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151回国会参議院2001/06/29

本会議 第36号

発言数
41
登壇者
10
会派数
4
開催日
2001/06/29

会議録

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより会議を開きます。  日程第一 特定機器に係る適合性評価の欧州共同体との相互承認の実施に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。総務委員長溝手顕正君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕     ─────────────    〔溝手顕正君登壇、拍手〕

溝手顕正自由民主党・保守党

○溝手顕正君 ただいま議題となりました法律案につきまして、総務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、今国会で承認された相互承認に関する日本国と欧州共同体との間の協定の実施に必要な国内法の整備を講ずるために提出されたものであります。  その内容は、同協定の適確な実施を確保するため、通信端末機器、無線機器及び電気製品に係る国外適合性評価事業に関する認定等に必要な事項を定めるほか、電気通信事業法、電波法及び電気用品安全法の特例を定める等の措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、相互承認に伴う安全性の確保の必要性と事故発生時における責任の所在、国内製造業者への影響とその対策等について質疑が行われました。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより採決をいたします。  本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百二十一     賛成           二百二十一     反対               〇    よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 日程第二 林業基本法の一部を改正する法律案  日程第三 林業経営基盤の強化等の促進のための資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案  日程第四 森林法の一部を改正する法律案   (いずれも内閣提出、衆議院送付)  以上三案を一括して議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長太田豊秋君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕     ─────────────    〔太田豊秋君登壇、拍手〕

太田豊秋自由民主党・保守党

○太田豊秋君 ただいま議題となりました三案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  まず、林業基本法の一部を改正する法律案は、森林の有する多面的機能への国民の要請、林業活動の停滞その他の森林及び林業をめぐる諸情勢にかんがみ、森林及び林業に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、林業基本法を改正し、基本理念及びその実現を図るのに基本となる事項等を定めようとするものであります。  なお、衆議院において、森林の適正な整備及び保全を図るに当たっては、山村において林業生産活動が継続的に行われることが重要であることにかんがみ、定住の促進等による山村の振興が図られるよう配慮されなければならないこととする等の修正が行われております。  次に、林業経営基盤の強化等の促進のための資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案は、近年、林業生産活動が停滞し、森林整備水準の低下等が懸念されている状況にかんがみ、意欲を持って林業経営の改善に取り組む者に対する支援を強化し、これらの者に経営や施業を集約化することにより、適切な森林施業の確保を図るための措置を講じようとするものであります。  次に、森林法の一部を改正する法律案は、近年、森林の有する公益的機能の発揮に対する国民の要請が多様化、高度化する一方、管理が適正に行われていない森林が増加する等、森林・林業をめぐる情勢の変化に対応し、森林の有する公益的機能を重視し、かつ、地域の実情に即したきめ細かな森林整備を推進するための措置を講じようとするものであります。  委員会におきましては、三案を一括して議題とし、参考人を招致して、その意見を聴取するとともに、現行林業基本法が果たした役割とその評価、森林・林業基本計画と木材自給率向上のための施策、多面的機能の発揮のための森林整備と社会的コスト負担のあり方、林業再生のための条件、林産物の利用促進と国産材の需要拡大、山村地域での定住確保策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了したところ、林業基本法の一部を改正する法律案について、日本共産党を代表して笠井委員より修正案が提出されました。  まず、林業基本法の一部を改正する法律案について採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決され、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、林業経営基盤の強化等の促進のための資金の融通に関する暫定措置法の一部を改正する法律案及び森林法の一部を改正する法律案について順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより三案を一括して採決いたします。  三案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百二十四     賛成           二百二十四     反対               〇    よって、三案は全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 日程第五 個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。厚生労働委員長中島眞人君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕     ─────────────    〔中島眞人君登壇、拍手〕

中島眞人自由民主党・保守党

○中島眞人君 ただいま議題となりました法律案につきまして、厚生労働委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、企業組織の再編や人事労務管理の個別化が進む中で、解雇や労働条件の変更等をめぐり、労働者個人と事業主との間の紛争が増加していることから、これら個別労働関係紛争の迅速かつ適正な解決を図るため、都道府県労働局長による情報提供や助言・指導、紛争調整委員会による紛争解決のためのあっせん制度の創設等の措置を講じようとするものであります。  なお、衆議院におきまして、個別労働関係紛争の未然防止や解決促進に向けて地方公共団体が取り組むべき施策の一つとして、あっせんを明記するなどの修正が行われております。  委員会におきましては、個別労働関係紛争の現状、労働委員会を中心とする紛争解決システム構築の必要性、紛争予防のための法整備の必要性、紛争調整委員会の委員の任命基準、あっせん制度の実効性確保策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対し附帯決議が付されております。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより採決をいたします。  本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百二十六     賛成           二百二十六     反対               〇    よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 日程第六 土地収用法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長今泉昭君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕     ─────────────    〔今泉昭君登壇、拍手〕

