議院運営委員会 第42号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 2002/07/26
会議録
○委員長(山崎正昭君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。 本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
○森山裕君 動議をお願い申し上げます。 資料を配付いたします。 〔資料配付〕
○森山裕君 本日は、お手元に配付いたしました資料のとおり議事を進めること及び今後起こる事態につきましては場内交渉で対処することの動議を提出いたします。
○委員長(山崎正昭君) 本件につき、意見開陳の申出がございます。簗瀬進君。
○簗瀬進君 ただいま日程第一、第二、健康保険法等の一部を改正する法律案、健康増進法案を採決をするための本会議を立てるという動議が提出をされたところでございます。しかし、民主党・新緑風会としては、この提案は断固として認められない、このように考えております。 まず、この法案の採決自体が数々の暴挙を積み重ねられた極めて瑕疵の多い採決でありまして、その採決自体、私どもは無効というよりも不存在であると、このように断ぜざるを得ません。したがいまして、議運の理事会にあっては、この採決の無効を確認をした上で差戻しをして委員会での審議を再開するように強く求めてきたところでありますが、それを認められずに今回こうして本会議を立てるというふうな動議が出された、極めて遺憾であると、このように思う次第でございます。 そもそも、今回のこの二法というようなものは、国民生活に大変重大な関係を持っている法案でございまして、公聴会等多くの皆さんの意見を聴きながら決定をすべき存在でございます。また、参議院としてもあらん限りの知恵を絞りながら、与野党の総意の中で可能な修正をするものであるならば修正をした上で通していく、それが参議院の独自性を発揮する大きな方法であったのではないのかなと思うわけであります。 しかし、それを全く考慮せずに、単なるスケジュール闘争と言わんばかりに、もう時間が来たらこれで審議は打ち切りだと。しかも、その審議の打切りの動議をする午前中には理事会にあって、しっかりとした議論をする、そういう取決めも理事会でなされてきたところであります。それを無視した一方的なこの質疑の打切りの結果、採決をされた、これは極めて認められないところでございます。 また、議運の理事会にあっても休憩をされましたが、その休憩の理由となっているのが、委員会で公聴会の日程が決まるかもしれない、それを待つために議運は休憩をするんだと、こういうふうな与党側の申出がありました。しかし、待っておったら、公聴会の日程が決まるどころか、質疑の打切りという全く逆な結果でございました。これも、議運としての信頼関係を著しく損なう暴挙が議院運営委員会においても行われたわけでございます。 さらに、昨日九時過ぎに議運委員長と議長が御協議の上、本日こうして公報掲載の上、本会議を設定をすると、そういう最終決断をなさったわけでございますが、私は、ここにおいて議長あるいは議運の委員長も参議院の自殺行為のスタートボタンを押したと、私はこのように断ぜざるを得ません。むしろ、お二人が押すべきは、審議をもう一回やり直すという、スタートボタンじゃなくてリセットボタンでなければならない。にもかかわらず、正に自殺行為のスタートボタンを押され、そして、本日こうして本会議が動議の中で決定をされるというようなことは極めて遺憾でございます。 このままでいけば、参議院は衆議院の下請機関になってしまうじゃありませんか。また、参議院はこのままでいけば、衆議院の法案を通す通過儀礼の府でしかなくなってしまいます。正に参議院の存在を失わせるような今回の暴挙を許すわけにはいきません。 したがいまして、本会議の設定は断じて認められないというようなことを申し上げまして、意見の開陳といたします。(拍手)
○委員長(山崎正昭君) 畑野君枝君。
○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました本日の議事日程、健康保険法一部改正法案等に対して議決をすることに、また本会議そのものを開会することに反対の意見表明を行うものであります。 倉田議長は、昨日、本日の本会議の公報掲載をされました。山崎議運委員長も本日の本会議日程等を公報掲載、職権でされました。 倉田議長は、去る四月二十二日に、井上議長辞任の後を受けて選任された際に、「誠に身に余る光栄であり、かかる情勢の中においては、その責任の重大さを痛感いたしております。微力ではございますが、公正無私を旨として、議院の正常かつ円満な運営を図り、もって本院の権威の高揚と使命達成のため、全力を尽くす覚悟でございます。」と明言をされました。 しかし、厚生労働委員会におけるサラリーマン本人の医療費自己負担を三割に引き上げるなど、年間一兆五千億円もの国民負担増を押し付ける医療改悪法案の採決に手をかすことは全く許すことはできず、この間の御自身の言明を大きく裏切るものであると言わなければなりません。 厚生労働委員会では、昨日まで与野党によって真摯な委員会の審議が重ねられ、さらに国民の声を聴くために野党各党は中央公聴会の開催を要求するなど、法案審議が重ねられてきたところであります。