環境委員会 第1号
- 発言数
- 10 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 2001/10/18
会議録
○委員長(堀利和君) ただいまから環境委員会を開会いたします。 議事に先立ち、一言ごあいさつを申し上げます。 去る九月二十七日の本会議におきまして、環境委員長に就任いたしました堀利和でございます。 公正かつ円満な委員会運営に努めることはもちろんですけれども、私自身視覚障害者ゆえに多々不手際もあろうかと思います。なお、理事会におきまして、既に私のために特段の御配慮の御確認をさせていただきましたので、委員の皆様方にはぜひともその点に御理解をいただきたいと思います。 以上の私の気持ちを述べつつ、今後精いっぱい力を尽くしてまいりたいと思いますので、委員の皆様方の御指導、御協力を賜りますよう心からお願い申し上げたいと思います。 よろしくお願いいたします。(拍手) ─────────────
○委員長(堀利和君) 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、片山虎之助君、沓掛哲男君、橋本聖子さん、松山政司君、森元恒雄君、吉田博美君、今泉昭君、藤井俊男君及び岡崎トミ子さんが委員を辞任され、その補欠として大野つや子さん、佐藤昭郎君、愛知治郎君、小泉顕雄君、山東昭子さん、段本幸男君、江本孟紀君、小宮山洋子さん及び谷博之君がそれぞれ選任されました。 ─────────────
○委員長(堀利和君) 理事の選任を行います。 去る八月八日の本委員会におきまして、二名の理事につきましては、後日、委員長が指名することとなっておりましたので、本日、理事に大野つや子さん及び佐藤昭郎君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(堀利和君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(堀利和君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に江本孟紀君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(堀利和君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。 本委員会は、今期国会におきましても、環境及び公害問題に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(堀利和君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 ─────────────
○委員長(堀利和君) 川口環境大臣から発言を求められておりますので、これを許します。川口環境大臣。
○国務大臣(川口順子君) 第百五十三回国会における参議院環境委員会の御審議に先立ちまして、環境行政に対する私の所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。 我々人類は、二十世紀において、快適さを追い求め、多くの資源を消費し、自然に手を加え、物質的に豊かな生活を手に入れてきました。しかし、その一方で、みずからを取り巻く環境に負荷を与え続けることによってみずからを窮地に追い込み、また、将来の子孫にもさまざまな負の遺産を残してきたという一面があります。 二十一世紀は環境の世紀と呼ばれております。現在を生きる我々人類は、その英知を結集して、将来を生きる子孫のために恵み豊かな地球環境を引き継ぐ責務があります。 まず、将来にわたって地球規模で多大な影響を及ぼすおそれのある地球温暖化への対応は、目下の最大の課題であります。 七月のCOP6再開会合では、京都議定書のいわゆる中核的要素に関する基本的合意が得られたことから、京都議定書の二〇〇二年発効に向けた国際的機運が高まっております。そして、今月末からモロッコのマラケシュでCOP7が開催され、京都議定書を実施するための細目を決める作業も含めて、最終合意を目指した交渉が行われます。 我が国としては、京都議定書の二〇〇二年までの発効を目指し、COP7における最終合意に向けて、引き続き全力を尽くしてまいります。その際、すべての国が一つのルールのもとで行動することの重要性にかんがみ、世界最大の温室効果ガス排出国である米国も取り込んでいくことがこの問題を長い目で見たときに適切であり、私も、九月上旬に訪米するなど、積極的に米国の参加を促しているところです。 また、同時に我が国自身も二〇〇二年までに京都議定書を締結できるよう、締結に必要な国内制度の構築に総力を挙げて取り組んでまいります。 