災害対策特別委員会 第6号
- 発言数
- 9 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 2004/12/02
会議録
○委員長(風間昶君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 去る十一月二十五日、紙智子君及び加藤修一君が委員を辞任され、その補欠として仁比聡平君及び山本香苗君が選任されました。 ─────────────
○委員長(風間昶君) 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。 この際、去る十一月二十二日に行いました三宅島の火山活動に伴う被害状況等に関する実情調査のための視察につきまして、報告を聴取いたします。小林元君。
○小林元君 去る十一月二十二日、風間委員長、岩城理事、高橋理事、小泉委員、中川委員、西島委員、保坂委員、三浦委員、芝委員、水岡委員、円委員、浜四津委員、仁比委員、そして私、小林の十四名は、東京都三宅村を訪れ、三宅島の火山活動に伴う被害状況等に関する実情を調査してまいりました。 以下、調査の概略を御報告いたします。 三宅島からの全島避難が行われて以降、四年を超える歳月が経過したところですが、本年九月十七日、三宅村は来年二月一日を避難指示解除日と想定した帰島計画を発表し、待望していた島民の本格的帰島が現実のものとなりつつあります。 本委員会は、平成十三年五月以降、順次、都営桐ケ丘団地、げんき農場及び三宅島等を訪れ、避難住民対策や島の復旧状況等に関する実情調査を行ってまいりましたが、今回、島民の方々の本格的帰島後の生活再建に向け、地元の御要望等を直接お伺いし、今後の対策に万全を期するため、現地視察を実施いたしました。 当日は、防衛庁市ケ谷駐屯地からヘリコプターに搭乗し、三宅島空港に到着後、三宅村のバスにより島を周回いたしました。 初めに火山ガスの影響を最も強く受けている三池地区を訪れましたが、家屋の損壊や自動車の腐食及び泥流被害の発生が著しく、当分の間、居住禁止区域に指定されるとのことであります。 次に神着地区を訪れました。同地区の堆積土砂の総量は約二万立方メートルと見込まれることから、帰島後においても汚泥の排除事業が継続実施されるとのことであります。 次に訪れた中央診療所は、現在、防災対策用として主に作業員等の救急に対応しておりますが、帰島直後からは一般診療の再開が予定されており、島民の生命と健康を守る唯一の機関として万全な医療体制の確立が求められております。 次に三宅小・中学校を訪れました。同校では、特に火山ガス対策として、脱硫装置を設置するとのことでありますが、次代を担う子供たちが安全で安心して学ぶことができる環境を整備することが何よりも肝要と認識いたしました。 次に村営神着団地建設現場ですが、同団地は二階建て戸数六戸と規模は小さいものの島民の帰島に向け、急ピッチで建設が進められておりました。 次に、伊豆地区の高台に避難施設として昨年三月に設けられたクリーンハウスにおいて、東京都の中村危機管理監、三宅村の平野村長等から、災害復旧状況、帰島に向けての各種要望等について説明を聴取した後、参加委員と東京都、三宅村の関係者との間で意見交換が行われました。 特に平野村長からは、今後困窮する村の財政状況に配慮した、特別交付税の交付、小型脱硫装置設置に係る財政支援及び特別養護老人ホームの再建等高齢者対策の充実について、切実な要望がなされました。また、東京都からは、枯死した樹木の倒木及び、それが降雨時に泥流とともに流木となるおそれがあることから、砂防、治山及び緑化事業の早期推進が不可欠との発言がありました。 その後、先行的に帰島している八名の島民の方々と意見交換を行い、小規模事業者への再開支援、高濃度地区の家屋の補修等に係る立入り規制の緩和、島民の安全確保の立場からGPS利用の島民の位置確認、携帯電話の通話可能エリアの拡大等について真摯に語り合うことができました。 午後の視察では、まず伊ケ谷体育館を訪れました。同所は廃冷蔵庫の集積場所で、体育館を埋め尽くしたおびただしい数の廃冷蔵庫は、物言わぬ被災者のごとくであり、災害廃棄物処理の適切な実施の必要性を感じました。 次に阿古漁港を訪ねました。同港は、拠点漁港として、また定期貨客船の接岸港としての役割を担っておりますが、漁業施設が大きなダメージを受けており、今後の漁業再開に向けての基盤施設の応急復旧対策が進められております。 次に、島の中央に位置する雄山の中腹にある村営牧場・レストハウスを視察いたしました。山道を登るほどに火山ガス特有の臭気が強くなるとともに、辺り一面を覆った噴火による堆積物、白く立ち枯れた樹木、取り残された牛の遺骨等、その荒涼たる風景を目の当たりにし、噴火の激しさを再認識するとともに、この地に再び緑が生い茂るための施策を早急に講ずる必要性を痛感いたしました。 最後に薄木地区のパイプハウス被害を視察いたしましたが、農業被害は予想以上に厳しく、今後の本格的な復旧対策が急がれるところであります。 以上が調査の概略であります。 本年三月の被災者生活再建支援法の改正により、長期避難民に対しても一定の改善措置が講じられることになりましたが、帰島後の生活の糧となる観光、漁業、農業等、産業の再興には多くの課題が山積しております。 また、特に村長からの要望にもあった村の財政収入確保に見通しが立つまでの間、特段の配慮が欠かせないとの認識を深めました。 最後に、本格的帰島を目前にした慌ただしい時期に、貴重な時間を割いて我々と直接対話していただいた島民の方々を始め、今回の私どもの調査に御協力をいただきました東京都、三宅村、防衛庁などの関係者に対し厚く御礼を申し上げまして、報告を終わります。
○委員長(風間昶君) 以上をもちまして報告は終了いたしました。 ─────────────
○委員長(風間昶君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 災害対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(風間昶君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(風間昶君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(風間昶君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(風間昶君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十三分散会