P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ ☆
第153回国会参議院2001/12/06

国土交通委員会 第8号

発言数
11 件
登壇者
2 名
会派数
1
開催日
2001/12/06

会議録

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) ただいまから国土交通委員会を開会いたします。  特定有害物質による建築物の居室内の空気汚染の防止等に関する法律案を議題といたします。  発議者櫻井充君から趣旨説明を聴取いたします。櫻井充君。

櫻井充民主党・新緑風会

○委員以外の議員(櫻井充君) ただいま議題となりました特定有害物質による建築物の居室内の空気汚染の防止等に関する法律案につきまして、民主党・新緑風会を代表して、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、我が国では、建築物の内装、建材などから放散される有害化学物質で、建築物の居室内の空気が汚染されるために、健康被害を訴える人がふえています。頭痛、ぜんそく、目まい、倦怠感などの症状を呈し、ひどくなると、仕事を続けられなくなる、不登校になるなど、日常生活を送れなくなります。このような健康被害は、一度かかってしまうと有効な治療法、治療施設がなく、清浄な空気の土地で自然治癒を待つしかありません。現在、病気として認められていないために、健康保険が適用できず、周囲の人から理解されることなく、孤独で苦しい生活を送っている方もいらっしゃいます。このような健康被害者は年々増加しており、全国に数百万人もいると言われています。  昨年から本年にかけて国土交通省が行った調査によれば、住宅の二七%で有害化学物質のホルムアルデヒドが基準値を上回っていたことが判明し、このために健康被害者をふやし続けていることが明らかになっております。有害化学物質対策を講じることにより、有害化学物質による健康被害を持つ人の発生を防ぐことができ、ひいては医療費の削減などにもつながると考えております。これを実行させるためには、やはり法律の果たす役割は非常に大きく、このことが自主的な取り組みにつながり、有害化学物質をこの社会から削減させていくという方向に進んでいくと思われます。  現在、有害化学物質による健康被害のメカニズムは医学的にはほとんど解明されておりませんが、居室内の空気中に含まれる有害化学物質の濃度が高いほど症状が起きやすくなることが指摘されております。  この法律案は、新築や居室の改装を行う際に必要な規制をかけることによって、このような健康被害の発生を入り口から防止し、もって国民の健康の保護を図ろうとするものであります。  次に、この法律案の概要について申し上げます。  第一に、建築材料から建築物の居室内に放散される特定有害物質、すなわちホルムアルデヒド、トルエン、キシレンその他の建築物の建築等に際し使用される建築材料に含まれる化学物質であって、建築物の居室内に放散されることにより人の健康に係る被害を生ずるおそれがあるものについて、政令で規制基準を定めることとしております。  第二に、建築主及び工事施工者は、建築物の建築等をする場合においては、当該建築物の居室内に建築材料から放散される特定有害物質の濃度を規制基準に適合するものとしなければならないこととしております。  第三に、建築主は、建築物の建築等に係る工事が完了したときは、都道府県知事等に対し検査を申請しなければならないこととしております。  第四に、都道府県知事等は、第二に違反して居室内に放散される特定有害物質の濃度が規制基準に適合しない建築物の建築等が行われたと認めるときは、建築物またはその居室の修繕または模様がえその他必要な措置をとるべきことを勧告することができ、勧告に従わないときは命令をすることができることとしております。  なお、この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行することとしております。  以上が、この法律案の提案理由及びその内容の概要であります。  現在、有害化学物質によって被害を受けている方たちは行き場を失っています。一刻も早く被害の拡大を防ぐためには、この法律の制定が喫緊の課題と言えます。  委員各位におかれましては、どうかこれらのことについて十分に御理解を賜り、慎重に御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。  以上です。

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。     ─────────────

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) これより請願の審査を行います。  第四八八号長良川河口堰に対する環境アセスメントの実施等に関する請願外十五件を議題といたします。  本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の付託請願一覧表のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協議の結果、保留とすることといたしました。  以上のとおり決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 御異議ないと認めます。  理事会におきましては、それぞれ御意見がございましたが、従来の慣行に従いまして、全会一致でなければ採択はしないと、こういうことでありますので保留といたしました。  なお、その中で協議いたしましたことは、重要案件も含まれておりますので、次期通常国会の中で一般質疑等で質疑を高めていただきたいと、こういうことでございました。  よって、さよう決定をいたしました。     ─────────────

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  国土の整備、交通政策の推進等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りをいたします。  長野県及び新潟県における国土の整備、交通政策の推進等に関する実情調査のため、明年一月十六日及び十七日の二日間、長野県及び新潟県に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員の人選等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

北澤俊美民主党・新緑風会

○委員長(北澤俊美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  これにつきましては御決定をいただきましたので、案内書を早速各委員の皆さんの方へお配りをいたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時九分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