さらに、オゾン層を破壊するとともに温室効果を有するフロン類につきましても、さきの国会で議員立法により制定されたフロン回収破壊法の適切な施行に向けて準備を進めております。 次に、足元の国内問題に目を向けますと、大量の廃棄物の発生、最終処分場等の残余容量の逼迫、不法投棄の増加など、身近な廃棄物の問題への取り組みが喫緊の課題となっております。 これらの課題を解決するためには、これまでの社会構造を改め、循環型社会を構築することが必要であります。 そのための第一歩として、家電リサイクル法を初めとする廃棄物・リサイクル関連法が順次施行されております。これらが真に循環型社会の構築への足がかりとなるよう、円滑な施行のために最大限努力をしております。 年間約五百万台が発生している使用済み自動車についても、持続的なリサイクルの仕組みを構築するための検討を行っております。 PCB廃棄物の処理については、さきの国会で成立いたしました法律に基づき、拠点処理施設の立地などにより、早期に処理が進むよう取り組みます。 国民の安全と安心の確保も環境行政に求められている重大な課題であります。 大都市を中心とした自動車排出ガスに起因する大気汚染問題を解決するため、さきの国会で改正されました自動車NOx・PM法に基づき、対策地域、車種規制の基準等を定める政省令の制定を初め、来年度の本格施行に向けて準備を進めております。 また、政府の一般公用車約七千台を低公害車に切りかえることとあわせて、自動車による環境負荷の低減を加速化するため、関係省と連携し、低公害車開発普及アクションプランの具体化に努めてまいります。 さらに、近年、有害物質による土壌汚染事例の判明件数の増加が著しく、土壌汚染による健康影響等が懸念され、対策の確立への社会的要請が強まっております。国民の安全と安心の確保が十分に図られるよう、現在、制度化を念頭に置いた検討を行っています。 ダイオキシン類の削減対策については、来年度までにダイオキシン類総排出量を平成九年度比で九割削減するというダイオキシン対策関係閣僚会議において定めた目標を達成しなければなりません。来年十二月からは、ダイオキシン類対策特別措置法に基づき、廃棄物焼却施設等の排出基準が強化されます。これに対応するため、焼却施設の整備や改造に対する支援を積極的に行うとともに、その適正な解体処理に必要な自治体への支援を行ってまいります。 自然と共生する社会の実現も重要な課題の一つであります。 我々は、これまでにさまざまな自然の改変を進め、多くの野生生物を絶滅の危機に追い込み、生態系の微妙なバランスを崩してきました。このままでは、いずれ人類生存の基盤をも揺るがしかねません。 このため、平成十三年度中を目途に、新生物多様性国家戦略の策定作業を進めているところであります。新国家戦略の策定とあわせて、生態系保全の観点から、自然公園に係る制度を見直すとともに、失われた生態系の回復という観点から、都市における干潟や森の再生、河川の蛇行化による湿原の再生などの自然再生事業を推進してまいります。 他にも、我々が取り組むべき課題は、環境ホルモン、残留性有機汚染物質などの化学物質問題を初め、酸性雨問題、公害健康被害の補償と予防、環境研究、環境技術の推進などに至るまで山積しております。 このように山積する課題に対応していくためには、事務効率の向上のための見直しもさることながら、組織体制の充実も不可欠であります。 環境省は、十月一日、全国の各地方ブロックごとに計九カ所の地方環境対策調査官事務所を開設いたしました。これにより、環境省の目と心を持った分身が各地方に鋭敏なアンテナを持ち、地域における環境に関する情報や国民の要請を迅速かつ的確に把握することができるようになります。より広がりを持った視点で幾多の課題に積極的に取り組むことを通じて、環境省は政府全体の先頭に立って環境政策をリードし、市民、企業、自治体、さらには諸外国とのパートナーシップのもと、地球と共生する環の国日本の創造に取り組んでまいります。 本委員会及び委員各位におかれましても、環境行政の一層の推進のため、今後とも御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(堀利和君) この際、委員長から委員の皆様方にお願いを申し上げたいと思います。 本委員会におきましては、従来より委員会室及び理事会室における禁煙を実施してまいりましたが、各会派の合意に基づきまして、引き続き委員会室及び理事会室における喫煙を御遠慮願いたいと存じますので、ぜひとも御協力をお願い申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十四分散会