圧縮を行うとともに、民間的な発想も生かしながら、宿舎、庁舎も含む国有財産全般の売却、有効活用等に今後とも積極的に取り組んでまいります。 次に、世界経済の安定と発展への貢献について申し述べます。 国際社会における責任を果たし、我が国経済の将来にわたる発展に資する観点から、国際機関やG7、アジア諸国等と協力し、世界経済の安定と発展に貢献していくことは重要な課題であります。 特に、我が国と密接な関係を有するアジア諸国との間で、通貨危機の予防、対処のための枠組みであるチェンマイ・イニシアチブの更なる強化や、アジアの貯蓄を域内の投資に活用するためのアジア債券市場育成イニシアチブの推進など、幅広い分野での協力関係の強化に努めてまいります。 為替相場については、経済の基礎的条件を反映し安定的に推移することが重要であり、今後とも、その動向を注視し、必要に応じて適切に対処してまいります。 また、経済連携について、引き続き、各国との交渉の進展に向けて努力するとともに、WTO交渉の早期再開のために全力を尽くす方針であります。 これに関して、先般、経済上の連携に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定に署名したところであり、同協定を実施するため、今国会に関税暫定措置法の一部を改正する法律案を提出しております。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 以上、財政政策等に関する私の考えの一端を申し述べました。 今後とも皆様のお力添えを得て、政策運営に万全を期してまいる所存でございます。 家西新委員長を始め委員各位におかれましては、御理解と御協力をお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(家西悟君) 山本内閣府特命担当大臣。
○国務大臣(山本有二君) このたび、金融担当大臣に就任いたしました山本有二でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきます。 我が国の金融システムをめぐる局面は、前政権の大きな課題であった不良債権問題の正常化を達成し、今後は、金融機関が自らの責任と判断で適切にリスクを取って金融仲介を行い、資源の適正配分機能を果たしていくことが重要となっております。また、幅広い金融サービスの利用者の安全、安心を確保することも、活力ある金融システムを実現する上で不可欠であります。 今後は、金融仲介機能の更なる充実を図る観点から、個人保証に過度に依存しない融資を促すとともに、地域密着型金融の機能強化等、金融機関の自主的、持続的な取組を促す枠組みを推進してまいります。 他方、利用者の安全、安心の確保の観点から、多重債務問題の解決を目指し、関係省庁と連携を図りつつ、貸金業者の参入要件の厳格化、過剰貸付け抑制のための厳格な総量規制の導入、出資法上限金利の利息制限法の水準への引下げ等を内容とする制度改正に取り組んでまいります。 以上のような各種の施策は、安倍内閣が大きな課題として掲げております再チャレンジ可能な社会を構築する上でもかぎになってくると考えております。 続いて、金融・資本市場の構造改革と活性化について御説明いたします。 我が国経済にとって、自由な競争と利用者による幅広い選択を可能とする活力ある金融・資本市場を形成することが重要な課題であります。また、情報開示の充実や証券会社の市場仲介機能の適切な発揮等を通じて、投資家から信頼される公正、透明な市場を確保することも求められます。 こうした問題意識の下、貯蓄から投資への流れを加速し、我が国の市場が内外の円滑な資金供給を通じた経済発展に貢献するよう、金融商品取引法制の適切かつ円滑な施行など、制度インフラの整備を図ります。また、市場監視機能・体制の強化に引き続き取り組むとともに、世界最高水準の取引所システムの構築等を通じた取引所の国際競争力の強化にも関係者と連携しつつ努めてまいります。 本国会には、先ほど申し上げました多重債務問題の解決を目指し、貸金業の適正な運営を確保するとともに、資金需要者等の利益の保護等を図るため、貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案の提出を予定しております。当委員会の家西委員長及び委員の皆様におかれましては、何とぞよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(家西悟君) 次に、財務副大臣、内閣府副大臣、財務大臣政務官及び内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。富田財務副大臣。
○副大臣(富田茂之君) このたび財務副大臣を拝命いたしました富田茂之でございます。 財務省の適切な行政運営のため、大臣の御指示を仰ぎつつ、田中副大臣とともに職務の遂行に全力を傾注してまいる所存でございます。 家西新委員長を始め委員の皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(家西悟君) 田中財務副大臣。
○副大臣(田中和徳君) このたび財務副大臣を拝命いたしました田中和徳でございます。 財務省の行政運営に国民の高い関心が集まる中、尾身大臣の御指示を仰ぎつつ、富田副大臣並びに江崎、椎名両大臣政務官とともに誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。 家西新委員長を始め委員の皆様方の御指導と御鞭撻をよろしくお願いいたします。(拍手)
○委員長(家西悟君) 渡辺内閣府副大臣。
○副大臣(渡辺喜美君) このたび金融担当副大臣を拝命いたしました渡辺喜美でございます。 自慢じゃありませんが、政府の中に入るのは初めてでございまして、不慣れではございますが、家西委員長、委員の皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(家西悟君) 椎名財務大臣政務官。
○大臣政務官(椎名一保君) このたび財務大臣政務官を拝命いたしました椎名一保でございます。 大臣、両副大臣を補佐し、江崎政務官と力を合わせて職責を全うしたいと思っておりますので、家西委員長始め委員の皆様方の御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。 よろしくお願いいたします。(拍手)
○委員長(家西悟君) 江崎財務大臣政務官。
○大臣政務官(江崎洋一郎君) このたび財務大臣政務官を拝命いたしました江崎洋一郎でございます。 椎名大臣政務官とともに、大臣また両副大臣を補佐しつつ職務に全力を尽くしたいと存じております。 どうか、家西新委員長始め委員の皆様、御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○委員長(家西悟君) 田村内閣府大臣政務官。
○大臣政務官(田村耕太郎君) 内閣府大臣政務官の田村耕太郎です。金融政策の担当をしております。 渡辺副大臣とともに山本大臣を支えて職務の遂行に全力を尽くしてまいります。 皆様の御協力と御指導、どうぞよろしくお願いします。(拍手)
○委員長(家西悟君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十五分散会