今泉昭民主党・新緑風会

○今泉昭君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  本法律案は、土地収用法に基づく事業認定の透明性及び信頼性の向上を図るため、事業認定に関する処分を行うに際して、公聴会の開催、第三者機関からの意見の聴取及び事業認定の理由の公表を行うこととするとともに、収用手続の合理化等を図るため、収用委員会の審理における代表当事者制度の創設、土地調書及び物件調書の作成手続並びに補償金払い渡し方法の合理化等の措置を講じようとするものであります。  なお、本法律案は、衆議院において、事業認定を行う国土交通大臣または都道府県知事は、第三者機関の意見を尊重しなければならないものとする等の修正がなされております。  委員会におきましては、土地収用法改正の経緯とその理由、土地収用制度における公益の概念、事業計画の策定段階における住民参加と情報公開のあり方、第三者機関の中立性、公正性の確保方策、公聴会及び事前説明会の運営方法、今後の公共事業のあり方等について質疑を行うとともに、参考人から意見を聴取いたしましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して緒方理事より本法律案に反対する旨の意見が述べられました。  次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより採決をいたします。  本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数          二百二十     賛成            百八十三     反対             三十七    よって、本案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 日程第七 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案  日程第八 学校教育法の一部を改正する法律案  日程第九 社会教育法の一部を改正する法律案   (いずれも内閣提出、衆議院送付)  以上三案を一括して議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。文教科学委員長市川一朗君。     ─────────────    〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕     ─────────────    〔市川一朗君登壇、拍手〕

市川一朗自由民主党・保守党

○市川一朗君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、文教科学委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  これらの法律案につきましては、去る六月十五日、本会議において趣旨説明を聴取しておりますので、その内容につきましては簡略に述べることといたします。  まず、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案は、教育委員会の活性化を図るとともに、指導が不適切な教員について教員以外の職に転職させることができることとし、あわせて、公立高等学校の通学区域に係る規定を削除しようとするものであります。  次に、学校教育法の一部を改正する法律案は、小学校等におけるボランティア活動など社会奉仕体験活動等の体験活動を促進するほか、大学における飛び入学の促進を図るとともに、出席停止制度の改善を行おうとするものであります。  次に、社会教育法の一部を改正する法律案は、家庭教育に関する講座の開設及び青少年に対する体験活動の機会の提供を教育委員会の事務として規定しようとするものであります。  委員会におきましては、三法律案を一括して議題とし、政府の趣旨説明及び衆議院における修正部分の説明を聴取した後、参考人から意見を聴取するとともに、教育改革国民会議提言の受けとめ方、指導不適切教員の認定基準、公立高等学校の通学区域に係る規定の削除が及ぼす影響、体験活動を実施するための支援策、出席停止の運用方針、飛び入学制度の乱用への歯どめ策、学校教育と家庭教育の関係等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。  質疑の終局を決定した後、三法律案について討論に入りましたところ、日本共産党を代表して畑野委員より反対、民主党・新緑風会を代表して内藤理事より賛成の意見が述べられました。  討論を終わり、順次採決の結果、三法律案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、三法律案に対し、それぞれ附帯決議が付されております。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 三案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。畑野君枝君。    〔畑野君枝君登壇、拍手〕

