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164回国会参議院2006/02/03

予算委員会 第4号

発言数
7
登壇者
3
会派数
3
開催日
2006/02/03

会議録

小野清子自由民主党

○委員長(小野清子君) ただいまから予算委員会を開会いたします。  平成十七年度一般会計補正予算(第1号)、平成十七年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十七年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  前回をもちまして三案の質疑は終局しておりますので、これより直ちに討論に入ります。  討論の通告がございますので、これを許します。なお、発言者は賛否を明らかにしてお述べ願います。黒岩宇洋君。

黒岩宇洋民主党・新緑風会

○黒岩宇洋君 民主党・新緑風会の黒岩宇洋でございます。  私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました平成十七年度補正予算三案に対し、反対の立場から討論を行います。  補正予算とは、年度途中の喫緊の財政需要が発生した場合に編成する予算であります。しかし、今補正予算案では、このところの最重要政治課題に全く対応できておらず、反対せざるを得ません。  以下、今補正予算案に反対する主な理由を申し述べます。  反対の第一の理由は、子供の安全に関して、政府は、犯罪から子供を守るための緊急対策六項目を昨年末に閣議決定し、その多くを平成十八年三月までに達成すると掲げながら、今補正予算案には何ら関連予算を計上していない点であります。  第二の理由は、豪雪による被害のための災害対策費が計上されていない点であります。五千七百三十三億円の災害対策費は、昨年の梅雨前線豪雨、台風十四号対策が中心であり、緊急を要する年末年始の豪雪対策費は含まれておりません。  第三の理由は、構造計算書偽造問題に対する政府の対応が全く無責任なものに終わっている点であります。耐震偽装は、まず事業者、政府の責任を明らかにし、その責任に応じた負担を求めるべきであります。  第四の理由は、アスベスト問題への対応が不十分なことであります。本補正予算案には、千八百億円の対策費が計上されておりますが、被害者の救済に充てられるのはわずか三百八十八億円であり、全く不十分と言わざるを得ません。  以上のように、一般会計の歳出にはきゅうきゅうとしながら、片や特別会計では潤沢な歳出を繰り返し、母屋ではかゆをすすっているのに離れではすき焼きを食べているとやゆされているのが小泉政権の財政状況です。  今補正予算案でも、NTT事業償還分七千六百十億円を産業投資特別会計に還流させながら国債整理基金特別会計に前倒しで繰り入れるという複雑な歳出が組まれています。  小泉総理は、衆院本会議での代表質問に対する答弁で、総額約四百兆円の特別会計のうち約二十兆円を財政健全化に貢献させると答弁しています。これでは、わずか五%の健全化にすぎません。これをすき焼きに例えるなら、百グラム千円のお肉を食べている家庭が九百五十円のお肉に替えるようなものです。しょせん、ぜいたくなすき焼きには何ら変わりありません。  子供の安全やアスベスト被害、そして耐震偽造住宅におびえながら家計を切り詰めている家庭や、豪雪の中、ともすればおかゆをすすっている家庭からすれば、到底納得いく補正予算とは言えません。  私たち民主党は、国民が弱ったとき、困ったとき、つらいときにそっと手を差し伸べるのが政治の本旨であることを強く訴え、私の反対討論を終わらせていただきます。(拍手)

小野清子自由民主党

○委員長(小野清子君) 加藤修一君。

加藤修一公明党

○加藤修一君 私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十七年度補正予算三案に対し、賛成の立場から討論を行います。  賛成の第一の理由は、我が国社会を取り巻く喫緊の課題への対応策が適切に盛り込まれている点であります。  アスベスト問題については、一千八百五億円を計上し、被害者救済や学校等におけるアスベスト除去を講じ、新型インフルエンザ対策は抗ウイルス剤の備蓄等を図り、耐震偽装問題への対応として建て替え費用の補助等を行うこととしております。いずれも、国民の安心、安全のため早急かつ必須のものばかりであります。  アスベスト問題については、無念との言葉を残した患者並びに家族の悲痛さは言語に絶するものがあり、今後、被害の拡大を防ぐとともに、国民の不安に十分こたえ、このような悲惨なことが二度と起こらないよう、大きな教訓にして、安心、安全な社会構築に邁進していかなければなりません。  また、新型インフルエンザについては蔓延の未然防止、さらに新興感染症等に対しては人間の安全保障の視点から万全の防疫体制が取れるよう要望するものであります。  賛成の第二の理由は、災害被害の緊急対応に五千七百三十三億円が計上されている点であります。昨年の豪雨や台風十四号等による大規模な被害に対し、迅速な執行が期待されております。近年の災害は、地球温暖化に伴う気候変動の影響によるところが大との指摘もあり、ますます増大することが考えられます。政府におかれましては、緩和政策や適応政策に関する調査研究並びに実効的な対応策を行うよう求めるものであります。  賛成の第三の理由は、国債の追加発行を三年連続で回避している点であります。上向きへの経済状況を反映した税収の大幅増加により、新規国債の追加発行が回避できたばかりか、十七年ぶりに国債発行の減額が実現しております。かかる経済財政事情の改善は、正に構造改革の成果が顕在化してきていることによるものであります。  以上、賛成の主な理由を申し述べました。  政府におかれましては、本補正予算成立後、適切かつ速やかに執行されんことを要請いたしまして、私の賛成討論を終わります。(拍手)

小野清子自由民主党

○委員長(小野清子君) 以上で討論通告者の発言はすべて終了いたしました。討論は終局したものと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  平成十七年度一般会計補正予算(第1号)、平成十七年度特別会計補正予算(特第1号)、平成十七年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案に賛成の方の起立を願います。    〔賛成者起立〕

小野清子自由民主党

○委員長(小野清子君) 多数と認めます。よって、平成十七年度補正予算三案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。(拍手)  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小野清子自由民主党

○委員長(小野清子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時十七分散会

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