P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
164回国会参議院2006/03/09

財政金融委員会 第5号

発言数
12
登壇者
6
会派数
2
開催日
2006/03/09

会議録

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) ただいまから財政金融委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二月二十四日、白眞勲君が委員を辞任され、その補欠として富岡由紀夫君が選任されました。     ─────────────

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 財政及び金融等に関する調査を議題といたします。  財政政策等の基本施策について、谷垣財務大臣から所信を聴取いたします。谷垣財務大臣。

谷垣禎一自由民主党財務大臣

○国務大臣(谷垣禎一君) 今後の財政政策等については、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べます。委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。  我が国財政の現状は極めて厳しく、財政構造改革は喫緊の課題であります。  そのため、政府としては、まずは、二〇一〇年代初頭における国、地方を合わせた基礎的財政収支の黒字化を目指しております。  また、本年の年央を目途に、歳出歳入一体改革について、選択肢及び改革工程を明らかにし、平成十八年度内に結論を得ることとしております。税制の抜本的改革についても、その一環として、国民的な議論を深めてまいりたいと考えております。  平成十八年度予算編成及び税制改正に当たりましては、以上の認識を踏まえ、新規国債発行額について三十兆円にできるだけ近づけるとともに、一般歳出の水準について前年度よりも減額するとの方針の下、取り組んでまいりました。  歳出面については、医療制度改革、国と地方の三位一体の改革、公務員総人件費改革など、内閣として取り組んできた様々な改革の成果を反映いたしました。また、歳出全般を厳しく見直し、一般歳出については社会保障と科学技術振興の分野を除き前年度より減額するなど、予算配分の重点化を図りました。  これにより、一般歳出の規模は前年度を下回り、四十六兆三千六百六十億円となりました。また、一般会計全体の予算規模は七十九兆六千八百六十億円となりました。  歳入面については、三位一体の改革の一環として所得税から個人住民税への三兆円規模の税源移譲を実現するとともに、経済状況の改善を踏まえ定率減税を廃止することとしております。あわせて、法人関連税制、土地・住宅税制、国際課税、酒税、たばこ税等について所要の措置を講じることとしております。  これにより、租税等の収入は四十五兆八千七百八十億円を見込んでおります。また、その他収入は三兆八千三百五十億円を見込んでおります。  以上、歳出歳入両面における取組の結果、新規国債の発行予定額は二十九兆九千七百三十億円となり、一般会計の基礎的財政収支も三年連続で改善いたしました。このように、平成十八年度予算は、歳出改革路線を堅持、強化した姿となっており、財政健全化に向けた歩みを更に進め、歳出歳入一体改革の議論の土台固めを行うことができたものと考えております。  また、政府資産・債務改革については、財政融資資金貸付金残高の縮減、国有財産の売却促進等により資産規模のスリム化等に最大限努力するとともに、資産・債務両面における管理の強化に積極的に取り組んでまいります。  特別会計については、今後五年を目途に、特別会計自体の統廃合も含め踏み込んだ改革を進めてまいります。  さらに、国債残高が多額に上り、今後も借換債を含む国債の大量発行が見込まれる中、国債発行に当たっては、安定消化を図るとともに、中長期的な調達コストの抑制に努めることを基本とし、市場のニーズ、動向等を踏まえた発行等に取り組んでまいります。  平成十八年度財政投融資計画については、財投改革の総点検のフォローアップを行い、各事業の財務の健全性を確認した上で、対象事業の重点化、効率化を進めた結果、その規模は十五兆四十六億円となっております。  国際社会における責任を果たし、我が国経済の将来にわたる発展に資する観点から、国際機関やG7、アジア諸国等と協力し、世界経済の安定と発展に貢献していくことは重要な課題であります。  特に、我が国と密接な関係を有するアジアにおいて、通貨危機の予防、対処のための域内の枠組みであるチェンマイ・イニシアティブの更なる強化や、アジアの貯蓄を域内の投資に活用するためのアジア債券市場育成イニシアティブの推進等に取り組んでまいります。  また、投資交流の促進については、今後も租税条約の改定に取り組んでまいります。  為替相場については、経済の基礎的条件を反映し安定的に推移することが重要であり、今後とも、その動向を注視し、必要に応じて適切に対処してまいります。  WTO交渉については、今後とも、新ラウンド交渉を本年末までに終結させることを目指して取り組んでまいります。また、経済連携協定交渉については、引き続き、各国との交渉の進展に向けて努力してまいります。これらの交渉においては、税関手続の簡素化や国際的調和の確保など、貿易円滑化にも取り組んでまいります。  なお、本国会に提出することを検討中の法律案を含め、御審議をお願いすることを予定している財務省関係の法律案は、平成十八年度予算に関連するもの五件、その他二件であります。うち、六件については既に国会に提出をいたしております。今後、提出法律案の内容については逐次御説明することとなりますが、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。  以上、財政政策等に関する私の所信の一端を申し述べました。今後とも皆様のお力添えを得て、政策運営に最善を尽くしてまいる所存でありますので、池口委員長を始め委員各位におかれましては、何とぞよろしくお願い申し上げます。