昨日の朝の理事会でも、六時間の審議時間を十人の委員によって行うことが各党一致して合意されてきました。 ところが、自民党の中原議員の質問が終わり、その後に公明党の草川議員、我が党の小池議員、国連の西川議員、社民党の大脇議員、四人の質疑が予定されていたにもかかわらず、自民党の中島理事によって突如、質疑を終局し直ちに採決する動議なるものが提出され、審議権が剥奪される結果になりました。 理事会協議で与野党一致して合意していたものを何の断りもなく委員会審議の途中で打ち切り、議員の最も重要な権能である審議権を剥奪するなどということは、この参議院ではこれまでも数少ない例しかなく、一挙に四人もの委員の審議を封殺するなどということは、議会制民主主義を根本から踏みにじる暴挙であります。 しかも、当日の朝、採決したいという提起も全くなかったものを、これまた動議なるもので委員の審議を封殺した上に採決なるものを強行いたしました。採決の必要性を堂々と主張することもできない中でやみくもに突如として採決しなければならなかったことに、国民に健康保険の三割負担を求めることについての後ろめたさが現れているのではないでしょうか。委員会の円満かつ民主的な運営をじゅうりんするものであります。 さらに、野党理事が一致して求めていた公聴会開催については、いまだ結論は出ていない、昼に再度国対で協議して伝えると述べていたのに、その回答もないまま採決を強行いたしました。 特に許されないのは、厚生労働委員会が公聴会を可決すれば議運の理事会で諮る必要があると説明してこの議運の理事会を休憩にしておきながら、公聴会開催のための努力のかけらもなく、その間に健康保険法案を強行採決した後に、休憩していた議運理事会を再開し、本会議に本日かけるということを提案してきた、こういうやり方を正にペテンに掛けるやり方と言わずして何と言うのでしょうか。 特に、四党の審議権が剥奪されたという点では、動議の理由としても本当に説明の付かないものであります。議会制民主主義とは、議員の発言の保障をするために、それこそ命懸けで、立場の違い、法案に対する違いはあっても物理的に一方的に抹殺してはならない、こういうことであります。こういうことを決めること自身が我が議院運営委員会で認められるはずはありません。 その責任を負う議院運営委員会として、この採決に断固反対を申し上げまして、私の意見表明といたします。(拍手)
○委員長(山崎正昭君) 松岡滿壽男君。
○松岡滿壽男君 国会改革連絡会を代表して、本動議に反対の立場から意見を述べさせていただきます。 今年度から診療報酬の引下げがありまして、それぞれ整形外科、泌尿器科、いわゆるお年寄りと透析患者が一五%も抑制されております。それで、来年またこの健康保険についての改定がありますと、更なる診療抑制というものが追い打ちを掛けることになる、そういう国民生活に物すごく大切な法案を与党だけで本会議で議決される、委員会からですね。これはやはり非常にまずいことだなという思いがいたすんです。 今まで野党が、野党の皆さん方が審議の引き延ばしをやっておったということならわかるんですけれども、そういう姿もないまま、与党議員の質問の後に強行採決をされ、しかも、私ども国会改革連絡会としては本会議に出ようじゃないかという意見集約も実はしておったんです。ところが、急遽こういう形で動議が出されたということは非常に残念な事態だというふうに思っています。 先ほど簗瀬理事の発言もありましたが、正に衆議院の限りないコピー、いわゆる参議院の自殺につながりかねない。せっかく議長が御提案になって参議院改革協議会が十月をめどにスタートしたいということで、私どももやはりこれは参議院の独自性を保つために努力したい、お互いにしようじゃないかということを申し上げておっただけに、このような事態、正に衆議院でも強行採決、参議院でもこの重要な法案を強行採決。それじゃ参議院は要るんだろうかという議論も再び出てくるし、このところ、政治と金の問題、政と官の問題、さらに、おとといは田中眞紀子さんの政倫審でのテレビがずっと流れて、昨日もまた強行採決の姿が出ている、非常に私ども残念に思います。もう少し、私どもも全然審議を引き延ばそうという気もなかったわけですから、もうちょっと時間を与えていただければ私どもも粛々として参加できたのにという思いがあるだけに、非常に残念に思います。 しかしながら、十月をめどに参議院改革協議会を進められるわけでありますから、今回の強行採決、あるいは議会運営もその中に加味して、反省して出直すぐらいの気持ちで是非各党の皆さん方もお取り組みいただきたい、そういう思いを込めて、先ほど議長のところに私ども三会派で申入れをさせていただいたわけであります。 そういうことでありまして、誠に残念でありますが、反対の意思表示を終わらせていただきたいというように思います。(拍手)
○委員長(山崎正昭君) ただいまの森山君提出の動議に賛成の諸君の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(山崎正昭君) 多数と認めます。よって、森山君提出の動議は可決されました。 暫時休憩いたします。 午後二時五十五分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