P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
164回国会参議院2006/06/07

少子高齢社会に関する調査会 第8号

発言数
4
登壇者
1
会派数
1
開催日
2006/06/07

会議録

清水嘉与子自由民主党

○会長(清水嘉与子君) ただいまから少子高齢社会に関する調査会を開会いたします。  この際、御報告いたします。  本調査会は、毎年、調査に関する中間報告書を議長に提出することになっております。  理事会において協議の結果、お手元に配付の少子高齢社会に関する調査報告書(中間報告)案がまとまりました。  以下、その概要について御説明申し上げます。  本調査会は、平成十六年十月、第百六十一回国会において設置されて以来、「少子高齢社会への対応の在り方について」を調査テーマと定め、一年目は、少子化の要因及び社会・経済への影響に関する件について調査を行いました。二年目は、少子高齢社会の課題と対策に関する件を調査事項として取り上げ、調査を行ってまいりました。  第百六十三回国会におきましては、まず、平成十七年十月十九日、団塊世代対策等少子高齢社会の課題に関する件について、政府から説明を聴取し、質疑を行いました。次に、十月二十六日、少子高齢社会の課題と対策に関する件について、参考人の出席を求め、意見を聴取し、質疑を行いました。  第百六十四回国会におきましては、平成十八年二月八日、少子高齢社会の課題と対策に関する件について、政府から説明を聴取し、質疑を行い、また、二月十五日以降、五回にわたり参考人の出席を求め、意見を聴取し、質疑を行いました。  五月十日には、これまでの調査を踏まえ、本報告の取りまとめに向けて、調査会委員間の自由討議を行いました。  調査会委員からは、出生率低下の背景にある長時間労働等の働き方の見直しの必要性、産科医不足への対処の必要性、少子化対策として所得税制を見直す必要性、少子化対策における「子育ち」の視点の重要性、地方公共団体が地域の実情に応じた少子化対策を実施するための地方分権の必要性等が指摘されました。  これらの点を踏まえ、本調査会として意見を集約し、当面する課題について提言を取りまとめました。  提言の主な内容は、第一に、結婚・家庭形成に向けての環境整備として、若者が将来に明るい展望を持てるための安定的経済成長の実現、若者の安定した雇用機会の確保、正規・非正規雇用者間の賃金格差の是正、多様な働き方や再挑戦を可能とするシステムの確立、家庭を築くことや子どもを育てることの重要性に対する意識啓発、長時間労働の是正等男女の出会いの機会確保のための環境整備等であります。  第二に、男女の健康と出産として、妊娠・出産適齢期についての健康教育の推進、不妊治療の公費助成の拡充、長時間労働と不妊の関係についての総合的調査の必要性、安全で女性が望む環境での出産のための体制整備、小児科医・産科医の不足に対応するための医師の勤務条件の整備や女性医師に対する子育てとの両立支援等であります。  第三に、子育てのための環境整備として、保育の質を確保しつつ待機児童を解消する取組の推進、子育ての形態による不公平解消のための対策の推進、放課後児童対策の更なる充実、育児休業取得後の職場復帰や退職した女性への再就職の支援、次世代育成に対する企業経営者の意識啓発、採用上限年齢撤廃に向けた指導の強化、分割取得等を可能とする柔軟性の高い育児休業制度、育児休業の父親割当て制度導入の検討、育児休業期間中の所得保障の在り方の検討による休業前所得との格差縮小、児童手当の支給内容等について税制や育児保険制度等その財源も含めた検討、若年層に対する良質な居住環境の確保、所得税における配偶者控除、扶養控除等の在り方や課税単位等についての多角的な検討等であります。  第四に、子どもの健やかな育ちの確保として、子どもを対象とする犯罪等に対する地域全体の連携による対応の推進、団塊世代を始めとする地域の人の持つ能力を積極的に活用して子育て中の親の相談・支援や子どもに経験を伝えていく取組を行う新たな地域コミュニティの形成、子どもの養育環境による法律的、社会的な差別、不利益の解消に向けた取組等であります。  第五に、地方分権による少子化対策の推進として、少子化対策において地域の工夫や取組が生かされるよう財源の移譲を含めた地方分権の積極的な推進であります。  政府はもとより企業におかれても本提言の趣旨を理解され、これらの実現に努められるよう要請するとともに、とりわけ、政府においては、平成十九年度において講ずべき少子化対策に反映させていくことを強く期待するところであります。  以上が調査報告書(中間報告)案の概要でございます。  調査報告書の提出についてお諮りいたします。  お手元に配付の少子高齢社会に関する調査報告書(中間報告)案を本調査会の中間報告書として議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清水嘉与子自由民主党

○会長(清水嘉与子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

清水嘉与子自由民主党

○会長(清水嘉与子君) この際、お諮りいたします。  ただいま提出を決定いたしました調査報告書につきましては、議院の会議におきましても中間報告をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清水嘉与子自由民主党

○会長(清水嘉与子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時五十五分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