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 次に、金融行政について、与謝野内閣府特命担当大臣から所信を聴取いたします。与謝野内閣府特命担当大臣。

与謝野馨自由民主党内閣府特命担当大臣(金融・経済財政政策)

○国務大臣(与謝野馨君) 金融担当大臣の与謝野でございます。よろしくお願いを申し上げます。  本日は、現下の金融行政について一言申し述べさせていただきます。  まず、金融仲介機能の充実について御説明いたします。  我が国の金融システムをめぐる局面は、小泉改革の大きな課題であった不良債権問題の正常化を達成し、今後は、金融機関が自らの責任と判断でリスクを取って金融仲介を行い、資源の適正配分機能を果たしていくことが重要となっております。そのために、地域密着型金融の機能強化等、金融機関の自主的、持続的な取組を促す枠組みを推進し、金融仲介機能の更なる充実を図ってまいります。  次に、金融資本市場の構造改革と活性化について御説明いたします。  昨年来、経済情勢の回復基調に伴い証券市場は活況を呈しておりますが、市場の信頼を損なうような不正取引やシステム不具合の発生等、様々な課題も浮かび上がっております。  バブル経済の崩壊以降、十年余りにわたる長期停滞のトンネルを抜け出した時期だけに、今後は金融資本市場の一層の改革と活性化を図り、金融システムの活力を引き出していくことが必要になります。  こうした認識の下、金融庁は現在、民間金融機関による自由な競争と利用者による幅広い選択を可能とする、活力ある金融資本市場を形成するため、様々な施策に取り組んでおります。一方で、情報開示の充実等を通じて、市場に対する利用者の信頼を高める等、利用者保護に十分配慮した改革を進めているところでございます。  この一環として、幅広い金融商品・サービスについての投資者保護のための横断的法制の整備や、公開買い付け制度及び大量保有報告制度、その他開示書類に関する制度の見直し等に取り組んでおります。また、取引所をめぐる昨今の諸問題を踏まえ専門的な検討やアドバイスをいただく、そのための懇談会において、証券取引所のシステム整備のあり方等に関する論点整理が取りまとめられました。  ただいま申し上げた制度の整備、見直しを図るため、本国会には証券取引法等の一部を改正する法律案及び証券取引法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案を提出する予定としております。  法律案の内容につきましては、今後、改めて御説明させていただきますが、当委員会の池口委員長及び委員の皆様方におかれましては、よろしく御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。  ありがとうございました。

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 以上で所信の聴取は終わりました。  本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。  この際、竹本財務副大臣、野上財務大臣政務官及び西田財務大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。竹本財務副大臣。

竹本直一自由民主党財務副大臣

○副大臣(竹本直一君) 財務副大臣の竹本直一でございます。  財務省の行政運営に国民の高い関心が集まる中、大臣の御指示を仰ぎつつ、赤羽副大臣とともに誠心誠意職務の遂行に当たる所存でございます。よろしくお願いします。  池口委員長始め委員の皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 野上財務大臣政務官。

野上浩太郎自由民主党財務大臣政務官

○大臣政務官(野上浩太郎君) 財務大臣政務官の野上浩太郎でございます。  様々な課題が山積する中、西田大臣政務官とともに大臣及び両副大臣を補佐しつつ、職務の遂行に全力を傾注してまいる所存でございます。  池口委員長始め委員の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。  ありがとうございました。

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 西田財務大臣政務官。

西田猛自由民主党財務大臣政務官

○大臣政務官(西田猛君) 同じく財務大臣政務官の西田猛でございます。  野上大臣政務官とともに大臣及び両副大臣を補佐しつつ、職務の遂行に全力を尽くしてまいる所存でございます。  池口委員長始め委員の皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願いを申し上げます。

池口修次民主党・新緑風会

○委員長(池口修次君) 本日はこれにて散会いたします。    午後零時二十一分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