文教科学委員会 第8号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 2001/05/17
会議録
○委員長(市川一朗君) ただいまから文教科学委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨日までに、石田美栄君、千葉景子君、山下栄一君及び山本正和君が委員を辞任され、その補欠として木俣佳丈君、小林元君、荒木清寛君及び日下部禧代子君が選任されました。 ─────────────
○委員長(市川一朗君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(市川一朗君) 御異議ないと認めます。 それでは、理事に荒木清寛君を指名いたします。 ─────────────
○委員長(市川一朗君) 教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関する調査を議題とし、文教科学行政の諸施策について遠山文部科学大臣から所信を聴取いたします。遠山文部科学大臣。
○国務大臣(遠山敦子君) このたび文部科学大臣を拝命いたしました遠山敦子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 委員長を初め委員の皆様方には日ごろから文部科学行政につきまして大変御支援をいただいておりますが、今後ともどうぞ御指導及び御鞭撻をお願いしたいと存じます。 第百五十一回国会におきまして各般の課題を御審議いただくに当たり、私の所信を申し上げます。 二十一世紀は、経済社会が急激に変化し、科学技術が急速に進展し、人類が数多くの諸課題に直面する激動の時代になることが予想されます。その中で我が国が活力ある国家として発展し、子供たちが夢と希望を抱くことのできる明るい未来を切り開いていくためには、学校教育を初めとし、科学技術、学術、文化、スポーツなど各分野にわたって必要な改革を断行することが極めて重要であります。 このような認識のもと、以下に申し述べます事項についての施策を総合的に展開してまいります。 まず、国民の学校教育への信頼を取り戻し、学校がよくなる、教育が変わることを目指して、国民が待望する教育改革をより一層強力に実行してまいる決意です。その大きな道筋は既に教育改革国民会議の最終報告等を踏まえて町村前大臣のもとで取りまとめられた二十一世紀教育新生プランに示されており、私としましても、みずから先頭に立ってその実施に取り組む所存であります。 改革の重要な柱の一つは、子供たちに基礎、基本を確実に身につけさせ、みずから学び、みずから考え、よりよく問題を解決する力など、生きる力を育成するために学校教育を改革することです。また、教えるプロとしての教師を育成します。次代のリーダー養成のため、世界水準の大学づくりを目指し、大学改革を推進します。さらには、生涯学習を振興し、家庭や地域の教育力の向上を図ってまいりたいと考えております。 今国会に提出しました教育改革関連法案の六法案のうち、予算関連の二法案が成立し、基本的教科における二十人授業や習熟度別指導などのきめ細かな指導を推進する新しい教職員定数改善計画がスタートしました。 残る四本の教育改革関連法案には、社会奉仕体験活動や自然体験活動等の充実、出席停止制度の改善、大学、大学院への飛び入学の促進、家庭教育の向上、保護者の参加等による教育委員会の活性化、児童生徒への指導が不適切な教員の他の職種への異動など、教育改革を実現するために不可欠な重要な課題が盛り込まれており、その速やかな成立を心より期待いたしております。 また、学力をより一層伸ばすための教師の指導の充実や、全国的な学力調査の実施、情報教育や外国語教育、道徳教育の充実、子供たちの問題行動等への適切な対応、幼児教育の振興などを図ります。 なお、中学校歴史教科書の検定の問題については、近隣諸国条項を含む検定基準等に基づき検定が行われたところであり、今後とも教科書検定制度にのっとり適切に対応してまいります。 大学改革については、競争的環境の中での大学の教育研究機能の強化、プロフェッショナルスクールの整備などを図ります。また、私学助成の充実にも力を入れてまいります。 青少年の奉仕活動や体験活動の推進方策、教員免許制度、高等教育改革等については、中央教育審議会でより一層精力的な検討を進めます。教育基本法の見直しや教育振興基本計画の策定については、教育改革国民会議の最終報告を踏まえ、省内で検討を行った上で、中央教育審議会等で幅広く国民的な議論を深める考えです。 次に、科学技術及び学術についてですが、新しい科学技術基本計画では今後五年間で二十四兆円の政府研究開発投資が必要としており、文部科学省としては、科学技術創造立国を目指し、政府における研究開発の主体を担う立場から、科学技術と学術の調和と融合を図りつつ、創造性に富んだ世界最高水準の成果を生み出すための研究開発を総合的に推進します。 ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料の四分野に重点を置きつつ、社会的、経済的ニーズに対応した研究開発や独創的な基礎研究を推進するとともに、競争的資金の拡充、産学官連携の強化、大学などの研究施設の重点的整備など、科学技術システムの改革に努めます。