畑野君枝日本共産党

○畑野君枝君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法の一部を改正する法律案等、三法案に反対の討論を行います。  子供と教育をめぐる極めて深刻な状況を打開するために今求められているのは、国連子どもの権利委員会からの勧告に基づき、日本の過度に競争的な教育制度を是正し、一人一人の子供の成長と発達を中心に置いた教育へと改革を図ることであります。  ところが、三法案は、子供、父母、教職員、国民の願いに逆行し、ますます競争教育を激しいものにし、管理と統制を強化するものだと言わなければなりません。  しかも、重要法案は最低二十日間の審議を行うとの本院での原則をないがしろにし、会期末に審議を十分に尽くさないまま、我が党の反対を押し切って強行に採決に付されることに対し、私は強く抗議するものであります。  反対する第一の理由は、高校の通学区域の規定を廃止し全県一学区を可能とするとともに、大学への飛び入学をこれまでの物理、数学から全分野に拡大するからであります。これまで以上に競争教育とふるい分けの教育を激しいものにしようとするものではありませんか。  高校教育への影響の検証や各界からの意見聴取などを全く行わないまま子供たちに押しつけることは、余りにも無謀と言わなければなりません。参考人の中からもこれらに対して危惧の念が表明されました。  第二は、ボランティア活動など社会奉仕体験活動を法定化することにより強制することにつながるからです。ボランティアと奉仕という概念の違うものを一体化することに懸念の声が寄せられています。ボランティア活動を学校教育で評価することも明らかになりました。これでは自主的、自発的になされるボランティア活動をゆがめる結果になるではありませんか。  第三は、指導が不適切の判断のもとに教職員を免職、転職させることは、力量向上につながらないばかりか、教職員をますます萎縮させ、教育現場から自由で伸び伸びとした教育活動を奪うものです。今日に至るも、指導が不適切な教員の定義すらも出されず、肝心の研修の内容も明らかとなりませんでした。これでは、指導が不適切の名のもとに恣意的な転職強要や人権侵害、プライバシーの侵害が横行し、教育現場に無用な混乱を引き起こしかねません。  第四は、排除の論理に基づく、問題を起こす子供の出席停止要件の法定化です。  憲法に保障された教育を受ける権利を一時停止するわけですから、慎重の上にも慎重に行わなければなりません。ところが、子供の出席停止期間や子供、父母の異議、不服提出に関する手続が欠如しています。しかも、子供の意見聴取も法定化されていません。まさに我が国が批准した国連の子どもの権利条約が全く無視された法案であることも浮き彫りになりました。  これらの法案は、審議をすればするほど問題点が明らかになり、矛盾が深まりました。私的諮問機関にすぎない教育改革国民会議の報告を慌てて法案化したために、法案の体すらなしていない欠陥法案であることが浮き彫りになったわけであります。これらの法案は、日本の教育と子供たちに決して押しつけてはならない悪法であります。  二十一世紀を担う子供たちのためにも、また、教育基本法の精神に基づく我が国の豊かな教育のためにも、この法案は廃案以外に道はありません。今からでも遅くはありません。子供と教育のことを思うのであれば、三法案を廃案にすべきだということを強く主張して、反対討論とします。(拍手)