宇宙については、HⅡAロケットや国際宇宙ステーションの開発を着実に進め、原子力については、大型加速器、核融合等の先端的な研究開発や「もんじゅ」による高速増殖炉サイクル技術の研究開発などを地元住民を初めとする国民の皆様の理解と協力を得つつ着実に推進します。また、一昨年の臨界事故による教訓を十分に踏まえ、所管の施設に係る安全確保と防災対策に万全を期してまいります。さらに、クローン人間など生命倫理の問題を初め、科学技術の発展が社会に与える影響について適切に対応します。 文化については、新しい世紀に人々が真に心豊かな質の高い生活を送り、創造性に富んだ活力ある社会を構築していくため極めて重要であり、今後、文化を大切にする社会を実現するため、芸術文化の振興、文化財の保存、活用など、文化振興のための諸施策を推進します。 スポーツについては、生涯スポーツの振興、競技力の向上、二〇〇二年ワールドカップサッカー大会の開催やオリンピックの大阪招致の成功を目指してまいります。 そのほか、各分野における国際交流・協力及び国際貢献の積極的推進、青少年の健全育成、読書活動の振興、男女共同参画社会の形成、人権教育や環境教育、規制改革、地方分権等の行政改革など各般の諸課題に取り組みます。 以上、私の所信を述べさせていただきました。 小泉内閣は聖域なき構造改革に取り組む改革断行内閣であり、私もその一員として文部科学行政全般にわたり積極的かつ大胆な改革を速やかに進めていく決意ですので、委員長を初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。
○委員長(市川一朗君) 以上で所信の聴取は終わりました。 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。 ─────────────
○委員長(市川一朗君) この際、青山文部科学副大臣、岸田文部科学副大臣、水島文部科学大臣政務官及び池坊文部科学大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。青山文部科学副大臣。
○副大臣(青山丘君) このたび文部科学副大臣を拝命いたしました青山丘であります。 私は、かねてから、命を与えられたありがたさ、命のとうとさを教える教育、これが非常に重要だと考えてきました。もとより、心豊かな青少年の育成あるいは科学技術創造立国、これの実現に向けてしっかり取り組んでいきたいと思います。 とりわけ、今、大臣が所信表明をされましたように、大臣をしっかり補佐させていただいて、文部科学行政の大きな成果を上げられますように努力をさせていただきたいと思います。委員長初め委員各位の皆様方の御協力、御指導を心からお願い申し上げます。
○委員長(市川一朗君) 岸田文部科学副大臣。
○副大臣(岸田文雄君) このたび文部科学副大臣を拝命いたしました岸田文雄でございます。 我々、激動の時代になるであろうと言われている二十一世紀を迎えたわけでありますが、こうした時代に当たりまして、人材の育成ですとかあるいは知的資産の創出は我が国の存立基盤にかかわる重要な課題だと考えております。 副大臣拝命によって、大臣の命を受けまして、教育ですとかあるいはスポーツ、こうした重要な行政の政策あるいは企画をつかさどることになりましたが、大臣をよく補佐しまして、国の最重要課題でもあります教育改革を初め、文部科学行政の推進のために誠心誠意努力する所存でございます。委員長を初め委員の先生方の格別の御指導、御鞭撻を心からお願い申し上げましてごあいさつとさせていただきます。 どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○委員長(市川一朗君) 水島文部科学大臣政務官。
○大臣政務官(水島裕君) 四カ月前にここでごあいさついたしましたので特につけ加えることはございませんけれども、こちらのスタッフとしては何と古手になってしまいましたけれども、大臣からも以前と同じような分野でしっかりやるようにと言われておりますので、ぜひよいチームワークで頑張っていきたいと思いますので、委員長を初め皆様方の相変わらずの御協力をぜひお願いいたします。 どうもありがとうございました。
○委員長(市川一朗君) 池坊文部科学大臣政務官。
○大臣政務官(池坊保子君) おはようございます。 再び大臣政務官のお役をいただくことになりました池坊保子でございます。 政治家になりましたときに、できたらというより、必ず教育問題をしたい、それも人間の基礎になる初等中等教育に力を尽くしてまいりたいと思ってまいりました。先を歩む人間は後に続く者への大いなる責任があるのではないかと思っております。 二十一世紀は共生の時代と言われております。教育もまた共生だと思います。よき友人、よき家庭、よき教師、よき地域社会、そのような環境整備をしていくにはどうしたらいいか。私たちは、二十一世紀の国づくりは、あるべき姿は人づくりだという共通認識がございますので、皆様方の英知をいただきながら誠実に真摯に審議を重ねてまいりたいと思っておりますので、お力をいただけますようお願いいたします。
○委員長(市川一朗君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十時十三分散会