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 本岡昭次君。    〔本岡昭次君登壇、拍手〕

本岡昭次民主党・新緑風会

○本岡昭次君 ただいま議題となりました教育三法案について、民主党・新緑風会を代表して賛成の立場で討論を行います。野党の私が賛成討論を行うことについては、大変複雑な思いがいたします。  さて、今、学校現場は、学級崩壊、不登校、いじめ、学力低下など深刻な問題を抱え、苦悩しております。  その原因は、社会が急激に変化し、家庭や地域、社会そのものが教育力を失ったこと、旧文部省による中央集権的、画一的な教育行政と四十人学級を初めとする不十分な教育諸条件のもとで、学校現場の創造性、自主性が失われたことが挙げられます。  学びの場の空洞化は深刻であり、現行の教育制度や教育行政では対処できないところまで来ております。これは、挙げて今日までの自民党政治の責任でもあります。  民主党は、子供たちが人間として自立し、他者と共生できる知恵を養い、感受性や創造性豊かな人材として育つ学びの場として学校を再生することを訴えています。そのために、保護者と教職員が地域において協力し、その創意を生かして学校現場を自主的に運用、改善できるよう、教育委員会制度の改革が必要です。  当面している緊急課題である不登校、いじめ、学級崩壊などの問題解決のためには、三十人以下の少人数学級や大幅な教職員定数増を実現しなければなりません。  高等教育は二十一世紀にふさわしい国際的な競争力のある教育、研究を行い、意欲を持つ人がだれでもいつでも学べる機会を提供する大学の改革が求められております。  しかし、昨年、総理の私的諮問機関として教育改革国民会議が発足し、時代の変化に逆行する国家至上主義的、全体主義的な教育改革を昨年十二月に最終報告として打ち出しました。その中で、教育基本法の見直しの必要性を説いていますが、教育が直面する諸問題は教育基本法の改正で解決するものではありません。逆に、教育基本法の理念が現実に生かされてこなかったことが今日の教育の危機を招いたと民主党は認識しております。  今回の教育三法案は、この教育改革国民会議の最終報告を受けて提案された、問題点の多い、私から言わしめれば教育改革に値しない法案であります。  民主党は、みずからの教育改革方針に基づいてこの教育三法案を修正し、問題点を解明して、教育現場の混乱を防ぎ、保護者と教職員が協力して学校を学びの場として再生することを可能にするために、法案審議に全力を尽くしました。  参議院の審議で明確になったことは、この教育三法案のいずれもが政策評価法の対象となり、事前評価も含め、その結果によって再検討、再吟味があり得ることであります。文部科学省は、この法律による評価をきちんと行い、国民に説明すべき責任を負ったことを改めて指摘しておかねばなりません。  ここで、各法案の内容に関して若干触れておきます。  地教行法では、教育委員会の活性化として東京中野区の教育委員区民推薦制に評価がなされ、高校通学区の削除については、学区の拡大や全県一学区を意図するものでないことが明らかになりました。  指導不適切教員の措置は、恣意的な運用ができないように要件と手続を確定し、免職と転職は一体不可分のものであり、免職だけはあり得ないことの確認とともに、長期休業制度確立の検討やメンタルヘルスケアの充実を含め、教職員の勤務条件の改善こそが重要であることが合意されました。  学校教育法では、児童生徒の出席停止措置は慎重な手続を踏み、停止期間をごく短期間とし、子供の弁明の意見聴取や教育的な支援措置など、本人の人権に十分に配慮して行うこと、ボランティア等の体験活動の実施に当たっては、諸条件の整備、支援措置を講じることが確認されました。  また、飛び入学は、実施に向けて全国的な協議の場を設置し、必要な指針等の策定を行い、高等学校と大学の連携、協議を推進していくことになりました。  このように、参議院においては、衆議院による民主党の修正、つまり、飛び入学と社会奉仕体験に加え、法案審議を通してきめ細かい附帯決議をつけ、大臣との確認答弁によってこの法案の問題点を除去できることを確信いたしました。さらに、残された改革についても、その方向と施策を明らかにすることができたことによって賛成といたしました。  さて、小泉総理の米百俵の精神は、いまだかけ声だけで、教育改革は姿も形も見せておりません。  民主党は、地方分権を徹底して、社会の基盤を再構築し、教職員の働きがいと子供を思う保護者が自分の生活を基盤に協力し合って、各地域、学校が特色を生かした教育を行い、どの子にも人生のチャンスを広げる教育を確立する教育改革に全力を傾注する決意を表明して、賛成の討論を終わります。(拍手)

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これにて討論は終局いたしました。     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これより三案を一括して採決いたします。  三案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。    〔投票開始〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。    〔投票終了〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数         二百二十五     賛成            百八十二     反対             四十三    よって、三案は可決されました。(拍手)     ─────────────    〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 環境委員長外四委員長から報告書が提出されました日程第一〇ないし第二一の請願を一括して議題といたします。     ─────────────     ─────────────    〔審査報告書は本号末尾に掲載〕     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 御異議ないと認めます。  よって、これらの請願は各委員会決定のとおり採択することに決しました。      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) この際、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件についてお諮りいたします。     ─────────────     ─────────────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 本件は各委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 御異議ないと認めます。  よって、本件は各委員長要求のとおり決しました。      ─────・─────

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 議事を終了するに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  去る一月三十一日に召集された今期国会は、本日の議事をもって百五十日間の会期を終了いたします。この間、議員各位におかれましては、国民生活に深いかかわりのある幾多の重要問題の審議に精力的にお取り組みいただきました。  ここに、議員各位の御熱意と御尽力に対しまして、衷心より敬意を表するとともに、厚く御礼を申し上げる次第であります。  さて、本年は本院議員の改選期に当たり、皆様のうち半数の方々は来る七月二十二日をもって任期を満了されるわけでありますが、皆様が多年にわたり参議院議員としての重責を遺憾なく果たされ、数々の御功績を残されましたことに対し、深甚なる敬意を表するものであります。  とりわけ、今回の改選を機に勇退される皆様には、長年にわたり御指導をいただき、まことに惜別の情やみがたく、お名残尽きないものがあります。どうぞ、くれぐれも御自愛の上、今後とも我が国議会制民主主義の発展のため御支援を賜りますようお願いを申し上げます。  また、来るべき選挙に重ねて立候補されます皆様におかれましては、御健闘の上めでたく御当選を果たされ、この議場において再びまみえることができますよう、心からお祈りを申し上げる次第であります。  この際、特に菅野副議長に対して、御礼を申し上げたいと存じます。  菅野副議長におかれましては、平成十年七月、副議長に当選され、その高い御見識と円満なる人柄をもって、本院の公正な運営と権威高揚のため献身的な御尽力をいただきました。ここに、深甚なる感謝の意を表するとともに、今後ともますます御自愛、御健勝の上、一層御活躍をされますようお祈りを申し上げる次第でございます。  さて、内外の情勢ますます多端な折、本院が本来の役割を遺憾なく発揮し、存在意義を高めていくためには、さらなる努力が求められております。皆様方の変わらぬ御熱意と御尽力により、本院がより一層国民の期待にこたえられますよう心から念願をいたしまして、私のごあいさつとさせていただきます。  ありがとうございました。    〔拍手〕  副議長菅野久光君から発言を求められております。発言を許します。菅野久光君。    〔菅野久光君登壇、拍手〕

菅野久光各派に属しない議員副議長

○菅野久光君 副議長を退任するに当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。  ただいまは井上議長より御真情あふれるお言葉をいただきまして、心より感謝の意を表する次第でございます。  私が平成十年七月三十日から副議長の大任を仰せつかりましたこの三年間は、私の十八年間の議員生活が凝縮されているように映り、参議院改革を初めとする多くの諸課題に直面し、議論を重ね、対応してまいりました。  この間、斎藤、井上両議長より御懇篤なる御指導と皆様の心温まる御支援によってどうにかその重責を果たさせていただき、本日を迎えることとなりました。何分にも非才の身、議長の補佐役として御期待に沿えなかった面が多々あったのではないかと内心じくじたるものがあります。  しかし、在任中、議会史に一ページを刻んだ昨年十一月の議会開設百十年記念式典、また、二十一世紀の我が国を担う子供たちが夢と希望を語り、「私たちにできること、大人に望むこと」を視点に宣言が採択された二〇〇〇年子ども国会での子ども議員との交流等々、貴重な経験をさせていただきましたことは終生忘れ得ぬ思い出となります。  私は、今期をもって本院を卒業いたします。顧みれば、三期十八年、そのときそのとき自分に与えられた任務を果たすためにひたすら走り続けた十八年でありました。  私のライフワークでもあります教育条件の整備充実、農林水産業の振興と発展、労働福祉の向上、環境保全、決算審査の充実等の諸課題に取り組むとともに、数多くの先輩、同僚との出会い、よき友人に恵まれ、幸せこの上ない思いの日々でありましたが、非力なために幾つかの悔いも残すこととなりました。今後とも変わらぬ御指導と御鞭撻のほど、切にお願い申し上げる次第でございます。  終わりに、二院制における本院の存在と権威を高めるため、さらなる改革を推進して、国民に期待される参議院でありますよう切に望むとともに、皆様の御健勝と御活躍を衷心より祈念いたしまして、退任のごあいさつとさせていただきます。  本当にありがとうございました。    〔拍手〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) 鎌田要人君から発言を求められております。発言を許します。鎌田要人君。    〔鎌田要人君登壇、拍手〕

鎌田要人自由民主党・保守党

○鎌田要人君 甚だ僣越でございますが、慣例により、年長のゆえをもちまして、今般、任期を満了する議員を代表し、一言御礼のごあいさつを申し述べさせていただきます。  ただいまは議長並びに副議長から御丁寧なごあいさつをいただき、まことにありがとうございました。  私どもは、今日まで、参議院議員として国政審議に参画し、その使命達成のため微力ながら誠心誠意努めてまいりました。この間、議長、副議長を初め、同僚議員各位から賜りました御厚情と御支援に対しまして、ここに改めて謹んで厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。(拍手)  新たなる世紀を迎え、我が国を取り巻く内外の諸情勢はいよいよ多事多端でございます。第十九回通常選挙を迎えるに当たり、任期満了後、重ねて選挙に臨まれる皆様には、そろって御当選を果たされ、引き続き在職されます皆様とともに、本院の使命達成と我が国政の発展のためにさらに御尽力くださいますよう、切にお願い申し上げます。  私どものうち、幾人かは今国会をもちまして議席を離れることと相なりますが、これからも国民の一人といたしまして、それぞれの立場におきまして、国家社会のためさらに精励する所存でございますので、変わらぬ御厚情と御指導のほどをよろしくお願い申し上げます。  まことに簡単ではございますが、これをもちまして御礼のごあいさつといたします。  まことにありがとうございました。    〔拍手〕

井上裕各派に属しない議員議長

○議長(井上裕君) これにて休憩いたします。    午前十時四十八分休憩    〔休憩後開議に至らなかった〕      ─────・─────

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